企業YouTubeの目的は4割が採用と集客!実態調査【0-8】
「会社でYouTubeを始めたものの、目的やKPIをどう置けばいいのか分からない」——そんな声をよく聞きます。では実際、企業はどんな目的でYouTubeに取り組み、何を成果として見ているのでしょうか。本記事は書籍『経営戦略は動画が最強!』には載っていない番外編(0-8)として、自社でYouTubeを運用する企業110社への実態調査から、その“リアル”を読み解きます。
3030秒で要点
動画制作の目的は「拡散・話題化」45.5%が最多ですが、2位「採用の強化」41.8%・3位「集客強化」40.0%と、ビジネス成果を意識する企業が増えています。
KPIは「視聴回数」が48.2%で最多。ただし2位は「(サイト等への)問い合わせ数」40.0%。登録者数より問い合わせ数を見るのが結果につながります。
悩みの上位は「ブランドイメージとの乖離」「刺さる動画が分からない」など。ふざける・奇をてらう必要はなく、大切な情報を分かりやすく届けることが本質です。
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今回使用するのは、「企業のYouTube動画制作における実態調査」(株式会社グローバルメタバース/グローバルプロデュース調べ)というデータです。自社でYouTubeを運用している担当者110名が、どんな目的で・何を成果に・いくらかけて動画を作っているのか。順番に見ていきましょう🤗。

1YouTube動画制作の目的は?(採用・集客が各4割)
結論、動画制作の目的は「拡散・話題化」45.5%が最多ですが、ポイントは2位・3位です。「採用の強化」41.8%、「集客強化」40.0%と、いずれも4割を超えており、YouTubeをビジネスの成果につなげようとする企業が確実に増えています。
まずは「Q1.YouTube動画制作の目的を教えてください(複数回答)」の結果です👇️
複数回答/n=110(自社のYouTubeを運用している担当者)

1位は「拡散・話題化」ですが、注目すべきは2位「採用の強化」と3位「集客強化」です‼️。どちらも4割を超えており、ここをしっかり意識している企業さんが増えてきているのは、とても良いことだと思います👏。
2何をKPIにしている?(問い合わせ数が2位)
結論、KPIは「視聴回数」48.2%が最多ですが、2位は「(コーポレートサイト等への)問い合わせ数」40.0%。続いて「再生時間」33.6%、「チャンネル登録者数」29.1%、「表示回数」27.3%。登録者数より問い合わせ数を見るのが、結果につながる考え方です。
「Q2.YouTube動画制作において、何をKPIとしていますか(複数回答)」の結果がこちらです👇️
複数回答/n=110(自社のYouTubeを運用している担当者)

「拡散・話題化」を目的にしている人は「視聴回数」や「再生時間」を、「採用・集客」を目的にしている人は「問い合わせ数」を見ている、というように回答が分かれていると思います😓。僕の本にも書いていますが、チャンネル登録数などの数字は狙わなくていい。問い合わせ数をしっかり見ていくことと、5位の「表示回数(インプレッション)」も実はかなり重要な指標だと思います‼️。
3動画制作は内製?外注?
結論、動画制作は「主に外注・一部内製」54.5%が最多で、「全て外注」16.4%と合わせると7割以上が外注中心。一方で「主に内製・一部外注」21.8%、「全て内製」6.4%と、内製で取り組む企業も着実に増えています。
「Q3.YouTube動画制作は、どの様な形式でおこなっていますか」の結果です👇️
単一回答/n=110(自社のYouTubeを運用している担当者)

外注中心が7割超ですが、ポイントは「主に内製・一部外注」と「全て内製」を合わせた内製の比率(約28%)が増えてきていることだと思います🤗。外の人に作ってもらうのも良いですが、「今撮りたい」という時にすぐ撮れるのも、企業のYouTube運用ではとても大切です☝️。
4動画1本あたりの費用はいくら?
結論、動画1本あたりの費用は「5,000円〜10,000円未満」30.9%が最多、次いで「10,000円〜30,000円未満」21.8%。5,000円〜30,000円の価格帯に5割超が集中しています。会社や制作方法によって金額は大きく変わります。
「Q4.動画1本あたりにかかっている費用はいくらですか」の結果です👇️
単一回答/n=110(自社のYouTubeを運用している担当者)

