動画マーケティングのポイント5つ|中小企業が何をどう伝えるか

「動画マーケティングを始めたいけれど、何を話せばいいのか分からない」というご相談をいただきます😌 僕は2008年から100社を超える企業のYouTubeを支援してきましたが、その前に運営していた結婚式の動画チャンネル『花嫁テレビ』で気が付いたことを集約すると、5つのポイントになりました。①ニーズを把握する、②独自の情報が価値、③誰からの情報か、④伝え方次第、⑤次の行動を1つだけ示す、の5つです。2015年ごろからセミナーでもお話ししているこの5つを、中小企業が明日の動画1本で使える形にまとめます🤗

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📌 30秒で要点

  • ①ニーズを把握する。たくさん見られるネタではなく、お客様が知りたいこと・お困りごと(仕事につながるニーズ)を話します。
  • ②独自の情報が価値。すごい情報でなくてかまいません。業界の当たり前は、業界の外の人には知らない情報です。あなたの考えも独自の情報です。
  • ③誰からの情報か。同じ話でも、人づてより本人から聞く方が信用されます。自社の商品なら、作った人・売っている人が話します。
  • ④良い情報でも伝え方次第。大げさにする必要はなく、お客様と話すように、普段どおりに伝えます。
  • ⑤次の行動を1つだけ示す。「コメント・登録・高評価」と3つお願いすると、1つもしてもらえないことが多いです。
酒井大輔 ユーチューブビジネスサポート代表

酒井 大輔(Sakai Daisuke)|中小企業の集客・採用をYouTubeとClaudeで解決するコンサルタント/ITコーディネータ

2008年からYouTubeで中小企業100社超の集客・採用を支援。いまはClaudeでSEO・LLMO対策と記事づくりを社内に残す伴走をしています。ITコーディネータ、著書2冊。ユーチューブビジネスサポート代表。
東京都中小企業振興公社 登録専門家(No.1738)・ITC中部 理事・ITCA公式研修講師
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結論、動画マーケティングのポイントは5つ

結論、中小企業の動画マーケティングで押さえるポイントは、①ニーズを把握する、②独自の情報が価値、③誰からの情報か、④良い情報でも伝え方次第、⑤次の行動を1つだけ示す、の5つです。撮影や編集の技術より先に、何をどう伝えるかを決めます。

花嫁テレビの運用でわかった5つのこと(1ニーズを把握する、2YouTubeは独自の情報が価値、3誰からの情報かもポイント、4良い情報でも伝え方次第、5次の行動を提示する)のスライド
花嫁テレビの運用でわかった5つのこと。セミナーで使っているスライドです
表1:動画マーケティングの5つのポイント(酒井の考え方を整理・2026年10月)
ポイント考えることやりがちな失敗
①ニーズを把握するお客様が知りたいこと・困っていること自社が話したいことだけを話す
②独自の情報が価値業界の当たり前と、自分の考え「うちには話すネタがない」と思い込む
③誰からの情報かその仕事をしている本人が話す人から聞いた話を、また聞きで話す
④伝え方次第お客様と話すように、普段どおりに早口で詰め込む・無理に大げさにする
⑤次の行動を1つ見終わった人に、次の1歩を1つだけお願いを3つも4つも並べる

この5つは、どれも「見る人の立場で考える」という1つの考え方から出ています。ここから1つずつ、僕が実際にお話ししている例と一緒に見ていきます😌

企業の動画に求められているのは、エンタメではなく情報

結論、企業のYouTubeを見る人が求めているのは、面白さ(エンタメ)より、自分の役に立つ情報です。だから5つのポイントは、どれも「情報をどう届けるか」の話になっています。

僕は以前、『花嫁テレビ』という結婚式の動画のチャンネルを運営していました。始めたころは「人の結婚式って面白いじゃん👍」と、エンタメのつもりで動画を出していたんです。

ところが続けるうちに、見ている人がどんな人なのかが分かってきました。ほとんどが、これから結婚式を挙げる人や、そのご家族でした。見たかったのは、人の結婚式の面白さではなく、自分たちの結婚式をより良くするための情報だったんです。

