企業動画の戦略で効果的な、動画の長さを解説!【0-6】

せっかく良い動画を作っても、「長そう」というだけで再生すらされない——そんな“もったいない”が起きています。就活生286人への調査では、5分以上の動画は81.8%が視聴を躊躇し、視聴を途中で止めた理由の46.2%が「動画が長すぎた」でした。本記事は書籍『経営戦略は動画が最強!』には載っていない番外編(0-6)として、採用動画の実態調査をもとに効果的な動画の長さを読み解き、採用にも情報発信にも共通する動画経営のヒントを解説します。

▶ 解説動画をYouTubeで見る

📌 今回のポイント

1

視聴されやすい動画の長さの目安は5分5分以上の動画は就活生の8割以上(81.8%)が視聴を躊躇します。中身を見てもらう前に、長さで離脱されてしまうのです。

2

就活生が求めるのは働く現場のリアルな情報。志望度がアップするのは「現場での仕事の様子」44.4%が最多で、動画タイプも「実写」43.7%が1位でした。

3

採用動画の視聴は就活開始前が30.8%で最多。就活の前半は3分以内の短い動画が好まれ、ステップが進むほど長めの動画も見られる傾向です。

企業動画の戦略で効果的な動画の長さを解説する今回のポイントをまとめたスライド
今回のポイント(出典:ノーテッド株式会社 調査、2023年)

採用動画を躊躇せず、見れる動画の長さ

結論、就活生が躊躇せず見られる動画の長さは「1分〜3分未満」33.9%が最多。1分未満24.8%+1分〜3分未満33.9%+3分〜5分未満23.1%=81.8%が「5分未満」を選び、裏を返せば5分以上は約8割が視聴を躊躇します。これは動画の中身以前の話です。

まず「採用動画を躊躇せず見られる動画の長さは?」という質問の結果です👇️

1分〜3分未満33.9%
1分未満24.8%
3分〜5分未満23.1%
5分〜10分未満10.1%
10分以上8.0%

n=286(23卒・24卒の就活生)

躊躇せず見られる動画の長さ。1分未満24.8%、1分〜3分未満33.9%、3分〜5分未満23.1%などのグラフ
採用動画を躊躇せず見られる動画の長さ(出典:ノーテッド株式会社 調査、2023年)

1分未満なら4分の3の人が見てくれて、3分以上になると半数以上が躊躇、さらに5分以上になると約8割が躊躇と回答しています。3分未満にしておいたほうが無難かもしれません🤔。そしてこれは動画の中身以前の話。どれだけ良い動画でも、再生すらしてもらえない可能性があるのです😱💦。

「でも、動画の長さなんて分かるの❓️」と思った方もいると思いますが、YouTubeはサムネイルの右下に動画の長さが表示されています☝️。

YouTubeのサムネイル右下に動画の長さが表示されることを示すスライド
YouTubeはサムネイルの右下に動画の長さが表示される
サムネイルの印象や内容とのバランスもありますが、「長さ」だけで躊躇する人がかなりいる、というのが大きな注意点です🤔

採用動画で志望度がアップするコンテンツ

結論、志望度がアップするコンテンツは「現場での仕事の様子」44.4%が最多。続いて「福利厚生や制度の紹介」37.8%、「オフィスの様子」36.7%、「社員インタビュー」35.3%。どんな仕事を・どんな場所で・どんな人とするのか、働く現場のリアルな情報が求められています。

では、どんな内容が「志望度アップ」につながるのでしょうか(複数回答)👇️

現場での仕事の様子44.4%
福利厚生や制度の紹介37.8%
オフィスの様子36.7%
社員インタビュー35.3%
社風や価値観の説明31.1%

複数回答/n=286(23卒・24卒の就活生)

志望度がアップするコンテンツ。現場での仕事の様子44.4%、福利厚生37.8%、オフィス36.7%などのグラフ
採用動画で志望度がアップするコンテンツ(出典:ノーテッド株式会社 調査、2023年)
志望度がアップする=興味のある話。上位のコンテンツほど少し長くても見てもらえますが、興味が薄いものは短くまとめる——というメリハリが大切です🤔

視聴を途中で止めた理由は?

結論、視聴を途中で止めた理由は「動画の長さが長すぎた」46.2%が圧倒的に最多。次いで「コンテンツが古く感じた」25.5%、「画質や音声のクオリティが悪かった」24.1%などが続きます。やはり長さが最大の離脱要因です。

途中で見るのをやめてしまった理由は何だったのか(複数回答)👇️

動画の長さが長すぎた46.2%
コンテンツが古く感じた25.5%
画質や音声のクオリティが悪かった24.1%
音声や字幕が聞き取りにくかった24.1%
コンセプトやテーマが分かりにくかった23.8%
出演者の印象が良くなかった15.7%

複数回答/n=286(23卒・24卒の就活生)

視聴を途中で止めた理由。動画の長さが長すぎた46.2%が最多のグラフ
採用動画の視聴を途中で止めた理由(出典:ノーテッド株式会社 調査、2023年)
圧倒的に「動画の長さが長すぎた」😓 見始めても途中で離脱される可能性が高いので、見やすく短めにまとめることが重要です😌

採用動画は、どんな動画が最適?

