E-E-A-Tとは?Claudeで著者情報を429ページそろえた方法と対策
E-E-A-Tとは?
- 最初にやること 自社の記事を1本開き、誰が書いたか・その人のページへ行けるかを見る
- 社長が決めること 誰の名前で出すか・どの根拠を載せるか・どのページへつなぐか
- 当社の実例 Claudeで全429ページの著者情報を1つの形にそろえた
「E-E-A-Tを高めろ」と言われて困っていませんか
ホームページの制作会社やSEOの本から「E-E-A-Tが大事です」と言われる。調べると、経験・専門性・権威性・信頼性という4つの言葉が出てくる。でも、自分の会社のサイトで明日なにを直せばいいのかは、なかなか書いてありません。
当社も同じでした。記事はたくさん書いてきたのに、「この記事を書いたのは誰か」の欄は、書いた時期によって形がばらばらでした。肩書が古いもの、著書の数が古いもの、プロフィールのページへつながっていないものが混ざっていたのです。
E-E-A-Tは、読む人から見れば「この人の話を信じていいか」です。そこで当社は、難しい施策の前に、全部のページで「誰が書いたか」を同じ形・同じ中身にすることから始めました。
E-E-A-Tの4つの基準と、いちばん大事な信頼性
Googleの検索品質評価ガイドライン(2025年9月11日版・英語)は、4つをそれぞれ次のように説明しています。言い回しは当社で日本語にしました。
※ 表は横にスクロールできます
| 基準 | Googleの説明(当社訳) | 中小企業のサイトでの例 |
|---|---|---|
| 経験(Experience) | 書いた人が、その話題について実際の経験を持っているか | 自社で実際にやった手順・数字・失敗しない工夫 |
| 専門性(Expertise) | 書いた人が、その話題に必要な知識や技能を持っているか | 資格・業歴・支援してきた件数 |
| 権威性(Authoritativeness) | 書いた人やサイトが、その話題でよく頼られる情報源として知られているか | 著書・メディア出演・公的機関への登録 |
| 信頼性(Trustworthiness) | ページが正確で、正直で、安全で、頼れるか | 誰が書いたか・会社の情報・数字の出典がはっきりしている |
図1:4つの基準の関係(当社で作図)
最初のEの「経験」は、2022年12月15日に足されました。Googleは、実際に製品を使っている、実際にその場所を訪問しているといった経験が中身に表れているかも見る、と説明しています。自社で実際にやったことを書ける中小企業にとっては、追い風の基準です。
E-E-A-Tで順位が直接決まるわけではない
Googleは、E-E-A-Tそのものは順位に直接影響する要因ではないと書いています。では誰が何に使っているのか。Googleによると、世界に約16,000人(2023年11月の資料の人数・人数は変わります)の「検索品質評価者」がいて、検索結果がよくなっているかを、このガイドラインに沿って評価しています。2023年には、検索品質のテストが719,326件行われ、その結果も見ながら4,781件の改善が実際に採用されました。
図2:評価者の評価が検索の改善に使われるまで(Googleの公表から当社で作図)
つまり、E-E-A-Tは「点数を上げる裏技」ではなく、Googleが目指している検索結果の物差しです。当社のセミナーでも、対策は結局「人にとって役に立つか」と「機械が読める形か」の2つだと話しています。E-E-A-Tは1つ目、この記事の後半で触れる構造化データは2つ目に当たります。

今日すぐできること|記事を1本開いて3つ見る
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| 見ること | Googleの質問・説明 | できていないときの直し方 |
|---|---|---|
| ① 誰が書いたか分かるか | 「コンテンツの著者が誰であるかを明確にしていますか」 | 記事の最後か最初に、名前と肩書の欄を置く |
| ② その人のページへ行けるか | 「著者のページへのリンク、サイトの概要ページ」などの背景情報を出しているか | 名前の欄から、プロフィールのページへリンクする |
| ③ 書いてある中身は本当か | 虚偽の著者情報は、欺瞞行為の一種 | 古い肩書・古い数字を、今の事実に直す |
1本見て③に引っかかったら、ほかのページにも同じ古い中身が残っていると考えてください。当社もまさにそうでした。直すのは1本ずつでも、「どう書くか」は先に1つに決めておくのが近道です。それが次の章です。
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その前に社長が決める3つ
※ 表は横にスクロールできます
| 決めること | 選ぶもの | 当社が決めた中身 |
|---|---|---|
| ① 誰の名前で出すか | 社長の名前/担当者の名前/会社名だけ | 代表の酒井大輔の名前で出す(会社名は肩書の中に) |
| ② どの根拠を載せるか | 業歴・実績の数・資格・公的な登録・著書・出演 | 業歴と実績は数字で書く。登録・役職・研修講師・出演の4つ。著書は書影を2冊、1冊目は文字で |
| ③ どのページへつなぐか | プロフィール・会社概要・依頼の窓口 | 代表プロフィールと、取材・講師の依頼ページの2つ |
当社の場合、説明文は次の1文に決めました。
