ホームITコーディネータ > SEOはもう終わり?(オワコン?)

SEO×生成AI #SEOオワコン #これからのSEO

「SEOはもう終わり(オワコン)」は本当か?終わったのは”小手先SEO”——AI時代に今も効く理由と中小の現実解

Ahrefs・Pew・Semrush等で裏取り Google公式見解を確認 自社ブログ1,170本超を運用

著者:酒井大輔(ITコーディネータ) | 公開日:2026年7月11日 | 読了目安:約12分

この記事の要点頑張って記事を書いても、検索順位は上がらない。調べ物の答えは、AIが画面の中で返してしまう。「もう、SEOなんて意味がない(オワコン)のでは」——いま経営者・Web担当者から急増している不安です。本記事は、この疑問に公開されている調査データ(Ahrefs・Pew・Semrush等)とGoogleの公式見解で答えたうえで、”では中小企業は何をすべきか”までを示します。書き手は自社ブログを1,170本以上AIと協働で運用している現役の運用者。評論ではなく、自分のサイトの実データを見ながらお話しします。
📌 30秒まとめ結論は「SEOは終わっていない。終わったのは”小手先SEO”だけ」です。要点は次の3つ。
  • 終わったのは小手先SEO=キーワード詰め込み・被リンク購入・薄い記事の量産。AIによる概要(AI Overviews)とゼロクリックで、こうした「一般的な調べ物」のクリックは実際に大きく減っています。
  • むしろ価値が上がったもの=一次情報・実体験(E-E-A-T)・指名検索。人にもAIにも「引用・信頼される情報」は、AI時代にこそ選ばれます。Googleも「作り方でなく品質で評価する」と明言しています。
  • 中小がやるべきは”軸移動”=クリックを奪い合うSEOから、AIにも人にも引用・指名されるコンテンツへ。SEOは「終わった」のではなく重心が変わった——これが実態です。
酒井大輔 ITコーディネータ ユーチューブビジネスサポート代表

この記事の著者

酒井 大輔(Sakai Daisuke)|ユーチューブビジネスサポート 代表

ITコーディネータ。中小企業のWebマーケティング・動画活用・SEOを支援。2021年から自社ブログを継続運用し、公開記事は1,170本以上(2026年6月時点)。近年はClaude(生成AI)との協働でコンテンツ制作・SEO/AI対策を内製化し、その実運用データを一次情報として発信している。代表プロフィールはこちら

【結論】終わったのは”小手先SEO”。SEO自体はオワコンではない

📌 結論「SEOはオワコン」という言葉が指しているのは、正確には“小手先SEO”の終わりです。キーワードを不自然に詰め込む、被リンクを買う、内容の薄い記事を大量生産する——こうした検索エンジンを出し抜くためのテクニックは、AIによる概要(AI Overviews)とゼロクリックの広がりで、もう成果につながりません。一方で一次情報・実体験・指名検索・E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の価値は、むしろ上がっています。だから正しい問いは「SEOをやめるか」ではなく「どのSEOをやめ、どのSEOに投資し直すか」です。

「AIが何でも答える時代に、わざわざSEOをやる意味があるのか」——最近、経営者やWeb担当者から最も多くいただく不安のひとつです。結論から言えば、SEOそのものが終わったわけではありません。終わったのは、検索エンジンを”技術で出し抜く”タイプの施策。逆に、人にもAIにも「信頼して引用したい」と思われる情報の価値は、これまで以上に高まっています。

!終わった「小手先SEO」

キーワードの詰め込み、被リンクの購入・自作自演、AIでの薄い記事の大量生産、検索順位だけを狙った中身のない記事。検索エンジンを出し抜く発想の施策は、AI時代に通用しなくなりました。

価値が上がった「これからのSEO」

自社にしかない一次情報・独自データ、現場の実体験(E-E-A-T)、会社名で探される指名検索、AIに引用される構造化された情報。人にもAIにも選ばれる中身の勝負に移りました。

つまり「SEOはオワコンか」への答えは、「小手先はオワコン。中身は、むしろこれから」です。次章から、なぜオワコンと言われるのか・実は何の価値が上がったのか・中小企業は何をすべきかを、データとGoogleの公式見解とともに見ていきます。

なぜ「SEOはオワコン」と言われるのか(3つの理由)