僕の知っている範囲でも、YouTubeをやっている企業さんは5,000円〜10,000円、10,000円〜30,000円あたりが多く、このアンケートでもその帯に5割超が集中しています☝️。これが「採用動画」になると年間予算が決まっていて、100万〜500万円という会社も多く、動画にかけるお金事情は会社によって本当にさまざまです🤔。内製化していて編集だけ外に出している場合は5,000円〜30,000円ほどで、動画制作のノウハウを持っている会社ほど単価を下げられるのではないかと思います😉。
5YouTube動画で実感した効果
結論、実感した効果は「SNSで拡散された」50.0%が最多。続いて「求職者が増えた」35.5%、「商談化率が上がった」30.9%、「受注率が上がった」24.5%。拡散だけでなく、採用・商談・受注といったビジネスの結果にも直結しています。
「Q5.YouTube動画制作における効果を教えてください(複数回答)」の結果です👇️
複数回答/n=110(自社のYouTubeを運用している担当者)

「拡散された」は、先ほどから言っているように視聴回数や登録者などの数字を狙っている人だと思いますが、その後ろの「求職者が増えた」「商談化率が上がった」「受注率が上がった」は、ビジネスの結果として良いことづくしですよね😆。もちろん全ての会社が当てはまるわけではありませんが、このパーセンテージを見る限り、かなり良い結果だと思います👏。
6動画制作における悩み(ここが注意点)
結論、悩みの上位は「企業のブランドイメージとどこまで乖離させていいか分からない」46.4%、「どんな動画が刺さるか分からない」33.6%、「どこまで企画をふざけていいか分からない」27.3%。しかし、ふざけたりブランドイメージから離す必要はありません。この上位3つは、本来必要のない悩みです。
「Q7.YouTube動画制作における悩みを教えてください(複数回答)」の結果です👇️
複数回答/n=110(自社のYouTubeを運用している担当者)

ここが今回いちばんお伝えしたいところです。そもそもふざけたり、ブランドイメージから離す必要はありません‼️。上位3つの悩みは、考え方を変えれば必要のない悩みなんです。企業のYouTubeは、公式ホームページと同じように大切な情報を分かりやすく伝えるのが基本。なお、これは2023年のデータで3年が経っているので、いまはもう少し内製化率も内容も良くなっていると思います🙂↕️。
7結局、企業はどんな目的で取り組むべき?
結論、目指すべきは採用・集客・問い合わせという“経営の成果”です。拡散や話題化は入口にすぎません。視聴回数や登録者数を追うのではなく、問い合わせ数という結果を見て、自社の大切な情報を分かりやすく発信していくことが、企業YouTubeの王道です。
ここまでの調査結果を整理すると、企業のYouTube動画制作の“いま”はこうまとめられます。
- 目的:1位は拡散・話題化だが、採用・集客が各4割で続く。
- KPI:視聴回数が最多も、2位は問い合わせ数。登録者数より重要。
- 制作体制:外注中心が7割超だが、内製化も着実に増加。
- 費用:1本5,000円〜30,000円が中心。ノウハウ次第で下げられる。
- 効果:拡散だけでなく、求職者増・商談化・受注率向上にも直結。
- 悩み:ブランド乖離・ふざけ方など。実は不要な悩みが上位。
8酒井の持論:登録者より「問い合わせ数」を見る
結論、僕のやり方ではチャンネル登録者数や再生数は狙いません。見るべきは問い合わせ数です。再生数が多くても問い合わせや採用に繋がらなければ、ビジネスの成果にはなりません。視聴者と向き合い、求めている人に必要な情報を届けることが、結果的にいちばんの近道だと考えています。
今回の調査でも、KPIの2位に「問い合わせ数」、効果の上位に「求職者が増えた」「商談化率が上がった」が入っていました。これはまさに、再生数や登録者数という“見かけの数字”ではなく、経営の数字を見ている企業が成果を出しているということだと思います😉。
「バズらせるには?」という話のほうが一般ウケはしますが、僕のところに相談に来てくださるのは、そういう動画や本を見て「自分が本当に求めている情報じゃなかった」という方が多いです。だからこそ、視聴回数より問い合わせ数。そして表示回数(インプレッション)のように“どれだけ見込み客の前に出られたか”という指標も、しっかり見ていくべきだと思います👍。
- 調査名
- 企業のYouTube動画制作における実態調査
- 調査主体
- 株式会社グローバルメタバース(株式会社グローバルプロデュースのグループ会社)
- 調査方法
- IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®」の企画によるインターネット調査
- 調査期間
- 2023年2月20日〜2月21日
- 有効回答
- 自社のYouTubeを運用している担当者 110名
出典:株式会社グローバルプロデュース「企業のYouTube動画制作における実態調査」/プレスリリース:PR TIMES。※「内製・外注」「費用」は単一回答、「目的」「KPI」「効果」「悩み」は複数回答です。構成比は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合があります。本記事の数値は2023年実施の調査に基づきます。
動画経営のマーケティングとは
結論、いまはどの企業にも公式ホームページがあります。それにプラスして「公式動画ホームページ」を作り、どちらにも同じ大切な情報を載せることが動画経営マーケティングのポイントです。動画だからと特別なことをするのではなく、伝えるべき情報を分かりやすく動画化してYouTubeでも発信していきます。
YouTube(動画)をやるとなると、ほとんどの人が「どんな動画にしよう❓️」「ネタどうしよう❓️」と悩み、「動画だから面白いことをしなきゃ」「踊らなきゃ」と、別のことをしなければと思いがちです。でも、そうではありません👍️。今回の調査で多かった「ブランドイメージとの乖離」「ふざけ方が分からない」という悩みも、ここがクリアになれば解消します。
社内の情報を集めるためにも、チームで取り組むほうが早くYouTubeを運用できます。これが、動画のホームページを使う「動画経営マーケティング」のポイントです😌。

