創業100年の建材商社を、6年間ずっと見てきた記録——YouTubeから生成AIまで
- 2020年〜:月2〜3本の投稿を継続。1本撮るのに2時間。関連部門の売上が前年比40倍に(立ち上げ期)
- 2026年5月〜:担当役員が生成AIを導入。最初の1か月は「正直、めんどくさい」で停滞
- 2026年7月:EC月商が前年同月比約2.5倍、成約率が3.81%→6.11%。役員1名+AI・広告費ゼロ・外部発注ほぼゼロで
株式会社伊勢通とは
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| 社名 | 株式会社 伊勢通 |
| 創業・設立 | 創業1919年/昭和34年設立(2026年時点で創業107年) |
| 事業内容 | 塗料の販売、建築資材の販売、無垢フローリングの販売 |
| 所在地 | 愛知県 |
| EC開設 | 2019年(自社サイト通販) |
| YouTube開始 | 2020年3月12日(1本目を公開) |
| 登場する方 | 3代目・田邊文久社長/担当役員・田邊瑛二氏/撮影編集は社長のご子息 |
※ 従業員数・売上高・資本金は非公開のため掲載していません。売上に関する数字は、すべて比率または指数で表記しています。
—— 田邊文久 社長
—— 田邊文久 社長

6年間の時系列|2020年3月〜2026年7月
図:伊勢通の6年間(2020年3月〜2026年7月)
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| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2019年 | 自社サイトでEC(通販)を開設 |
| 2020年3月12日 | YouTube 1本目の動画を公開。尺は1分半。「コロナ禍になる直前ぐらい」 |
| 2020年3月〜 | 月2〜3本の投稿を継続。1本撮るのに2時間かかっていた |
| 開始から約1年 | 「本当に夢中でやってた」時期。メール問い合わせとサンプル手配が増え、カタログを作り直した |
| 開始から約1年半 | 本格的な効果を実感。関連部門の売上が前年比40倍に。撮影に慣れるのにも約1年半かかった |
| 2021年頃 | 「謝罪動画」が転換点になる(後述) |
| 2022年10〜11月 | 社長との対談記事6本を公開 |
| 2026年5月 | 担当役員が生成AI(Claude)を導入。最初の約1か月は停滞 |
| 2026年6月 | 約380本のブログを再編、ハブ記事5本を公開 |
| 2026年7月上旬 | テクニカルSEOを自社で実装(実質1〜2日) |
| 2026年7月中旬 | 新規SEO記事を約1週間で17本(公開10・下書き7) |
| 2026年7月31日 | EC月商がEC開設以来の最高額に |
【2020〜2022】YouTubeを始めてから、何が起きたか
2時間
動画1本を撮るのに
かかっていた時間
100本
酒井が設定した
撮影ノルマ
約1年半
本格的な効果を
実感するまでの期間
出典:社長との対談記事(2022年10〜11月公開)での発言にもとづきます。投稿ペースは月2〜3本、1本目の動画は2020年3月12日公開・尺1分半。
始める前は、期待していませんでした
—— 田邊文久 社長
始めた背景には、採用にかかる費用への疑問もありました。
—— 田邊文久 社長
いちばん大変だったのは「本数」でした
—— 田邊文久 社長
—— 田邊文久 社長
撮影は、ご家族3人で回していました
外部の制作会社は入れていません。社長が話し、ご子息が撮影・編集し、もう1人が最終チェックとサムネイルを担当する——この体制で月2〜3本を続けていました。
社長
カメラの前で話す役。商品のことも、会社のことも、自分の言葉で説明します。
次男の方
撮影と編集を担当。凝った編集ではなく、続けられる作り方を優先しています。
長男の方
最終チェックとサムネイル。公開前に一度、別の目を通す役です。
そして、変化が起きました
開始から約1年で、メールでの問い合わせとサンプル手配が増え、カタログを作り直すことになりました。約1年半で本格的な効果を実感しています。売上については、社長ご本人がこう話しています。
「売上が40倍になった商品もあります」 —— 田邊文久 社長
※ 数字の定義を正確に書いておきます。「40倍」は、YouTubeで扱った商材の関連部門における売上の前年比であり、会社全体の売上倍率ではありません。EC開設は2019年、YouTube開始は2020年3月のため、母数の小さい立ち上げ期の数字です。当社の他ページで「売上40倍」と簡略表記している箇所がありますが、その定義はこのページに記載のとおりです。