📌 このセクションの要点「SEOオワコン」論には、主に3つの実際の変化が背景にあります。①AIによる概要(AI Overviews)で答えが検索画面内に完結する(ゼロクリック)②検索1位でもクリックが大きく減った③AIが薄い記事を無限に作れるようになった。いずれも事実です。ただし、これらが直撃するのは「一般的な調べ物」を狙った小手先SEOであって、SEO全体ではありません。

「オワコン」と言われるのには、はっきりした理由があります。感覚論ではなく、実際に起きている3つの変化を数字で確認しましょう。その前に、そもそも集客の主役がどう移ってきたかを1枚で見ておきます。

※ 横スクロールできます

時代集客の主役その時代の”勝ち筋”
2010年代前半検索(SEO)が中心キーワードと被リンクで上位表示(=いまの”小手先”の原型)
2020年前後SEO+SNS・動画検索に加え、SNS・YouTubeでも接点を持つ
2026年(今)SEO+AI検索+動画+SNSAIにも人にも”引用・指名”される情報を持つ

集客の主役は、10年ごとに”足し算”で変わってきました。2021年から自社サイトを運用してきた実感でも、検索が消えたことは一度もありません。終わったのは「検索だけ」で完結する時代であって、SEOそのものではないのです。「SEOはオワコン」と感じるのは、この足し算の最新版(AI検索)に自社がまだ対応できていないサイン、とも言えます。

理由1:AIが検索画面内で答えてしまう(ゼロクリック)

従来は「検索する→リンクをクリックしてサイトで答えを読む」流れでした。いまはGoogleの検索結果上部にAIが生成した要約(AI Overviews/AIによる概要)が表示され、多くの疑問がその場で解決します。サイトを開かずに離れるゼロクリック検索の広がりです。Semrushの2025年の調査では、米国のGoogle検索の約58.5%がゼロクリックで終わり、AIによる概要の中に置かれた出典リンクがクリックされるのはわずか約1%でした。

理由2:検索1位でも、クリックが大きく減った

「1位を取れば流入が来る」という前提も崩れつつあります。Ahrefsの分析では、AIによる概要が表示されるキーワードの検索1位クリック率は、グローバルで約58%減、日本でも約38%減。Pew Research Centerの調査(2025年)でも、AI要約が出る検索でリンクがクリックされたのは8%で、要約が出ないとき(15%)の約半分でした。順位を上げても、クリックが以前ほど付いてこない——これが「SEOは意味ない」と感じられる正体です。

理由3:AIで”薄い記事”が無限に作れるようになった

生成AIで誰でも記事を量産できるようになり、似たような薄い記事が検索結果に溢れました。その結果、「量で勝負する小手先SEO」は完全に頭打ちに。Googleも品質評価を強化し、独自性のない使い回しコンテンツは評価されにくくなっています(詳しくは次章)。

※ 横スクロールできます

「オワコン」と言われる理由実際に起きた変化(数値)本当に終わったのは?
① ゼロクリック米検索の約58.5%がゼロクリック/AI概要内リンクのクリックは約1%(Semrush 2025)「調べて終わり」の情報取得型クエリ
② 1位でも減るクリック1位CTR グローバル約58%減・日本約38%減(Ahrefs)/要約時クリック15%→8%(Pew)順位だけを狙う小手先の勝ち筋
③ 薄い記事の量産AIで誰でも量産可能に→独自性のない記事は評価されにくい(Google品質評価)量で押す低品質コンテンツ

出典:Semrush「Zero-Click Searches」「AI Overviews Study」(2025年・semrush.com)、Ahrefs「AI Overviews Reduce Clicks by 58%」(2026年2月・日本約38%減はAhrefs pte. ltd. プレスリリース)、Pew Research Center(2025年7月・米国成人の閲覧データ68,879件を分析)。数値は各調査の条件下のもので、実際の影響はサイト・クエリにより異なります(2026年7月時点)。

図:3つの変化が直撃するのは「小手先SEO」だけ

AI時代の3つの変化と、その影響先 ① ゼロクリック ② 1位でも減るクリック ③ 薄い記事の量産 直撃するのは「小手先SEO」=詰め込み・被リンク購入・薄い量産 影響を受けない・むしろ価値が上がる 一次情報/実体験(E-E-A-T)/指名検索/AIに引用される情報
3つの変化はいずれも事実。しかし直撃するのは”検索エンジンを出し抜く”小手先SEOであって、中身で勝負するSEOはむしろ追い風になります。

実は”価値が上がった”もの(一次情報・経験・指名検索)

