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自社は、ChatGPTやAIにどう出ている?AI可視性チェックの調べ方(無料で測る3ステップ)
- 手順1=各AIで実際に聞いて記録する。ChatGPT・Gemini・Perplexity・AI Overviewに「指名・比較・課題」の3タイプで質問し、出たか/位置/正確さをスクショで残す。
- 手順2=サーチコンソール(GSC)で変化を読む。2026年6月に始まった「生成AIレポート」で、AI Overview・AIモードでの表示回数を確認する(※現状クリック数は非表示・後述)。
- 手順3=インデックス・構造化データ・sameAsを確認。AIに正しく拾われる”土台”が整っているかを点検。この3層を月1回まわせば十分です。
1【結論】AI可視性は無料の”3層チェック”で測れる
先に結論です。「うちはAIに出ているのか?」を調べるのに、高価な専用ツールは必ずしも必要ありません。やり方は、次の3つの層を上から順に確認するだけ。どれもお金をかけずに、今日から始められます。
図:AI可視性チェックの3層構造(上=直接見る/下=土台を点検)
| 層 | 調べること | 使うもの | 費用 |
|---|---|---|---|
| 手順1 各AIで確認 | 自社名・サービス名・課題ワードで質問し、AIの回答に自社が出るか/どう紹介されるか | ChatGPT・Gemini・Perplexity・Google(AI Overview) | 無料 |
| 手順2 GSCで確認 | 検索・生成AI機能での表示回数、クリック、クエリの内訳とその推移 | Google サーチコンソール(GSC) | 無料 |
| 手順3 土台の点検 | ページがインデックスされているか、構造化データ・sameAs(同一人物/組織の紐づけ)が整っているか | GSC・リッチリザルトテスト・schema検証ツール | 無料 |
- ChatGPT(指名・比較・課題の3タイプで質問)
- Gemini(同じ質問を投げて比べる)
- Perplexity(回答の出典欄に自社ドメインが入るか)
- Google AI Overview(実際の検索で引用・リンクされるか)
- サーチコンソール(表示・クリック・クエリの推移)
2AI可視性とは?なぜ今、測る必要があるのか
AI可視性(AI Visibility)とは、ChatGPTやGoogleのAI Overviewといった生成AIが答えを返すとき、自社の名前・サービス・情報がどれだけ登場し、どう紹介されるかの度合いを指します。従来のSEOが「検索結果で何位に出るか」だったのに対し、AI可視性は「AIの回答の中で言及・引用されるか」を見る、新しいものさしです。LLMO(大規模言語モデル最適化)やAEO・GEOと呼ばれる領域の、出発点にあたる指標といえます。
なぜ測るのか:検索の入口がAIに移り始めている
ユーザーが「調べる」入口は、確実にAIへ広がっています。とくにGoogleのAI Overview(検索結果上部のAI要約。旧称SGE=Search Generative Experience)は表示範囲が急拡大しました。ただし、その”どれくらい出るか”は調査によって大きくばらつくのが実情です。
| 調査元 | AI Overviewが表示される割合 | 対象 |
|---|---|---|
| Ahrefs | 全キーワードの約 20.5% | 大量KW調査 |
| Semrush | 2025年7月に約 25% でピーク → 11月に 16%未満 へ | 1,000万KW |
| BrightEdge | 追跡クエリの約 48% | 追跡クエリ |
| Xponent21 | 米国の検索結果の約 60%(2025年11月) | 米国・上位 |
出典:Ahrefs/Semrush「AI Overviews Study」/BrightEdge/Xponent21(いずれも2025年公表データ)。数値は測定手法・デバイス・クエリの種類で大きく変わります。
測ると分かること
- 指名(社名)でAIに正しく紹介されているか
- 一般カテゴリ(〇〇 おすすめ)で名前が挙がるか
- 情報が古い・誤っている箇所はないか
- 打ち手(一次情報・構造化)の効果が出ているか
測らないと起きること
- AIに誤った情報を出されても気づけない
- 競合だけが推薦され、機会損失に気づけない
- 「アクセスが減った」の原因が切り分けられない
- 対策の効果検証ができず、勘に頼る
3【手順1】各AIで実際に聞いて記録する
最も手っ取り早く、そして最も本質的なのがこれです。実際にChatGPTなどに質問して、自社が出てくるかを自分の目で確かめる。ポイントは、質問を「3タイプ」に分けて用意することです。
