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テクニカルSEOは“自分で”できる|あなたがやるのは「判断」だけ。AIと直した全記録
結論:むずかしい作業はAIがやる。あなたは「OK/NG」を決めるだけ
この記事は、私が2021年から運用している自社サイト(記事1,170本)を、実際にClaudeと一緒に点検・改善した本当の記録です。難しい話は出てきません。「AIが何を見つけて」「私がどう判断して」「AIがどう直したか」を、そのままお見せします。読み終わるころには、「これなら、うちでもできそう」と思えるはずです。
まずは「そもそもSEOって何?」という超基本から、3分でおさらいします。
そもそもSEOとは?(3分でわかる基本)
SEOの3種類を「家」でイメージする
🏠 検索で見つけてもらう「家」を建てるイメージ
(記事の中身=内装)
(評判)
なぜ「テクニカルSEO」が大事なの?
どんなに良い記事を書いても、サイトの土台が崩れていると、GoogleやAIに正しく読んでもらえず、評価されません。家にたとえると、内装がどれだけ立派でも、基礎が傾いていれば住めないのと同じです。
逆に、テクニカルSEOで土台を整えると、その効果はサイトの全記事にまとめて効きます。記事を1本ずつ直すより“底上げ”になるので、最初にやる価値があるのです。
正直、驚きました — お金をかけても直らなかったことが、すぐ直った
テクニカルSEOの問題は、目に見えません。サイトの見た目はふつうでも、裏側では「検索エンジンに正しく読まれていない」「表示が遅い」といったことが起きていて、気づかないうちにお客様や検索順位を取りこぼしている——。見えないから放置されやすく、直すには専門知識が要る。だからずっと「専門家に任せるしかない領域」とされてきました。
私自身、これまで何人もの専門家に相談し、費用もかけてきました。それでも「なんとなく遅い」「なぜか伸びない」といった土台まわりの一部は、原因が特定しきれず、ずっと残ったままでした。ところが——Claudeに点検させたら、数分で原因が見つかり、その場で直ってしまった。拍子抜けするほど、あっけなく、です。
これは私の実感ですが、公的データとも一致します。総務省「令和7年版 情報通信白書」によると、企業が生成AIの導入でつまずく理由で最も多いのは「効果的な活用方法がわからない」こと。日本の生成AIの個人利用率は26.7%、企業で活用方針を策定済みは49.7%にとどまり、いずれも諸外国より低い水準です。つまり足りていないのは“ツール”ではなく“使い方”。だからこそ、AIで自分のサイトを自分の手で直せるようになる意味は大きいのです。
出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」(2025年)。生成AI導入時の課題・個人利用率・企業の活用方針策定率より。
もちろんAIは万能ではありません。最後の「どうするか」を決めるのは人です(次の章で、その役割分担を説明します)。それでも、これまで手も足も出なかった領域に、自分で入っていける。実際、当社はこの考え方で自社サイト(公開1,170本・検索表示341万回・自然検索74.7%)を運用してきました。その全記録は 実績編(Claudeと二人三脚で自社サイトを育てた全記録) で公開しています。この変化を、ぜひ体験してほしいのです。
あなたがやるのは「判断」だけ(役割分担)
🤖 AI(Claude)がやること
- サイトを調べて問題を見つける
- 「何が原因か」を突き止める
- 「どう直すか」の案を出す
- 実際に直す(設定変更など)
🧑💼 あなた(経営者)がやること
- AIが出した結果を見る
- 「OK/NG」を決める
- 「これは残す・これは消す」を選ぶ
= コードは書きません。手を動かす作業はゼロです。
実際、私がこの記事の作業でやったことも、ほぼ全部「AIの報告を見て、どうするか決めただけ」です。次の章から、その判断の中身を具体的にお見せします。
なぜ今まで自分でできなかったのか(3つの壁)
1言葉が難しい
「インデックス」「構造化データ」…用語が難しく、何のことか分からない。
→ AIがその場でやさしく説明。
2どこから手を付ければ?
