YouTube採用はネガティブ印象?就活生106人の実態調査【0-10】
「YouTubeやTikTokで採用活動をすると、就活生からどう見られるの❓️」——採用動画を始めたい企業から、よくこんな不安を聞きます。ふざけて見えないか、炎上しないか…。本記事は書籍『経営戦略は動画が最強!』には載っていない番外編(0-10)として、TikTok・YouTubeで採用活動を行う企業の印象を就活生106名に聞いた実態調査から、その“リアルな受け取られ方”を読み解きます。
3030秒で要点
半数以上(53.8%)の就活生が、TikTok・YouTubeで採用活動を行う企業に「ポジティブな印象」。ネガティブは約3割(27.3%)にとどまりました。
ネガティブな印象は、その6割超(62.1%)が「TikTok」に集中。YouTubeへのネガティブ印象は少なく、同じ動画でもプラットフォームで受け取られ方が大きく違います。
ポジティブな理由の1位は「仕事の雰囲気がわかりやすいから」49.1%。大切なのは踊ることではなく、会社のリアルを分かりやすく伝えることです。
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今回使用するのは、「TikTok・YouTube採用活動を行う企業のイメージ調査」(株式会社AtoOne/YouTube・TikTok運用サービス「Mチーム」調べ)というデータです。TikTokまたはYouTubeを1日1時間以上見ている24卒の就活生106名に、TikTok・YouTubeで採用活動をする企業の印象を聞いた調査です🤗。順番に見ていきましょう👇️。

1TikTok・YouTube採用への印象は?(半数超がポジティブ)
結論、TikTok・YouTubeで採用活動を行う企業に対し、就活生の半数以上(53.8%)がポジティブな印象、約3割(27.3%)がネガティブな印象を持つと回答しました。新しいプラットフォームで採用に取り組む企業は、むしろ好意的に受け止められています。
「Q.あなたは、TikTok・YouTubeで採用活動を行う企業についてどのような印象を持ちますか?」の結果です👇️
単一回答/n=106(TikTokまたはYouTubeを1日1時間以上視聴する24卒就活生)

「非常にポジティブ」14.2%と「ややポジティブ」39.6%を合わせると53.8%で、半数を超えてポジティブな印象を持たれています😲👍。逆にネガティブ(やや+非常に)は27.3%=約3割。動画で採用活動をすること自体は、思っている以上に好意的に見られている、ということですね😌。
2就活で企業の動画を参考にしている?(ポジ層の3/4が活用)
結論、ポジティブな印象を持つ層の約4分の3(75.5%)が、就活で企業のTikTok・YouTube動画を「参考にしている」と回答。一方、ネガティブな印象を持つ層は約8割(75.8%)が「参考にしていない」。印象の良し悪しが、そのまま動画を見るかどうかに直結しています。
まず、Q1で「ポジティブな印象」と回答した方に「就職活動でどの程度参考にしていますか?」と聞いた結果です👇️
単一回答/n=57(Q1でポジティブな印象と回答した層)

約4分の3が「参考にしている」と回答しています😲。次に、Q1で「ネガティブな印象」と回答した方の結果を見てみましょう👇️
単一回答/n=29(Q1でネガティブな印象と回答した層)

ネガティブな印象を持っていても約2割(20.7%)は参考にしているんですね🤔。とはいえ、良い印象を持ってもらえるかどうかで、動画を見てもらえる確率が大きく変わるということが、このデータからよく分かります☝️。
3ポジティブな印象を持つ理由(雰囲気が伝わる)
結論、ポジティブな印象を持つ理由は「仕事の雰囲気がわかりやすいから」49.1%が最多、次いで「企業イメージが掴みやすいから」40.4%、「親近感を感じることができるから」38.6%。就活生が動画に求めているのは、テキストや写真では伝わらない“会社のリアルな空気”です。
「Q.ポジティブな印象を持つ理由を教えてください(複数回答)」の結果です👇️
複数回答/n=57(Q1でポジティブな印象と回答した層)

