動画制作は外注か内製か。2026年、判断の軸が変わりました
- AIで軽くなった4工程:企画出し/台本/文字起こし/概要欄・タイトル
- AIでも変わらない2工程:顔出しの撮影/編集。最後の最後、人に対しての部分は人がやります
- 実測:支援先(伊勢通)は外注が必要だったのがプラグイン追加の1点だけ。残りは全部自社で実装しました

【結論】2026年、外注と内製の判断はこう変わった
図:動画制作の6工程のうち、4工程が生成AIで軽くなった
単発・短期なら外注
会社紹介やブランドムービーなど、年に1〜2本の勝負動画。品質と納期が最優先で、社内に出せる人がいない場合。
継続・集客・採用なら内製
問い合わせや採用応募を継続的に増やしたい場合。動画は本数がものを言うため、外注し続けると費用が累積します。
迷ったら立ち上げ外注→内製
設計と型づくりだけ外部に頼み、運用は社内へ。調査でも62.8%が「一部内製・外注と併用」を選んでいます。
生成AIで軽くなった4工程と、変わらなかった2工程
生成AIで軽くなった4工程
① 企画出し
「何を撮ればいいか分からない」は、内製が止まる最大の理由でした。自社サイトのFAQ・商品説明・過去の問い合わせをAIに読ませれば、動画のネタは並びます。ゼロから考える作業ではなくなりました。
② 台本
話す順番と要点の整理。ここもAIが下書きを出せます。丸暗記するための台本ではなく、手元に置く「話す順番のメモ」として使うのが実務的です。
③ 文字起こし
撮影後の文字起こしは、以前は外注か手作業でした。いまは自動で終わります。文字起こしができると、ブログ記事・チャプター・切り抜きの元データが一度に手に入ります。
④ 概要欄・タイトル
見込み客が検索する言葉に合わせた設定。文字起こしを渡せば候補を出せます。製造業の事例では、タイトルと概要欄の改善だけで問い合わせが月3件から20件になりました。
生成AIでも変わらなかった2工程
顔出しの撮影
企業のYouTubeで成果を出しているのは、社長や社員が顔を出して話している動画です。AIが作った音声や映像では、「この人から買いたい」「この会社で働きたい」は生まれません。カメラの前に立つ人が要ります。
編集
どこを切って、どこを残すか。何を強調するか。これは自社の商売と、見せたい相手を分かっている人の判断です。作業を軽くする道具はありますが、判断そのものは人に残ります。

当社自身の作業が、どれだけ変わったか(実測)
「AIで軽くなる」と言うだけでは信用できないと思います。当社が自社サイトで実際にやっている数字を出します。
15分→5分
記事下書き1本あたり
(約66%短縮)
528
ページを半日で一斉改修
(手作業なら丸2営業日)
1,170本
自社サイトで
運用中の記事数
出典:ユーチューブビジネスサポートの自社実測。下書き時間はAIライティングの外注・内製・伴走、528ページの一斉改修は1日でサイト528ページを整備した記録に詳細を公開しています。反映完了まで76分、手作業なら約17.6時間の見込みでした。
【一次情報】外注が必要だったのは、たった1点だけでした
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| やったこと | 規模 | 誰がやったか |
|---|---|---|
| サイト全体のテクニカルSEO | 実質1〜2日でまとめて実施 (個別に外注すれば数週間の見込み) | 自社 |
| 商品ページへの構造化データ実装 | 約60点/リッチリザルト有効8・エラー0件 | 自社 |
| 動画情報の点検・修正 | 150本を点検し、19か所の誤りを修正 (無料→660円有料に変わった旧案内など) | 自社 |
| タイトルの書き換え | 記事14本+商品ページ43本/費用ゼロ | 自社 |
| 新規SEO記事の作成 | 構成から公開まで通しで約1週間に17本(公開10・下書き7) | 自社 |
| プラグインの追加 | 1点 | 外注 |
出典:支援先である伊勢通株式会社での実施記録。詳細はお客様が自社でテクニカルSEOを実装した記録およびAIに仕事を渡すまでの実録で公開しています。実装はすべて田邊氏本人によるもので、当社が行ったのは使い方を渡すことと、「触っていい範囲」の線引きを一緒に決めることだけです。
その結果、何が起きたか
2.5倍
EC月商(前年同月比)
役員1名+AI・広告費ゼロ
+60%
セッションCVR
3.81%→6.11%
1点
外注が必要だった項目
(プラグイン追加のみ)