結論、就活生が最適だと感じる動画タイプは「実写動画(インタビューや働く姿)」43.7%が最多。続いて「就活ガイダンス動画(TV番組風)」33.9%、「インフォグラフィックス動画」22.7%。アニメーションより、ありのままが伝わる実写が支持されています。

では、どんなタイプの動画が最適だと感じられているのか👇️

実写動画(インタビューや働く姿など)43.7%
就活ガイダンス動画(TV番組風動画)33.9%
インフォグラフィックス動画(文字・イラスト)22.7%
ドキュメンタリー風動画19.2%

n=286(23卒・24卒の就活生)

最適だと感じる動画タイプ。実写動画43.7%、就活ガイダンス33.9%などのグラフ
就活生が最適だと感じる採用動画のタイプ(出典:ノーテッド株式会社 調査、2023年)

要は、ありのままが見たい‼️ということ。それなら多少長くても見てくれるかもしれません☺️。とはいえ、やっぱり内容以前に動画の長さは要注意です🤔。

採用動画にテロップ(字幕)は必要?

結論、テロップ(字幕)は入れたほうが良いです。就活生は「音声を聞けない環境がある(34.3%)」「言葉のニュアンスやアクセントを理解しにくい(30.1%)」「聴覚障害のある人もアクセスしやすくするため(23.1%)」といった理由でテロップを必要と感じています。視聴環境への配慮が、視聴率の底上げにつながります。

これは元の調査(ノーテッド株式会社)にある設問で、動画では見落とされがちなポイントです。「テロップ(字幕)は必要だと思いますか?」の回答理由がこちらです👇️

音声はあるが、環境的に音声を聞けない場合があるので必要34.3%
言葉のニュアンスやアクセントを理解しにくい場合があるので必要30.1%
聴覚障害のある人もアクセスしやすくするため必要23.1%

n=286(23卒・24卒の就活生)

電車の中や授業の合間など、音を出せない場面で見られることは少なくありません。テロップがあれば、音声をオフにしていても内容が伝わります。これは「①動画(編集)」というより「④伝え方」の工夫で、誰にでも伝わりやすくするための大切なひと手間です😌。

凝った編集は不要でも、テロップ(字幕)だけは入れておく。それだけで“見てもらえる・伝わる”動画にぐっと近づきます☝️

就活ステップごとの、動画の最適な長さは?

結論、最適な動画の長さは就活のステップで変わります。前半(就活前・リサーチ中)は3分以内の短い動画が好まれ、後半(説明会・選考中)に進むほど5分〜10分の長めの動画も見られるようになります。なお採用動画の視聴は就活開始前が30.8%で最多でした。

まず、就活生が採用動画を見るタイミングです。就活開始前が最も多く、企業を知るきっかけになっています👇️

就活開始前30.8%
企業リサーチ中29.4%
会社説明会28.3%
インターン中25.5%

複数回答/n=286(23卒・24卒の就活生)

そして、ステップごとに「最適な長さ」を聞いた結果がこちらです。ステップが進むほど、少し長めでも見るようになっていきます☝️。

① 就活前

1分〜3分未満32.2%
1分未満31.5%
3分〜5分未満21.0%
5分〜10分未満12.6%
10分以上2.8%

② リサーチ中

1分〜3分未満36.4%
1分未満26.2%
3分〜5分未満20.6%
5分〜10分未満12.9%
10分以上3.8%

③ 説明会

1分〜3分未満26.6%
1分未満25.9%
3分〜5分未満25.9%
5分〜10分未満15.0%
10分以上6.6%

④ 選考中

1分〜3分未満29.4%
1分未満24.8%
3分〜5分未満24.5%
5分〜10分未満15.7%
10分以上5.6%

各ステップ/n=286(23卒・24卒の就活生)※構成比は四捨五入のため合計が100%にならない場合があります

就活ステップごとの最適な動画の長さ。就活前・リサーチ中・説明会で長さの傾向が変わるグラフ
就活ステップごとの、動画の最適な長さ(出典:ノーテッド株式会社 調査、2023年)

就活前に見る動画は軽めに、興味を持ったら少し長く具体的に——というのが基本です。ただし、これはあくまで目安伝えなければいけないことを省いてまで短くするのは本末転倒です。大事な情報は、動画が長くなってもしっかり伝えましょう‼️。

採用動画はどこで見られ、どう見つけられている?

