企業が見るべき重要な指標とYouTubeアナリティクスの見方【3-4】
企業のYouTube運用で見るべき指標は、再生数や登録者数ではありません。YouTubeが公式に示す指標のうち、ユーチューバー向けではなく企業が注目すべきは「インプレッション」と「クリック率」です。本記事では書籍『経営戦略は動画が最強!』3-4として、アナリティクスの具体的な見方、3大流入経路、そしてYouTube運用の最初の3ステップを、著者の実数字を交えて分かりやすく解説します🤗
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YouTubeが公式に示す「重要な指標」とは
結論、YouTubeは公式ヘルプで「重要な指標」を明記しています。「再生数や登録者数では?」と思われがちですが、それだけではありません。アナリティクスの「概要タブ」と「コンテンツタブ」に分けて指標が示されており、本記事ではそれを①〜⑦として整理。企業がどれを見るべきかを次章で解説します。
今回は書籍【経営戦略は動画が最強!】の3章の4番目「企業が見るべき重要な指標、アナリティクスで見るべき数字」のお話です🤗
この本にも色々な指標を書いていますが「再生数や登録数じゃないの❓️」と思われがちです😅。でもね☝️
YouTubeヘルプには「アナリティクスでパフォーマンスを分析する」という項目があり、その中の「概要タブ」と「コンテンツタブ」に、それぞれ「重要な指標」が記載されています。簡単に整理すると、次の7つです👇
- 視聴回数
- 総再生時間
- チャンネル登録者数
- 推定収益
- 平均視聴時間企業向け
- インプレッション数企業向け
- インプレッションのクリック率企業向け

「再生数とか登録数って書いてあるじゃん😠」と思ったでしょ❓️😁。もちろん全体の指標としては重要なのですが、これはYouTubeを運用する全員に向けて書かれているもの。ここからが大切で、企業が見るべき指標は、この中でも一部だけなんです🤔
企業とユーチューバーは見る指標が違う
結論、①〜④はユーチューバー向け、企業が見るべきは⑤〜⑦、特に⑥インプレッションと⑦クリック率です。YouTubeのアナリティクスでも、5指標が並ぶ「概要タブ」はユーチューバー向け、企業はインプレッションとクリック率が並ぶ「コンテンツタブ」を見ます。理由は、企業の目的がYouTube収益ではなく自社の売上だからです。
先ほどの7つの指標を、もう少し分けて考えてみましょう☝️
①〜④は「ユーチューバー」の指標
どちらかと言うと①〜④は、YouTubeで人気を集めてYouTubeから収益を得るユーチューバーさんの指標です😌。まさに④の推定収益は、僕も一応もらっていますけど、企業コンサルにとっては必要ないです☝️。微々たるものですし😅、僕の場合は企業さんを相手に仕事をしているので、企業さんから頂く売上を見ないといけないんですよ😌
YouTubeのアナリティクスでも、「概要タブ」の最初に並ぶ「視聴回数・総再生時間・チャンネル登録者数・推定収益・平均視聴時間」の5つは、もちろん重要な指標ですが、私は「ユーチューバー向けの指標」だと考えています。
企業が見るべきは⑤〜⑦、特に⑥⑦
では、企業が運用するYouTubeの指標はというと⑤〜⑦です‼️
- ⑤平均視聴時間:選択した動画と期間における、1回の視聴あたりの推定平均再生時間(分)。
- ⑥インプレッション数:サムネイルがYouTubeで視聴者に表示された回数。
- ⑦インプレッションのクリック率:視聴者がサムネイルを見た後に、動画を視聴した頻度。
アナリティクスでも、この⑥⑦は「コンテンツタブ」の中の「YouTubeのインプレッションと総再生時間を確認する」という項目に記載されています。ここには「インプレッション・クリック率・ユニーク視聴者数・視聴回数・インプレッションからの視聴回数・総再生時間・インプレッションからの総再生時間」が並びますが——
酒井のチャンネルのアナリティクスの数字
結論、著者のアナリティクスでは365日間でインプレッション1,008.9万回・クリック率4.7%・視聴47.2万回・平均視聴時間3分26秒。見るべきは「たくさんオススメされているか(インプレッション)」と「クリックされているか(クリック率)」。クリック率5%を保ちながらインプレッションを伸ばすと、視聴回数も自然に増えていきます。
アナリティクスの「インプレッションと総再生時間の関係」という所を見ると、逆三角形の図があります🤗。※動画で使っているデータと本で使っているデータは集計期間が違うのですが、ここでは動画と同じ数字でご紹介します😅
2021年8月22日〜2022年8月21日の365日間で、こんな数字でした👇
| 指標 | 365日間の数字 | 意味 |
|---|---|---|
| インプレッション数 | 1,008.9万回 | サムネイルが視聴者に表示された回数(=オススメされた回数) |
| クリック率 | 4.7% | 表示された人のうち実際に視聴した割合 |
| インプレッションからの視聴 | 47.2万回 | オススメされて実際に再生された回数 |
| 平均視聴時間 | 3分26秒 | 1回の視聴あたりの平均再生時間 |
インプレッションは、簡単に言うとYouTubeがオススメしてくれた回数です🤗。その中でクリック率が4.7%、なのでインプレッションからの視聴が47.2万回、という流れですね😌
僕が見るべきだと思う2つの指標
僕が見るべきだと思うのは、まず“インプレッション”=たくさんオススメしてくれているのか☝️。そして、オススメしてくれていてもクリックされていないと何の意味も無いので“クリック率”☝️。この2つです。
クリック率5%を保ちつつインプレッションを伸ばしていくと、視聴回数も増えていきます。なので僕は常にここばかり見ています😅。というか、YouTubeからの収益が目的じゃない企業のYouTubeは、ここだけでいいんじゃないかな❓️って思うくらいで、企業のコンサルティングに入ってもそうお伝えしています😌
アナリティクスは他のチェックにも使う
ちなみにアナリティクスは他にも、6章「動画のつくり方」の改善で「視聴者維持につながる重要なパート」を確認したり、投稿時間を決める際に「視聴者がYouTubeにアクセスしている時間帯」をチェックしたりと、様々なデータを見ます。ただ、僕自身が一番見ている項目は、やっぱり「インプレッションと総再生時間の関係」です😌

