動画のSEO効果はある?|150人調査と、問い合わせにつなぐ見方

「ホームページやYouTubeに動画を載せると、SEOの効果はあるの?」というご相談をいただきます😌 動画コンテンツを活用している150人への調査では、84.6%が「動画のSEO効果を実感している」と答えています。ただ、同じ調査の数字を並べると、もう1つ見えてくることがあります。目的の1位は「サイトの検索順位向上」(54.0%)なのに、効果を測る指標に「検索エンジンでの表示順位」を選んだ人は6.7%しかいません。今回は調査の5つの数字と、2008年から100社を超える企業のYouTubeを支援してきた僕が、動画を問い合わせにつなげるために見ている所をお話しします🤗

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📌 30秒で要点

  • 動画コンテンツを活用している150人のうち84.6%が、動画のSEO効果を「実感している」と答えています。ただし本人の実感で、順位が上がる約束ではありません。
  • 目的の1位は「サイトの検索順位向上」54.0%。一方で、効果を測る指標に「検索エンジンでの表示順位」を選んだ人は6.7%。目的と測り方がずれています。
  • 測る指標の1位は「動画の再生回数」50.7%。会社が仕事として動画を使うなら、見るのは問い合わせです。
  • 「動画SEO」には2つの意味があります。YouTubeの中で見つかることと、自社のホームページが検索で見つかることです。
  • Googleの説明では、動画が他の内容の補足になっているページは「動画再生ページ」に当たりません(例=埋め込み動画をレビューするブログ投稿・製品の360°動画を載せた製品ページ)。動画を置けば検索の動画の枠に出る、とは限りません。
酒井大輔 ユーチューブビジネスサポート代表

酒井 大輔(Sakai Daisuke)|中小企業の集客・採用をYouTubeとClaudeで解決するコンサルタント/ITコーディネータ

2008年からYouTubeで中小企業100社超の集客・採用を支援。いまはClaudeでSEO・LLMO対策と記事づくりを社内に残す伴走をしています。ITコーディネータ、著書2冊。ユーチューブビジネスサポート代表。
東京都中小企業振興公社 登録専門家(No.1738)・ITC中部 理事・ITCA公式研修講師
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結論、動画のSEO効果はある。ただし見るのは順位より問い合わせ

結論、動画コンテンツを活用している150人への調査では、84.6%が動画のSEO効果を実感していると答えています。ただしこれは本人の実感で、順位が上がる保証ではありません。会社として見るべきは、動画を見た人がどれだけ問い合わせたかです。

ここで使うのは、ランクエストが2024年11月13日に行った「SEOにおける動画コンテンツの活用状況と効果に関するアンケート調査」です。対象は動画コンテンツを活用している全国の150人、オンラインのアンケートです。

「とても実感している」25.3%と「ある程度実感している」59.3%を足すと、84.6%。動画を使っている人の多くが、SEOの手応えを感じていることになります‼️

ただし、「動画を置けば順位が上がる」とは、この調査からは言えません。言えるのは「使っている人の多くが、手応えを感じている」ということです。そして、その手応えを何で測っているかを見ると、もう1つ大事なことが見えてきます(4章)。

「動画SEO」には2つの意味がある

結論、「動画SEO」は、①YouTubeの中で動画が見つかるようにすること、②自社のホームページが検索で見つかるように動画を使うこと、の2つを指します。この記事は②が中心です。

「動画SEO」で検索すると、YouTubeで上位に出す方法の記事と、ホームページに動画を埋め込む効果の記事が混ざって出てきます。同じ言葉で、別の話をしているのです😌

表1:「動画SEO」の2つの意味(2026年10月時点の整理)
意味上げたいもの主な場所
①YouTubeの中で見つかるYouTubeの検索やおすすめで、動画が見られることYouTube
②ホームページが検索で見つかる自社のページが検索で選ばれ、問い合わせにつながること自社のホームページ

②で気をつけたいのは、「動画を置いたページ」と「検索の動画の枠に出るページ」は別ということです。Googleの公式の説明では、Googleは <video>・<embed>・<iframe>・<object> の要素で参照された動画を見つけられる、と書かれています。また「動画再生ページ」は1つの動画を見せることが主な目的のページで、動画が他の内容の補足になっているページは当たらないと書かれています。例として挙げられているのは、埋め込み動画をレビューするブログ投稿や、製品の360°動画を載せた製品ページです(Google検索セントラル「動画のSEOベストプラクティス」・2026年2月20日更新)。