やることが多すぎて、優先順位が分からない。
→ AIが効く順に並べてくれる。
3直す技術がない
直すにはコードや設定の知識が要り、こわい。
→ AIが代わりに直してくれる。
つまり、この3つの壁を全部AIが肩代わりしてくれるようになりました。今回使ったのは、Claudeに無料で追加できるSEOツール「SearchFit SEO」です。
※ ClaudeとWordPressのつなぎ方が分からない方は、連携の手順(3ルート・初心者向け)を先にどうぞ。
テクニカルSEOで「やること」リスト(所要時間つき)
※ 横スクロールできます
| やること | 🤖 AIがやること | 🧑💼 あなたが決めること | ⏱ 目安 |
|---|---|---|---|
| ① 検索結果への登録を確認 (インデックス) | 登録の状況を調べる | (基本おまかせ) | 数分 |
| ② 表示速度を直す (Core Web Vitals) | 遅い原因を特定し設定を変更 | 「やっていい?」にOK | 約10分 |
| ③ 構造化データを整理 (検索への“しるし”) | 重複を見つけて一本化 | バックアップ後にOK | 約30分 |
| ④ タイトル・説明文を整える (メタディスクリプション) | 地雷の設定を直す | 説明文のOK/NG | 10分〜 |
| ⑤ 内部リンク・リンク切れを点検 | 切れたリンクを洗い出す | 直す/放置の判断 | 約10分 |
| ⑥ 似た記事の食い合いを整理 (カニバリ) | かぶった記事を見つけ統合案 | 残す記事を選ぶ | 1組 数分 |
※ 時間はあくまで目安です。記事数や状態で前後します。一度に全部やる必要はなく、効くもの(まずは②表示速度と⑥カニバリ整理)から進めればOKです。
【実話】うちのサイトで実際にこうなった
② 表示速度(Core Web Vitals)を直す — いちばん効きました
まず取りかかったのが「表示速度」。スマホでサイトが遅いと、それだけでお客様は離れていきます。Googleのデータでも、スマホで表示に3秒以上かかると、53%(半分以上)の人が離脱するとされています。だからここは最優先でした。
サーチコンソール(Google Search Console)の「ウェブに関する主要な指標(Core Web Vitals)」を見ると、171ページすべてが「表示が遅い・要改善」(作業当時)。原因は、ページを速く出すための“貯めておく仕組み”(キャッシュ)の保持が1時間だけで、アクセスの少ない記事は毎回イチから作り直して1.5秒待たされていたこと。
「なるほど。貯めておく時間を24時間に延ばして、先回りで準備する設定もONにして」——AIのおすすめにGOを出しました。
キャッシュの保持を1時間→24時間に変更。先回り準備(プリロード)もON。さらに、最初に見える大きな画像を“すぐ読む”設定に。
表示までの待ち時間が 1,246ミリ秒 → 62〜165ミリ秒へ。訪問者はいつでもサッと開けるようになりました。

出典:モバイルの表示速度と離脱率の関係(Google Developers Japan, 2017)。表示が1秒→3秒で直帰率は約32%上昇するとも報告されています。なお表示速度の検索評価(Core Web Vitals)は実ユーザーのデータ集計のため、改善が反映されるまで時間がかかります。
⑥ 似た記事の“食い合い”(カニバリ)を整理する — 私の判断が一番活きた所
次は、似たテーマの記事が検索の表示を食い合う「カニバリ(カニバリゼーション)」の問題。ここは「どれを残すか」を私が決める場面がたくさんありました。一番わかりやすい例をお見せします。
本文の中身を読んで分析させたら、48グループの“かぶり”が見つかりました。たとえば「チャンネルのホーム画面」と「チャンネルトップ」は同じ画面なのに別記事で、検索の表示を大きく分け合っていました。
クリック数を見比べて(1,298 対 883)「多いほうを残す」。さらに「“チャンネルトップ”でも人が来ているから、いきなり消さず、先に残す記事へその言葉と内容を足してから一本化して」と指示。別の組では「これは前編/後編で別物だからそのまま」「採用向けは別だから残す」と一つずつ判断しました。
残す記事に不足分を追記してから、弱いほうを“自動で案内する転送”(301リダイレクト)で一本化。
表示の食い合いが解消し、評価が1本に集まるように。消してはいけない記事は、私の判断でちゃんと残せました。

ここがまさに、AIには決められない“人の判断”。データはAIが用意し、最後の選択は私がする。これが安全で速いやり方でした。
③ 構造化データ(検索への“しるし”)を整理する — 唯一の技術的な作業
サイトには、検索エンジンに「これは会社情報」「これは記事」と伝える構造化データ(“しるし”)が埋め込まれています。これが二重になっていました。今回でいちばん技術的な作業ですが、手を動かしたのはAIで、私はGOを出しただけです。
サイトのデザイン土台(テーマ)とSEOツールが、同じ構造化データを二重に出していた。検索エンジンに同じ情報を2回渡す“ノイズ”でした。