僕は普段から企業さんに「採用活動に動画を使うと良いですよ☺️」とお話ししていますが、それは動画は“手段”であって、本当に伝えたいのはこの回答にある中身だからです。仕事の雰囲気・企業イメージ・親近感——これらはテキストや画像だけでは伝えきれない部分で、それをどう伝えるか考えると、結果的に動画になる‼️という流れが大事なポイントだと思っています😌。
4ネガティブなのはTikTok?YouTube?(6割超がTikTok)
結論、ネガティブな印象を持つ層のうち「TikTok」が62.1%で最多、「両方」27.6%、「YouTube」はわずか3.4%。YouTubeへのネガティブ印象は意外なほど少なく、“ネガティブ=TikTok”という構図がはっきり出ています。
「Q.特にYouTube・TikTokのどちらの採用活動にネガティブな印象を持ちますか?」の結果です👇️
単一回答/n=29(Q1でネガティブな印象と回答した層)

6割以上がTikTokにネガティブな印象を持っている一方で、YouTubeは「両方」と「YouTube」を足しても約3割。純粋にYouTube単体へのネガティブ印象は3.4%だけで、意外と少なかったですね😲。同じ“採用動画”でも、出す場所によって受け取られ方がここまで違う、というのは重要なポイントです☝️。
5TikTokにネガティブな印象を持つ理由
結論、TikTokにネガティブな印象を持つ理由は「ふざけているように見えるから」61.5%が最多、次いで「会社にやらされているように見える」「入社後に出演を強要されないか心配」がそれぞれ50.0%。エンタメの場で無理に目立とうとする姿が、不安につながっています。
「Q.TikTokで採用活動を行う企業にネガティブな印象を持つ理由を教えてください(複数回答)」の結果です👇️
複数回答/n=26(ネガティブ印象かつTikTok・両方と回答した層)

これは「TikTokだから」というより、“TikTokに出す動画”という中身の問題だと考えています。TikTokはスワイプして次々見ていくショート動画なので、インパクトの強いものを出さないと見てもらえず、効果に繋がりにくい😱。だから再生数を上げようとすると、結果的に「ふざけている」「やらされている」ように見えてしまうわけです😓。僕がショート動画をあまりおすすめしない理由も、ここに出ています。
6YouTubeにネガティブな印象を持つ理由
結論、YouTubeにネガティブな印象を持つ理由は「やらされ」「ふざけて見える」「出演強要が心配」「炎上リスク」「採用に繋がりにくい」がいずれも33.3%で並びます(n=9)。TikTokと似た項目もありますが、そもそもYouTube単体にネガティブな人は非常に少なく、印象の質が違います。
「Q.YouTubeで採用活動を行う企業にネガティブな印象を持つ理由を教えてください(複数回答)」の結果です👇️
複数回答/n=9(ネガティブ印象かつYouTube・両方と回答した層)

嘘みたいに同じ数字が並んでいますね😅(回答者が少ないためです)。TikTokと似た項目もありますが、そもそもYouTube単体にネガティブな人は3.4%だけ。YouTubeは“作り込まれた動画・企業のアカウント”として好印象を得やすく、TikTokはまだエンタメのイメージが強い——つまりTikTokとYouTubeでは、そもそも印象が違う‼️ということです☝️。
7採用活動で最低限必要なコンテンツ(5つ)
結論、採用活動で最低限そろえたいのは①事業紹介・企業説明 ②仕事の内容紹介 ③1日の流れ ④社員インタビュー ⑤人事制度・福利厚生の5つ。どれも「仕事の雰囲気」「企業イメージ」を伝えるもので、短尺のTikTokでは伝えきれず、YouTubeでしっかりプレゼンする価値があります。
就活生がポジティブな印象の理由に挙げていた「仕事の雰囲気」「企業イメージ」を伝えるには、次の5つを動画にするのがおすすめです👇️
- 事業紹介・企業説明何をしている会社かを、まず分かりやすく
- 仕事の内容紹介どんな業務があるのかを具体的に
- 1日の流れ入社後の働くイメージが湧くように
- 社員インタビュー人柄・雰囲気の良さがいちばん伝わる
- 人事制度・福利厚生安心して働ける環境が伝わる

