動画は年代別で変わる「距離感」|伝わる伝え方の違いを解説【2-3】
ビジネス動画で意外と見落とされがちなのが、視聴者が出演者に求める「距離感」です。昭和は「手の届かない特別な存在」、令和は「近所のお兄ちゃん・お姉ちゃん」のように、年代によって求められる距離感は変化しています。本記事では書籍『経営戦略は動画が最強!』2-3として、年代別の距離感の違いと、相手が求める距離感に合わせた伝え方を分かりやすく解説します🤗
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距離感とは|年代で「求める距離感」は変化している
結論、動画で意識したいのは、視聴者が出演者に求める「距離感(心理的な近さ)」です。情報量が増えるにつれて、求められる距離感は昭和=特別な存在 → 平成=会いに行ける存在 → 令和=近所のお兄ちゃん・お姉ちゃんと、どんどん近くなってきました。まずはこの年代ごとの変化を押さえておきましょう。
今回は【経営戦略は動画が最強!】の2章の3つ目「年代別で伝わる距離感の変化と、伝え方の違いと注意点」のお話です🤗
動画というと「画質」や「編集」に目が向きがちですが、実は視聴者があなたに求めている「距離感」も、伝わり方を大きく左右します。そして、その距離感は年代によって違うのです。

昭和→平成→令和|世代で変わる距離感の例え
結論、距離感が近くなってきた理由は「情報量の増加」です。情報が少ない時代は「特別な存在」という見せ方ができましたが、情報が増えて多様化すると「今の自分に必要かどうか」で判断されるようになりました。アイドルやテレビの例えで、昭和・平成・令和の距離感の違いを見ていきましょう。
なぜ距離感は近くなってきたのか=情報量の増加
昭和から平成、令和へと進むにつれて、相手が求める距離感はどんどん近くなってきています。その背景にあるのが情報量の増加です。
情報が少なかった時代は、情報が少ないからこそ「特別な存在」という見せ方ができました。ところが情報量が増えるにつれて求めるものが「多様化」していき、変化していったのです。
- 例えば飲食店。昭和は「知っている」「行ったことがある」と言うだけで“すごい”となっていたお店も、ホームページや食べログができたことで、知ろうと思えば誰でも情報が得られるように。
- その結果「今の自分にとって必要かどうか」という判断基準に変化していきました。
昭和の距離感=手の届かない「特別な存在」
昭和の時代にテレビに出ていたアイドルは「特別な存在」というイメージが求められ、手の届かない雲の上の存在でした。視聴者からすると「本当に実在するの❓️」と思う人もいたくらい、すれ違うことも無い神格化された存在だったわけです😌。「私生活」は表に出ることなく、「食事」や「トイレ」さえ人には見られないようにしていた、という話も聞いたことがあります。
平成の距離感=「会いに行けるアイドル」
平成になると距離が近くなり、かなり現実的なイメージになりました。分かりやすいのが「会いに行けるアイドル」というコンセプトです。
「テレビ」か「コンサート」というイメージから、ほぼ毎日同じ専用劇場で「公演」を行い、「握手会」や「選挙」など、ちょっと頑張れば「手の届く存在」として応援してもらう距離感に。「会えない」から「会える」へと流れが変わってきたのは、求められているものの変化に合わせて、距離感も変化していったということです。
令和の距離感=「近所のお兄ちゃん・お姉ちゃん」
令和の時代になると、アイドルというより「ユーチューバー」が人気になっています。ユーチューバーの距離感は「近所のお兄ちゃん・お姉ちゃん」と言われます。「会いに行けるアイドル」より「近所」ですので、より距離感が近くなっています。
大切なのは「相手が求める距離感」|服装・伝え方の合わせ方
結論、「今は令和だから親近感を出せばいい」というわけではありません。大切なのは「相手が“どの距離感”を求めているか」です。ターゲットの年代に合わせて、服装や言葉づかいで距離感を調整します。距離感を間違えると、話の内容以前にそもそも聞いてもらえません。
「じゃあ今は令和だから、何でも身近な感じでやればいいの❓️」というと、それはちょっと違います☝️😅
よく「テレビ離れ」と言われますが、これはテレビが昔のままの距離感でやっているから、身近な方(ネット)に流れてしまっている、という面もあります。とはいえ「昭和の距離感」を求めている人には、それで全然いいんです。つまり、相手の望む距離感でプレゼンテーションをすることが大切なのです😌
著者の場合|服装で距離感を合わせている
例えば私(酒井)の動画は、「ネクタイ」も「上着」も着ていません。でも「Tシャツ」ではなく「ワイシャツ」を着て撮影しています。
- これは、イメージしている視聴者が私の少し上か同世代で、「平成の距離感」が視聴しやすいと考えて服装を決めているからです。
- 一方、60〜70代の経営者が集まる会でお話する際には、もちろん「スーツ」に「ネクタイ」。普段の動画よりも丁寧な言葉を使って話します。
- 逆に若い方向けに「ユーチューバーっていいよね」という話をするなら、Tシャツくらいの距離感の方がいいかもしれません。
これは「年上の人だから」という面もありますが、それ以上に相手が求めている距離感に合わせるという意味があります。(服装の話は次の2-4「服装だけでも距離感は全然違う」で詳しく解説します)
対談動画で伝わること|お客様の声と距離感
結論、効果的な動画のひとつが「お客様との対談動画」です。商品・サービス提供者の話は“いいことしか言わない”と思われがちですが、第三者である「お客様の声」なら信憑性が増します。さらに対談では、出演者同士の距離感や雰囲気まで伝わるのがポイントです。
「どんな動画が効果的ですか❓️」とよく聞かれますが、私は「お客様との対談動画」が効果的だとお伝えしています。ホームページでもよくある「お客様の声」です。
商品やサービス提供者の話は、いいことしか言わないので信用できない、という方も多く、「口コミ」や「レビュー」を確認する人も多くいます。ですが、自社の情報発信でも「お客様の声」で第三者の意見を伝えることはできますし、動画だとより信憑性が増すことも多いのです。
出演者同士の距離感(雰囲気)も伝わる
対談動画は効果的と書きましたが、私とお客様が話していると、2人の関係性が気になる方も多いと思います。対談動画でも「言わされている」「不自然さ」が伝わってしまえば、それは効果的ではありません。
- 私が1人で事例を喋っていても、なかなか信じてもらえないかもしれません。お客様が1人で喋っても「言わされてるんじゃ❓️」と感じられてしまうことも。
- でも、私とお客様が一緒に出て喋っていれば信憑性も違いますし、2人の距離感も伝わります。
- 「忖度」がなく「本音」を話しているからこそ、信頼性のある動画として視聴されます。
視聴者が知りたい情報のひとつは、私とお客様の関係(距離感)が、自分の求めている感じかどうかでもあります。普段通りに喋っていれば「この人はお客さんとこういうスタンスなんだ🤔」と、距離感や雰囲気が伝わりやすい。だから対談動画は有効だと考えて、よく撮らせてもらっています🙂↕️

