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AIが答えを出すと、自社サイトのアクセスは減る?ゼロクリック時代に企業が取るべき打ち手

Ahrefs・Pew Research等の調査で裏取り 自社ブログ1,170本超を運用 2026年7月時点

著者:酒井大輔(ITコーディネータ) | 公開日:2026年7月10日 | 読了目安:約11分

この記事の要点「ChatGPTやGoogleのAIが答えを出してしまうと、自社サイトに人が来なくなるのでは?」——AI時代のWeb集客で、経営者・Web担当者から最も多くいただく不安です。本記事は、この疑問に公開されている調査データ(Ahrefs・Pew Research等)とGoogleの公式情報で答えたうえで、”アクセスを守るために企業が今やるべきこと”までを示します。書き手は、自社ブログを1,170本以上AIと協働で運用している現役の運用者。評論ではなく、自分のサイトの実データを見ながらお話しします。
📌 30秒まとめ結論は「全部が減るわけではない。減るクエリと、むしろ残る・伸びるクエリがある」です。要点は次の3つ。
  • 減るのは「一般的な調べ物(情報取得型)」。AIが要約で答えるため、クリックが不要になる。調査ではAI要約が出ると1位のクリック率が大きく下がる。
  • 残る・伸びるのは「指名・比較検討・購入/問い合わせ直前」。名前で探す、比べる、申し込む——ここは人がサイトに来て確かめる。
  • 企業の打ち手は3つ=①指名検索を増やす ②AIに引用される作りにする(一次情報・構造化・結論ファースト)③検索以外の受け皿(動画・地図・SNS)を持つ。
酒井大輔 ITコーディネータ ユーチューブビジネスサポート代表

この記事の著者

酒井 大輔(Sakai Daisuke)|ユーチューブビジネスサポート 代表

ITコーディネータ。中小企業のWebマーケティング・動画活用・SEOを支援。2021年から自社ブログを継続運用し、公開記事は1,170本以上(2026年6月時点)。近年はClaude(生成AI)との協働でコンテンツ制作・SEO/AI対策を内製化し、その実運用データを一次情報として発信している。代表プロフィールはこちら

【結論】”全部減る”ではない——減るクエリと残るクエリ

📌 結論AIが答えを出すことでアクセスが「減るクエリ」と「減らない(むしろ残る)クエリ」は、はっきり分かれます。減るのは「◯◯とは」「◯◯のやり方」といった一般的な調べ物。AIが要約で完結させるため、わざわざクリックされにくくなります。一方で会社名・商品名で探す「指名検索」、複数社を比べる「比較検討」、申し込み直前の「取引型」のアクセスは、人が自分の目で確かめるため残ります。だから企業の答えは「AIに怯えてSEOをやめる」ことではなく、減るクエリへの依存を減らし、残るクエリとAIの中での露出(引用)を取りに行くことです。

「AIが答えてしまうと、うちのサイトに人が来なくなるのでは」という不安は、いま最も多く聞かれるものの一つです。結論から言えば、影響はクエリ(検索の種類)によって大きく異なります。すべてのアクセスが一律に消えるわけではありません。まずは「減りやすいクエリ」と「残りやすいクエリ」を切り分けて考えることが出発点です。

!減りやすいアクセス

「用語の意味」「一般的なやり方」「単純な事実(数値・定義)」など、AIが要約で答えきれる一般的な調べ物。ここはクリックが不要になり、流入が減ります。

残りやすい・伸ばせるアクセス

会社名・商品名での指名検索、複数社の比較検討、地域名+サービス、申し込み直前など。判断や取引が絡むクエリは、人がサイトを訪れて確かめます。

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クエリの種類具体例AI時代の傾向
情報取得型(調べ物)「◯◯とは」「◯◯ やり方」「用語の意味」減りやすい
指名検索「会社名」「商品名」「独自サービス名」残る
比較検討「A社 B社 比較」「◯◯ おすすめ」残る
取引・申込型「◯◯ 料金」「◯◯ 依頼」「◯◯ 申し込み」残る
地域+サービス「地域名 ◯◯」(例:名古屋 動画制作)残る

