8つに分けたClaudeの役割と、実際に起きたこと|成功も失敗も、時刻つきの記録で
- 肩書きを名乗らせるのは効きません。効くのは工程を分けて、別のチャットに検査させることです
- 検査役を立てた初日に、自分では見つけられなかった破綻が11件出ました
- 続ける/やめるの判定は28日。見るのは「時間」で、クリック率では判定しません
- 2026年8月22〜23日の27時間で、記事28本の更新・画像11枚・新記事1本の公開。時刻つきで出します
- エンジニア向けの実装解説(APIの組み方・設定ファイルの書き方)をお探しの方には、この記事は合いません。
- 「非エンジニアが、実務でどう回すのか」をお探しなら、ここから先が役に立つはずです。
先に、実物を見てください。これが2026年8月22日からの27時間です。
図1:2026年8月22日11時〜23日16時に、実際に何が動いたか(WordPressの更新記録から作成)
1-1「あなたは優秀な◯◯です」と名乗らせても、AIは賢くなりません
当社も最初は、冒頭に肩書きを書いていました。ですが、返ってくるものは変わりませんでした。変わったのは口調だけです。専門家を名乗らせると自信のある口調で間違ったことを言うようになり、むしろ危ないと感じました。そこで変えたのは、肩書きではなく工程のほうです。1つのチャットに作らせて同じチャットに点検させるのをやめ、作る役と検査する役を別のチャットに分けました。次から、その中身を出します。
⚠ 肩書き付与の効果については、効果がほぼ変わらなかったとする検証が複数公開されています。当社は原典を再現していないため、数値は引用しません。ここに書くのは、当社が自分の作業で実測したことだけです。
1-2いま動いている8つの役割|開発ではなく「配置」です
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| 役割 | 数 | 渡したもの | やってはいけないと決めたこと |
|---|---|---|---|
| 裁定する役 | 1 | 判断の基準/検収の合格条件/これまでの決定の記録 | 自分では実作業をしない。作った本人に検査させない |
| 作業する役 | 6 | 担当する範囲を1つだけ/禁止事項/報告の形 | 担当の外に手を出さない。同じ対象を2つが同時に触らない |
| 見張る役 | 1 | 決まった曜日に、決まった指標を取って報告する手順 | 数字の解釈をしない(報告だけ) |
| 人(酒井) | 1 | — | やるのは4つだけ:裁定の最終承認/本文の貼り付け/サーバー設定の開閉/実名や掲載可否の判断 |
数は関係ありません。当社が8つなのは、記事を毎日のように動かしているからです。ふつうは2つで足ります——作る役と、検査する役です。
▶ 費用の話(開発が要るのか、いくらかかるのか)はこちらに分けています:AIエージェントは開発しなくていい|中小企業は月3,000円台から始められます
1-3作った本人に、検査させない
人間の会社では当たり前のことです。自分が書いた書類を、自分で検品して出荷する会社はありません。ところがAIになると、なぜか同じチャットに「確認して」と頼んでしまいます。そして返ってくるのは、たいてい「問題ありません」です。
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| 同じチャットに点検させる | 別のチャットに検査させる | |
|---|---|---|
| 返ってくる言葉 | 「問題ありません」「修正しました」 | 「ここは前の章を消しているので、辻褄が合いません」 |
| 初日に出た指摘 | 0件(自己点検では出ませんでした) | 11件 |
| 見つかるものの性質 | 誤字・表記ゆれなど、数えられるもの | 通して読まないと分からない破綻(前章を消したのに「先ほど述べたとおり」が残っている等) |
| かかる手間 | ゼロ(同じ会話の続き) | 新しいチャットを1つ開いて、数行貼るだけ |
| 追加の費用 | — | なし(同じ契約の中で開けます) |
初日の11件は、すべて自己点検では出なかったものです。そのうち3件は、その日に自分でやった修正が原因でした。直したつもりが壊していたわけです。作った本人には、これが見えません。