STEP A:3タイプの質問(プロンプト)を用意する
| 質問タイプ | ねらい | プロンプト例(自社に置き換えて使う) |
|---|---|---|
| ① 指名 | 基準値の確認。社名・商品名・代表名で正しく・好意的に紹介されるか | 「〇〇株式会社(△△サービス)について教えて」 |
| ② 比較・おすすめ | 一般カテゴリで名前が挙がるか(競合と並ぶか) | 「△△の分野で、中小企業におすすめの会社を比較して教えて」 |
| ③ 課題・悩み | 顧客が実際に打ちそうな悩みワードで、解決策として登場するか | 「〇〇(顧客の課題)を解決したいが、どこに相談すればいい?」 |
STEP B:4つのAIで同じ質問を投げる
AIごとに「参照する情報源」も「答え方」も違います。最低限、次の4つは押さえましょう。
| AI | 特徴・見るポイント | 確認方法 |
|---|---|---|
| ChatGPT | 利用者が最も多い。Web検索を使わせた回答で、出典に自社が入るか | 「最新情報で」と指定し検索させる |
| Gemini | Googleの情報網と連動。検索結果・自社サイトが反映されやすい | 同じ3タイプを投げる |
| Perplexity | 回答に必ず出典URLが付く。引用元に自社が入るかが一目で分かる | 出典欄に自社ドメインがあるか確認 |
| Google AI Overview | 検索結果上部のAI要約。実際の検索で自社が引用・リンクされるか | 対象ワードで検索し目視・スクショ |
STEP C:結果を”記録テンプレ”に残す(スクショ必須)
AIの回答は翌日には変わるため、必ずスクリーンショットと日付をセットで残します。当社が実際に使っている記録シートは、次の形です。
| プロンプト | 言及 | 位置 | 印象 | 正確さ | 気づき |
|---|---|---|---|---|---|
| 社名で質問(指名) | ◯ | 上位 | 好意的 | 正確 | 著書・資格は拾うが実績は一部のみ |
| 〇〇 おすすめ(比較) | × | — | — | — | 競合(大手)が先に出る |
| △△を相談したい(課題) | △ | 下位 | 中立 | 概ね可 | 独自領域だが認知が薄い |
※ これは当社サイトでの実測記録(2026年6月時点)の一部。言及=◯△×、位置=上位/下位、で毎月同じ形式で残します。AIの出力は不安定なため、判断は複数回・複数日の傾向で行います。
4【手順2】サーチコンソールで表示・クリックの変化を読む
手順1が「AIの表側」を見るなら、手順2は自社の実データで裏づける作業です。Googleサーチコンソール(GSC)は無料で、AI経由の変化を追う土台になります。
まず見る:クエリ別の「表示・クリック・CTR・順位」

| 指標 | 何が分かるか | AI時代の読み方 |
|---|---|---|
| 表示回数 | 検索結果に自社が出た回数 | 増えているのに次のクリックが減る=AI要約に奪われている可能性 |
| クリック数 | 実際に訪問された回数 | 情報取得型クエリで先に落ちやすい |
| CTR | 表示に対するクリック率 | AI Overviewが出るクエリで下がりやすい要注意指標 |
| 掲載順位 | 平均の掲載順位 | 順位は変わらずCTRだけ低下=AI要約の影響を疑う |
2026年6月開始:GSCの「生成AIレポート」
2026年6月3日、Googleはサーチコンソールに「生成AIパフォーマンスレポート(Search Generative AI performance report)」を正式に追加しました。これは、AI Overview・AIモードなどの生成AI機能で自社ページがどれだけ表示されたかを見られる、初の専用ビューです。
分かること
- 生成AI機能での表示回数(impressions)の推移
- 表示されたページ(多い順/少ない順)
- 国・デバイス別の内訳
- 時間・日・週・月の期間推移
現時点の制約(正直に)
- クリック数はまだ含まれない(表示のみ)
- 提供は一部サイトから段階的(当初は英国の一部)
- 指標は今後追加予定だが時期は未定
- =GSCだけでは不十分。手順1・3と併用する
出典:Google Search Central Blog「Introducing Search Generative AI performance reports in Search Console」(2026年6月)、Search Console ヘルプ。
5【手順3】インデックス・構造化データ・sameAsを確認する