企業YouTubeとは、エンターテイメントではなく情報であることを示すスライド
企業YouTubeに求められているのは、エンターテイメントではなく情報
YouTubeにはエンタメのチャンネルもあります。でも、会社がやるチャンネルに求められているのは情報です。この気付きが、5つのポイントの出発点です。

花嫁テレビの話は、こちらの動画(約10分)でも詳しくお話ししています。

▶ クリックすると、この場で動画が再生されます(約10分)

ポイント①ニーズを把握する

結論、動画のネタは「たくさん見られそうなこと」ではなく、「お客様が知りたいこと・困っていること」から選びます。仕事につながるニーズを話すのがポイントです。

動画を出す側としては、たくさん見てほしいし、広まってほしいですよね🙄 でも、自分が興味のない動画は見ないですよね。自分がお客様の立場になって、「見たい」「見てみようかな」と思ってもらえる動画を出さないと、そもそも動画を出す意味がありません。

✕ 再生されるニーズ

流行りの話題、面白い企画など、たくさん見られそうなネタ。見られても、仕事にはつながりにくい。

○ 仕事につながるニーズ

お客様がよく聞いてくる質問、困りごと、選ぶ前に知りたいこと。見た人が、お客様になりやすい。

補足すると、把握するのは「いっぱい見られるニーズ」ではありません。お客様が知りたいこと、お困りごとです。お客様から毎日のように聞かれる質問は、そのまま動画のネタになります。社内からネタを集める方法は、別の記事にまとめています。

ポイント②独自の情報が価値

結論、独自の情報とは「すごい情報」のことではありません。自社の業界では当たり前の話も、業界の外の人には知らない情報です。そして、あなたがどう考えているかが、いちばんの独自の情報です。

「独自の情報」と言われると、すごい情報を出さないといけないと思われがちです。でも、皆さんそれぞれのお仕事の話、業種・業界の話が、そのまま独自の情報になります🤗

業界の当たり前は、外の人には知らない情報

たとえば、動画にも出てくれている「なべっち」の会社は建材屋さんで、フローリングを売っています。フローリングの話は、建材業界の人ならだいたい知っている話かもしれません。「こんな話のどこに価値が❓」と言う人もいます。

でも、業界の外の人は知りませんよね。そして、フローリングのことをYouTubeで知りたい人は、ちゃんといるんです。

考える目線は「一般のお客様が知りたい情報かどうか」。この目線で見ると、自分たちが毎日している仕事の話は、十分に独自の情報です。

あなたの考えも、独自の情報

同じテーマを話しても、話す人によって中身は変わります。テレビのワイドショーでも、コメンテーターさんによって意見が違いますよね。選挙の演説も同じで、同じテーマを話していても、聞きたいのは「その候補者がどう考えているか」です。

この記事の5つのポイントも、僕の経験を5つに絞った、酒井の独自の考えです。一般的に言われている話なら、わざわざ僕から聞く必要はありません。プロとして仕事をしているなら、あなたが思っていること・考えていることは、全部が独自の情報になります😌

ポイント③誰からの情報か

結論、同じ話でも、人づてに聞くより本人から聞く方が信用されます。自社の商品やサービスの話は、それを作っている人・売っている人が自分の言葉で話すのがいちばんです。

誰かが話していたことを「先日、こんな話をしている人がいました」と紹介するより、「僕はこう思っています」と話す方が、ずっと価値が高いですよね。

たとえば、なべっちが「この前、酒井さんがこう言っていました」というチャンネルをやっても、見る人は「それなら酒井本人の動画を見ればいいじゃん🤔」となります。情報は、うわさ話より、より新しくて信用できるところから欲しいものです。

「自社の商品紹介を、新入社員さんにやってもらうことになったとして、新入社員研修として、公開しない動画で撮ってみるのは良いかもしれないけど、公開する動画なら、社長が説明した方が、より売れると思いませんか❓️」酒井大輔(当社の旧記事より・2024年7月公開・本記事に統合・一部の絵文字は省略)