僕は、ちゃんと情報を伝える動画にすることをおすすめしています。この5つは、いずれも短尺のTikTokでは伝えきれない内容だと思うので、YouTubeでしっかりとプレゼンテーションをすることが大事だと思っております‼️。
8結局、採用動画はどう使うのが正解?
結論、採用動画は「YouTubeで、会社のリアルを分かりやすく伝える」のが正解です。就活生はふざけた動画ではなく“仕事の雰囲気”や“企業イメージ”を求めており、それを腰を据えて伝えられるのは短尺のTikTokより通常尺のYouTube。炎上や強要の不安を避け、必要な情報を丁寧に届けることが採用につながります。
ここまでの調査結果を整理すると、採用動画で意識すべきことはこうまとめられます。
- 印象:半数超(53.8%)がポジティブ。動画採用は好意的に見られている。
- プラットフォーム:ネガティブの62.1%はTikTokに集中。YouTube単体は3.4%のみ。
- 求められる中身:仕事の雰囲気49.1%・企業イメージ40.4%・親近感38.6%。
- 不安の正体:ふざけて見える・やらされ感・出演強要。無理に目立つ演出は逆効果。
- 必要な動画:事業紹介・仕事内容・1日の流れ・社員インタビュー・人事制度の5つ。
9酒井の持論:なぜショートより情報を伝える動画か
結論、僕がショート動画をあまりおすすめせず、YouTubeでの情報発信を勧めるのは、まさにこのデータが理由です。採用で見られているのは再生数やインパクトではなく「この会社で働くイメージが湧くか」。踊る・バズるより、大切な情報を分かりやすく伝える動画こそが、結果的に応募につながります。
今回の調査で特に印象的だったのは、TikTokへのネガティブ理由の1位が「ふざけているように見える」61.5%、そして「入社後に出演を強要されないか心配」50.0%だったことです。これは、再生数を狙ってインパクト重視の動画を作るほど、採用ではマイナスに働きやすいということを示しています😓。
「バズらせるには?」という話のほうが一般ウケはしますが、採用で本当に効くのは、仕事内容や社員の人柄を分かりやすく見せた“地味だけど伝わる動画”です。公式ホームページに載せるような情報を動画にして、YouTubeで丁寧に発信する。それだけで「働くイメージ」が湧き、応募につながっていきます。だからこそ再生数より、伝わったかを大切にすべきだと考えています👍。
補足:採用動画をつくる前に押さえたい3つのこと
ここまでの調査結果をふまえ、実際に採用動画をつくる前に意識してほしいことを3つ補足します😌。
①「ふざける」と「親近感」は全くの別物です。ポジティブ理由の上位が「仕事の雰囲気」「親近感」だったように、就活生が見たいのは“会社のリアル”であって、ダンスやおもしろネタではありません。距離感の近さと、ふざけることを混同しないのが大切なポイントです☝️。
②TikTok・YouTubeに共通して上位だった「入社後に出演を強要されないか心配」(50.0%)への対策として、動画や概要欄に「出演は希望者のみ」と明記しておきましょう。これだけでこの不安はかなり和らぎます😉。
③採用はマッチングです。「うちは動画で情報発信しています」と会社が発信すること自体が、動画に前向きな人は応募しやすく、そうでない人とは自然にすみ分けができる“ふるい”の役割も果たします。書類や採用サイトよりも、双方のミスマッチを減らせるのが動画の強みです👍。
- 調査名
- TikTok・YouTube採用活動を行う企業のイメージ調査
- 調査主体
- YouTube・TikTok運用サービス「Mチーム」(運営:株式会社AtoOne、代表取締役:松下勇介)
- 調査方法
- IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画によるインターネット調査
- 調査期間
- 2023年2月1日〜2月2日
- 有効回答
- TikTokまたはYouTubeを1日1時間以上視聴している24卒の就活生 106名
出典:Mチーム(株式会社AtoOne)「TikTok・YouTube採用活動を行う企業のイメージ調査」。※構成比は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合があります。設問により回答者数(n)が異なり、理由に関する設問は複数回答です。なお有効回答は106名と標本規模は大きくないため、あくまで傾向としてご覧ください。本記事の数値は2023年実施の調査に基づきます。
動画経営のマーケティングとは
結論、いまはどの企業にも公式ホームページがあります。それにプラスして「公式動画ホームページ」を作り、どちらにも同じ大切な情報を載せることが動画経営マーケティングのポイントです。採用でも、踊ったり面白いことをするのではなく、会社の情報を分かりやすく動画化してYouTubeで発信していきます。
YouTube(動画)をやるとなると、ほとんどの人が「どんな動画にしよう❓️🤔」「ネタどうしよう❓️🤔」と悩み、「動画だから面白いことをしなきゃ」「踊らなきゃ」と、別のことをしなければと思いがちです。でも、そうではありません👍️。今回の調査でも、就活生が求めていたのは「仕事の雰囲気」「企業イメージ」を分かりやすく伝えることでした。
そういった社内の情報を集めるためにも、チームで取り組むほうが早くYouTubeを運用できます。これが、動画のホームページを使う「動画経営マーケティング」のポイントだと思います😌。