当社のサイトで、実際にどれだけのページが動画として登録されたかは、別の記事に実測をまとめています。

150人調査の5つの数字

結論、目的の1位は「サイトの検索順位向上」54.0%、効果の実感は84.6%、最も使う動画は「製品・サービスの紹介動画」38.7%、重視する指標の1位は「動画の再生回数」50.7%、今後の強化を検討している人は合計86.0%(積極的38.0%+どちらかといえば48.0%)です。

調査グラフ「動画コンテンツを活用している目的」。サイトの検索順位向上54.0%が最多
図1:動画コンテンツを活用している目的(複数回答)(出典:ランクエスト調査・2024年11月13日・n=150)
表2:動画コンテンツを活用している目的(複数回答・n=150・2024年11月13日)
目的割合
サイトの検索順位向上54.0%
ブランド認知度の向上42.7%
コンバージョン率の向上24.0%
新規顧客の獲得20.7%
ユーザーエンゲージメントの向上14.0%
既存顧客のリテンション6.0%
「サイトの検索順位向上が1位ですけど、僕はコンバージョン率の向上や新規顧客の獲得が重要かと思います」酒井大輔(当社の旧記事より・2025年11月公開・本記事に統合・絵文字は省略)
調査グラフ「動画コンテンツのSEO効果を実感しているか」の円グラフ。ある程度実感59.3%・とても実感25.3%
図2:動画コンテンツのSEO効果を実感しているか(出典:ランクエスト調査・2024年11月13日・n=150)
表3:動画コンテンツのSEO効果を実感しているか(n=150・2024年11月13日)
回答割合
とても実感している25.3%
ある程度実感している59.3%
あまり実感していない13.3%
全く実感していない2.1%
調査グラフ「最も使用している動画コンテンツの種類」の円グラフ。製品・サービスの紹介動画38.7%が最多
図3:最も使用している動画コンテンツの種類(出典:ランクエスト調査・2024年11月13日・n=150)
表4:最も使用している動画コンテンツの種類(n=150・2024年11月13日)
動画の種類割合
製品・サービスの紹介動画38.7%
ハウツー動画17.3%
成功事例の紹介動画17.3%
インタビュー14.0%
イベント・ウェビナー録画5.3%
企業ブランディング動画4.7%
FAQ動画2.0%
その他0.7%
調査グラフ「SEO効果を測るときに重視している指標」。動画の再生回数50.7%が最多・検索エンジンでの表示順位は6.7%
図4:SEO効果を測るときに重視している指標(複数回答)(出典:ランクエスト調査・2024年11月13日・n=150)
表5:動画のSEO効果を測るときに重視している指標(複数回答・n=150・2024年11月13日・割合の高い順に並べ替え)
指標割合
動画の再生回数50.7%
視聴完了率36.0%
コンバージョン率(購入・問い合わせ等)28.0%
滞在時間の向上26.0%
動画経由のサイト流入数7.3%
検索エンジンでの表示順位6.7%
調査グラフ「今後、動画を活用したSEO施策の強化を検討しているか」。どちらかといえば検討48%・積極的に検討38%
図5:今後、動画を活用したSEO施策の強化を検討しているか(出典:ランクエスト調査・2024年11月13日・n=150)
表6:今後、動画を活用したSEO施策の強化を検討しているか(n=150・2024年11月13日)
回答割合
積極的に検討している38.0%
どちらかといえば検討している48.0%
特に検討していない13.3%
むしろ減少を検討している0.7%
調査の概要。調査日2024年11月13日・対象は全国の動画コンテンツ活用者150人・オンラインアンケート
図6:調査の概要(出典:ランクエスト調査・2024年11月13日・n=150)

出典:「4,300社以上のSEO支援実績を誇るランクエスト」(運営:株式会社eclore)による「SEOにおける動画コンテンツの活用状況と効果に関するアンケート調査」(調査日2024年11月13日・調査機関Freeasy・動画コンテンツ活用者150人・オンラインアンケート)
https://rank-quest.jp/column/column/seo-consulting//調査の発表(PR TIMES・2024年11月14日)

