企業公式YouTubeは、マイナスイメージなのか解説!【0-7】
「会社の公式YouTubeなんて、古くさくてマイナスでは?」——そんな不安から一歩が踏み出せない経営者の方は少なくありません。実際のところ、視聴者は企業のYouTubeをどう見ているのか。本記事は書籍『経営戦略は動画が最強!』には載っていない番外編(0-7)として、視聴者への実態調査からその“本音”を読み解きます。
3030秒で要点
企業公式YouTubeの印象は7割以上(73.9%)がポジティブ。マイナスどころか好意的に受け止められています。
評価を分けるのは「分かりやすさ」と「役立つ情報」。良い印象の理由も悪い印象の理由も、結局は情報発信の仕方に行き着きます。
よく見られるのは商品・サービスのお役立ち情報(56.8%)。検索で届くのは“既に知っている人”だけなので、おすすめ・関連動画に出る運用が鍵です。
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今回使用するのは、「企業YouTubeチャンネルの視聴者に対する実態調査」(株式会社AtoOne「Mチーム」調べ)というデータです。企業のYouTubeを実際によく見ている人たちが、何を求め、どう感じているのか。順番に見ていきましょう🤗。
1企業公式YouTubeの印象とは?(7割以上がポジティブ)
結論、企業のYouTubeチャンネルの動画には「非常にポジティブ」18.9%+「ややポジティブ」55.0%=73.9%がポジティブな印象を持っています。ネガティブは合計17.1%にとどまり、企業チャンネルはむしろ好意的に受け止められています。
まず、いちばん気になる「企業のYouTubeチャンネルの動画にどんな印象を持っているか?」の結果です👇️
単一回答/n=111(企業YouTubeを週3回以上視聴する20〜40代)

「非常にポジティブ」だけでも18.9%、「ややポジティブ」が55.0%なので、足すと73.9%がポジティブな印象という結果です‼️。昔は“YouTube”というだけでネガティブな印象が多かったですが、今はそんなことは全然ないですね👏😲。
2ポジティブな印象を持つ理由
結論、ポジティブな印象の理由は「役立つ情報が多いから」57.3%が最多。続いて「わかりやすいから」56.1%、「信頼できるから」39.0%。視聴者は“面白さ”よりも、役立つ・わかりやすい・信頼できる情報を評価しています。
ポジティブな印象を持っている人は、なぜそう感じているのでしょうか(複数回答)👇️
複数回答/n=82(Q7でポジティブと回答した人)

「面白いから」(23.2%)よりも、「役立つ情報が多い」「わかりやすい」が大きく上回っているのがポイント。“視聴者は情報を求めている”ということが、はっきり見て取れます🤔。
3ネガティブな印象を持つ理由(ここが注意点)
結論、ネガティブな印象の理由は「分かりにくいから」47.4%が最多。続いて「堅いイメージがあるから」42.1%、「飽きてしまうから」42.1%。YouTubeそのものではなく情報の伝え方に課題があると読み取れます(※この設問はn=19の少数のため参考値)。
逆に、ネガティブな印象を持っている人の理由がこちらです(複数回答)👇️
複数回答/n=19(Q7でネガティブと回答した人)※少数回答のため参考値

「分かりにくい」「堅い」「飽きる」が並びます。これはYouTubeがどうこうではなく、情報発信の仕方の問題。逆に言えば、分かりやすく・親しみやすく・飽きさせない工夫さえできれば、ネガティブはぐっと減らせるということです。
4視聴者はどのジャンルを選んで見る?
結論、視聴することの多いジャンルは「商品やサービス関連のお役立ち情報」56.8%が最多。続いて「商品説明」48.6%、「PR動画・CM」44.1%。「YouTuberやタレントとのコラボ」は39.6%で4番手。視聴者が求めているのは、基本的に“情報”です。
視聴することの多い、企業YouTubeのジャンルはこちらです(複数回答)👇️
複数回答/n=111(企業YouTubeを週3回以上視聴する20〜40代)