セミナーのスライドには、「Webの被リンクも同じ」と書き添えています。ホームページでも、どこから紹介されているかで信用が変わるのと同じ考え方です。

ポイント④良い情報でも、伝え方次第

結論、中身が良くても、伝え方で受け取られ方は変わります。大げさに演じる必要はなく、お客様と話すときのように、普段どおりに伝えるのがいちばんです。

役に立つ情報の動画でも、早口でペラペラ話されると、なんだか安っぽく感じたり、頭の中で処理が追いつかなかったりしますよね😓

服装も伝え方の1つです。僕はいつも動画ではワイシャツを着ていますが、Tシャツで話していたら「YouTubeの話をしている人っぽい😁」と受け取られるかもしれません。話している中身は同じでも、見せ方で印象は変わります。身振り手振りも、情報そのものではありませんが、気持ちを伝える大事な部分です。

目指すのは、すごい伝え方ではありません。お客様とお話しするように、普段どおりのありのままを意識して伝える。それで十分です🙂

ポイント⑤次の行動を1つだけ示す

結論、動画の最後には、見た人に次にしてほしい行動を1つだけ示します。お願いを複数並べると迷わせてしまい、結局どれもしてもらえないことが多いです。

次の行動を示さないと、「5つのポイントか〜、なるほどね🙄」で終わって、見た人は他の動画へ行ってしまいます。動画の最後に、たとえばこう言います。

「この5つの要点の動画を見て参考になったら、『ビジネスYouTubeで成功する4つの要素』というお話もしていますので、興味があれば、そちらもご確認いただければと思います」酒井大輔(当社の旧記事より・2025年2月公開・本記事に統合・絵文字は省略)

こう言われると、「そっちも見ておこうかな🤔」となりますよね。ただし、注意があります。

✕ お願いを並べる

「コメントお願いします」「チャンネル登録も」「高評価も押してくださいね」。3つも言うと、ほとんどの人は1つもしません。

○ 1つだけ示す

「次はこの動画を見てください」「詳しくは概要欄のページへ」。選ぶ手間がないので、動いてもらいやすくなります。

選択肢が2つあるだけでも人は悩みますし、面倒になって結局どちらもやらない、ということになりがちです。だから1個だけです‼️

5つの土台は「自己紹介×マッチング」

結論、企業のYouTubeもWebマーケティングも、基本は「ちゃんと自己紹介をすること」と「それを求めている人とつなぐこと(マッチング)」です。5つのポイントは、その自己紹介を相手に届けるためのものです。

WEBマーケティングの基本は、自己紹介×マッチングであることを示すスライド
Webマーケティングの基本は「自己紹介×マッチング」

会社がYouTubeをやるのは、お客様とつながりたいからですよね。だとすると、相手が求めていない自己紹介をしても意味がありません。僕が「中学・高校は吹奏楽部でした🎷」と話しても、「知らんし、どうでもいいわ😩」となりますよね😅

だから、求められている自己紹介をして、それを求めている人とつなぐ。その自己紹介の中身を決めるのが、ここまでの5つのポイントです。

どのSNSに出すかは、手段の話

「動画を上げるならFacebook? 今だとInstagramの縦型ショート? やっぱりTikTok?」というご質問をいただくことがあります。でも、どこに出すかはつなぐための手段です。何をどう伝えるかを決めずに「何がいちばん効果的ですか?」と考えても、答えは出ません。

僕は「YouTubeいいですよ🤗」とお話ししていますが、YouTubeだけを推しているわけではありません。大事なのはマッチングで、そのマッチングに、YouTubeが役立つ場面が多いということです。

次の動画1本で、5つを確かめる

結論、5つのポイントは、次に撮る動画1本で試すのがいちばん身に付きます。撮る前に5つの問いに答え、答えられないところを直してから撮ります。

表2:撮る前に確かめる5つの問い(酒井の考え方を整理・2026年10月)
ポイント撮る前の問い
①ニーズこの話は、お客様によく聞かれる質問や困りごとに答えているか
②独自の情報業界の外の人が知らない話か。自分の考えが入っているか
③誰からその仕事をしている本人が、自分の言葉で話しているか
④伝え方お客様と話すときのスピードと言葉で話せているか
⑤次の行動最後に示す行動は1つだけか
  1. お客様によく聞かれる質問を1つ選ぶ。それが次の動画のテーマです
  2. 表2の5つの問いに答えてから撮る。答えられない所があれば、そこを直します
  3. 最後に示す次の行動を、1つだけ決めておく。関連する動画1本か、ホームページの1ページです
5つ全部を完璧にする必要はありません。まず①ニーズと⑤次の行動の2つから意識するだけでも、動画の中身は変わります🤗