「SEOツールのほうに一本化して。先にバックアップを取ってから」とお願いしました(万一のとき戻せるように)。
バックアップを保存し、テーマの設定ファイル(functions.php)に「二重の出力を止める」コードを1か所だけ追記。重複も削除しました。コードを書いたのはAIです。
各ページの構造化データがきれいな1セットに整理されました。

ちなみにClaudeは、不要なschemaの整理だけでなく、FAQや記事情報の構造化データ(JSON-LD)のコードを“書く”こともできます。出てきたコードを貼るだけで、検索エンジンにもAIにも中身が正しく伝わり、AIに引用される対策(AEO・GEO)にもつながります。その考え方は ① 考え方(概念編) でくわしく解説しています。
④ 検索結果の「見え方」(タイトル・メタディスクリプション)を整える
新しい記事のタイトルと説明文(メタディスクリプション)の初期設定が“固定の文章”になっていて、うっかり入力を忘れると「全記事が同じタイトル・同じ説明文」になる危ない状態。使っていない古いタグの残骸も残っていました。
「記事名と要約が自動で入る形に直して。古いタグも消して」。
初期設定を記事連動に変更し、不要なタグを削除(設定画面の操作だけ)。
入力を忘れても、記事ごとに正しいタイトル・説明文が出るように。

+おまけ:「表示は多いのにクリックされない記事」47本のメタディスクリプションも、AIが1本ずつ書き直してくれました。私は対比表を見て「これでOK/ここは直して」と確認しただけ(1回20分ほど×数回)。⏱ 計47本
①⑤ インデックス(検索登録)と内部リンクの確認
残りの「① 検索に載っているか(インデックス)」「⑤ 内部リンク・リンク切れ」も点検しました。結論はどちらも健全。むしろ「数字に驚いて余計なことをしない」のが正解でした。
「検索結果に未登録(クロール済み・インデックス未登録)」が1,130件と多く見えてドキッ。でも調べると、その多く(約8割)はすでに整理済みの古いURLをGoogleが覚えているだけでした。内部リンクも、サイト内のリンクは150本以上すべて正常。
「全部いじるのは不安。本当に手を入れるべきものだけに絞って」。
本当の対象は一部だけと判明。価値のある古いURL2件だけ転送(リダイレクト)を設定。
やみくもに消さずに済みました。「調べてから決める」が大事だと実感。
「うちのサイトは、どこから直せばいい?」
このリストのどこでつまずいているか、サイトを一緒に見ながら整理します。AIの使い方も含めて、何から手を付けるべきかを具体的にお話しします。無理な営業はしません。
▶ 60分オンライン無料診断を見てみる【実話2】2日で、転送(リダイレクト)を300本超まとめました
最終的に全1,255ルールで“連鎖ゼロ”を確認し、同じ調査データを扱っていた旧記事16本を13の章に集約しました。数が多く、ふつうなら気の重い作業ですが、AIに任せられる部分が大きいので、私は判断に集中できました。
「転送の連鎖」は、いま無害でも“将来404”の時限爆弾
転送の連鎖とは、AがBへ、BがCへ——と転送が数珠つなぎになっている状態です。訪問者は最終的にCへ着くので、表面上は何の問題も起きません。ところが、途中のBをいつか削除すると、その瞬間にAは行き先を失って404(ページが見つかりません)になります。当社では、これが309本たまっていました。
やること自体は単純で、AをCへ直接つなぎ直すだけ。ただし1,000ページを超えるサイトでは、手作業ではとても終わりません。ここはAIに任せる領域でした。
ただし「AIに丸投げ」はできませんでした(3つの歯止め)
1「やった」が効いていない
転送を1本、AIが設定し損ねていました。「成功しました」と報告は返ったのに、実際には効いていなかった。
→ 検収で見つけて直しました。AIは「やった」と言う。効いているかは別に確かめる必要があります。
2機械修正が5回“誤爆”
タイトルを機械的に付け直したら5回間違えました。危なかったのは月638回表示されていた記事。表示が少ないと思い込み書き換えかけたが、実際の検索語を見て止めた。
→ 「表示が少ない=価値がない」ではありません。
3転送は“4条件”で
転送先を新しい記事に付け替えるときのマイルール:①同じテーマの後継ページにだけ ②1回だけ ③連鎖の処理とセットで ④設定後に実際に効いているか確認。
結果:何がどう変わったか(一覧)
※ 横スクロールできます
| 項目 | 直す前 | 直した後 |
|---|---|---|
| 表示速度 (Core Web Vitals) | 遅い(約1.2秒待ち)・当時171ページが要改善 | 待ち時間は速く(0.1秒前後) |
| 構造化データ | テーマとツールで二重に出ていた | きれいに1セット |
| タイトル・説明文 (メタディスクリプション) | 初期設定が固定文(地雷) | 記事連動+47本を刷新 |