インプレッションとは?|3大流入経路
結論、インプレッションとは「トップ画面のおすすめ・関連動画・YouTube検索」の3大流入経路でサムネイルが表示されること。サムネイルの50%以上が1秒以上画面に表示されるとカウントされます。著者の内訳は関連動画53.3%・ブラウジング機能28.6%・検索2.8%。この関連動画とブラウジングのインプレッションをどう増やすかが重要です。
じゃあ、そのインプレッションとはなんぞや🤔。僕はいつも「YouTubeには3大流入経路というものがあります」とお伝えしています👇
- トップ画面でのオススメ(ブラウジング機能)
- 関連動画
- YouTube検索
この3つが、インプレッションの数字に入ります☝️。インプレッションは、サムネイルの50%以上が1秒以上画面に表示された場合にカウントされます。

「視聴者があなたを見つける方法」で内訳がわかる
アナリティクスの「視聴者があなたを見つける方法」のトラフィックソースを見ると、どうやってあなたの動画に辿り着いたのか内訳が見られます🤗。僕の場合はこんな内訳でした👇
※ 酒井のチャンネルの内訳。チャンネルによって割合は異なります
チャンネルによって違いますが、僕の検索はだいぶ減ってきていますね😅。まあとにかく、関連動画とブラウジング機能のインプレッションをどう増やすかを考えることが重要だと思っております😌
YouTube運用の最初の3ステップ
結論、YouTube運用は①動画を発見してもらう(インプレッション)②見たいと思ってもらう(クリック率)③動画を再生してもらう(視聴)の3ステップで考えます。ほとんどの方は③の「動画の中身」ばかり考えますが、①②をやらないと、そもそも動画は見てもらえません。順番に取り組むことが大切です。
YouTubeを始めても、初期の段階では動画はあまり視聴されません。なぜかと言うと、僕は「初期段階の3ステップ」というお話をしています😌。まず最初は動画を発見してもらわないと進まないでしょ❓️。そして次に押してもらって、ようやく動画が再生されて中身が重要になるわけです☝️
- 動画を発見してもらうインプレッション
数の勝負❗️ 目に留まる確率を上げる段階。つくったばかりのチャンネルは、YouTubeがまだ「どんなチャンネルか」を認識できておらず、オススメされにくいです。次のステップへ進む簡単な方法は「投稿すること」。認識できるまで情報を出し続けます(最近関わるチャンネルだと平均30本ぐらい)。
- 見たいと思ってもらうクリック率
サムネイル画像・タイトル・説明文で「見たい」と思ってもらう段階。どれだけオススメされても、サムネイルが目に留まらなければ意味がありません。「サムネイルは動画再生ボタン」と考えてください。続いてタイトルで、内容を分かりやすく簡潔に伝えること。クリック率は5%を下回らないように意識します。
- 動画を再生してもらう視聴時間
ここで初めて動画の中身が大切になります。「質」や「構成」など様々な要素がありますが、①②をしっかり取り組まないと、いい動画をつくっても視聴まで辿り着きません。横動画は広告を使わなければ自動再生されないので、「視聴されない前提」で「視聴される準備」をしておくことが重要です。