2008年からYouTubeで中小企業100社以上の集客・採用を支援しています。いまはそれに加えて、Claudeを経営に取り入れ、効率化だけでなくAIで売上をつくるコンサルティングをしています。著書3冊(3冊目は2026年12月9日発売)。
決めるときに気をつけたのは、言い方を1つに固定することです。「支援」と「お手伝い」、「著書2冊」と「著書3冊」が記事ごとに混ざると、読む人にも機械にも、どれが今の事実なのか分からなくなります。根拠は多く並べるほどよいわけではありません。外の人が確かめられるもの(公的な登録・出版社・番組名)を選びました。
実際にできあがった形は、目次のすぐ下にある「この記事の著者」の欄そのものです。名前・肩書・説明文・根拠4つ・プロフィールへの導線・書影2冊が、全ページで同じ形で入っています。


当社がClaudeで著者情報を429ページそろえた手順
図3:著者情報をそろえた流れ(当社の実例)
最初にやったのは、決めた中身を1つのHTML(正本)にすることです。Claudeに「この正本だけを正とする。記事ごとに書き換えない」と決めて渡しました。次に、サイトの中にある古い「著者」の欄を探してもらうと、作った時期によって形が3種類あることが分かりました。
※ 表は横にスクロールできます
| 作業の回 | 入れ替えた古い欄の種類 | 本数 |
|---|---|---|
| 試し | 種類ごとに1本ずつ | 3 |
| 1回目 | 新しい形(95)と、書き直した記事の形(131) | 226 |
| 2回目 | さらに古い時期の形 | 150 |
| 3回目 | 文面が違うため、1回目の洗い出しで漏れていた欄 | 36 |
種類ごとに1本ずつ、合計3本で試し、パソコンとスマホの実際の画面で崩れていないかを確かめてから、残りを1本ずつ入れていきました。1本保存するたびに、保存した中身をもう一度読み戻して、正本と同じかを確かめています。作業は2026年11月1日の夜に始め、2日の朝に終わりました。
終わったあと、公開している投稿と固定ページ、全615ページの本文をもう一度読み直し、新しい著者欄が入っているページを数えました。結果は429ページです。合計は表4の足し算ではなく、作業のあとに全ページを読み直して数えたこの値を正としています。
見える欄と、機械が読む情報をそろえる
人が読む著者欄とは別に、ページの裏側には、検索エンジンやAIが読む「構造化データ」があります。Googleは、記事の著者を示すときは、著者のプロフィールのページ(url)か、外部の関連ページ(sameAs)で示すことを勧めています。当社では、見える欄と裏側の情報が、同じ人・同じページを指すようにしています。
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| 項目 | 人が読む著者欄 | 機械が読む構造化データ(Person) |
|---|---|---|
| 名前 | 酒井 大輔(Sakai Daisuke) | name=酒井大輔(名前だけを入れる) |
| 本人のページ | 「代表プロフィール・メディア出演」へのリンク | url=同じプロフィールのページ |
| 外で確かめられる所 | 登録・役職・研修・出演の4つ | sameAs=外部の9か所(公的機関の専門家のページ・講師紹介サイト・著者ページなど) |
このうちsameAsは、構造化データに書いた人と、外部のページで紹介されている人が同じ人だと、検索エンジンが分かりやすくするための情報です。書いただけで順位が上がるものではありません。当社は、公的機関の専門家のページなど、外の人が経歴を確かめられるページを選んでいます。
そろえた結果|Googleの質問で自社を採点
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| Googleが見ていること | 当社サイトの今 | 判定 |
|---|---|---|
| 誰が書いたか分かる | 全429ページに同じ著者欄 | ○ |
| 著者のページへ行ける | 著者欄からも、構造化データからも、代表プロフィールへ | ○ |
| 外の情報源で確かめられる | 著者欄に公的な登録の番号。構造化データのsameAsで、外部の9か所と同じ人だと示している | ○ |
| 実際の経験がある | 2008年からYouTubeで支援・中小企業100社以上・記事は自社で実際にやったことを書く | ○ |
| 外から頼られている | 著書3冊(3冊目は2026年12月9日発売)・ABEMA Prime(テレビ朝日制作)への出演 | ○ |
| AIを使ったことを書いている | Claudeで作業した記事の最後に、ただし書き(2026年11月2日時点で209ページ) | ○ |
| 外のサイトからの紹介 | ほかのサイトからのリンクはまだ多くない。著書・出演・登録で補っている | △ |
サイトの外も同じ形にそろえる
著者情報は、サイトの中だけでそろえても足りません。Googleの検索品質評価ガイドライン(2025年9月11日版・当社訳)は、サイトの評判を、そのサイト以外の情報源で調べるよう評価者に求めています。当社は3冊目の書影を、サイトの中だけでなく、YouTubeのチャンネルバナー、LinkedInのカバー写真、無料診断のフォームの見出しなど、サイトの外にも同じ形で入れました。2026年11月6日時点で、サイトの中が11か所、サイトの外が5か所です(サイトの外には、反映待ちと公開予約の2か所を含みます)。