手順1・2で「出ていない」と分かっても、原因が分からなければ直せません。手順3は、そもそもAIに拾われる”土台”が整っているかを点検します。ここは無料ツールで機械的にチェックできます。

インデックスされているか(=AIの土俵に立てているか)
Googleにインデックスされていないページは、AI Overviewにもまず引用されません。GSCの「ページのインデックス登録」や、Google検索での site:自社ドメイン で登録状況を確認します。誤って noindex になっていないかも点検。
構造化データ(JSON-LD)が正しく入っているか
FAQ・組織・人物などの構造化データは、AIが「何について書かれたページか」を理解する助けになります。GoogleのリッチリザルトテストやSchema検証ツールにURLを入れ、エラーが出ていないかを確認します。
sameAs(同一人物・組織の紐づけ)が整っているか
会社・代表者が「別々の存在」とAIに誤認されると、実績が正しく紐づきません。公式サイト・SNS・書籍(ISBN)・公的機関の掲載などを sameAs でつなぎ、”同じ主体”だとAIに確信させます。エンティティ整備は指名可視性に効きます。
| 確認項目 | 使う無料ツール | OKの目安 |
|---|---|---|
| インデックス | GSC/site:検索 | 対象ページが登録済み・noindexでない |
| 構造化データ | リッチリザルトテスト | 重大なエラー0・想定の型が検出される |
| sameAs/エンティティ | ページのHTML・schema検証 | 公式SNS・書籍・公的掲載がつながっている |
「調べ方は分かったけれど、自社の結果をどう読めばいい?」
3層チェックの結果は、自社の強み・弱みによって打ち手が変わります。御社のサーチコンソールと実際のAI回答を一緒に見ながら、”どこから直すか”を無料で整理します。無理な営業はいたしません。
▶ オンライン無料相談で自社のAI可視性を診断する6定点観測のまわし方(頻度・記録フォーマット例)
AI可視性は「1回測って終わり」では意味がありません。同じ質問・同じ指標で、月1回まわすのが基本です。改善の効果は数週間〜数か月遅れて表れるため、続けてこそ変化が見えます。
図:月1回まわす「AI可視性の定点観測サイクル」
| 頻度 | やること | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| 毎月 | 3タイプ×4AIの手動テスト+スクショ+6観点の採点 | 30〜60分 |
| 毎月 | GSCでCTR低下クエリ・生成AIレポートの表示推移を確認 | 15〜30分 |
| 四半期ごと | 構造化データ・sameAs・インデックスの土台点検 | 30分 |
| 随時 | 誤情報を見つけたら一次情報ページを整備し正しい記述を提供 | 都度 |
AI可視性 セルフチェックリスト(保存版)
| チェック項目(自社に当てはめて確認) | 済 |
|---|---|
| ChatGPTに社名・サービス名で質問すると、自社が正確に出てくる | ☐ |
| Geminiでも自社が出てくる | ☐ |
| Perplexityの回答の出典欄に、自社ドメインが入っている | ☐ |
| Google AI Overviewで、自社が引用・リンクされている | ☐ |
| 「〇〇 おすすめ」など一般カテゴリでも自社名が挙がる | ☐ |
| AIが紹介する自社情報が、最新かつ正確である(誤りがない) | ☐ |
| 対象ページがサーチコンソールでインデックス済み(noindexでない) | ☐ |
| 構造化データ(JSON-LD)に重大なエラーがない | ☐ |
| sameAsで公式SNS・書籍・公的掲載が「同じ主体」として紐づいている | ☐ |
| 指名検索(社名・商品名)が横ばい以上で推移している | ☐ |
| CTRが落ちた主要クエリで、AI Overviewの表示を目視確認した | ☐ |
実際にやってみた結果(2026年7月30日・当社の定点観測)
前章までの手順を、当社自身で実際に回した記録です。2026年7月30日、当社について3つのAIに9つの質問を投げ、答えを記録しました。前掲の「3タイプ×4AI」の枠に、この日の実施分を記入例としてはめ込むと、次のようになります(結果・数字は実測のみ)。
| 質問タイプ | 投げた質問(例) | 3AIの結果(出た/出ない) |
|---|---|---|
| ① 指名 | 「(社名)とは」「著書『ビジネスYouTubeで売れ』の著者は」 | 3AIすべてが正しく回答(全勝) |
| ② 比較・おすすめ | 「YouTube集客を相談できる会社は?」 | あるAIは当社を筆頭に推薦/他は競合が先 |