もうひとつ、はっきり効いた場面があります。検査を担当したチャットが、依頼した側の「前提そのもの」を実測で否定しました。そのまま進んでいたら、正しく動いているものを壊す修正が入っていました。役割を分けていなければ、素通りしていた場面です。
公式の言葉でいうと、どれに当たるのか
この「作る側と検査する側を分ける」考え方は、当社の思いつきではありません。Anthropicが公開している「Building effective agents」に、Evaluator-optimizer(一方が答えを作り、もう一方が評価とフィードバックをループで返す)として説明されています。当社がやっているのは、それを開発ではなくふつうのチャット運用に置き換えたものです。
⚠ただし、当社の運用は公式の「サブエージェント」でも「エージェントチーム」でもありません。原典を確認したところ、サブエージェントは1つのセッションの中で動く仕組み、エージェントチームは複数のClaude Codeを動かす仕組みで、しかも実験的機能として既定では無効と明記されていました。当社がやっているのは、画面を分けて人が渡すという、もっと素朴な方法です。
出典:Anthropic「Building effective agents」(原典)/Claude Code のサブエージェント(公式ドキュメント)/エージェントチーム(公式ドキュメント)。いずれも2026年8月24日に確認。⚠「複数のチャット画面を役割ごとに分ける運用」を公式が名前を付けて定義した記述は、確認できませんでした。そのため、この記事では公式用語を当社の運用に当てはめず、「近い考え方」としてだけ紹介しています。
「30本のうち0本」の調べ方
数字を出す以上、調べ方も書いておきます。
- 調査日:2026年8月23日
- 検索:Google(日本語)
- クエリ:「Claude 複数エージェント」「AI 議論 させる」「AI ペルソナ 意味ない」の3つ
- 対象:各クエリの上位10本。重複を除いて計30本(広告と当社サイトは除外)
- 採取:各ページを実際に開いて、本文の見出しを全数採取。見出しを採れたのは24本で、残り6本は動画・SNS・Q&A形式のため見出しがなく対象外
- 結果:「作った本人に検査させない」を主張として立てている記事は0本
社名は挙げません。批評ではなく、この記事が何を足そうとしているのかを示すための調査です。
1-4それぞれに渡している文(そのまま載せます)
① 裁定する役(作業はしない)
② 作業する役(担当は1つだけ)
「確かめていないこと」を書かせるのが効きます。ここが空欄で戻ってきたら、たいてい確かめていません。
③ 検査する役(この2行が本体です)
「要約で判断しない」を入れる前は、ざっと見て「問題ありません」と返ってきていました。この1行を足した初日に、11件出ています。
④ 見張る役(毎週・自動)
4つに共通して渡している3行
▶ 記事を書かせるときの指示書(4欄)と、8軸の採点表はこちらに分けています:Claudeでブログを運用した全記録
2-127時間の記録|何時に、何が動いたか
冒頭に置いた図と、下の表は、WordPressに残っている更新の記録から機械的に作りました。あとから思い出して書いたものではありません。
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| 時刻 | 動いたこと |
|---|---|
| 8/22 11:23 | 見出し画像を1枚作成 |
| 8/22 日中 | URLの転送設定を22本ぶん実施(11本+転送の重なり解消7本+4本)。これは記事の更新記録には残りません |
| 12:32〜12:35 | 記事3本を続けて更新(3分間) |
| 18:28 → 18:29 | 見出し画像を作り、その1分後に記事へ反映 |
| 20:59 | 新しい記事の下書きが始まる |
| 22:45/23:22 | 作り変えた記事を2本、続けて反映 |
| 8/22 深夜 | サイトマップ全404件を、転送の取りこぼしがないか全数点検 |
| 8/23 01:02/01:16 | 深夜に記事2本を更新。この前後に、経営者の裁定が5件 |
| 08:31〜09:51 | 記事9本を1時間20分で更新 |
| 09:22 | 前夜20:59に書き始めた記事を公開(約12時間半) |