目的は「順位」なのに、順位を測っている人は6.7%

結論、調査では動画を使う目的の1位が「サイトの検索順位向上」(54.0%)なのに、効果を測る指標に「検索エンジンでの表示順位」を選んだ人は6.7%でした。目的と測り方がずれています。

表2と表5を並べてみてください。半分以上の人が「順位を上げたい」と言っているのに、順位を見ている人は15人に1人ほどです。いちばん見られているのは「動画の再生回数」(50.7%)でした。

再生回数は、YouTubeを開けばすぐ見える数字です。だから、つい見てしまいます😓

「『再生数』をきにする気持ちは分からなくもない…最初はそう考えがちですよね。ですが、企業が仕事の1つの手法としてYouTubeをやるのなら、やっぱり仕事としての結果が必要ですから、しっかりコンバージョン率を見ていくことが重要だと思います」酒井大輔(当社の旧記事より・2025年11月公開・本記事に統合・絵文字と記号は省略)
目的を決めたら、その目的を測る数字を先に決めてください。順位を上げたいなら順位を、問い合わせを増やしたいなら問い合わせを見ます。再生回数だけを見ていると、動画は見られているのに仕事が増えない、ということが起きます。

動画の効果を問い合わせで測る見方

結論、動画の効果は、再生回数よりも「動画を置いたページに検索から何人来たか」と「そのページから何件の問い合わせがあったか」で見ます。数字は無料の道具で取れます。

表7:動画の効果を問い合わせまでつなげて見る数字(当社の考え・2026年10月時点)
見る数字分かることどこで見るか
動画の再生回数動画が見られたかYouTubeアナリティクス
動画を置いたページへの検索からの訪問そのページが検索で選ばれたかGoogleサーチコンソール
そのページからの問い合わせの件数仕事につながったかGA4(問い合わせの完了を計測)
訪問のうち問い合わせた人の割合ページと動画に説得力があるかGA4

大事なのは、動画を置く前の数字を取っておくことです。置いたあとに比べる相手がないと、増えたのか減ったのか分かりません😌

どのページに、どの動画を置くか

結論、調査で最も使われているのは「製品・サービスの紹介動画」(38.7%)、次が「ハウツー動画」と「成功事例の紹介動画」(各17.3%)です。問い合わせを受けたいページに、そのページの中身を話した動画を置いてください。

「1位2位は鉄板ですね。全体的に良い使い方をしていると思います」酒井大輔(当社の旧記事より・2025年11月公開・本記事に統合・表4の上位2つについて・絵文字は省略)
  1. 製品・サービスのページには、その製品・サービスの紹介動画
  2. よくある質問のページには、使い方を見せるハウツー動画
  3. 事例のページには、お客様の事例の紹介動画

Googleの説明では、動画の題名と説明は、それぞれの動画に固有のものを付けるように求めています。同じ説明文を使い回さず、その動画が何の話かが分かる題名と説明を付けてください。

今日やること3つ

結論、まず問い合わせを受けたいページを1つ決め、そのページの中身を話した動画を1本置きます。置く前に、そのページの訪問と問い合わせの数字を控えておいてください。

  1. 問い合わせを受けたいページを1つ決める。製品・サービスのページがお勧めです
  2. そのページの中身を話した動画を1本置く。今ある動画でかまいません
  3. 置く前と後で、訪問と問い合わせの数字を比べる。サーチコンソールとGA4で見ます
動画は「置いたら終わり」ではありません。何のために置いたかを決めて、その数字を見る。それだけで、動画が仕事につながっているかが分かるようになります🤗

ビジネスYouTubeで成功する4つの要素

結論、ビジネスYouTubeで成功するには①動画②ウェブ③マーケティング④プレゼンテーションの4つが必要です。動画のSEOは②ウェブの話ですが、問い合わせにつなげるには4つのバランスが要ります。

僕はいつも、『ビジネスYouTubeで成功する4つの要素』というお話しをしています🤗

1動画撮影・編集
2ウェブアルゴリズム
3マーケティングファン作り
4プレゼンテーション伝え方
ビジネスYouTubeで成功する4つの要素(動画・ウェブ・マーケティング・プレゼンテーション)を示すスライド
YouTube運用4つの要素。①動画 ②ウェブ ③マーケティング ④プレゼンテーション
「どれか1つだけを磨いて突出させるのではなく、この4つのバランスをしっかりと考えながら、全体の底上げをしていくことが結果に1番繋がりやすいと思っております」酒井大輔(当社の旧記事より・2025年11月公開・本記事に統合・絵文字は省略)

企業YouTube|60分オンライン無料診断 実施中!

