ホームITコーディネータ > AI可視性チェックの調べ方

LLMO / AI可視性 #ChatGPT #AI Overview #GSC

自社は、ChatGPTやAIにどう出ている?AI可視性チェックの調べ方(無料で測る3ステップ)

Google公式・各種調査で裏取り 自社サイト1,170本超を運用 2026年7月時点

著者:酒井大輔(ITコーディネータ) | 公開日:2026年7月12日 | 読了目安:約12分

この記事の要点「ChatGPTやGoogleのAIに、うちの会社は出てくるのだろうか?」——AI検索が当たり前になり、経営者・Web担当者からこの問い合わせが急に増えました。ところが「どう調べればいいか分からない」という声も同じくらい多い。本記事は、特別な有料ツールがなくても、無料で自社のAI可視性を”見える化”する具体的な手順を、3つのステップに分けて解説します。書き手は、自社サイトを1,170本以上運用し、毎月このチェックを実際に回している現役の運用者。評論ではなく、自分のサイトで使っている記録テンプレートと実測結果をそのままお見せします。
📌 30秒まとめ結論は「AI可視性は、無料の3層チェックで誰でも定点観測できる」です。要点は次の3つ。
  • 手順1=各AIで実際に聞いて記録する。ChatGPT・Gemini・Perplexity・AI Overviewに「指名・比較・課題」の3タイプで質問し、出たか/位置/正確さをスクショで残す。
  • 手順2=サーチコンソール(GSC)で変化を読む。2026年6月に始まった「生成AIレポート」で、AI Overview・AIモードでの表示回数を確認する(※現状クリック数は非表示・後述)。
  • 手順3=インデックス・構造化データ・sameAsを確認。AIに正しく拾われる”土台”が整っているかを点検。この3層を月1回まわせば十分です。
酒井大輔 ITコーディネータ ユーチューブビジネスサポート代表

この記事の著者

酒井 大輔(Sakai Daisuke)|ユーチューブビジネスサポート 代表

ITコーディネータ。中小企業のWebマーケティング・動画活用・SEOを支援。2021年から自社ブログを継続運用し、公開記事は1,170本以上(2026年6月時点)。近年はClaude(生成AI)との協働でコンテンツ制作・SEO/AI対策を内製化し、自社サイトのAI可視性を毎月自分で計測している。その実運用データを一次情報として発信中。代表プロフィールはこちら

1【結論】AI可視性は無料の”3層チェック”で測れる

先に結論です。「うちはAIに出ているのか?」を調べるのに、高価な専用ツールは必ずしも必要ありません。やり方は、次の3つの層を上から順に確認するだけ。どれもお金をかけずに、今日から始められます。

図:AI可視性チェックの3層構造(上=直接見る/下=土台を点検)

手順1:各AIで実際に聞いて記録する ChatGPT・Gemini・Perplexity・AI Overview に質問しスクショ 手順2:サーチコンソールで変化を読む 生成AIレポート・クエリ別の表示/クリックの推移 手順3:土台(インデックス・構造化データ・sameAs)を点検 そもそもAIに拾われる状態になっているかを確認
3層は「上=AIの表側を直接見る」→「中=自社データで裏づける」→「下=拾われる土台を点検」の順。上から回すのがコツです。
調べること使うもの費用
手順1
各AIで確認
自社名・サービス名・課題ワードで質問し、AIの回答に自社が出るか/どう紹介されるかChatGPT・Gemini・Perplexity・Google(AI Overview)無料
手順2
GSCで確認
検索・生成AI機能での表示回数、クリック、クエリの内訳とその推移Google サーチコンソール(GSC)無料
手順3
土台の点検
ページがインデックスされているか、構造化データ・sameAs(同一人物/組織の紐づけ)が整っているかGSC・リッチリザルトテスト・schema検証ツール無料
チェックする5つの接点3層を具体的な作業に落とすと、実際に見るのは次の5か所です。
  1. ChatGPT(指名・比較・課題の3タイプで質問)
  2. Gemini(同じ質問を投げて比べる)
  3. Perplexity(回答の出典欄に自社ドメインが入るか)
  4. Google AI Overview(実際の検索で引用・リンクされるか)
  5. サーチコンソール(表示・クリック・クエリの推移)
最初に知っておきたい大前提正直にお伝えすると、「AIにどれだけ出ているか」を測る”決定版の公式指標”は、まだ存在しません。AIの回答は日によって変わり、同じ質問でも再現しないことが多いからです。だからこそ、1回の結果に一喜一憂せず、同じ質問・同じ指標で”定点観測”することが何より大切になります。以下、各手順を具体的に見ていきましょう。