出典:伊勢通株式会社の実測値。中小企業の生成AI活用に詳細を掲載しています。外注ほぼゼロ・広告費ゼロでの数字です。
担当された方の言葉
1か月目
「正直、めんどくさい」
2か月目以降
「もう、うちの担当者です」
—— 伊勢通株式会社 田邊瑛二氏
外注とは?種類・費用相場・年間いくらかかるか
① 編集のみ
自社で撮影した素材を編集者に渡し、テロップ・カット・BGMだけ仕上げる方式。低コストですが企画と撮影は自社負担です。
② 撮影+編集
撮影スタッフが現場で撮影し、編集まで仕上げる依頼。クオリティは安定しますが、日程調整と現場対応が必要です。
③ 企画〜編集フルパッケージ
企画構成・台本・撮影・編集・サムネイルまで丸ごと委託。クオリティは最も高くなりますが、費用も最も高くなります。
④ 運用コンサル込み
チャンネル設計・投稿計画・分析改善まで含む契約。成果に近づく一方、月額が固定費になります。
外注費用の相場
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| 依頼の形 | 費用の目安(1本/1か月) | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 編集のみ | 1本 1万円〜5万円 | 撮影は自社でできるが編集の手が足りない |
| 撮影+編集 | 1本 10万円〜30万円 | 現場の撮影に人を出せない |
| 企画〜編集フル | 1本 50万円〜300万円 | 会社紹介など年1〜2本の勝負動画 |
| 運用コンサル込み | 月 30万円〜50万円 | チャンネル全体を任せたい |
相場は公開情報および当社の支援現場での見積り実績をもとに整理したものです。制作会社・地域・尺・出演者数によって変動します。より詳しい内訳はYouTube運用代行・制作の費用相場にまとめています。なお外注先には「動画制作会社」「運用代行」「YouTubeコンサル」があり、範囲が違います(違いと選び方)。
外注先は3種類|制作会社・フリーランス・定額制サービス
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| 比較項目 | 動画制作会社 | フリーランス | 定額制サービス |
|---|---|---|---|
| 費用感 | 高め(体制ぶんの費用が乗る) | 抑えられる | 月額固定 |
| 品質の安定 | 安定しやすい | 人によって差が大きい | 一定の型に収まる |
| 対応範囲 | 企画から撮影・編集まで | 編集のみ、撮影のみが多い | 編集中心(撮影は別のことが多い) |
| スピード | 日程調整が要る | 小回りが利く | 本数の上限がある |
| 継続のしやすさ | 契約次第 | その人が受けられなくなると止まる | 続けやすい |
| 窓口 | 営業と制作者が別のことがある | 本人と直接 | 担当者が付く |
| 向いている会社 | 年1〜2本の勝負動画を作りたい | 撮影は自社でできるが編集の手が足りない | 毎月一定数を出したいが社内に編集者がいない |
※ 当社が支援現場で見積書や納品物を確認してきた範囲での整理です。会社・個人によって幅があります。金額の目安は前章の相場表をご覧ください。
どの外注先を選ぶ場合も、先に見るのはこの2つです
① 同じ業種・同じ目的の実績があるか
「制作実績が豊富」ではなく、自社と同じ業種で、同じ目的(集客・採用・受注)の動画を作った実績があるかを見てください。きれいな映像を作れることと、問い合わせを増やせることは別の能力です。
② 当日、現場に来るのは誰か
営業担当と実際の制作者が別で、撮影当日は外部スタッフが来る、というケースがあります。品質は現場の人で決まります。打ち合わせの段階で、当日来る人を確認してください。
外注するなら|見積もりの内訳と、契約前に必ず確認する6項目
見積もりの内訳|何にいくら乗っているか
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| 費目 | 内容 | 内製に移したときどうなるか |
|---|---|---|
| 企画・構成費 | 何を撮るかの設計、台本 | 生成AIで下書きできる |
| 撮影費 | カメラマン・機材・スタジオ・移動 | 社内で撮る(人の時間) |
| 出演費 | モデル・ナレーター | 社長・社員が出る(費用ゼロ) |
| 編集費 | カット・テロップ・BGM・書き出し | 社内で編集(人の時間) |