| 似た記事の食い合い (カニバリ) | 48グループが競合 | 主記事に一本化 |
| インデックス・内部リンク | 未登録1,130件で焦る | 精査して必要分だけ対応 |
| 相談への導線 | 記事に相談ページへのリンク0本 | 全1,141記事に設置 |
もともと基礎(h1や正規URL、サイトマップ、古い薄記事の整理など)はできていました。それでも、AIと一緒に見るとこれだけの改善点が出てきたのです。完璧そうなサイトでも、点検する価値はあります。
※ 表示速度の検索評価(Core Web Vitals)や、メタディスクリプションを変えたクリック率の最終結果は、Google側のデータに反映されるまで数週間〜2か月かかります。確定したら、本記事に実数を追記します(つくり話の数字は載せません)。
これからのSEOとAIの話(やさしく)
最近は「AIに自社を紹介してもらう」ための対策(AEO・GEO・LLMOなどと呼ばれます)も話題ですが、その大前提は「AIがあなたのサイトをきちんと読めること」。だから、今回のようなテクニカルSEO(土台の整備)は、これからますます大事になります。なお、AIで調べて自社が出てこない原因や、自社がAIにどう出るかを無料で測る方法は、別記事でくわしく解説しています。
実際、Googleも公式ガイド(2026年5月)で「生成AI検索でもSEOは有効」「AEO・GEOもSEOの範疇」と明言しています。AI専用の特別な小細工は不要で、必要なのは今回のような“土台”の整備と、人に役立つ中身だけ。つまりテクニカルSEOは、これからのAI検索でもそのまま効きます。
AI検索で自社が「どう探され、どう表示されるか」——たとえばGoogleの「AIによる概要(AI Overview)」に載る条件や、AIで“探し方”が変わった今の中小企業の対策も、あわせて読むと立体的につかめます。
出典:Google検索セントラル「生成AI検索向けにウェブサイトを最適化する」(2026年5月15日公開)。
あわせて押さえたい:AI活用シリーズ3記事の“要点”
このテクニカル編(本記事)だけでも進められますが、シリーズ全体を貫く大切な考え方を、各記事から要点だけ抜き出しました。深掘りは各記事へどうぞ。
① 考え方(概念編)
生成AIは「時短」より「売上」のために使う。AIに選ばれるのは一次情報 × お客様目線の王道で、AI専用の小細工は不要(Google公式も明言)。LLMO対策の多くは“良いSEO”そのもの——その土台が、本記事のテクニカルSEOです。
▶ 考え方を読む
② 実績(実録編)
大切なのは「AIに数字を作らせない・最終判断は人」。評論ではなく、自社サイト(公開1,170本・検索表示341万回・自然検索74.7%)を実測しながら育てた“運用者の生データ”が裏づけです。
▶ 実績を読む
③ 手順(連携編)
「作るのはAI、貼るのは人」。ClaudeとWordPressの連携でつまずく最大の原因は「.com と .org の取り違え」。やさしい順に試し、最初は“読み取り”から安全に始めましょう。
▶ 手順を読む
まとめ:あなたは「判断」だけでいい
- 手を動かすのはAI:調べる・原因を見つける・直すは、ぜんぶClaudeがやる。
- あなたは判断だけ:「OK/NG」「残す/消す」を決めればいい。コードは不要。
- まずは表示速度とカニバリから:効果が大きい②表示速度(Core Web Vitals)と⑥重複整理から始めると◎。
- 調べてから決める:「インデックス未登録1,130件」も実は大半が処理済み。驚いて消さない。
- 無料で始められる:Claudeに「searchfit-seo」を入れて「点検して」と頼むだけ。
よくある質問(FAQ)
QテクニカルSEOとは何ですか?+
QテクニカルSEOは自分でできますか?+
Qコードが書けなくても大丈夫ですか?+
QClaudeでテクニカルが本当に改善できますか?+
QSearchFit SEOは有料ですか?どう導入しますか?+
QClaude CodeとCowork、どちらが必要ですか?+
Qどれくらい時間がかかりますか?+
Q何から手を付ければいいですか?+
QテクニカルSEOとコンテンツSEOの違いは?+
Q生成AI時代でもテクニカルSEOは必要ですか?+
QAIの改善提案はそのまま実行していいですか?+
Qサーチコンソールはどう見ればいいですか?+
Q表示速度はどこまで上げるべきですか?+
Q構造化データは自分で入れられますか?+
Q外注したほうがいいのはどんな場合ですか?+
QWordPressサイトで、まず直すべきテクニカルSEOは?+
QサーチコンソールだけでテクニカルSEOを診断できますか?+
QPageSpeed InsightsとCore Web Vitalsの違いは?+
Qrobots.txtやサイトマップもAIに任せられますか?+
Q構造化データ(JSON-LD)もAIに書いてもらえますか?+
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