2AI可視性とは?なぜ今、測る必要があるのか

AI可視性(AI Visibility)とは、ChatGPTやGoogleのAI Overviewといった生成AIが答えを返すとき、自社の名前・サービス・情報がどれだけ登場し、どう紹介されるかの度合いを指します。従来のSEOが「検索結果で何位に出るか」だったのに対し、AI可視性は「AIの回答の中で言及・引用されるか」を見る、新しいものさしです。LLMO(大規模言語モデル最適化)やAEO・GEOと呼ばれる領域の、出発点にあたる指標といえます。

なぜ測るのか:検索の入口がAIに移り始めている

ユーザーが「調べる」入口は、確実にAIへ広がっています。とくにGoogleのAI Overview(検索結果上部のAI要約。旧称SGE=Search Generative Experience)は表示範囲が急拡大しました。ただし、その”どれくらい出るか”は調査によって大きくばらつくのが実情です。

調査元AI Overviewが表示される割合対象
Ahrefs全キーワードの約 20.5%大量KW調査
Semrush2025年7月に約 25% でピーク → 11月に 16%未満1,000万KW
BrightEdge追跡クエリの約 48%追跡クエリ
Xponent21米国の検索結果の約 60%(2025年11月)米国・上位

出典:Ahrefs/Semrush「AI Overviews Study」/BrightEdge/Xponent21(いずれも2025年公表データ)。数値は測定手法・デバイス・クエリの種類で大きく変わります。

この表の読み方数字が 16%〜60% と大きく割れているのは、各社の測り方(対象キーワード・デバイス・時期)が違うためです。ここで大事なのは「正確な%」ではなく、「AIの要約が出る検索は、もはや珍しくない」という事実。だからこそ、他人の平均値ではなく”自社が実際にどう出ているか”を自分で測る意味があるのです。

測ると分かること

  • 指名(社名)でAIに正しく紹介されているか
  • 一般カテゴリ(〇〇 おすすめ)で名前が挙がるか
  • 情報が古い・誤っている箇所はないか
  • 打ち手(一次情報・構造化)の効果が出ているか

測らないと起きること

  • AIに誤った情報を出されても気づけない
  • 競合だけが推薦され、機会損失に気づけない
  • 「アクセスが減った」の原因が切り分けられない
  • 対策の効果検証ができず、勘に頼る

3【手順1】各AIで実際に聞いて記録する

最も手っ取り早く、そして最も本質的なのがこれです。実際にChatGPTなどに質問して、自社が出てくるかを自分の目で確かめる。ポイントは、質問を「3タイプ」に分けて用意することです。

STEP A:3タイプの質問(プロンプト)を用意する

質問タイプねらいプロンプト例(自社に置き換えて使う)
① 指名基準値の確認。社名・商品名・代表名で正しく・好意的に紹介されるか「〇〇株式会社(△△サービス)について教えて」
② 比較・おすすめ一般カテゴリで名前が挙がるか(競合と並ぶか)「△△の分野で、中小企業におすすめの会社を比較して教えて」
③ 課題・悩み顧客が実際に打ちそうな悩みワードで、解決策として登場するか「〇〇(顧客の課題)を解決したいが、どこに相談すればいい?」
お客様目線がカギ質問は「自分が売りたい言葉」ではなく「お客様が実際に打つ言葉」で作るのがコツです。AI可視性チェックは、突き詰めると「お客様がAIにどう尋ね、AIがどう答えているか」を運営者の視点で覗く作業。ここがズレると、いくら測っても実態と離れていきます。