結論、採用動画が見られているメディアは「YouTube」50.0%が最多で、企業の公式ウェブサイト32.9%が続きます。見つけたきっかけは「企業説明会」38.8%が最多ですが、SNS・YouTube・求人サイトも2割超。YouTubeに置いて“検索で見つけてもらえる”状態にしておくことが、採用動画では欠かせません。

まず、就活生が採用動画を視聴したメディアです(複数回答)👇️

YouTube50.0%
企業の公式ウェブサイト32.9%
Instagram21.0%
Twitter(X)18.5%

複数回答/n=286(23卒・24卒の就活生)

そして、その動画を見つけた方法がこちらです(複数回答)👇️

企業説明会38.8%
SNS(X・Facebook・Instagramなど)25.2%
求人サイト(リクナビ・マイナビなど)22.4%
YouTube22.0%

複数回答/n=286(23卒・24卒の就活生)

視聴メディアの1位はYouTube(50.0%)。就活生はリサーチ中にYouTubeで企業を検索したり、関連動画から他社の採用動画にたどり着いたりしています。だからこそ、YouTube(横動画)に置いておくことが大切なのです☝️

ショート動画よりも、横動画!

結論、「短い動画が良いならショートでは?」と思われがちですが、ショート動画と横動画はアルゴリズムが全く違います。ショートは勝手に流れる“フロー型”(受動的)、横動画は選んで再生される“ストック型”(能動的)。集客や採用の結果につながりやすいのは横動画です。

僕は「今やるべきウェブ対策」として、次の3つをおすすめしています👇️。

SEOホームページ(ブログ)で対策
MEOGoogleビジネスプロフィール(マップ)で対策
VSEOYouTube(横動画)で対策
今やるべきウェブ対策。ホームページSEO・GoogleマップMEO・YouTube横動画VSEOのスライド
今やるべきウェブ対策:SEO・MEO・VSEO(横動画)

そして、ショート動画はあくまでも拡散用という位置づけです🙂‍↕️。では、アルゴリズムの何が違うのか——👇️

比較ショート動画(縦型)横動画(おすすめ)
タイプフロー型ストック型
再生のされ方スワイプで自動的に流れてくる(受動的)検索・おすすめ・関連動画から選んで再生(能動的)
視聴回数上がりやすいが、意味のない視聴も多い選んで見られるので結果につながりやすい
主な役割拡散・認知のきっかけ集客・採用など仕事につなげる本命
フロー型のショート動画とストック型の横動画の違いを示すスライド
フロー型(ショート)とストック型(横動画)の違い
フロー型は受動的なので視聴回数は上がりやすいですが、選んで見ているわけではありません。ちゃんと選んで見てもらえる横動画のほうが、結果につながりやすいのです😉👍
📊 調査概要・出典
調査名
採用動画の効果的な活用方法に関する実態調査
調査主体
ノーテッド株式会社(採用動画制作サービス「NOFILTER」運営)
調査方法
マーケティングアプリケーションズ「サーベロイド」によるインターネット調査
調査期間
2023年4月21日 〜 4月28日
有効回答
23卒・24卒の就活生 286名

今回は採用動画の調査をもとにお話ししましたが、僕は採用動画も企業の情報発信も同じだと思っています。「長さ」「リアルな情報」「実写」という結論は、集客の動画にもそのまま当てはまります😌。

動画経営のマーケティングとは

結論、公式ホームページに加えて「公式動画ホームページ」を作り、どちらにも同じ大切な情報を載せることが動画経営マーケティングのポイントです。動画だからと特別なことをするのではなく、伝えるべき情報を分かりやすく動画化してYouTubeでも発信していきます。

YouTube(動画)をやるとなると、多くの人が「どんな動画にしよう❓️」「ネタどうしよう❓️」と悩み、「動画だから面白いことをしなきゃ」「踊らなきゃ」と、別のことをしなければと思いがちです。でも、そうではありません👍️。

ポイントは、公式ホームページと同じように大切な情報を動画化してYouTubeでも発信し、どちらにも同じ情報を載せること‼️

そういった社内の情報を集めるためにも、チームで取り組むほうが早くYouTubeを運用できます。これが、動画のホームページを使う「動画経営マーケティング」のポイントだと思っています😌。

公式ホームページと公式動画ホームページ(YouTube)に同じ情報を載せる関係図
公式ホームページ=公式の動画ホームページ(YouTube)に、同じ情報を載せる

ビジネスYouTubeで成功する4つの要素

結論、成功のカギは①動画 ②仕組み ③運用 ④伝え方の4要素です。どれか1つだけを突出させるのではなく、4つのバランスを取って全体を底上げすることが動画経営戦略の基本。「動画の長さ」も、この①動画と④伝え方にまたがる大切なポイントです。