正直に言えば、著者欄をそろえた日から検索順位がどう変わったかは、まだ分かりません。Googleも、E-E-A-Tは順位を直接決める要因ではないとしています。それでも当社がやったのは、読んだ人が「この人は誰か」を1クリックで確かめられる状態が、信頼性の土台だからです。
注意|AIを著者にしない・使ったことは書く
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| こと | Googleの方針 | 当社のやり方 |
|---|---|---|
| 著者の欄 | 著者の署名欄にAIと書くのは、ふさわしくない | 著者は代表の酒井大輔。内容の責任も酒井が持つ |
| AIを使ったこと | AIや自動化の使用を開示するのは有益 | 記事の最後に「当社の作業はClaudeで行っています」と書く |
| 評価のされ方 | どう作ったかではなく、品質で評価する | 中身は自社で実際にやったこと・測った数字に限る |
| 著者の情報 | 虚偽の著者情報は、欺瞞行為の一種 | 肩書・数字は今の事実に合わせて、全ページ同時に直す |
AIで書いた記事と検索順位の関係は「AIで書いた記事はGoogleにバレる?ペナルティを受ける?」に、記事1本の中で一次情報や構造化データをどう入れるかは「AIに引用される記事の書き方」にまとめています。会社の情報そのものの作り方は「会社概要ページの作り方」「代表挨拶の書き方」が参考になります。
4つの基準ごとに、中小企業ができること
この記事では著者情報を中心にお話ししましたが、4つの基準それぞれに、中小企業でもすぐ手をつけられることがあります。
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| 基準 | 中小企業ができること | 記事やサイトに載せる証拠 |
|---|---|---|
| 経験 | 自社で実際にやったことを記事にする | 作業した日・手順・自社の数字・実際の画面や写真 |
| 専門性 | 書いた人の知識や技能が分かるようにする | 資格・業歴・支援してきた件数 |
| 権威性 | 外から頼られている事実を、確かめられる形で示す | 著書・メディア出演・公的機関への登録(外のページで確かめられるもの) |
| 信頼性 | 正確で、正直で、誰の情報か分かるようにする | 著者と会社の情報・数字の出典・確認した日・連絡先 |
自社の「誰が書いたか」を、全ページで同じ形にする仕組みを一緒に作りませんか
Claudeで売上をつくる経営伴走コンサルティングでは、載せる根拠の決め方から、正本の作り方、Claudeで全ページに入れて確かめる手順まで、社内に残る形で一緒に整えます。社員向けのClaude研修・セミナーの講師もお受けしています。
※ ITコーディネータ・酒井大輔が対応します。
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よくある質問(FAQ)
QE-E-A-Tを高めるには、何から始めればいいですか。+
Q小さな会社でもE-E-A-Tは高められますか。+
QE-E-A-Tの読み方は?+
QE-E-A-Tはいつからですか。+
QE-E-A-Tは検索順位を決める要因ですか。+
QYMYLとは何ですか。+
Q生成AIで作った記事でも、E-E-A-Tは高められますか。+
まとめ
- E-E-A-Tとは、Googleが品質を見る4つの基準(経験・専門性・権威性・信頼性)で、最も重要なのは信頼性です。順位を直接決める要因ではありません。
- 中小企業が最初にやるとよいのは、「誰が書いたか」「その人のページへ行けるか」「中身が今の事実か」を、記事1本で確かめることです。
- 作業の前に、誰の名前で出すか・どの根拠を載せるか・どのページへつなぐかを社長が決めます。決めた中身を1つの正本にすれば、全ページへ入れる作業はClaudeに任せられます。
- 当社は正本1つから、古い形を3種類に分けて洗い出し、3本で試してから全部に入れ、全429ページで著者情報をそろえました。
- AIを使っても著者は人です。AIを使ったことは、読む人に分かるように書いておきます。
※出典:Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」(2026年11月5日確認)/Google「Search Quality Evaluator Guidelines」(2025年9月11日版・英語)/Google検索セントラル ブログ「品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加」(2022年12月15日)/同「AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス」(2023年2月8日)/Google検索セントラル「記事(Article)の構造化データ」(2026年9月12日更新)/Google「Search Quality Rater Guidelines: An Overview」(2023年11月)/Google「How Search Works|Improving Search with rigorous testing」(2023年の数字・2026年11月5日確認)。当社の数字は、2026年11月2日に自社サイトの全ページの本文を読み直して数えた値です。
※Claudeは、Anthropic社が提供する生成AIで、同社の商標です。当社は、同社の公認・提携先ではありません。当社の作業はClaude(2026年9月にCoworkの機能が統合)で行っています(2026年11月時点)。




