つまり本当の問題は「AIが答えること」ではなく、自社の集客が“減りやすいクエリ”にどれだけ依存しているかです。次の章から、なぜ減るのか・どれくらい減るのか・何をすべきかを、データとともに順に見ていきます。

なぜ「AIが答えると減る」のか(ゼロクリックの仕組み)

📌 このセクションの要点Googleの検索結果の上部に表示される「AIによる概要(AI Overviews)」が、これまでサイトを訪れて得ていた答えを、検索画面の中で完結させてしまう——これが「ゼロクリック(クリックせずに終わる検索)」です。Pew Researchの調査では、AIの要約が表示された検索で従来のリンクがクリックされたのは8%(検索100回あたり約8回)で、要約が出ないとき(15%=約15回)の約半分でした。答えが先に出るほど、クリックの必要は減ります。

「AIが答えると減る」の正体は、検索結果の見た目の変化にあります。従来は「検索する→リンクをクリックしてサイトで答えを読む」という流れでしたが、いまはGoogleの検索結果上部にAIが生成した要約(AI Overviews/AIによる概要)が表示され、多くの疑問がその場で解決してしまいます。ユーザーはサイトを開かずに離れる——これがゼロクリック検索です。

実際のユーザー行動を調べたPew Research Centerの調査(2025年)は、この変化を数字で示しています。AIの要約が表示された検索で、従来型の検索結果リンクがクリックされたのは8%。AI要約が出なかった検索(15%)と比べ、およそ半分に下がっていました。さらに、AI要約の中にあるリンクがクリックされたのはわずか1%。要約を読んだ後にそのまま閲覧をやめた人(26%)も、要約がないとき(16%)より多いという結果でした。

図:検索100回のうち、サイト(普通のリンク)がクリックされる回数

AI要約が「出ない」検索 約15回 検索100回あたり、サイトが開かれる回数 AI要約が「出る」検索 約8回 検索100回あたり(=ほぼ半分に減る) ※ AI要約の「中」の出典リンクが押されるのは、検索100回あたり約1回(Pew・2025年)
ここでの「%」は「検索した回数のうち、サイトがクリックされた割合」のこと。AIが画面で答えるほど、サイトを開く回数は減ります。
「%」の読み方(かんたんに)この割合は「検索した回数のうち、サイトがクリックされた割合」です。たとえばGoogle検索を100回したとき——AI要約が出なければ約15回サイトが開かれますが、AI要約が出ると約8回(ほぼ半分)に減る、という意味です。もともと大半の検索は「ちょっと調べて終わり」で、AI要約はそれをさらに半分にする、とイメージしてください。

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検索100回あたりAI要約が出ない検索AI要約が出る検索
サイト(普通のリンク)がクリックされる約15回約8回(ほぼ半分)
AI要約の中の出典リンクがクリックされる約1回
何も見ずに検索を終える約16回約26回

出典:Pew Research Center「Google users are less likely to click on links when an AI summary appears in the results」(2025年7月22日・米国成人の実際の閲覧データ68,879件を分析)。Pew Research Center(2026年7月時点)

ただし注意したいのは、これは「AIによる概要が表示される検索」に限った話だという点です。すべての検索にAI要約が出るわけではなく、出やすいのは前章で触れた「一般的な調べ物(情報取得型)」。指名検索や取引型のクエリでは、そもそもAI要約が出にくく、影響も限定的です。

図:集客の「経路」はこう変わる(従来 → AI時代)