| サムネイル制作費 | 1本ごとの静止画デザイン | 社内で作成 |
| 修正費 | 規定回数を超えた分は追加請求 | 発生しない |
| ディレクション費 | 進行管理・打ち合わせ | 発生しない |
※ 費目の構成は当社が支援現場で確認している見積書にもとづく整理です。制作会社によって名称・まとめ方は異なります。
契約前に必ず確認する6項目
- ① 修正は何回まで無料か:「2回まで」が多く、超えると追加請求になります。撮り直しが必要な修正は含まれるかも確認します
- ② 撮影素材(元データ)はもらえるか:★最重要。元データが手元にないと、あとで自社で編集し直せません。「納品は完成品のみ」の契約は珍しくありません
- ③ 著作権はどちらに帰属するか:制作会社に残る契約だと、切り抜きや他媒体への転用ができない場合があります
- ④ BGM・効果音の利用範囲:ライセンスがその動画1本限りか、期間の定めはあるか。契約切れで音源を差し替える事態が起きます
- ⑤ 出演者の肖像権・二次利用:社員が出る場合の同意書、退職後の扱い。モデルを使う場合は使用期間に上限があります
- ⑥ 誰が現場に来るか:営業と実制作者が別で、当日は外部スタッフというケースがあります。品質は現場の人で決まります
動画制作を外注するリスクと注意点|「良く見せ過ぎる」という失敗
動画制作を外注するリスクというと、多くの記事は費用・納期・意思疎通の3つで終わります。ここでは、100社以上の企業YouTubeを支援してきて実際にいちばん多く見てきた失敗をお伝えします。「良く見せ過ぎる」という失敗です。
編集で上手に喋っているように見せることは、技術的には可能です
話を細かく切って繋ぎ、言い淀みを消し、テンポを整える。いかにも話が上手な人のように見せる編集は、技術的にはできます。プロに任せれば、なおさら綺麗に仕上がります。
ただ、それはフェイク動画と言っても過言ではありませんし、途方もない時間がかかります。そして何より——その動画を見て「実際に話を聴きたい」と問い合わせてくれた方が、実際に会ってみたら全然話ができない人だったらどうなるでしょうか。
良く見せる動画を作るのは、外注さんのお仕事でもあります。ですから動画としてのクオリティは高いかもしれません。けれども仕事としての結果で見ると、お客さんとの距離感がかえって遠くなってしまうことがあります。
工程別に見る「外注できる部分・外注できない部分」
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| 工程 | 外注 | 理由 |
|---|---|---|
| 企画・構成 | できる(向いている) | 型をつくる作業。最初の設計だけプロに入ってもらう価値が大きい |
| 撮影 | できる | ただし日程調整が必要で、その日の出来がすべてになる |
| 編集(最初と最後のカット) | できる | 作業自体は単純。慣れれば社内で10分もかからない |
| サムネイル・概要欄・設定 | できる | ただし次の行動への導線設計は、自社の理解が必要 |
| 本編で話す内容と話し方 | できない | プレゼンテーションそのもの。編集で誤魔化すと、会ったときに破綻する |
本編部分は、そもそも普段やっていることです
普段からお客さんや会議でプレゼンテーションをされていますよね。仕事をする上で人と話しますよね。お客さんに質問されたら答えますよね。それを動画にしましょう、という話です。
私自身の動画も、普段お客さんの所やセミナーで喋っている事を、そのまま動画にしているだけです。話が上手なわけでもありませんし、余所行きの喋り方もしません。そのまんまです。だからこそ、実際にお会いしたときのギャップがありません。
編集をどれだけ盛っても、時間とお金がかかるだけで動画運用は進みません。その結果、効果は思うように出ず、時間とお金を無駄にしてしまいます。逆に言えば、プレゼンさえ何とかすれば、外注しなければならない理由はかなり減るということです。
【2026年】外注は「発注する側」にも法的な義務があります
2024年から2026年にかけて、外注する側=発注者のルールが大きく変わりました。動画制作や動画編集の委託も、当然この対象に入ります。「安く早く作ってくれる編集者さんを見つけた」で終わらせず、発注の作法まで込みで考える必要があるのが2026年です。
① フリーランス法(2024年11月1日施行)|資本金は関係ありません