「動画をホームページに載せたけれど、問い合わせにつながっていない」「YouTubeとホームページ、どこから手をつければいいか分からない」という企業様へ。Zoomでヒアリングし、結果につながる進め方をご提示する無料診断です。

「動画をホームページに載せたけれど、問い合わせにつながっていない」
「YouTubeとホームページ、どこから手をつければいいか分からない」

という方にお勧めです。ヒアリングをさせて頂き、何を測り、どこから直すかと、結果に繋がる方向性をご提示いたします。売り込みはいたしません。

コンサルティングプラン

チャンネル作成から内製化まで、目的に合わせた2つのプランをご用意。はじめての方は「チャンネル作成プラン」、社内で運用を続けられる形にしたい方は「自社運用プラン」がおすすめです。

YouTubeチャンネル作成プラン(PLAN01)

220,000円 / 月額 × 3ヶ月(チャンネル作成+動画6本作成)

はじめてYouTubeチャンネルを作る企業様、作ったけれどホーム画面の設定方法が分からない・設定ができていない企業様におすすめです。

動画マーケティング自社運用プラン(PLAN02)

330,000円 / 月額 × 6ヶ月(6ヶ月後に社内で内製化)

担当者の決め方・社員の出演・続け方まで含めて、社内で運用を続けられる形を一緒に作ります。内製化まで6ヶ月でサポートします。

よくある質問(FAQ)

動画のSEO効果について、よくいただく質問に1問1答でお答えします。順位は上がるか、YouTubeの埋め込みでもよいか、どのページに置くか、何で測るか、採用動画でも同じか、をまとめました。

動画をホームページに置くと、検索順位は上がりますか?

上がるとは言い切れません。動画コンテンツを活用している150人の調査では84.6%がSEO効果を実感していますが、本人の実感です。まず、動画を置いたページから問い合わせが増えたかで判断してください。

YouTubeの動画を埋め込むだけでも、効果はありますか?

Googleは、iframeなどの要素で参照された動画も見つけられると説明しています。ただし、動画が他の内容の補足になっているページ(例=埋め込み動画をレビューするブログ投稿・製品の360°動画を載せた製品ページ)は「動画再生ページ」に当たらないとされており、検索結果の動画の枠に出るかは別の話です。

動画は、どのページに置けばいいですか?

問い合わせを受けたいページです。調査で最も使われているのは製品・サービスの紹介動画(38.7%)でした。製品・サービスのページに、その中身を話した動画を置くところから始めてください。

動画の効果は、何で測ればいいですか?

再生回数よりも、動画を置いたページへの検索からの訪問と、そのページからの問い合わせの件数で測ります。調査では目的に順位を挙げた人が54.0%いる一方、順位を指標にしている人は6.7%でした。

採用動画でも、考え方は同じですか?

同じです。採用なら、問い合わせを応募に置き換えて見てください。採用ページに動画を置き、そのページからの応募の件数を、置く前と後で比べます。

コンサルティング実績・会社情報

2008年より企業のYouTube活用を支援し、中小企業100社超の集客・採用をコンサルティング。運送業で年間20人採用、建材商社で、YouTube活用により立ち上げ期の関連部門売上が前年比40倍、宿泊施設で年間15件以上の取材など、企業の課題を動画で解決してきました。

ユーチューブビジネスサポートのコンサルティング実績

  • 運送業(年間20人採用)
  • 建材商社(YouTube活用で売上40倍)
  • 製造業(問い合わせ 月3件から20件に)
  • 宿泊施設(年間15件以上のマスコミ取材)
  • その他の事例:成功企業事例・お客様の声

運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)

※Claudeは、Anthropic社が提供する生成AIで、同社の商標です。当社は、同社の公認・提携先ではありません。当社の作業はClaude(Cowork)で行っています(2026年10月時点)。