従来の流れ 検索する サイトを訪問 問い合わせ AI時代の流れ AIが回答 サイト訪問は 減る 指名検索・動画 で再来訪 問い合わせ ※ 検索クリックが減っても、指名検索・動画・SNSという別の入口を持てば、問い合わせは守れる
AI時代は「検索→サイト」の一本道が細くなる分、指名検索や動画など「AIに要約されない入口」で再来訪をつくることが鍵になります。

少し視点を変えると、この不安は世界共通です。そして海外では、不安の側ではなく対策の側に資金が集まっています。AI検索での可視性を扱う米Profound社は2026年2月に9,600万ドルを調達して評価額10億ドルとなり(Fortune・2026年2月24日)、オランダのPromptwatchも2026年にシード600万ユーロを調達しました(Tech Funding News)。アクセスが減るかどうかを心配するより、AIに正しく紹介される準備を先に済ませたほうが、結果的に早いということです。

実際どれくらい減る?(調査データで確認)

📌 このセクションの要点複数の調査が、AIによる概要が表示されるキーワードで検索1位のクリック率が大きく下がることを示しています。Ahrefsの分析では、AIによる概要が出るキーワードの1位クリック率はグローバルで約58%減、日本でも約38%減。ただし影響はクエリの種類・業種で差が大きく、「情報取得型」ほど減り、「取引・指名型」ほど影響が小さいのが実態です。

「どれくらい減るのか」は、いくつかの調査で数値化されています。代表的なものを見てみましょう。

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調査対象・条件クリック率への影響
Ahrefs(2026年2月)AIによる概要が表示されるKWの検索1位を、導入前後(2023.12→2025.12)で比較1位CTR グローバル約58%減/日本約38%減
Pew Research(2025年)米国成人の実際の閲覧データを分析サイトのクリック率 15%→8%(=検索100回あたり15回→8回)
Seer Interactive情報取得型キーワードの1位ページのCTR1.76%→0.61%(前年比 約61%減)

出典:Ahrefs「Update: AI Overviews Reduce Clicks by 58%」(Ahrefs・2026年2月/日本市場の約38%減はAhrefs pte. ltd. プレスリリース)、Pew Research Center(2025年7月)、Seer Interactive(情報取得型KWの分析)。数値は各社の調査条件下のものであり、実際の影響はサイト・クエリにより異なります(2026年7月時点)。

数字だけを見ると衝撃的ですが、大切なのは「これは“AIによる概要が表示される情報取得型キーワード”での話」だという点です。裏を返せば、指名検索・比較検討・地域名+サービス・取引直前といったクエリは、AI要約が出にくく、影響が小さいということ。自社の流入がどのクエリで成り立っているかによって、受ける影響はまったく変わります。

つまり——見るべきは「総アクセス数」ではなく「クエリの内訳」「アクセスが減った/減りそう」と一括りに不安がるのではなく、どのクエリが減って、どのクエリが残っているかを分けて見ることが第一歩です。減っているのが情報取得型だけなら、打ち手は明確——残るクエリ(指名・取引)を厚くし、AIの中での露出を取りに行くことです。その具体策を次章で解説します。

「うちのアクセスは、AIでどれくらい影響を受ける?」

影響の大きさは、自社の流入がどのクエリに依存しているかで決まります。現状のサーチコンソールのデータをもとに、”減るクエリ・残るクエリ”を切り分け、どこを厚くすべきかを整理するお手伝いをしています。無理な営業はいたしません。

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アクセスを守るために企業が取るべき5つの打ち手

📌 結論やるべきことは「減るクエリへの依存を減らし、残るクエリとAIの中での露出を取りに行く」の一点に集約されます。具体的には、①指名検索を増やす ②AIに引用される作りにする ③比較・取引直前のクエリを厚くする ④検索以外の受け皿(動画・地図・SNS)を持つ ⑤サーチコンソールでAI露出を測る、の5つです。