STEP B:4つのAIで同じ質問を投げる

AIごとに「参照する情報源」も「答え方」も違います。最低限、次の4つは押さえましょう。

AI特徴・見るポイント確認方法
ChatGPT利用者が最も多い。Web検索を使わせた回答で、出典に自社が入るか「最新情報で」と指定し検索させる
GeminiGoogleの情報網と連動。検索結果・自社サイトが反映されやすい同じ3タイプを投げる
Perplexity回答に必ず出典URLが付く。引用元に自社が入るかが一目で分かる出典欄に自社ドメインがあるか確認
Google AI Overview検索結果上部のAI要約。実際の検索で自社が引用・リンクされるか対象ワードで検索し目視・スクショ

STEP C:結果を”記録テンプレ”に残す(スクショ必須)

AIの回答は翌日には変わるため、必ずスクリーンショットと日付をセットで残します。当社が実際に使っている記録シートは、次の形です。

プロンプト言及位置印象正確さ気づき
社名で質問(指名)上位好意的正確著書・資格は拾うが実績は一部のみ
〇〇 おすすめ(比較)×競合(大手)が先に出る
△△を相談したい(課題)下位中立概ね可独自領域だが認知が薄い

※ これは当社サイトでの実測記録(2026年6月時点)の一部。言及=◯△×、位置=上位/下位、で毎月同じ形式で残します。AIの出力は不安定なため、判断は複数回・複数日の傾向で行います。

採点をスコア化すると変化が追えるさらに一歩進めるなら、6つの観点で 0〜10点 の自己採点をつけ、月ごとに比べると「効いた/効いていない」が見えやすくなります(当社の採点フレームは第7章で公開)。観点は、Presence(言及されるか)・Accuracy(正確さ)・Sentiment(印象)・Position(順位)・Completeness(網羅性)・Consistency(AI間の一貫性)の6つです。

4【手順2】サーチコンソールで表示・クリックの変化を読む

手順1が「AIの表側」を見るなら、手順2は自社の実データで裏づける作業です。Googleサーチコンソール(GSC)は無料で、AI経由の変化を追う土台になります。

まず見る:クエリ別の「表示・クリック・CTR・順位」

Googleサーチコンソールのクエリ別パフォーマンス画面(クリック数・表示回数・検索での見え方タブ)
実際のサーチコンソール「クエリ」画面。上位クエリのクリック数・表示回数に加え、「検索での見え方」タブからAI関連の露出も確認できる(当社の実データ)。
指標何が分かるかAI時代の読み方
表示回数検索結果に自社が出た回数増えているのに次のクリックが減る=AI要約に奪われている可能性
クリック数実際に訪問された回数情報取得型クエリで先に落ちやすい
CTR表示に対するクリック率AI Overviewが出るクエリで下がりやすい要注意指標
掲載順位平均の掲載順位順位は変わらずCTRだけ低下=AI要約の影響を疑う
切り分けが第一歩「アクセスが減った」で止まらず、減っているのが表示か・CTRか・順位か、そして情報取得型(〇〇とは・やり方)か、指名・取引型(社名・料金・依頼)かを分けて見ます。多くの場合、減っているのは”情報取得型だけ”で、指名・取引のクエリは残っています。

2026年6月開始:GSCの「生成AIレポート」

2026年6月3日、Googleはサーチコンソールに「生成AIパフォーマンスレポート(Search Generative AI performance report)」を正式に追加しました。これは、AI Overview・AIモードなどの生成AI機能で自社ページがどれだけ表示されたかを見られる、初の専用ビューです。

分かること

  • 生成AI機能での表示回数(impressions)の推移
  • 表示されたページ(多い順/少ない順)
  • 国・デバイス別の内訳
  • 時間・日・週・月の期間推移

現時点の制約(正直に)

  • クリック数はまだ含まれない(表示のみ)
  • 提供は一部サイトから段階的(当初は英国の一部)
  • 指標は今後追加予定だが時期は未定
  • =GSCだけでは不十分。手順1・3と併用する

出典:Google Search Central Blog「Introducing Search Generative AI performance reports in Search Console」(2026年6月)、Search Console ヘルプ。

まだ表示されない場合自社のGSCに生成AIレポートが出ていなくても、異常ではありません。段階的な提供のためです。その間は、通常の検索パフォーマンス(クエリ別のCTR低下)+手順1の手動テストで代替できます。焦らず、見られる指標から定点観測を始めましょう。