ほとんどの方は、動画の中身(③)ばかり考えるんです😅。でも運用としては、インプレッションしてもらい(①)、サムネイルなどを工夫してクリック率を考える(②)をやらないと、そもそも動画を見てもらえません😱
動画経営のマーケティングとは
結論、公式ホームページに加えて「公式動画ホームページ」を作り、どちらにも同じ大切な情報を載せることが動画経営マーケティングのポイントです。YouTubeだからと面白いネタや特別な演出は不要。社内の情報を集めるためにも、チームで取り組むほうが早く運用できます。
大前提として、今はどこの企業さんも公式ホームページがありますよね👍️。それにプラスして——
というお話を、いつもさせていただいています。ところがYouTube(動画)をやるとなると、ほとんどの人が「どんな動画にしようかな❓️🤔」「ネタどうしようかな❓️🤔」と考えがち。「YouTubeだから面白いことをしなくちゃ」「踊らないといけない」など、別のことをしないといけないと思っている方が多いのですが——そうではありません。
そういった社内の情報を集めるためにも、チームで取り組んでいただいたほうが、早くYouTubeを運用できると思います☝️。それが動画経営マーケティングという、動画のホームページを使うポイントだと思います😌

ビジネスYouTubeで成功する4つの要素
結論、ビジネスYouTubeで成功するには①動画 ②仕組み ③運用 ④伝え方の4つの要素が必要です。どれか1つを突出させるのではなく、4つのバランスを取りながら全体を底上げすることが大切。今回のアナリティクスや3ステップの話は、特に②「仕組み(アルゴリズム)」と③「運用(マーケティング)」に関わる部分です。
動画やブログの最後にいつもお伝えしている“4つの要素”です🤗。YouTubeを運用するうえで、次の4つを考えましょう。
今回お話しした「アナリティクスで見るべき指標」「インプレッションと3大流入経路」「最初の3ステップ」は、主に②の「仕組み(アルゴリズム)」と、どう数字を伸ばすかという③の「運用(マーケティング)」にあたる部分です😌
(4つの要素の詳しい解説は1-6の記事もご覧ください)

経営戦略は動画が最強!(書籍紹介)
本記事は書籍『経営戦略は動画が最強!』(2026年1月発売)3-4の解説です。再生回数も登録者も必要なし。アナリティクスの見方をはじめ、集客・採用・売上に繋がる動画活用の考え方と事例を多数掲載。ご興味がありましたら、ぜひ手に取ってご確認ください。
よくある質問(FAQ)
企業がYouTubeアナリティクスで見るべき指標について、よくいただく質問に1問1答でコンパクトにお答えします。
企業がYouTubeで見るべき重要な指標は何ですか?
インプレッションとクリック率です。再生数や登録者数より、オススメされた回数と、そこから視聴された割合が重要です。
インプレッションとは何ですか?
トップのおすすめ・関連動画・検索でサムネイルが表示されること。50%以上が1秒以上表示されるとカウントされます。
クリック率はどのくらいを目標にすればいいですか?
5%を下回らないように意識するのが目安です。5%を保ちながらインプレッションを伸ばすと視聴回数も増えます。
YouTubeの3大流入経路とは何ですか?
トップ画面のおすすめ(ブラウジング機能)・関連動画・YouTube検索の3つで、いずれもインプレッションに含まれます。
YouTube運用の最初の3ステップとは?
①発見してもらう(インプレッション)②見たいと思ってもらう(クリック率)③再生してもらう(視聴)の順番です。
なぜ始めたばかりは動画が見られないのですか?
YouTubeがまだチャンネルを認識できておらず、オススメされにくいためです。投稿を重ねて認識されると伸び始めます。
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コンサルティング実績・会社情報
2008年より企業集客YouTube運用を開始し、100社以上をコンサルティング。運送業 年間採用20人、建材商社 売上40倍、製造業 問合せ6.5倍、農家 売上3.5倍など、企業の課題を動画で解決してきました。
YouTubeビジネスサポートのコンサルティング実績
- 運送業で、毎年20人採用
- 建材商社で、売上40倍
- 製造業で、問合せ6.5倍
- 農家で、売上3.5倍
- 宿泊施設で、年間15件以上のマスコミ取材
- その他の事例:成功企業事例・お客様の声
運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)
- 著書『ビジネスYouTubeで売れ!』:Amazon
- 東京都中小企業振興公社 専門家:プロフィール
- YouTubeチャンネル:企業動画戦略×Webマーケティング
- 公式サイト:https://ytbs.jp



