ビジネスYouTubeで成功する4つの要素

結論、ビジネスYouTubeで成功するには①動画②ウェブ③マーケティング④プレゼンテーションの4つが必要です。5つのポイントのうち「伝え方」は④、「自己紹介×マッチング」は③マーケティング(ファン作り)の話です。

僕はいつも、『ビジネスYouTubeで成功する4つの要素』というお話しをしています🤗

1動画撮影・編集
2ウェブアルゴリズム
3マーケティングファン作り
4プレゼンテーション伝え方
ビジネスYouTubeで成功する4つの要素(動画・ウェブ・マーケティング・プレゼンテーション)を示すスライド
YouTube運用4つの要素。①動画 ②ウェブ ③マーケティング ④プレゼンテーション

この4つのバランスを考えながら運用していただくと、成果につながると思っています。ちゃんと戦略を考えて、効果的にファンを作りましょう‼️

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コンサルティングプラン

チャンネル作成から内製化まで、目的に合わせた2つのプランをご用意。はじめての方は「チャンネル作成プラン」、社内で運用を続けられる形にしたい方は「自社運用プラン」がおすすめです。

YouTubeチャンネル作成プラン(PLAN01)

220,000円 / 月額 × 3ヶ月(チャンネル作成+動画6本作成)

はじめてYouTubeチャンネルを作る企業様、作ったけれどホーム画面の設定方法が分からない・設定ができていない企業様におすすめです。

動画マーケティング自社運用プラン(PLAN02)

330,000円 / 月額 × 6ヶ月(6ヶ月後に社内で内製化)

何を話すか・誰が出るか・どう続けるかまで含めて、社内で運用を続けられる形を一緒に作ります。内製化まで6ヶ月でサポートします。

よくある質問(FAQ)

動画マーケティングの5つのポイントについて、よくいただく質問に1問1答でお答えします。いちばん大事なポイント、独自の情報がないとき、誰が出るか、動画の最後に何を言うか、YouTube以外でも同じか、をまとめました。

動画マーケティングで、いちばん大事なポイントは何ですか?

①ニーズを把握することです。たくさん見られるネタではなく、お客様が知りたいこと・困っていることを話します。ここがずれていると、ほかの4つを整えても仕事にはつながりにくくなります。

うちの会社には、独自の情報がありません。

業界では当たり前の話も、業界の外のお客様には知らない情報です。また、同じテーマでも、あなたがどう考えているかは他の人と違います。毎日の仕事の話と、あなたの考えが、そのまま独自の情報になります。

動画には、社長が出ないといけませんか?

必ずではありませんが、その話をいちばんよく知っている本人が話すのが基本です。人づての話より、本人の話の方が信用されます。公開する商品紹介なら、社長や担当者が自分の言葉で話す方が伝わりやすいと考えています。

動画の最後には、何を言えばいいですか?

見た人に次にしてほしい行動を1つだけ伝えます。関連する動画1本や、ホームページの1ページです。コメント・チャンネル登録・高評価のように複数お願いすると、どれもしてもらえないことが多くなります。

YouTube以外のSNSでも、同じ考え方でいいですか?

同じです。どこに出すかは、求めている人とつなぐための手段です。何をどう伝えるかという5つのポイントは、YouTubeでも他のSNSでも変わりません。

コンサルティング実績・会社情報

2008年より企業のYouTube活用を支援し、中小企業100社超の集客・採用をコンサルティング。運送業で年間20人採用、建材商社で、YouTube活用により立ち上げ期の関連部門売上が前年比40倍、宿泊施設で年間15件以上の取材など、企業の課題を動画で解決してきました。

ユーチューブビジネスサポートのコンサルティング実績

  • 運送業(年間20人採用)
  • 建材商社(YouTube活用で売上40倍)
  • 製造業(問い合わせ 月3件から20件に)
  • 宿泊施設(年間15件以上のマスコミ取材)
  • その他の事例:成功企業事例・お客様の声

運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)

※Claudeは、Anthropic社が提供する生成AIで、同社の商標です。当社は、同社の公認・提携先ではありません。当社の作業はClaude(Cowork)で行っています(2026年10月時点)。