「コラボ」が4番目に入っていますが、やっぱり求められているのは“情報”。僕が毎回「YouTubeも公式ホームページと同じように情報発信することが、企業のYouTubeの使い方」と言っているのは、まさにこういうところから来ています🙂↕️。
5どんなきっかけで知る・見られている?
結論、企業チャンネルを知るきっかけは「商品・サービス名で検索」55.0%が最多。続いて「おすすめ・関連動画で表示された」52.3%、「企業名で検索」36.9%。検索とおすすめが二大入口です。“検索で見つけてもらえる状態”と“おすすめに出る運用”の両方が大切になります。
どんなきっかけで企業のチャンネルにたどり着いているのでしょうか(複数回答)👇️
複数回答/n=111(企業YouTubeを週3回以上視聴する20〜40代)

「検索」で届くのは“すでに知っている人”だけ
ここで1つ大事なポイントがあります。上位は「検索」と「おすすめ・関連動画」ですが、検索でたどり着けるのは、すでに商品や企業を知っている人だけです🤔。まだ知らない見込み客は、そもそも検索できません。
だからこそ、知らない人にも届く「おすすめ・関連動画」に表示されることがとても重要になります‼️。そしてそこに表示されるためには、YouTube運用の土台=最初のステップづくりが効いてきます。チャンネルや動画の設計がしっかりしているほど、おすすめにも乗りやすくなるのです☝️。

6視聴者の行動データ(登録数・視聴時間)
結論、登録している企業チャンネル数は「11個以上」25.2%が最多ですが、約4分の3は10個以下で登録のハードルは高め。一方で週の視聴時間は「1〜3時間未満」26.1%・「3時間以上」25.2%と、約4分の1が週3時間以上も視聴しています。
いくつ登録している?
単一回答/n=111

約4分の1は「11個以上」ですが、残りの約4分の3は10個以下。チャンネル登録はかなりハードルが高いと分かります。だからこそ、登録してもらうには“選ばれる理由”が必要です🤔。
週にどれくらい見ている?
単一回答/n=111

約4分の1が週3時間以上も企業のYouTubeを視聴しているのは、なかなか凄いことです‼️。欲しい情報は、いまや企業さんが発信する時代になってきましたね😲。
7チャンネル登録したくなる要素・特徴
結論、登録したくなる要素は「ユニークな企画を多くやっている」58.6%が最多。続いて「役立つ情報が得られる」51.4%、「そこでしか知れない情報が得られる」41.4%。きっかけは企画でも、長く続く登録につながるのは“役立つ・希少な情報”です。
視聴者が「チャンネル登録したくなる」要素・特徴を見てみましょう(複数回答)👇️
複数回答/n=111

調査では「これ以外に登録したくなる特徴」も自由回答で聞いており、こんな声が挙がっていました👇️。
- サムネが目を引く。(34歳)
- 詳しく商品について説明している。(31歳)
- 金融系の知識が身につくチャンネル。(29歳)
- 周りで人気がある。(22歳)
8結局、企業公式YouTubeはやるべき?
結論、やるべきです。視聴者の7割以上が好意的で、求められているのは「役立つ情報を、分かりやすく」。派手な企画や面白さは必須ではなく、自社の情報を分かりやすく発信できれば、好印象とファンづくりにつながります。
ここまでの調査結果を整理すると、企業公式YouTubeに対する見方はこうまとめられます。
- 印象:7割以上がポジティブ(マイナスではない)。
- 評価の分かれ目:分かりやすさ・役立つ情報という“発信の仕方”。
- 求められる中身:お役立ち情報・商品説明など、面白さより“情報”。
- 届け方:検索+おすすめ・関連動画。新規には後者が重要。
- 登録の条件:きっかけは企画、継続は“役立つ・希少な情報”。
9酒井の持論:ファンは「役立つ情報」で生まれる
結論、登録の動機づけとしては「ユニークな企画」も有効ですが、長く続くファン(コアファン)を生むのは「役立つ情報」だと考えています。バズより、求めている人にきちんと届く発信のほうが、結果的に他へ流れにくく、ファン化しやすいというのが持論です。
「ユニークな企画を多くやっている」(58.6%)は、確かに登録の動機づけとしては良いと思います。ただ、やっぱり長く続くのは2番目の「役立つ情報が得られる」ですよね🤔。
例えば僕は、企業の動画活用についての情報をお話ししていて、合う・合わないがかなりあると思うんです。「バズらせるには」みたいな話のほうが一般ウケしますが、僕のところに来る人は、そういう動画や本を見て「自分の求めている情報じゃなかった」という方が多く、コアなファンが多いです。そう考えると、「役立つ情報が得られる」のほうがエンゲージメントが高く、他に流れにくい=ファン化しやすいのではないかと思います😉👍。
- 調査名
- 企業YouTubeチャンネルの視聴者に対する実態調査
- 調査主体
- YouTube・TikTok運用サービス「Mチーム」(運営:株式会社AtoOne)
- 調査方法
- IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画によるインターネット調査
- 調査期間
- 2023年4月3日
- 有効回答
- 企業のYouTubeチャンネルを1個以上登録し、週に3回以上視聴している20代〜40代 111名
出典:Mチーム(株式会社AtoOne)「企業YouTubeチャンネルの視聴者に対する実態調査」/プレスリリース:PR TIMES。※「印象」「登録数」「視聴時間」は単一回答、「ジャンル」「きっかけ」「登録したくなる要素」「ポジティブ/ネガティブの理由」は複数回答。設問により回答者数(n)が異なり、ポジティブ理由はn=82、ネガティブ理由はn=19です。構成比は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合があります。
動画経営のマーケティングとは
結論、いまはどの企業にも公式ホームページがあります。それにプラスして「公式動画ホームページ」を作り、どちらにも同じ大切な情報を載せることが動画経営マーケティングのポイントです。動画だからと特別なことをするのではなく、伝えるべき情報を分かりやすく動画化してYouTubeでも発信していきます。
YouTube(動画)をやるとなると、ほとんどの人が「どんな動画にしよう❓️」「ネタどうしよう❓️」と悩み、「動画だから面白いことをしなきゃ」「踊らなきゃ」と、別のことをしなければと思いがちです。でも、そうではありません👍️。
社内の情報を集めるためにも、チームで取り組むほうが早くYouTubeを運用できます。これが、動画のホームページを使う「動画経営マーケティング」のポイントです😌。