5【手順3】インデックス・構造化データ・sameAsを確認する

手順1・2で「出ていない」と分かっても、原因が分からなければ直せません。手順3は、そもそもAIに拾われる”土台”が整っているかを点検します。ここは無料ツールで機械的にチェックできます。

サーチコンソール「ページのインデックス登録」画面
GSC「ページのインデックス登録」画面。AIに引用される前提となる”インデックス済みか”を、まずここで確認します。

インデックスされているか(=AIの土俵に立てているか)

Googleにインデックスされていないページは、AI Overviewにもまず引用されません。GSCの「ページのインデックス登録」や、Google検索での site:自社ドメイン で登録状況を確認します。誤って noindex になっていないかも点検。

構造化データ(JSON-LD)が正しく入っているか

FAQ・組織・人物などの構造化データは、AIが「何について書かれたページか」を理解する助けになります。GoogleのリッチリザルトテストやSchema検証ツールにURLを入れ、エラーが出ていないかを確認します。

sameAs(同一人物・組織の紐づけ)が整っているか

会社・代表者が「別々の存在」とAIに誤認されると、実績が正しく紐づきません。公式サイト・SNS・書籍(ISBN)・公的機関の掲載などを sameAs でつなぎ、”同じ主体”だとAIに確信させます。エンティティ整備は指名可視性に効きます。

確認項目使う無料ツールOKの目安
インデックスGSC/site:検索対象ページが登録済み・noindexでない
構造化データリッチリザルトテスト重大なエラー0・想定の型が検出される
sameAs/エンティティページのHTML・schema検証公式SNS・書籍・公的掲載がつながっている

「調べ方は分かったけれど、自社の結果をどう読めばいい?」

3層チェックの結果は、自社の強み・弱みによって打ち手が変わります。御社のサーチコンソールと実際のAI回答を一緒に見ながら、”どこから直すか”を無料で整理します。無理な営業はいたしません。

▶ オンライン無料相談で自社のAI可視性を診断する

6定点観測のまわし方(頻度・記録フォーマット例)

AI可視性は「1回測って終わり」では意味がありません。同じ質問・同じ指標で、月1回まわすのが基本です。改善の効果は数週間〜数か月遅れて表れるため、続けてこそ変化が見えます。

図:月1回まわす「AI可視性の定点観測サイクル」

① 測る 3層チェック ② 記録 スクショ+採点 ③ 直す 一次情報・構造化 ④ 翌月比較 前月と差分を見る 毎月くり返す(改善は数週〜数か月遅れて反映)
「測る→記録→直す→翌月に比較」を月1回。指名で出るか、一般カテゴリで名前が挙がるか、を前月と見比べます。
頻度やることかかる時間の目安
毎月3タイプ×4AIの手動テスト+スクショ+6観点の採点30〜60分
毎月GSCでCTR低下クエリ・生成AIレポートの表示推移を確認15〜30分
四半期ごと構造化データ・sameAs・インデックスの土台点検30分
随時誤情報を見つけたら一次情報ページを整備し正しい記述を提供都度

AI可視性 セルフチェックリスト(保存版)

チェック項目(自社に当てはめて確認)
ChatGPTに社名・サービス名で質問すると、自社が正確に出てくる
Geminiでも自社が出てくる
Perplexityの回答の出典欄に、自社ドメインが入っている
Google AI Overviewで、自社が引用・リンクされている
「〇〇 おすすめ」など一般カテゴリでも自社名が挙がる
AIが紹介する自社情報が、最新かつ正確である(誤りがない)
対象ページがサーチコンソールでインデックス済み(noindexでない)
構造化データ(JSON-LD)に重大なエラーがない
sameAsで公式SNS・書籍・公的掲載が「同じ主体」として紐づいている
指名検索(社名・商品名)が横ばい以上で推移している
CTRが落ちた主要クエリで、AI Overviewの表示を目視確認した
チェックが少ないほど伸びしろ大。まず「指名で正確に出る」から埋め、毎月同じ項目で見直します。
ムリなく続けるコツ全部を完璧にやろうとすると続きません。まずは「指名(社名)で正しく出るか」だけを毎月チェックすることから始めてください。ここが崩れていなければ最低限の信頼は守れます。余裕が出たら比較・課題クエリへ広げます。高価なツールより、続けられる仕組みのほうが効きます。

実際にやってみた結果(2026年7月30日・当社の定点観測)