| 09:20 | サイトの防御設定(WAF)を人が開ける。ここは人にしか権限がありません |
| 11:14/15:13 | 作り変えた記事を反映(15:13は見出し画像も同時に差し替え) |
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| 項目 | 実数 |
|---|---|
| 更新された記事 | 27本 |
| 新しく作った見出し画像 | 11枚(すべて自作) |
| 公開した新記事 | 1本(着手20:59 → 公開09:22=約12時間半) |
| いちばん短い更新の間隔 | 3分 |
| 23時〜6時の更新 | 2本 |
| 人がやったこと | 4つだけ(裁定・貼り付け・設定の開閉・掲載可否の判断) |
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| 項目 | 実数 |
|---|---|
| 記録に残った受け渡し | 86件 ※1件=1往復以上の下限値 |
| 差し戻しの記録 | 7箇所 |
| 保留(そのまま進めなかった)の記録 | 9箇所 |
| 撤回・棄却・中止 | 6件 |
| 決めて残したルール | 32箇所 |
出典:WordPressに記録された投稿の更新日時と画像の登録日時(2026年8月22日11:00〜23日16:00)。転送設定・全数点検・防御設定の開閉は投稿の更新記録に残らないため、管理する側の記録から補いました。⚠これは8つの役割の合計です。1人が27時間続けて作業したわけではありません。⚠時刻の粒度が違います。WordPressの更新記録は分単位、管理する側の記録は件単位です。裁定の正確な回数と時刻は記録が件単位のため出せません。出所の立たない数字は載せないのが当社のルールです。
差し戻し7・保留9・撤回6のほうを見てください。作った量ではなく、そのまま通さなかった回数です。ここが働いていないと、量はそのまま事故になります。
深夜1時台の2本についても、正直に書きます。「AIが勝手に進めた」わけではありませんでした。記録を確かめると、この時間帯に経営者の判断が5件下りています——情報共有の範囲、実名の扱い、導線の変更、定期タスクの申告、月次点検の追加。深夜でも、裁定だけは人を通っていました。
2-2実際のやり取り|経営者は、何と言ったか
1|速さより、安全を選んだ
「これもWAFではなくHTMLを作り直して、私が貼り換える形でいかがでしょうか?」
AI側は「自動で直せます」と提案していました。それに対してサイトの防御設定を開けずに、AIが原稿を作って人が貼る分担を選んでいます。できるかどうかではなく、開けていいかどうかで決めた場面です。以後これが標準になりました。
2|判断だけを吸い上げた(深夜1時台)
「私が判断しなければいけないことは何ですか?具体的にわかりやすく教えてください。」
この一言で判断待ちが整理されて出てきて、その場で5件とも決まりました。全部を追いかけなくても、決めることだけは人に届く——仕組みが効いている実例です。
3|定期的に、全体を握り直した
「改めてですが残っているタスクをすべて出してください。全てです。」
丸投げではありません。ときどき止めて、残っているものを全部出させます。これをやらないと、動いているものは見えても止まっているものが見えなくなります。
4|境界は、人しか触らない
「今wafをオフにしています」
「wafはオンにしました」
作業する側から「自動で修正できませんか?」と聞かれても、防御設定を開け閉めするのは常に本人です。どのAIにも権限がありません。
4つとも、作業のやり方は指示していません。言っているのは「どちらの方法を採るか」「何を決めればいいか」「全部出して」「いま開けた・閉めた」だけです。これが「人がやるのは4つだけ」の中身です。
発言は経営者本人の言葉です(掲載について本人の承認を得ています)。個別のチャット名や社内のファイル名は出していません。
3-1検査する役は、実際に何をしているのか
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| 何を確かめるか | やり方 | 取りこぼしやすいこと | |
|---|---|---|---|
| ① | 数えられること | 件数・タグの開閉・リンクが生きているか。全部AIにやらせます | 「消えていないか」は分かるが、「本来あるべきものが無い」は分からない |