1動画撮影・編集
2仕組みアルゴリズム
3運用マーケティング
4伝え方プレゼンテーション

どれか1つだけを磨いて突出させるのではなく、4つのバランスをしっかり考えながら、全体の底上げをしていくことが、結果につながりやすい運用方法だと思っております🤗。

ビジネスYouTubeで成功する4つの要素(動画・仕組み・運用・伝え方)のスライド
①動画 ②仕組み ③運用 ④伝え方——4つのバランスが大切

経営戦略は動画が最強!(書籍紹介)

本記事は書籍『経営戦略は動画が最強!』の番外編です。書籍は再生回数も登録者も必要なし。売上40倍の建材商社、運送業の年間20人採用、問合せ6.5倍の製造業など、集客・採用・売上の事例がいっぱい載っているので、動画活用にご興味がありましたらぜひ手に取ってみてください。

2026年1月1日発売

こんな感じのお話をたくさんしています。再生回数も登録者も必要なし‼️ 売上40倍になった建材商社さん、毎年20人を採用している運送会社さん、問い合わせが6.5倍になった製造業さんなどの事例もいっぱい載せています🤗
動画活用にご興味がありましたら、全国の書店またはAmazonで🥰

経営戦略は動画が最強! 集客・採用・売上の課題解決! YouTube運用の教科書

経営戦略は動画が最強!
集客・採用・売上の課題解決! YouTube運用の教科書

よくある質問(FAQ)

採用動画の効果的な活用方法に関する実態調査について、よくいただく質問に1問1答でお答えします。

採用動画は何分くらいの長さが良いですか?

目安は5分以内、できれば3分未満。5分以上は約8割が視聴を躊躇します。

就活生が動画の視聴を途中で止める一番の理由は?

「動画が長すぎた」が46.2%で最多。長さが最大の離脱要因です。

志望度がアップする採用動画の内容は何ですか?

「現場での仕事の様子」44.4%が最多。働く現場のリアルな情報です。

どんなタイプの採用動画が好まれますか?

実写動画が43.7%で最多。ありのままが伝わる動画が支持されています。

採用動画にテロップ(字幕)は必要ですか?

必要です。音を出せない環境や聞き取りやすさへの配慮で求められています。

就活生は採用動画をどこで見ていますか?

YouTubeが50.0%で最多。次いで企業の公式ウェブサイトが32.9%です。

短い動画ならショート動画でよいのでは?

ショートは拡散用。選んで見られる横動画が集客・採用につながります。

この採用動画調査の出典はどこですか?

ノーテッド株式会社が就活生286人に行った2023年の実態調査です。

企業YouTube|60分オンライン無料診断 実施中!

「何から始めればいいか分からない」「今の運用が正しいかセカンドオピニオンが欲しい」企業様へ。Zoomでヒアリングし、結果に繋がる方向性をご提示する無料診断です。

「企業YouTube運用を始めたいが、何から手をつければいいか分からない」
「今のチャンネル運用が正しいか、セカンドオピニオンが欲しい」

そんな方におすすめです。ヒアリングのうえ、企業YouTube運用の結果に繋がる方向性をご提示します。Zoomを利用した企業YouTubeチャンネル診断です。

コンサルティングプラン

チャンネル作成から内製化まで、目的に合わせた2つのプランをご用意。はじめての方は「チャンネル作成プラン」、自社運用で継続的に成果を出したい方は「自社運用プラン」がおすすめです。

動画マーケティング自社運用プラン(PLAN01)

330,000円 / 月額 × 6ヶ月(6ヶ月後に社内で内製化)

集客や採用を自社のYouTube運用チームで継続的に成果化したい企業様におすすめ。作成から内製化まで6ヶ月でサポート。

YouTubeチャンネル作成プラン(PLAN02)

220,000円 / 月額 × 3ヶ月(チャンネル作成+動画6本作成)

はじめてYouTubeチャンネルを作る企業様、作ったがホーム画面の設定方法が分からない企業様におすすめ。

コンサルティング実績・会社情報

2008年より企業集客YouTube運用を開始し、100社以上をコンサルティング。運送業 年間採用20人、建材商社 売上40倍、製造業 問合せ6.5倍など、企業の課題を動画で解決してきました。

YouTubeビジネスサポートのコンサルティング実績

  • 運送業で、毎年20人採用
  • 建材商社で、売上40倍
  • 製造業で、問合せ6.5倍
  • 農家で、売上3.5倍
  • 宿泊施設で、年間15件以上のマスコミ取材
  • その他の事例:成功企業事例・お客様の声

運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)