正式名称は「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」です。動画編集を個人やフリーランスに委託する場合、従業員を使用している発注者には、資本金の大小に関係なく義務が発生します。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取引条件の明示 | 業務内容・報酬額・支払期日などを、書面または電子メール等の電磁的方法で明示する |
| 支払期日 | 給付を受領した日から起算して原則60日以内に報酬を支払う |
| 募集情報の的確表示 | 募集時の条件と実際の条件を食い違わせない |
| ハラスメント対策 | 相談対応など、必要な体制を整備する |
| 中途解除の予告 | 6ヶ月以上の契約を中途解除する場合は、原則30日前までに予告し、理由を開示する |
| 違反した場合 | 調査・指導・勧告。従わない場合は命令や企業名の公表、さらに罰金 |
出典:公正取引委員会・中小企業庁「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律(フリーランス・事業者間取引適正化等法)令和6年11月1日施行 説明資料」
② 下請法が「取適法」になりました(2026年1月1日施行)
2026年1月1日から、下請法は「中小受託取引適正化法(取適法)」に変わりました。動画制作の委託は「情報成果物作成委託」に該当します。従来の資本金基準に加えて従業員基準(100人・300人)が追加されたため、対象になる会社の範囲が広がりました。
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| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 新設された禁止事項 | 手形払い等の禁止/協議に応じない一方的な代金決定の禁止 |
| 4つの義務 | 発注内容等の明示/取引記録の作成・2年間保存/受領日から60日以内の支払期日/遅延利息(年率14.6%) |
| 主な禁止事項 | 受領拒否・支払遅延・減額・返品・買いたたき・購入強制・報復措置・不当なやり直し など全11項目 |
| 適用の基準 | 情報成果物作成委託の場合、委託側が資本金5千万円超、または従業員100人超など |
出典:公正取引委員会「2026年1月から『下請法』は『取適法』へ!」取適法リーフレットNo.01(令和7年8月)
③ 外注先がAI素材を使った場合、責任を負うのはチャンネル側です
もうひとつ、2026年ならではの注意点があります。外注先が生成AIで作った素材を使っていた場合、YouTube上で開示義務を負うのは投稿するチャンネル側だということです。
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| 区分 | 例 |
|---|---|
| 開示が必要 | AI生成の音楽/実在する場所のAI生成映像/実際には言っていない発言に見せる加工 など |
| 開示は不要 | 色調整・美顔フィルタ・背景ぼかし/字幕の作成/台本やサムネイルの生成AIによる作成支援/自分の声のクローンによるナレーション |
| 開示の方法 | YouTube Studioの「属性」→「AIの使用」で「はい」を選択。説明欄やプレーヤーにラベルが表示される |
| 自動でラベルが付く場合 | YouTubeの生成AIツールで作成/C2PAメタデータを含む/YouTubeの内部システムが検出 |
| 開示しない場合 | 繰り返し意図的に怠ると、コンテンツの削除やYouTubeパートナープログラムの参加停止の可能性 |
出典:YouTubeヘルプ「生成 AI コンテンツの使用に関する開示」(2026年8月確認)
発注前に、書面で決めておく6項目
- 修正は何回まで費用に含まれるか
- 納品物の著作権はどちらに帰属するか
- BGM・素材の権利処理は誰が行うか
- 生成AIを使う場合は事前に知らせてもらえるか
- 支払期日は受領から何日か
- 中途解除の条件と予告期間
ここを決めずに丸投げすることが、2026年においては最もリスクの高い状態です。逆に言えば、内製にはこの手続きが一切発生しません。社内で撮って社内で編集する限り、フリーランス法も取適法も関係ありませんし、AI素材の混入も自分たちで管理できます。これも、内製を選ぶ会社が増えている理由のひとつです。
内製とは?調査データで見る実態
62.8%
「一部内製・外注と併用」
が最多
21.6%
「完全に内製」
で制作
12.8%
「完全に外注」