不安の裏返しとして「では何をすればいいのか」が見えれば、行動に移せます。次の5つを、優先度の高い順に実践してください。

指名検索(ブランド)を増やす

会社名・商品名・独自サービス名での検索は、AIに要約されにくく、そのままサイト来訪につながります。動画・SNS・プレスなどで「名前を覚えてもらう」接点を増やすことが、AI時代のアクセス防衛の土台です。指名検索が増えるほど、一般クエリの減少に左右されにくくなります。

AIに引用される作りにする(一次情報・構造化・結論ファースト)

アクセスが「AI要約の中での露出」に移るなら、その要約に自社が引用されることを狙います。鍵は、他社にない一次情報・独自データ、結論を前半に置く構成、見出し階層と構造化データ(JSON-LD)。作り方は AIに引用されるコンテンツの作り方 で詳しく解説しています。

比較検討・取引直前のクエリを厚くする

「A社 B社 比較」「◯◯ 料金」「◯◯ 依頼」など、意思決定・取引に近いクエリはAIで完結しにくく、来訪と成約につながります。料金・事例・比較・申し込み導線のページを充実させ、“買う直前の人”を確実に受け止めます。

検索以外の受け皿(動画・地図・SNS)を持つ

流入をGoogle検索一本に頼らない体制づくりです。YouTube(動画)・Googleマップ(MEO)・SNSなど、AI要約に奪われない接点を複数持つことで、検索クリックが減っても集客の総量を守れます。動画は指名検索を生む効果も高い施策です。

サーチコンソールでAI露出・クエリ内訳を測る

2026年、GoogleはSearch Consoleに生成AI(AIによる概要・AIモード)でのパフォーマンスを見るレポートを導入しました。「どのクエリが減り、どのクエリが残っているか」「AIにどう露出しているか」を実データで確認し、打ち手を絞り込みます。感覚ではなく数字で判断することが重要です。

自社の運用(AIと協働しても露出は伸びている・一次情報)

📌 この章の価値これは“お客様のデータを見た評論”ではありません。当社は2021年から自社ブログを運用し、公開記事は1,170本以上(2026年6月時点)。AIによる概要が広がる中でも、自社サイトの検索露出は積み上がっています。数字は必ず実測のみで示します。

「AIが答えるとアクセスが減る」が全てに当てはまるなら、AIと協働で記事を作り続けている当社サイトの露出は落ちるはずです。しかし実測は逆でした。直近16か月の検索表示回数は341万回、クリックは8.98万回。しかも流入の74.7%が自然検索で、有料検索はわずか2セッション——広告にほぼ頼らず、検索とAIの両面で露出を積み上げています。これは“お客様のデータ”ではなく、自分たちのサイトのSearch Console/GA4の実数です。

341万回
検索表示回数
(直近16か月・GSC実測)
8.98万
検索クリック数
(直近16か月・GSC実測)
74.7%
流入に占める自然検索比率
(GA4・有料はわずか2セッション)
1,170本
自社ブログの公開記事数
(2026年6月時点・実数)

数値はいずれも当社サイト(ytbs.jp)自身のGoogleサーチコンソール・GA4の実測値です(2026年6月時点・直近16か月)。2021年から自社でSEO/AI対策を継続運用しています。

当社サイトの検索パフォーマンス(Googleサーチコンソール・実データ)

ytbs.jpのGoogleサーチコンソール。直近16か月で検索表示回数341万回・クリック8.98万回、露出が右肩上がりに伸びていることを示す実データ
AIによる概要が広がった期間も、当社の検索表示回数は積み上がっています。減るクエリがある一方で、露出の総量は伸びているのが実態です。

流入の内訳(GA4・自然検索が74.7%)

GA4の集客チャネル画面。自然検索が約74.7%を占め、有料検索はわずか2セッションであることを示す実データ
流入の約4分の3は自然検索。広告にほぼ頼らず積み上げた数字だからこそ、“検索で見つけてもらう力”がそのまま資産になっています。