| ③ 課題(LLMO文脈) | 「生成AI時代のSEO・LLMO対策を相談できる専門家は?」 | 3AIすべてで当社は出ず(圏外) |
計9問を一言でまとめると、「社名で聞けば3AI全勝、得意分野(YouTube集客)でも拾われる。ところがLLMO文脈になると3AIすべてで消える」——同じ会社なのに、質問の文脈しだいで“存在しない”扱いになりました。
▶ なぜその文脈で出てこないのか——原因の診断と対策は、別記事「AIに出てこない3つの構造的理由」で詳しく解説しています
7自社の実際の測り方(一次情報・実測)
ここからは、当社(ユーチューブビジネスサポート)が実際に毎月やっているAI可視性の定点観測を、包み隠さずお見せします。専用の高価なツールは使わず、GSC・GA4と各AIへの手動入力という無料の基盤だけで回しています。
(直近16か月・GSC実測)
(GA4・有料はわずか2セッション)
(2026年6月時点・実数)

実測でわかった当社の”現在地”
各AIに前掲の3タイプを入力した結果、当社の可視性ははっきり分かれました。「酒井大輔」「著書名」などの指名では、AIは正確かつ好意的に紹介してくれます(sameAs・著者情報・公的機関掲載などエンティティ整備が効いている)。一方、「YouTubeコンサル おすすめ」のような一般カテゴリでは、まだほぼ出てきません——知名度・被リンクの厚い競合が先に挙がるためです。
| 6観点の自己採点(0〜10) | 点 | 所見 |
|---|---|---|
| Presence(言及されるか) | 2 | 一般クエリでは基本出ない(ニッチなBtoBブランド) |
| Accuracy(正確さ) | 7 | 構造化データ・プロフィールが整い、出た時の情報は正確 |
| Sentiment(印象) | 7 | ネガ要素なし・中立〜好意的 |
| Position(順位) | 2 | 出ても主役でなく補足扱い |
| Completeness(網羅性) | 4 | 著書・資格・実績の一部しか拾われない |
| Consistency(一貫性) | 3 | AIエンジン間でばらつき大(指名でのみ拾われやすい) |
※ 当社が自社サイトを自己採点した実測値(2026年6月時点)。合計は自己評価で約22/100=「指名では出るが一般推奨では出にくい」段階。あくまで自己テストのスナップショットであり、公式スコアではありません。AIの出力は不安定で、月により変動します。
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よくある質問(FAQ)
QAI可視性チェックに、有料ツールは必要ですか?+
QChatGPTで自社が出るか確認するには、何と質問すればいいですか?+
QAIの回答は毎回変わります。どう記録すればいいですか?+
QサーチコンソールでAI Overviewの影響は確認できますか?+
QGoogle AI Overviewはどれくらいの検索で表示されますか?+
QAI可視性を測る決定版の公式指標はありますか?+
Q調べたら自社がまったく出てきませんでした。どうすればいいですか?+
Q何を測れば、対策の効果が出たと分かりますか?+
Q中小企業でもAI可視性チェックは必要ですか?+
まとめ
- 自社のAI可視性は、高価なツールがなくても無料の”3層チェック”で見える化できる。
- 手順1=各AI(ChatGPT/Gemini/Perplexity/AI Overview)に指名・比較・課題の3タイプで質問し、スクショで記録する。
- 手順2=サーチコンソールでクエリ別のCTR変化と、2026年6月開始の生成AIレポート(※表示のみ・段階提供)を読む。
- 手順3=インデックス・構造化データ・sameAsという”拾われる土台”を無料ツールで点検する。
- AIに唯一の公式指標はまだ無い。同じ質問・同じ指標で月1回まわす定点観測が現実解。
- 当社は自社サイト1,170本超を、GSC/GA4と手動テストの無料基盤だけで毎月計測している(数字は実測のみ)。
「自社はAIにどう出ている?」を、一緒に測って整理しませんか
AI可視性チェックは、御社のサーチコンソールと実際のAI回答を見れば、その場で現在地が分かります。指名で正しく出ているか、一般カテゴリで名前が挙がるか、誤情報はないか——3層チェックの結果をもとに、”どこから直すか”まで一緒に整理します。計測は高価なツールではなく、GSC/GA4基盤で内製・低コストにできます。まずは無料相談で気軽にご相談ください。無理な営業はいたしません。
※ ITコーディネータ・酒井大輔が対応します。



