はわずか
引用元:比較ビズと株式会社Funusual「動画マーケティングの活用実態と費用対効果に関する調査」(有効回答148名/2025年3月) 比較ビズ https://www.biz.ne.jp/ / 株式会社Funusual https://funusual.co.jp/。同調査では動画の費用対効果に「満足」が69.6%(満足計)。
「内製=高品質な映像が必要」は誤解です
企業YouTubeで見込み客が見ているのは、映像の美しさではなく「この会社は何ができるのか」「どんな人がやっているのか」です。スマートフォン1台と簡易マイクがあれば始められます。凝った編集より、知りたいことに答えている動画のほうが問い合わせにつながります。

内製の5つのメリット
① 費用が累積しない
本数を増やしても外注費が積み上がりません。継続前提なら差は年単位で開きます。
② 速い
思いついた日に撮って出せます。展示会や新商品など、鮮度が要る話題に間に合います。
③ 社内に残る
ノウハウも動画も自社の資産になります。担当が代わっても続けられます。
④ 実際の言葉で話せる
台本を渡された人ではなく、現場の人が自分の言葉で話すため、伝わり方が違います。
⑤ 2026年はAIで軽い
企画・台本・文字起こし・概要欄をAIに任せられるため、以前より少ない手間で回ります。前章の伊勢通の記録がその実例です。
ただし、ここは覚悟が要ります
伊勢通の社長も、最初は動画1本を撮るのに2時間かかりました。そのうえで「動画100本」を自らノルマに設定しています。慣れるまでの時間は、どの会社にも必要です。

外注 vs 内製|11項目で比較(2026年・AIで変わったか付き)
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| 工程・項目 | 外注 | 内製 | 生成AIで変わったか |
|---|---|---|---|
| 企画出し | 依頼できる | 従来は最大の壁 | ◎ 大きく軽くなった |
| 台本 | 依頼できる | 従来は負担が大きい | ◎ 大きく軽くなった |
| 顔出し撮影 | 撮影スタッフが同行 | 社内の人が話す | ✕ 変わらない(人) |
| 編集 | 依頼できる | 社内で判断する | ✕ 変わらない(人) |
| 文字起こし | 依頼できる | 従来は手作業 | ◎ ほぼ自動になった |
| 概要欄・タイトル | 依頼できる | 従来は後回しになりがち | ◎ 候補を出せる |
| 初期費用 | 1本1万円〜300万円 | スマホ+簡易マイク | — |
| 継続コスト | 本数ぶん累積する | 増えにくい | — |
| スピード | 日程調整が要る | 撮ったその日に出せる | ◎ さらに速くなった |
| 社内への蓄積 | 残りにくい | ノウハウが残る | — |
| 向いている目的 | 単発・ブランド訴求 | 継続・集客・採用 | — |

動画の種類別|内製と外注の振り分け
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| 動画の種類 | 本数の目安 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|---|
| ブランドムービー | 数年に1本 | 外注 | 会社の顔になる1本。品質が投資に見合う |
| 会社紹介 | 年1本 | 外注 | 更新頻度が低く、対外的な信用に直結する |
| 採用(募集職種ごと) | 職種数ぶん・毎年更新 | 内製 | 職種と社員が変われば古くなる。撮り直しが前提 |
| 社員インタビュー | 人数ぶん | 内製 | 作り込むと「作られた感」が出て逆効果になる |
| 商品・サービス解説 | 商品数ぶん | 内製 | 仕様変更のたびに撮り直す。外注だと更新が止まる |
| よくある質問への回答 | 質問の数だけ | 内製 | 本数が最も増える。1本ずつ外注する費用に耐えられない |
| 現場・工場・施設紹介 | 随時 | 内製 | ありのままが伝わることに価値がある |
| セミナー・研修の記録 | 開催のたび | 内製 | 回して撮るだけ。編集も最小で足りる |
| 展示会・イベント | 開催のたび | 内製 | 鮮度が命。外注の日程調整では間に合わない |
| お客様の声・対談 | 随時 | 内製 | 相手との関係性がそのまま画面に出る |
※ 当社が支援先に案内している振り分けの考え方です。「更新頻度が高いものほど内製」が原則になります。