10ビジネスYouTubeで成功する4つの要素
結論、成功のカギは①動画 ②仕組み ③運用 ④伝え方の4要素です。どれか1つだけを突出させるのではなく、4つのバランスを取って全体を底上げすることが基本。採用動画も、③運用(マーケティング)と④伝え方(プレゼンテーション)を意識することで、就活生にしっかり伝わる動画になります。
どれか1つだけを磨くのではなく、YouTubeをちゃんとビジネスとして捉え、マーケティングや、営業と同じようにお客様(就活生)へのプレゼンテーションもしっかり考えて、4つのバランスを取りながら全体の底上げをしていくことが重要だと思っております🤗。

11経営戦略は動画が最強!(書籍紹介)
本記事は書籍『経営戦略は動画が最強!』の番外編です。書籍は再生回数も登録者も必要なし。売上40倍の建材商社、運送業の年間20人採用、問合せ6.5倍の製造業など、集客・採用・売上の事例がいっぱい載っています。
よくある質問(FAQ)
TikTok・YouTubeの採用動画に対する就活生の印象について、よくいただく質問に1問1答でお答えします。
TikTok・YouTubeで採用活動をする企業の印象は?
就活生の半数以上(53.8%)がポジティブ、約3割がネガティブな印象と回答しています。
採用動画はTikTokとYouTubeどちらが良いですか?
ネガティブ印象の62.1%がTikTokに集中し、YouTube単体は3.4%。採用動画はYouTube向きです。
採用動画にポジティブな印象を持つ理由は?
「仕事の雰囲気がわかりやすい」49.1%が最多で、企業イメージや親近感が続きます。
TikTok採用がネガティブに見られる理由は?
「ふざけて見える」61.5%が最多。やらされ感や出演強要への不安も50.0%です。
就活生は企業の採用動画を参考にしますか?
ポジティブな印象を持つ層の約4分の3(75.5%)が参考にしていると回答しています。
採用動画で最低限必要な内容は?
事業紹介・仕事内容・1日の流れ・社員インタビュー・人事制度の5つです。
この調査の出典はどこですか?
株式会社AtoOne(Mチーム)が24卒就活生106名に行った2023年のイメージ調査です。
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運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)
- 著書『ビジネスYouTubeで売れ!』:Amazon
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