📌 このセクションの要点AI時代に価値が上がったのは①自社にしかない一次情報・独自データ ②現場の実体験(E-E-A-T)③会社名で探される指名検索 ④AIに引用されやすい構造化された情報の4つです。Googleは公式に「コンテンツの”作り方”ではなく”品質”で評価する」と明言しており、AIで作ったかどうかは問いません。問われるのは「人の役に立つ、独自性のある情報か」です。

「小手先が終わった」の裏返しは、「中身の価値が上がった」ということです。AIは、どこにでもある一般的な情報なら瞬時に要約できます。だからこそAIが要約できない・要約しても”出典として引用したくなる”情報——つまり一次情報や実体験——の希少価値が上がりました。

Googleの公式見解:「作り方」ではなく「品質」で評価する

「AIで作った記事はSEOで不利になるのでは」という誤解がありますが、Googleは公式に否定しています。Google検索セントラルは「コンテンツをどう作ったかではなく、その品質に焦点を当てて評価する」と明言し、AI生成コンテンツであっても、人の役に立つ高品質なものであれば問題ないとしています。評価軸はE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)と”人のために作られたか(people-first)”。裏を返せば、順位目的だけの薄い記事は、人が作ってもAIが作っても評価されません。

出典:Google検索セントラル「Google Search’s guidance about AI-generated content」(2023年2月8日・developers.google.com)、「Creating helpful, reliable, people-first content」(Google検索セントラル)(2026年7月時点)。

比較表:小手先SEO(終わった)vs これからのSEO(伸びる)

※ 横スクロールできます

観点小手先SEO(オワコン)これからのSEO(伸びる)
狙い検索エンジンを出し抜く人とAIに信頼・引用される
キーワード不自然に詰め込む自然な文脈+指名語(社名・商品名)
被リンク購入・自作自演で数を稼ぐ実績・一次情報で自然に引用される
コンテンツ薄い記事を大量生産一次情報・独自データ・実体験で密度を上げる
評価される軸順位・クリック数E-E-A-T・指名検索・問い合わせ(成果)
AI時代の耐性要約・量産で無力化AIに引用され露出が残る

この表の右側は、いずれも「AIに要約されても価値が消えない」という共通点を持ちます。一次情報は引用の”出典”になり、指名検索はそもそもAIに奪われず、E-E-A-Tは順位変動に強い。SEOの重心は「クリックを取る」から「引用・指名される」へ移りました。

図:SEOの”重心”はこう移った

これまでのSEOの重心 キーワード × 順位 × クリック = 検索エンジンを出し抜く これからのSEOの重心 一次情報 × E-E-A-T × 指名検索 = AIにも人にも引用・指名される
「終わった」のは左側の重心。右側へ投資を移せば、AIが答える時代でも露出と成果は守れます。

「終わった」のではなく「上に新しい層が乗った」ことは、お金の動きにも表れています。AI検索での見つかりやすさを専門に扱う米Profound社は、2026年2月に9,600万ドルを調達し評価額10億ドルに達しました(Fortune・2026年2月24日)。オランダのPromptwatchも2026年にシード600万ユーロを調達しています(Tech Funding News)。SEOが不要になったなら、この領域に資金は集まりません。

「うちのSEOは、小手先依存になっていないか?」

オワコン化するのは小手先SEOだけ。とはいえ、自社のコンテンツが”どちら側”かは、外から見ないと気づきにくいものです。現状のサーチコンソールのデータをもとに、”終わる施策・伸びる施策”を切り分け、どこに投資し直すべきかを整理するお手伝いをしています。無理な営業はいたしません。

▶ オンライン無料相談で相談してみる

中小企業がやるべき現実解(5ステップ)

📌 結論やるべきことは「小手先SEOをやめ、一次情報・指名検索・AI引用に投資し直す」の一点です。具体的には、①小手先施策をやめる ②一次情報・独自データで密度を上げる ③指名検索(ブランド)を増やす ④AIに引用される作りにする ⑤検索以外の受け皿(動画・地図・SNS)を持つ、の5つ。上から順に着手すれば、限られたリソースでも成果に直結します。

「SEOはオワコン」で思考を止めず、行動に落とすための5ステップです。優先度の高い順に並べています。

もう一つのあきらめ「SEOは難しそう」も、いま崩れている「意味ない」と並んで多いのが、「SEOは専門的で、うちには難しそう」というあきらめです。しかし、これまで専門家やコンサルに任せていた作業——検索される言葉の調査、構造化データの記述、サイトの健康診断——は、いま生成AIが肩代わりできます。大切なのは、「何をすべきかを判断する力」と「実際に手を動かす作業」を分けて考えること。作業をAIに任せられるようになった今、中小企業でも”これからのSEO”は自分の手で始められます。難しいのは作業ではなく、自社にしかない一次情報を持っていること——そこは、あなたの会社がすでに持っている強みです。