前章までの手順を、当社自身で実際に回した記録です。2026年7月30日、当社について3つのAIに9つの質問を投げ、答えを記録しました。前掲の「3タイプ×4AI」の枠に、この日の実施分を記入例としてはめ込むと、次のようになります(結果・数字は実測のみ)。

質問タイプ投げた質問(例)3AIの結果(出た/出ない)
① 指名「(社名)とは」「著書『ビジネスYouTubeで売れ』の著者は」3AIすべてが正しく回答(全勝)
② 比較・おすすめ「YouTube集客を相談できる会社は?」あるAIは当社を筆頭に推薦/他は競合が先
③ 課題(LLMO文脈)「生成AI時代のSEO・LLMO対策を相談できる専門家は?」3AIすべてで当社は出ず(圏外)

計9問を一言でまとめると、「社名で聞けば3AI全勝、得意分野(YouTube集客)でも拾われる。ところがLLMO文脈になると3AIすべてで消える」——同じ会社なのに、質問の文脈しだいで“存在しない”扱いになりました。

記録して分かることこの表で見えるのは順位ではなく「どの文脈で存在していないか」です。次の定点観測で同じ表を埋めれば、変化がそのまま見えます。総アクセスの増減に一喜一憂するより、“まだ埋まっていない文脈”を一次情報で埋めにいくことが、そのまま打ち手になります。

7自社の実際の測り方(一次情報・実測)

ここからは、当社(ユーチューブビジネスサポート)が実際に毎月やっているAI可視性の定点観測を、包み隠さずお見せします。専用の高価なツールは使わず、GSC・GA4と各AIへの手動入力という無料の基盤だけで回しています。

341万回
検索表示回数
(直近16か月・GSC実測)
74.7%
流入に占める自然検索比率
(GA4・有料はわずか2セッション)
1,170本
自社ブログの公開記事数
(2026年6月時点・実数)
当社サーチコンソールの直近16か月の表示回数・クリック数の推移(実データ)
当社サイトのサーチコンソール・直近16か月の推移(実データ)。上記の表示341万回・クリック8.98万は、この画面から読み取った実測値です。

実測でわかった当社の”現在地”

各AIに前掲の3タイプを入力した結果、当社の可視性ははっきり分かれました。「酒井大輔」「著書名」などの指名では、AIは正確かつ好意的に紹介してくれます(sameAs・著者情報・公的機関掲載などエンティティ整備が効いている)。一方、「YouTubeコンサル おすすめ」のような一般カテゴリでは、まだほぼ出てきません——知名度・被リンクの厚い競合が先に挙がるためです。

6観点の自己採点(0〜10)所見
Presence(言及されるか)2一般クエリでは基本出ない(ニッチなBtoBブランド)
Accuracy(正確さ)7構造化データ・プロフィールが整い、出た時の情報は正確
Sentiment(印象)7ネガ要素なし・中立〜好意的
Position(順位)2出ても主役でなく補足扱い
Completeness(網羅性)4著書・資格・実績の一部しか拾われない
Consistency(一貫性)3AIエンジン間でばらつき大(指名でのみ拾われやすい)

※ 当社が自社サイトを自己採点した実測値(2026年6月時点)。合計は自己評価で約22/100=「指名では出るが一般推奨では出にくい」段階。あくまで自己テストのスナップショットであり、公式スコアではありません。AIの出力は不安定で、月により変動します。

当社の見解(1,170本の運用から)この採点から見える打ち手ははっきりしています。一次情報(自社の実運用データ・事例)を厚くし、AIに”出典”として引用される状態をつくること——それが遠回りに見えて一番効きます。私たちは、AI可視性チェックの本質は「点数を上げるゲーム」ではなく、「お客様がAIにどう尋ね、どう答えられているかを知り、正しい情報を届け続けること」だと考えています。計測は高価なツールではなく、GSC/GA4と手動テストという誰でも持てる基盤で内製・低コストにできる。まずは自分で測ってみることを、強くおすすめします。

よくある質問(FAQ)