もう一つの一次データが、制作の効率です。AIとの協働で1記事の下書きは約15分→約5分(約66%短縮・当社実測)に。ただし空いた時間を“量産”ではなく、一次情報の取材・裏取り・構造化に再投資しました。露出が伸びたのは記事を薄く増やしたからではなく、AIに引用され・指名で選ばれる密度を上げたからです。

補足:表面の数字が減っても、成果は別物これは別事例ですが、当社が支援した建材商社(伊勢通)はチャンネル登録137人・総再生5万回未満の段階でEC売上40倍を達成しました。表示回数・クリック・再生といった“表面の数字”と、売上・問い合わせという“経営成果”は必ずしも比例しません。ゼロクリックで表示指標が下がっても、指名・取引・成果への導線が効いていれば事業は伸びます。アクセスや再生が伸び悩む時期に、この会社が代わりに何を積み上げていたのかは、別記事「ECサイトの売上を40倍にしたWebマーケティング動画活用事例」に1年間の経過としてまとめてあります。

ポイントは、当社が「一般的な調べ物の記事」だけに頼っていないことです。自社の実運用データという一次情報、事例、動画、指名検索を生む発信——これらはAIに要約されても“出典”として引用され、また指名で直接訪れてもらえます。AIが答える時代でも露出が伸びる理由は、まさにここにあります。

当社の見解(1,170本の運用から)私たちは、AI検索の時代に本当に見るべきは「検索順位」ではなく「指名検索と成果(問い合わせ・売上)」だと考えています。順位やクリックはAIの表示次第で揺れますが、会社名で思い出してもらえる関係取引に近いクエリの受け皿は、AIが要約しても奪われません。1,170本を運用してきた実感として、アクセス数の増減に一喜一憂するより、「指名で選ばれ、AIにも引用される情報を持つ」ことに投資するほうが、結果的に集客の総量を守れます。
※ AI露出の実データについてSearch ConsoleのAI露出レポート(AIによる概要・AIモードでの表示/クリック)に基づく自社の具体数値は、【要・自社実測を差し込み】。だいすけさんのGSC「検索での見え方(生成AI)」の実数を確認のうえ、この位置に実測値(表示回数・クリック・主要クエリ)を追記します。数字は実測のみ・捏造は行いません。

まず確認する手順(サーチコンソールのAI露出)

📌 使い方「アクセスが減った気がする」で止まらず、どのクエリが・どう減っているかを数字で切り分けましょう。総アクセス数だけを見て一喜一憂しないのが第一歩です。以下を上から確認してください。
  • サーチコンソールで、減っているのが「表示回数」か「クリック率(CTR)」か「掲載順位」かを切り分ける
  • クエリを「情報取得型(◯◯とは・やり方)」と「指名・取引型(社名・料金・依頼)」に分け、どちらが減っているかを見る
  • 「検索での見え方(生成AI)」レポートで、AIによる概要・AIモードでの表示・クリックを確認する
  • CTRが落ちた主要クエリで、実際にAIによる概要が表示されているかを検索して目視する
  • 指名検索(社名・商品名)の推移を確認し、ブランド接点の強化余地を見る
  • 取引直前クエリ(料金・比較・事例)のページと導線が整っているかを点検する
  • YouTube・Googleマップ・SNSなど、検索以外の流入の割合を把握する

多くの場合、「アクセスが減った」の中身は“情報取得型クエリだけが減っている”ことがほとんどです。切り分けができれば、打ち手は前章の5つ(指名・引用・取引クエリ・検索外の受け皿・計測)に集約されます。感覚ではなく数字で見ることが、正しい対処の出発点です。

よくある質問(FAQ)