動画経営のマーケティングとは
結論、公式ホームページに加えて「公式動画ホームページ」を作り、どちらにも同じ大切な情報を載せることが動画経営マーケティングのポイントです。YouTubeだからと面白いネタや特別な演出は不要。大切な情報を動画化して同じように発信することが、集客・採用の成果に繋がります。
大前提として、今はどこの企業さんも公式ホームページがありますよね👍️。それにプラスして——
というお話を、いつもさせていただいています。ところがYouTube(動画)をやるとなると、ほとんどの人が「どんな動画にしようかな❓️🤔」「ネタどうしようかな❓️🤔」と考えがち。「YouTubeだから面白いことをしなくちゃ」「踊らないといけない」など、別のことをしないといけないと思っている方が多いのですが——そうではありません。
それが動画経営マーケティングという、動画のホームページを使うポイントだと思います😌

ビジネスYouTubeで成功する4つの要素
結論、ビジネスYouTubeで成功するには①動画 ②仕組み ③運用 ④伝え方の4つの要素が必要です。どれか1つを突出させるのではなく、4つのバランスを取りながら全体を底上げすることが大切。今回の「距離感」の話は、④の「伝え方(プレゼンテーション)」にあたる部分です。
動画やブログの最後にいつもお伝えしている“4つの要素”です🤗。YouTubeを運用するうえで、次の4つを考えましょう。
今回お話しした「距離感」は、④の「伝え方(プレゼンテーション)」にあたる部分です😌。撮影・編集やアルゴリズムにフォーカスしがちですが、仕事の結果に繋げるためには、運用も伝え方もしっかり考えることが大切です。
(4つの要素の詳しい解説は1-6の記事もご覧ください)

経営戦略は動画が最強!(書籍紹介)
本記事は書籍『経営戦略は動画が最強!』(2026年1月発売)2-3の解説です。再生回数も登録者も必要なし。距離感や伝え方をはじめ、集客・採用・売上に繋がる動画活用の考え方と事例を多数掲載。ご興味がありましたら、ぜひ手に取ってご確認ください。
よくある質問(FAQ)
動画の「距離感」と伝え方について、よくいただく質問に1問1答でコンパクトにお答えします。
動画の「距離感」とは何ですか?
視聴者が出演者に求める心理的な近さのことです。昭和は特別な存在、令和は近所のお兄ちゃんのように、年代で求める距離感が変化しています。
なぜ年代で求める距離感が違うのですか?
情報量の増加が理由です。情報が少ない時代は「特別な存在」が好まれ、情報が増えるにつれ「身近さ・親近感」が求められるようになりました。
今は令和だから親近感を出せばいいですか?
違います。大切なのは相手が求める距離感です。ターゲットの年代に合わせ、求められる距離感でプレゼンすることが重要です。
距離感は具体的にどう合わせますか?
服装や言葉づかいで調整します。著者は同世代向けにワイシャツ、60代の経営者向けにはスーツとネクタイで丁寧に話すなど使い分けます。
対談動画はなぜ効果的なのですか?
第三者である「お客様の声」が伝わり信憑性が増すためです。本音で話す様子から、出演者同士の距離感や雰囲気も伝わります。
距離感を間違えるとどうなりますか?
話の内容以前に、そもそも聞いてもらえなくなります。「誰に」を決め、その人が求める距離感を意識することが大切です。
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チャンネル作成から内製化まで、目的に合わせた2つのプランをご用意。はじめての方は「チャンネル作成プラン」、自社運用で継続的に成果を出したい方は「自社運用プラン」がおすすめです。
コンサルティング実績・会社情報
2008年より企業集客YouTube運用を開始し、100社以上をコンサルティング。運送業 年間採用20人、建材商社 売上40倍、製造業 問合せ6.5倍、農家 売上3.5倍など、企業の課題を動画で解決してきました。
YouTubeビジネスサポートのコンサルティング実績
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運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)
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- 東京都中小企業振興公社 専門家:プロフィール
- YouTubeチャンネル:企業動画戦略×Webマーケティング
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