10ビジネスYouTubeで成功する4つの要素
結論、成功のカギは①動画 ②仕組み ③運用 ④伝え方の4要素です。どれか1つだけを突出させるのではなく、4つのバランスを取って全体を底上げすることが基本。今回の「分かりやすさ」「役立つ情報」は、特に③運用と④伝え方に深く関わります。
どれか1つだけを磨くのではなく、ビジネスとしてお客様にどう情報を伝えるかを考え、4つのバランスを取りながら全体の底上げをしていくことが、結果につながりやすい運用方法だと思っております🤗。

11経営戦略は動画が最強!(書籍紹介)
本記事は書籍『経営戦略は動画が最強!』の番外編です。書籍は再生回数も登録者も必要なし。売上40倍の建材商社、運送業の年間20人採用、問合せ6.5倍の製造業など、集客・採用・売上の事例がいっぱい載っています。
よくある質問(FAQ)
企業公式YouTubeの印象に関する実態調査について、よくいただく質問に1問1答でお答えします。
企業公式YouTubeは、視聴者にマイナスイメージですか?
いいえ。7割以上(73.9%)がポジティブな印象で、好意的に受け止められています。
企業YouTubeにポジティブな印象を持つ理由は?
「役立つ情報が多い」57.3%、「わかりやすい」56.1%、「信頼できる」39.0%です。
企業YouTubeにネガティブな印象を持つ理由は?
「分かりにくい」47.4%、「堅いイメージ」「飽きてしまう」が各42.1%です。
視聴者がよく見る企業YouTubeのジャンルは?
「商品・サービスのお役立ち情報」が56.8%で最多。求められるのは情報です。
企業チャンネルはどんなきっかけで見られていますか?
「商品・サービス名で検索」55.0%、「おすすめ・関連動画」52.3%が二大入口です。
チャンネル登録したくなる要素は何ですか?
「ユニークな企画」58.6%が最多。長く続くのは「役立つ情報」51.4%です。
この調査の出典はどこですか?
株式会社AtoOne「Mチーム」が視聴者111人に行った2023年の実態調査です。
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コンサルティング実績・会社情報
2008年より企業集客YouTube運用を開始し、100社以上をコンサルティング。運送業 年間採用20人、建材商社 売上40倍、製造業 問合せ6.5倍など、企業の課題を動画で解決してきました。
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運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)
- 著書『ビジネスYouTubeで売れ!』:Amazon
- 東京都中小企業振興公社 専門家:プロフィール
- YouTubeチャンネル:企業動画戦略×Webマーケティング
- 公式サイト:https://ytbs.jp



