9ビジネスYouTubeで成功する4つの要素
結論、成功のカギは①動画 ②仕組み ③運用 ④伝え方の4要素です。どれか1つだけを突出させるのではなく、4つのバランスを取って全体を底上げすることが基本。今回の調査で見えた「目的設定」「KPI」「分かりやすさ」は、特に③運用と④伝え方に深く関わります。
どれか1つだけを磨くのではなく、YouTubeをちゃんとビジネスとして捉え、マーケティングや、営業と同じようにお客様へのプレゼンテーションもしっかり考えて、4つのバランスを取りながら全体の底上げをしていくことが重要だと思っております🤗。

10経営戦略は動画が最強!(書籍紹介)
本記事は書籍『経営戦略は動画が最強!』の番外編です。書籍は再生回数も登録者も必要なし。売上40倍の建材商社、運送業の年間20人採用、問合せ6.5倍の製造業など、集客・採用・売上の事例がいっぱい載っています。
よくある質問(FAQ)
企業のYouTube動画制作に関する実態調査について、よくいただく質問に1問1答でお答えします。
企業YouTube動画制作の目的で多いのは何ですか?
「拡散・話題化」45.5%が最多で、次いで「採用の強化」41.8%、「集客強化」40.0%です。
企業はYouTubeで何をKPIにしていますか?
「視聴回数」48.2%が最多ですが、2位は「問い合わせ数」40.0%。問い合わせ数が重要です。
YouTube動画制作は内製と外注どちらが多い?
「主に外注・一部内製」54.5%を含め7割以上が外注中心ですが、内製も増えています。
動画1本あたりの費用はいくらですか?
「5,000〜10,000円未満」30.9%、「10,000〜30,000円未満」21.8%が中心です。
企業YouTubeで実感されている効果は?
「SNSで拡散」50.0%、「求職者が増えた」35.5%、「商談化率が上がった」30.9%です。
企業の動画制作で多い悩みは何ですか?
「ブランドイメージとの乖離」46.4%などですが、ふざける必要はなく不要な悩みです。
この調査の出典はどこですか?
株式会社グローバルプロデュースが運用担当者110名に行った2023年の実態調査です。
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コンサルティングプラン
チャンネル作成から内製化まで、目的に合わせた2つのプランをご用意。はじめての方は「チャンネル作成プラン」、自社運用で継続的に成果を出したい方は「自社運用プラン」がおすすめです。
コンサルティング実績・会社情報
2008年より企業集客YouTube運用を開始し、100社以上をコンサルティング。運送業 年間採用20人、建材商社 売上40倍、製造業 問合せ6.5倍など、企業の課題を動画で解決してきました。
YouTubeビジネスサポートのコンサルティング実績
- 運送業で、毎年20人採用
- 建材商社で、売上40倍
- 製造業で、問合せ6.5倍
- 農家で、売上3.5倍
- 宿泊施設で、年間15件以上のマスコミ取材
- その他の事例:成功企業事例・お客様の声
運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)
- 著書『ビジネスYouTubeで売れ!』:Amazon
- 東京都中小企業振興公社 専門家:プロフィール
- YouTubeチャンネル:企業動画戦略×Webマーケティング
- 公式サイト:https://ytbs.jp



