FAQ「AIが答えを出すと自社サイトのアクセスは減るのか」について、よくいただく質問をまとめました。
QAIが答えを出すと、自社サイトのアクセスは減りますか?
すべてが減るわけではありません。減りやすいのは「用語の意味」「一般的なやり方」などAIが要約で答えきれる情報取得型のクエリです。会社名での指名検索、比較検討、料金・申し込み直前などのクエリは、人がサイトで確かめるため残ります。
Qゼロクリック検索とは何ですか?
検索結果の画面内(AIによる概要や強調スニペットなど)で答えが完結し、サイトをクリックせずに終わる検索のことです。AIによる概要の普及で、情報取得型の検索を中心に増えています。
QAIによる概要(AI Overviews)でクリック率はどれくらい下がりますか?
Ahrefsの調査では、AIによる概要が表示されるキーワードの検索1位クリック率がグローバルで約58%、日本で約38%低下しました。Pew Researchでは、AI要約が出るとリンクのクリックが15%から8%へ約半分になりました。いずれも情報取得型が中心で、影響はクエリにより異なります。
QAI時代でも残る・伸びるアクセスはどれですか?
会社名・商品名での指名検索、複数社の比較検討、地域名+サービス、料金や申し込み直前の取引型クエリです。判断や取引が絡むため、人がサイトを訪れて確かめます。ここを厚くすることがアクセス防衛の中心です。
Qアクセスを守るために、まず何をすべきですか?
まずサーチコンソールで、どのクエリが減り、どのクエリが残っているかを切り分けます。そのうえで、指名検索を増やす・AIに引用される作りにする・取引直前クエリを厚くする・検索以外の受け皿(動画/地図/SNS)を持つ、の順で対策します。
QAI時代にSEOはもう意味がないのですか?
意味がなくなるのは、一般的な調べ物を薄くまとめただけの記事です。一次情報・独自データ・結論ファーストの記事は、AIの要約に引用され、指名でも訪問されます。SEOの重心が「クリックを取る」から「AIにも人にも引用・信頼される」へ移った、と捉えるのが実態に近いです。
QAIに引用されるにはどうすればいいですか?
他社にない一次情報・独自データを持ち、結論を前半に置き、見出し階層と構造化データ(JSON-LD)を整えることが基本です。詳しくは「AIに引用されるコンテンツの作り方」で解説しています。
QサーチコンソールでAIによる概要の影響は確認できますか?
2026年に導入された「検索での見え方(生成AI)」に関するレポートで、AIによる概要やAIモードでの表示・クリックを確認できます。総アクセス数だけでなく、クエリ別の内訳とあわせて見ることが大切です。
Q中小企業でもAIによるアクセス減の対策は必要ですか?
必要ですが、いきなり全部やる必要はありません。自社の流入が情報取得型に偏っているほど影響が大きいので、まず指名検索の強化と、料金・事例・比較など取引直前ページの整備から始めるのが費用対効果の高い順番です。

まとめ

  • AIが答えを出しても、アクセスは「全部」は減らない。減るのは一般的な調べ物(情報取得型)のクエリ。
  • 調査ではAIによる概要で1位のクリック率が大きく低下(Ahrefs:グローバル約58%減・日本約38%減/Pew:15%→8%)。ただし情報取得型が中心。
  • 指名検索・比較検討・取引直前のアクセスは残る。企業はここを厚くし、AIの中での露出(引用)を取りに行く。
  • 打ち手は5つ=指名検索を増やす・AIに引用される作り・取引クエリの強化・検索以外の受け皿・サーチコンソールでの計測。
  • 当社は自社ブログ1,170本超を運用し、AIと協働しても検索露出は積み上がっている(数字は実測のみ)。
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「AIでアクセスが減らないか不安」を、数字で整理しませんか

影響の大きさは、自社の流入がどのクエリに依存しているかで決まります。現状のサーチコンソールのデータをもとに、”減るクエリ・残るクエリ”を切り分け、指名検索の強化・AIに引用される作り・取引クエリの整備まで、御社に合った打ち手を一緒に整理します。まずは無料相談で気軽にご相談ください。無理な営業はいたしません。

※ ITコーディネータ・酒井大輔が対応します。

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