まず”小手先施策”をやめる(引き算から始める)

キーワードの詰め込み、被リンクの購入、内容の薄い記事の量産——これらは成果につながらないどころか、品質評価でマイナスになり得ます。まずやめることで、リソースを”伸びる施策”に回せます。新しいことを足す前に、無駄な施策を手放すのが最短ルートです。

一次情報・独自データで”密度”を上げる

他社が書けない自社の実績・現場データ・事例・独自の見解を記事に入れます。AIが要約できる一般論ではなく、AIが”出典として引用したくなる”情報を持つことが、これからのSEOの核心です。1本の濃い記事は、10本の薄い記事に勝ちます。

指名検索(ブランド)を増やす

会社名・商品名・独自サービス名での検索は、AIに要約されず、そのままサイト来訪につながります。動画・SNS・プレスなどで「名前を覚えてもらう」接点を増やすことが、AI時代のSEOの土台。指名検索が増えるほど、一般クエリの減少に左右されにくくなります。

AIに引用される作りにする(構造化・結論ファースト)

露出が「AI要約の中での引用」に移るなら、その要約に自社が引用されることを狙います。鍵は、一次情報、結論を前半に置く構成、見出し階層と構造化データ(JSON-LD)。作り方は AIに引用されるコンテンツの作り方 で詳しく解説しています。

検索以外の受け皿(動画・地図・SNS)を持つ

流入をGoogle検索一本に頼らない体制づくりです。YouTube(動画)・Googleマップ(MEO)・SNSなど、AI要約に奪われない接点を複数持つことで、検索クリックが減っても集客の総量を守れます。動画は指名検索を生む効果も高い施策です。

自社の運用(小手先を捨てて一次情報で伸ばした実測)

📌 この章の価値これは”お客様のデータを見た評論”ではありません。当社は2021年から自社ブログを運用し、公開記事は1,170本以上(2026年6月時点)。「SEOはオワコン」が全てに当てはまるなら、記事を作り続ける当社の露出は落ちるはず——しかし実測は逆でした。数字は必ず実測のみで示します。

当社は早い段階で小手先SEO(量産・被リンク稼ぎ)を捨て、一次情報と指名検索に軸を移しました。その結果、AIによる概要が広がる中でも、自社サイトの検索露出は積み上がっています。直近16か月の検索表示回数は341万回、クリックは8.98万回。しかも流入の74.7%が自然検索で、有料検索はわずか2セッション——広告にほぼ頼らず、検索とAIの両面で露出を伸ばしています。これは”お客様のデータ”ではなく、自分たちのサイトのSearch Console/GA4の実数です。

341万回
検索表示回数
(直近16か月・GSC実測)
8.98万
検索クリック数
(直近16か月・GSC実測)
74.7%
流入に占める自然検索比率
(GA4・有料はわずか2セッション)
1,170本
自社ブログの公開記事数
(2026年6月時点・実数)

数値はいずれも当社サイト(ytbs.jp)自身のGoogleサーチコンソール・GA4の実測値です(2026年6月時点・直近16か月)。2021年から自社でSEO/AI対策を継続運用しています。

当社サイトの検索パフォーマンス(Googleサーチコンソール・実データ)

ytbs.jpのGoogleサーチコンソール。直近16か月で検索表示回数341万回・クリック8.98万回、露出が右肩上がりに伸びていることを示す実データ
「SEOオワコン」と言われる期間も、小手先を捨てて一次情報に投資した当社の検索表示回数は積み上がっています。

流入の内訳(GA4・自然検索が74.7%)

GA4の集客チャネル画面。自然検索が約74.7%を占め、有料検索はわずか2セッションであることを示す実データ
流入の約4分の3は自然検索。広告にほぼ頼らず積み上げた数字だからこそ、”検索で見つけてもらう力”がそのまま資産になっています。

もう一つの一次データが、制作の効率です。AIとの協働で1記事の下書きは約15分→約5分(約66%短縮・当社実測)に。ただし空いた時間を”量産”ではなく、一次情報の取材・裏取り・構造化に再投資しました。露出が伸びたのは記事を薄く増やしたからではなく、AIに引用され・指名で選ばれる密度を上げたからです。まさに「小手先SEOの終わり/中身のSEOの始まり」を、自社で体現しています。