社長がいちばん良かったと感じていること
—— 田邊文久 社長
—— 田邊文久 社長
売上の数字より先に出てきたのが、この言葉でした。電話口や商談の最初で、すでに相手が自分を知っている。再生数や登録者数には現れない変化です。
転換点になったのは、謝罪動画でした
グリップオイル用の刷毛が折れた件がInstagramで広がり、社長は謝罪の動画を出しました。取り繕わずに事実を説明した動画です。この対応が、かえって信頼につながりました。
【2026】生成AIで、次の局面に入りました
最初の1か月は「正直、めんどくさい」でした
導入1か月目
「正直、めんどくさい」
3か月目
「もう、うちの担当者です」
何が変わったのか。ご本人の説明です。
—— 田邊瑛二 氏(担当役員)
3か月で、自社で実装したこと
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| 時期 | やったこと | 規模(実数) |
|---|---|---|
| 2026年5〜6月 | 商品ページと記事のタイトルを書き換え | 商品ページ43本+記事14本 |
| 2026年 | 動画の情報を点検し、古い案内を修正 | 150本を点検、19か所の誤りを発見(「無料サンプル」が実際は660円だった等) |
| 2026年6月 | 既存ブログの再編とハブ記事の作成 | 約380本を再編/ハブ記事5本を公開 |
| 2026年7月上旬 | テクニカルSEOの実装 | 迷子リンク105件(404が24件+低価値81件)/表示崩れ12本/構造化データ4種を商品約60点 |
| 2026年7月中旬 | 新規SEO記事を、構成から公開・検証まで通しで | 約1週間で17本(公開10・下書き7) |
出典:伊勢通様での実施記録。実装の詳細はお客様が自社でテクニカルSEOを実装した記録、AIとの役割分担についてはAIに仕事を渡すまでの実録に分けて掲載しています。
—— 酒井大輔
1名
実施した体制
(役員1名+AI)
0円
広告費
ほぼ0
外部への発注
【結果】2026年7月の実測値
約2.5倍
EC月商(前年同月比)
+145.5%・開設以来の最高額
約1.9倍
注文件数(前年同月比)
過去最高
+30.9%
客単価
3.81→6.11%
セッションCVR(成約率)
+60%=約1.6倍
140.3
累計売上(1〜7月)
前年同期=100
86.4%
売上のうち
自社サイト経由の割合
出典:伊勢通様のEC管理画面およびGA4(クロスドメイン計測)の実測値。2026年7月時点。売上高は非公開のため、すべて前年同月比または指数で表記しています。
検索からの流入も伸びています
35.6万
検索での表示回数
(2026年1〜7月)
1.06万
検索からのクリック
CTR3%・平均5.7位

出典:伊勢通様のGoogle Search Console(2026年1月1日〜7月31日)。画像は掲載許可を得て公開しています。
担当役員の言葉が、3か月でこう変わりました
見落としに気づいた
「昔の情報が残っていることを、自分でも忘れていました。150本すべてを人力で点検するのは時間も労力もかかるので、本当に助かりました」
考え方が変わった
「“ブログ記事は数があれば当たる”という、自分の誤った考えに気づかされました」
いずれも 田邊瑛二 氏(担当役員)の発言
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60分の無料診断を申し込むこの6年で分かったこと
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| 観点 | 2020〜2022年(YouTube) | 2026年(生成AI) |
|---|---|---|
| やったこと | 月2〜3本の動画投稿を継続 | 既存資産の点検・書き換え・再編 |
| 大変だったこと | 本数のプレッシャー(1本2時間) | 最初の1か月「正直、めんどくさい」 |
| 効き始めるまで | 約1年半 | 約1〜2か月 |
| 増やしたもの | 接点の数(知ってもらう) | 受注率(3.81%→6.11%) |
| やった人 | 社長本人(+ご子息が撮影編集) | 担当役員1名(+AI) |
| 外に出したもの | ほぼなし | ほぼなし |
—— 酒井大輔(対談より)
社長・担当役員の対談(全9本)
田邊文久 社長との対談(2022年・全6本)
田邊瑛二 氏(担当役員)とのAI編(2026年・全3本)
次に読む
よくある質問(FAQ)
Q「売上40倍」とは、会社全体の売上のことですか?+
Q成果が出るまでに、どのくらいかかりましたか?+
Q最初から順調だったのですか?+
Q何本くらい動画を投稿したのですか?+
Q2026年の生成AIによる施策は、誰がやったのですか?+
Q具体的にどんな作業をAIにやらせたのですか?+
Q売上高は公開されていますか?+
Q広告は使っていますか?+
Qうまくいかなかったことは公開しているのですか?+
Q同じことが自社でもできますか?+
まとめ
- 創業1919年の建材商社が、2020年3月にYouTubeを開始。効果を実感するまで約1年半かかった
- 1本撮るのに2時間、100本のノルマ。「そんなに撮らなきゃいけないの」という状態から始まっている
- YouTubeで扱った商材の関連部門は、売上が前年比40倍(立ち上げ期の数字)
- 社長がいちばん良かったと言うのは売上ではなく「お客様が私を知ってる」こと
- 2026年、担当役員が生成AIを導入。最初の1か月は「正直、めんどくさい」で停滞した
- 3か月後、EC月商は前年同月比 約2.5倍でEC開設以来の最高額。成約率は3.81%→6.11%
- どちらの局面も、やったのは伊勢通様ご自身。役員1名+AI・広告費ゼロ・外部発注ほぼゼロ
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