動画は何本必要か。外注すると年間いくらになるか
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| 依頼の形 | 1本あたり | 60本を外注した場合 | 100本を外注した場合 |
|---|---|---|---|
| 編集のみ(下限) | 1万円 | 60万円 | 100万円 |
| 編集のみ(上限) | 5万円 | 300万円 | 500万円 |
| 撮影+編集(下限) | 10万円 | 600万円 | 1,000万円 |
| 撮影+編集(上限) | 30万円 | 1,800万円 | 3,000万円 |
試算:上表の相場に本数を掛けたものです(当社による試算であり、実際の見積りではありません)。本数の目安は、当社の支援先である運送業・旅館において60〜100本で安定的に応募・問い合わせが入る状態になったという実績にもとづきます。
参考:当社の伴走プランの実額
※ 当社の実際の料金です。伴走が終わったあとは自社で運用していただく前提で設計しています。「外注し続けないと維持できない状態にしない」というのが当社の方針です。

自社はどちらか|7つの質問で判断する
- ① 動画を年に3本以上出す予定がある → はいなら内製寄り。年1〜2本なら外注で十分です
- ② 集客・採用・受注など、経営の数字を目標にしている → はいなら内製寄り。「かっこいい1本が欲しい」だけなら外注です
- ③ カメラの前で話せる人が社内にいる → いいえなら内製は止まります。ここが最初の関門です
- ④ 商品やサービスの仕様が変わることがある → はいなら内製寄り。撮り直しのたびに外注費が発生します
- ⑤ 撮影・編集に月10時間ほど使える人がいる → いいえなら、まず立ち上げ外注から始めます
- ⑥ 半年〜1年は続ける前提でいる → いいえなら内製は割に合いません。短期なら外注です
- ⑦ すでに外注していて、費用が毎年積み上がっている → はいなら、内製へ移す検討時期です
はい 0〜2個
外注のままで問題ありません。年1〜2本の勝負動画に絞り、品質と納期を優先してください。
はい 3〜5個
立ち上げ外注→内製が向いています。設計と型づくりだけ外に頼み、運用は社内へ移します。
はい 6〜7個
内製へ移すべき段階です。とくに③に「はい」なら、あとは仕組みの問題だけです。
調査データ|動画は認知だけでなく受注率にも効いている
51%
動画活用に「効果あり」
(非常に14.4%+やや36.6%)
約50%
「商談の受注率が
高まった」
39.1%
動画効果は
「認知獲得」が最多
32.6%
「理解促進」が
効果の第2位
出典:株式会社Lumii「BtoB企業の営業・マーケティングにおける動画活用の実態調査」(有効回答402名/2025年1月)https://lumii.co.jp/blog/btob-video-survey/
3期増収のBtoB企業の約半数が「コンテンツと売上は関係あり」
46.3%
「コンテンツマーケと
売上増収は関係あり」
23.1%
今後の施策1位
「動画活用マーケ」
出典:リサピー(株式会社IDEATECH)「3期増収のBtoB企業における成功の秘訣に関する実態調査」(有効回答108名/2024年3月)https://ideatech.jp/service/research-pr。同調査ではマーケKPIは「問い合わせ数」が最多(30.6%)、重視するのは「ターゲットに有益」が64.0%。
実証|設定の見直しだけで問い合わせが「月3件→20件」に
3→20件
月間問合せ数
(約6.5倍)
大手
工場から
直接受注を獲得
0円
追加の制作費
(既存動画の設定変更のみ)
動画の本数を増やす前に、既存動画のタイトルと概要欄を「見込み客が検索するキーワード」に合わせたことで起きた変化です。「作る」より「届ける設計」が成果を左右します。そしてこの工程こそ、2026年は生成AIで下書きを出せる部分です。
事例出典:公益財団法人 東京都中小企業振興公社が運営する販路開拓事例サイト「デジポート」掲載事例(株式会社エムティーシー)https://digiport.tokyo/cases/case228/
採用動画でわかる「外注」費用の落とし穴
63.3%
採用活動で
動画を活用
62.3%
「内定承諾率の
向上」を実感
52.2%
「採用後のミスマッチ
が減った」
94.2%
「採用以外でも
役立っている」