FAQ「自社のAI可視性の調べ方」について、よくいただく質問をまとめました。
QAI可視性チェックに、有料ツールは必要ですか?
必須ではありません。各AIへの手動入力、サーチコンソール、リッチリザルトテストなど無料の手段だけで、指名・比較・課題の3タイプの可視性を定点観測できます。まずは無料の3層チェックから始めるのがおすすめです。
QChatGPTで自社が出るか確認するには、何と質問すればいいですか?
「社名・サービス名」での指名質問、「〇〇 おすすめを比較して」の比較質問、「〇〇の課題を相談したい」の課題質問、の3タイプを用意します。お客様が実際に打つ言葉で質問し、回答に自社が出るか・正確かをスクショで記録します。
QAIの回答は毎回変わります。どう記録すればいいですか?
AIの出力は不安定で再現しないため、1回の結果で判断しません。必ずスクリーンショットと日付をセットで残し、同じ質問・同じ指標で月1回、複数日の傾向として見ます。定点観測してこそ変化が読めます。
QサーチコンソールでAI Overviewの影響は確認できますか?
2026年6月に追加された「生成AIパフォーマンスレポート」で、AI Overviewやアイモードでの表示回数・ページ・国・デバイスを確認できます。ただし現時点でクリック数は含まれず、提供も段階的です。通常のCTR低下クエリと手動テストを併用しましょう。
QGoogle AI Overviewはどれくらいの検索で表示されますか?
調査により約16%〜60%と幅があります(Ahrefs約20.5%、Semrushは2025年7月に約25%でピーク後16%未満へ、BrightEdge約48%など)。測り方で数字が変わるため、平均値より自社が実際にどう出るかを測ることが重要です。
QAI可視性を測る決定版の公式指標はありますか?
現時点で決定版の公式指標は存在しません。AIの回答が不安定なためです。だからこそ、各AIの手動テスト・GSC・構造化データの3層を、同じ形式で継続観測して傾向を掴む方法が現実的です。
Q調べたら自社がまったく出てきませんでした。どうすればいいですか?
まずインデックス・構造化データ・sameAsの土台を点検します。そのうえで、一次情報や独自データを持ち、結論を前半に置く記事を増やし、指名検索を生む発信を続けます。原因別の直し方は「AIに出てこない原因と対策」で詳しく解説しています。
Q何を測れば、対策の効果が出たと分かりますか?
Presence(言及)・Accuracy(正確さ)・Sentiment(印象)・Position(順位)・Completeness(網羅性)・Consistency(AI間の一貫性)の6観点を0〜10で自己採点し、月ごとに比較します。効果は数週間〜数か月遅れて表れるため、継続が前提です。
Q中小企業でもAI可視性チェックは必要ですか?
必要ですが、いきなり全部やる必要はありません。まず「社名(指名)でAIに正しく紹介されるか」だけを毎月確認することから始めれば十分です。誤情報の放置を防ぎ、少ない工数で最低限の信頼を守れます。

まとめ

  • 自社のAI可視性は、高価なツールがなくても無料の”3層チェック”で見える化できる。
  • 手順1=各AI(ChatGPT/Gemini/Perplexity/AI Overview)に指名・比較・課題の3タイプで質問し、スクショで記録する。
  • 手順2=サーチコンソールでクエリ別のCTR変化と、2026年6月開始の生成AIレポート(※表示のみ・段階提供)を読む。
  • 手順3=インデックス・構造化データ・sameAsという”拾われる土台”を無料ツールで点検する。
  • AIに唯一の公式指標はまだ無い。同じ質問・同じ指標で月1回まわす定点観測が現実解。
  • 当社は自社サイト1,170本超を、GSC/GA4と手動テストの無料基盤だけで毎月計測している(数字は実測のみ)。
オンライン無料相談

「自社はAIにどう出ている?」を、一緒に測って整理しませんか

AI可視性チェックは、御社のサーチコンソールと実際のAI回答を見れば、その場で現在地が分かります。指名で正しく出ているか、一般カテゴリで名前が挙がるか、誤情報はないか——3層チェックの結果をもとに、”どこから直すか”まで一緒に整理します。計測は高価なツールではなく、GSC/GA4基盤で内製・低コストにできます。まずは無料相談で気軽にご相談ください。無理な営業はいたしません。

※ ITコーディネータ・酒井大輔が対応します。

▶ 執筆者「YouTubeコンサルタント 酒井大輔」の詳しいプロフィールを見る