補足:表面の数字が減っても、成果は別物これは別事例ですが、当社が支援した建材商社(伊勢通)はチャンネル登録137人・総再生5万回未満の段階でEC売上40倍を達成しました。表示回数・クリック・再生といった”表面の数字”と、売上・問い合わせという”経営成果”は必ずしも比例しません。「SEOオワコン」で表示指標が揺れても、指名・取引・成果への導線が効いていれば事業は伸びます。この会社が登録者137人のまま何を変えて売上40倍に届いたのかは、別記事「ECサイトの売上を40倍にしたWebマーケティング動画活用事例」で、取り組んだ順序まで具体的に紹介しています。
当社の見解(1,170本の運用から)私たちは、AI検索の時代に本当に見るべきは「検索順位」ではなく「指名検索と成果(問い合わせ・売上)」だと考えています。順位やクリックはAIの表示次第で揺れますが、会社名で思い出してもらえる関係一次情報という引用の資産は、AIが要約しても奪われません。1,170本を運用してきた実感として、「SEOはオワコンか」に一喜一憂するより、「指名で選ばれ、AIにも引用される情報を持つ」ことに投資するほうが、結果的に集客の総量を守れます。

まず確認する手順(自社が”小手先SEO依存”か診断)

📌 使い方「SEOはオワコン」と一括りにする前に、自社のSEOが”終わる側(小手先)”か”伸びる側(中身)”のどちらに寄っているかを切り分けましょう。以下に多く当てはまるほど、小手先依存=軸移動が急務です。
  • 集客が「◯◯とは」「◯◯のやり方」など情報取得型クエリに大きく偏っている
  • 記事に、自社にしかない一次情報・独自データ・事例がほとんど入っていない
  • 過去に被リンクを購入した、または相互リンク・自作自演で数を稼いだことがある
  • 「とにかく記事数を増やす」ことが目的化し、1本1本が薄くなっている
  • 会社名・商品名での指名検索がほとんど発生していない
  • 料金・事例・比較など、取引直前の人を受け止めるページが手薄
  • 流入がGoogle検索一本で、動画・地図・SNSなど別の入口がない

当てはまる項目が多いほど、”終わる側”のSEOに依存しているサインです。ただし悲観は不要——前章の5ステップ(引き算→一次情報→指名検索→AI引用→検索外の受け皿)を上から進めれば、軸は移せます。まずサーチコンソールで「検索での見え方(生成AI)」レポートを開き、AIによる概要・AIモードでの露出とクエリ内訳を数字で確認するところから始めてください。感覚ではなく数字で判断することが、正しい対処の出発点です。

よくある質問(FAQ)