出典:株式会社Candee「採用成功企業の動画活用の実態調査」(有効回答109名/2022年11月)https://candee.co.jp/ ※ 調査時点が2022年のため、生成AI普及以前のデータです。効果の傾向を示す参考値として掲載しています。
実例|内製で成果を出した会社
YouTubeを見て、旅館に入社を決めた社員がいます
—— 旅館のYouTubeを見て入社を決めた社員の方
求人票やホームページの写真では分からなかった、働いている人の空気感。それが動画で伝わったことが入社の決め手になりました。プロが撮った採用ムービーではなく、社内で撮った動画です。
バイクガレージ|問い合わせの25%がYouTube経由
25%
問い合わせが
YouTube経由
ほぼ満室
新規拠点の
開業時点で
4→5
拠点数の拡大
施設紹介ではなく「オーナーの人柄と価値観」を発信した結果です。動画を全部見てから内覧に来る見込み客が増え、初対面でも、すでに知っている相手として商談が始まるようになりました。
建材商社|登録者137人・総再生5万回未満で、EC売上が40倍に
40倍
ECサイトの売上
137人
チャンネル登録者
2時間
最初は動画1本を
撮るのにかかった時間
再生数を追わなくても、届く相手に届けば売上は動きます。ただし最初から順調だったわけではありません。社長は1本撮るのに2時間かかっていました。そのうえで「動画100本」を自らノルマに設定し、続けた結果です。▶ 詳しい事例を読む
士業|YouTubeを始めて30本で受注に到達
士業・コンサルタントは「実績を見せにくい」という集客の難題を抱えています。専門の解説動画を続けたことで信頼が先に伝わるようになり、30本で受注とセミナー集客につながりました。プロの映像ではなく、本人が話している動画です。▶ 他の業種の事例も見る
内製へ移すと決めたら、先に決めておく3つ
- ① 誰が話すかを先に決める:撮影と編集は人がやる工程です。話す人が決まらないと、内製は動きません。ここは生成AIでも解決しない、たった1つの前提条件です
- ② 目標を再生数に置かない:問い合わせ件数・採用応募数・受注額など、経営の数字を目標にします
- ③ 立ち上げだけ外部に頼るのは有効:チャンネル設計と最初の型づくりを外に頼み、運用は社内へ。全部を外に出す必要はありません
▶ 実際に社内で回す手順(5ステップ・機材と編集ソフト・社内ルール・効果測定のKPI)は YouTube内製化のやり方 にまとめています。
次に読む
よくある質問(FAQ)
Q動画制作の外注と内製、結局どちらが安いですか?+
Q生成AIを使えば、動画制作は全部自社でできますか?+
Q生成AIで具体的にどの作業が減りましたか?+
QAIを使えば、専門知識がなくても自社でできますか?+
QAIが書いた台本をそのまま読んでも大丈夫ですか?+
Q動画制作の外注、費用相場はいくらですか?+
Q動画は何本必要ですか?+
Q内製でクオリティが低い動画でも成果は出ますか?+
Q内製は、何ヶ月で立ち上がりますか?+
Q最初はどのくらい大変ですか?+
QYouTube運用代行と内製化コンサル、どちらを選ぶべきですか?+
Q外注した動画の素材データや著作権は、どうなりますか?+
Qどの種類の動画なら外注すべきですか?+
Q動画制作の外注先は、どこに頼むのがいいですか?+
Q動画制作会社を選ぶとき、何を見ればいいですか?+
QBtoB企業や地方の中小企業でも、動画で成果は出ますか?+
Q広告を使わず、動画の継続発信だけで売上は伸びますか?+
まとめ|自社はどちらを選ぶべきか
- 2026年の判断は「外注か内製か」の二択ではなく、どの工程を外に出し、どの工程を社内に残すかです
- 生成AIで軽くなったのは企画出し・台本・文字起こし・概要欄/タイトルの4工程
- 変わらないのは顔出しの撮影と編集。最後の最後、人に対しての部分は人がやります
- 支援先では、外注が必要だったのはプラグイン追加の1点だけ。残りは自社で実装し、EC月商は前年同月比2.5倍になりました
- 成果の目安となる60〜100本を外注すると、撮影込みで600万円〜3,000万円規模の試算になります
- ただし「AIで全部つくれる」と考えると、誰にも刺さらない動画が量産されます
「うちは外注と内製、どちらを選ぶべきか」を一緒に整理します
自社の目的・体制・いまかかっている外注費をうかがったうえで、どの工程を社内に残せるかをお伝えします。生成AIをどう組み込むかも含めて具体的にお話しします。売り込みはしません。
※ ITコーディネータ・酒井大輔が対応します。




