FAQ「SEOはもう終わり(オワコン)なのか」について、よくいただく質問をまとめました。
QSEOはもう終わり(オワコン)ですか?
終わったのは”小手先SEO”(キーワードの詰め込み・被リンク購入・薄い記事の量産)です。SEOそのものは終わっていません。一次情報・実体験(E-E-A-T)・指名検索の価値はむしろ上がっており、SEOの重心が「クリックを取る」から「AIにも人にも引用・信頼される」へ移った、と捉えるのが実態に近いです。
Q「終わったSEO」と「これからのSEO」の違いは何ですか?
終わったSEOは検索エンジンを出し抜く発想(詰め込み・被リンク購入・量産)で、順位とクリックを狙います。これからのSEOは人とAIに信頼・引用される発想で、一次情報・E-E-A-T・指名検索・構造化された情報で成果を狙います。後者はAIに要約されても価値が消えないのが特徴です。
QAIによる概要(AI Overviews)でクリックはどれくらい減りますか?
Ahrefsの調査では、AIによる概要が表示されるキーワードの検索1位クリック率がグローバルで約58%、日本で約38%低下しました。Pew Researchでは、AI要約が出るとリンクのクリックが15%から8%へ約半分に。Semrushでは米検索の約58.5%がゼロクリックで終わっています。いずれも情報取得型のクエリが中心で、影響はクエリにより異なります。
QAIで作った記事はGoogleに評価されないのですか?
いいえ。Googleは公式に「コンテンツの作り方ではなく品質で評価する」と明言しており、AI生成でも人の役に立つ高品質な内容であれば問題ありません。評価軸はE-E-A-Tと”人のために作られたか”です。逆に、順位目的だけの薄い記事は、人が作ってもAIが作っても評価されません。
Q被リンク集めやキーワード詰め込みは、もう無意味ですか?
購入や自作自演による被リンク稼ぎ、不自然なキーワード詰め込みは、成果につながらないどころか品質評価でマイナスになり得ます。大切なのは、実績や一次情報によって”自然に引用・言及される”こと。数を稼ぐ発想から、引用される中身をつくる発想へ切り替える必要があります。
QAI時代に指名検索(ブランド検索)が重要なのはなぜですか?
会社名・商品名での指名検索は、AIによる概要に要約されにくく、そのままサイト来訪につながるからです。一般的な調べ物のクリックが減るAI時代でも、指名検索は影響を受けにくい”守りの入口”。動画・SNS・プレスなどで名前を覚えてもらう接点を増やすことが、これからのSEOの土台になります。
QSEOをやめて、広告に切り替えるべきですか?
短絡的な切り替えは推奨しません。一次情報や指名検索で積み上げた自然検索・AI引用は”資産”として残り続けますが、広告は出稿を止めた瞬間に流入がゼロになります。当社も流入の74.7%が自然検索で、広告にほぼ頼らず成果を出しています。まずは小手先SEOをやめ、中身のSEOに投資し直すのが費用対効果の高い順番です。
Q自社が”小手先SEO依存”かどうか、どう見分ければいいですか?
情報取得型クエリに偏っている、記事に一次情報が乏しい、被リンク購入や記事の量産に頼ってきた、指名検索がほとんど発生していない——こうした項目に多く当てはまるほど小手先依存です。まずサーチコンソールで「検索での見え方(生成AI)」レポートを開き、AI露出とクエリ内訳を数字で確認するところから始めてください。
Q中小企業でも、AI時代のSEO対策は必要ですか?
必要ですが、いきなり全部やる必要はありません。まず成果につながらない小手先施策をやめ、自社にしかない一次情報・事例で記事の密度を上げ、指名検索を増やす——この順番なら、限られたリソースでも着実に軸を移せます。料金・事例・比較など取引直前ページの整備も費用対効果が高い施策です。
Qブログ(オウンドメディア)はもう終わりですか?
終わりません。薄い記事の量産は通用しなくなりましたが、一次情報や実体験を載せたブログは、AIの引用元にも指名検索の受け皿にもなります。当社も自社ブログ1,170本超で検索露出を積み上げています。ブログの価値は「量」から「密度と信頼」へ移った、と捉えるのが実態に近いです。
QGoogle検索そのものが、AIに置き換わってなくなるのですか?
検索がまるごと消える可能性は低いですが、「検索の中でAIが答える」形(AIによる概要・AIモード)へ移っています。だから対策は”検索をやめる”ことではなく、AIの回答に引用され、指名検索や取引直前クエリの受け皿を持つこと。検索とAIの両方に露出する設計が現実解です。

まとめ

  • 「SEOはオワコン」で終わったのは”小手先SEO”(詰め込み・被リンク購入・薄い量産)だけ。SEO自体は終わっていない。
  • オワコンと言われる背景は事実(ゼロクリック約58.5%、1位CTRグローバル約58%減・日本約38%減、薄い記事の量産)。ただし直撃するのは情報取得型を狙う小手先。
  • むしろ価値が上がったのは、一次情報・実体験(E-E-A-T)・指名検索・AIに引用される情報。Googleも「作り方でなく品質で評価する」と明言。
  • 中小の現実解は5ステップ=小手先をやめる→一次情報で密度を上げる→指名検索を増やす→AIに引用される作り→検索以外の受け皿。
  • 当社は小手先を捨て一次情報に軸移動し、自社ブログ1,170本超で検索露出を積み上げている(数字は実測のみ)。SEOは”終わり”でなく”重心が変わった”。
オンライン無料相談

「SEOはオワコンでは?」の不安を、数字と打ち手で整理しませんか

終わるのは小手先SEOだけ。自社のコンテンツが”終わる側”か”伸びる側”かを、サーチコンソールのデータをもとに切り分け、一次情報の強化・指名検索・AIに引用される作りまで、御社に合った打ち手を一緒に整理します。まずは無料相談で気軽にご相談ください。無理な営業はいたしません。

※ ITコーディネータ・酒井大輔が対応します。

▶ 執筆者「YouTubeコンサルタント 酒井大輔」の詳しいプロフィールを見る