| ② | 通して読まないと分からないこと | 作った本人ではない別のチャットに、最初から最後まで読ませます | 前の章を消したのに「先ほど述べたとおり」が残る、といった断絶 |
| ③ | そもそも前提が正しいか | 着手する前に、その思い込みを実測で確かめます | ここを飛ばすと要らない作業を丁寧にやってしまいます |
①には、はっきりした限界があります。当社は改修の前後で内部リンクを機械照合していましたが、それは「あったものが消えていないか」しか見ていません。「本来あるべきリンクが無い」ことは、この検査では絶対に見つかりません。実際、送客リンクが2本抜けていたのを、あとから人の指摘で見つけました。
いちばん効いたのは③です。2026年8月22〜23日の1日で、着手する前に前提の崩れが6件見つかりました。そのうち1件では、動かない改修8本分をまるごと中止できました。人手が足りない会社ほど、この「やらなくていい作業を止める」価値は大きいはずです。
3-2AIが「それは違う」と止まった、4つの場面(うち1件はAI同士)
1|判断を人に戻してきた
同じ数字を3回目に書き換えようとしたところで自分の誤りに気づき、「3回目の書き換えは自分で決めない」と人の裁定を求めてきました。作業を止めて確認を上げてくる、という動き方です。
2|指示に従わなかった
「594本という数字を588本に直して」という指示に対し、数えている対象が違うと説明して、実行しませんでした。引き算は合っていましたが、「算数が合うことは根拠にならない」という判断です。
3|検査役が、依頼した側を止めた(AI同士)
検査を担当したチャットが、依頼した側の誤った前提を実測で否定しました。そのまま進んでいたら、正しく動いているものを壊す修正が入っていました。役割を分けていなければ、素通りしていた場面です。
4|推測で書かなかった
社名の分からない事例に実名を入れる指示に対し、「推測で書くわけにいかない」と保留しました。誤っていた記録も、黙って消さずに「撤回」と経緯ごと書き換えています。
4つに共通しているのは、「速く出す」より「確からしさ」を優先した点です。これは性格ではなく渡し方でそうなります。担当と禁止事項を決め、検査する側を別に立てておくと、こうなります。
3-3うまくいかなかったことも、そのまま書きます
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| 起きたこと | 決めたルール |
|---|---|
| 別の文字体系の文字が1件まぎれ込んだ | 公開前に、使っていないはずの文字が入っていないかを機械で数える |
| ほかの記事から流用したとき、公開日を直接書いた箇所と、下書き用の目印が残った | 流用したら、日付の直書き・自己参照・目印の残りを必ず点検する |
| 「もう入っているか」の判定が、見た目の指定に使う同じ名前に当たって誤作動した | 判定の前に、装飾の指定部分を除いてから数える |
| 調べた結果が0件だったのを「該当なし」と読み違えた(裁定する側と作業する側が、別々に同じ落とし穴に落ちた) | 0件が出たら「本当に0なのか、調べ方が悪いのか」を先に疑う |
| 貼り付けが「置き換え」ではなく「追記」になり、設定が二重になった | 貼り付けたあとに、件数が想定どおりかを毎回数える |
| 本来あるべき送客リンクが2本抜けていた(機械照合は「消えていないか」しか見ていなかった) | 「消えていないか」とは別に、「あるべきものがあるか」を突き合わせる |
4件目に注目してください。裁定する側と作業する側が、別々に同じ間違いをしました。役割を分けても、同じ思い込みは同時に起こります。だから最後は人が見ます。
4-1続ける/やめるを、いつ・何で決めるか
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| 決めること | 当社の決め方 | 理由 |
|---|---|---|
| いつ判定するか | 28日。1週間では決めない | 当社が8月に公開した10本は、公開1週間の時点で表示160回・クリック2回でした。ここでやめていたら何も分かりません |
| 何を見るか | ①作業時間 ②表示回数の順。クリック率では判定しない | クリック率は、社名で調べた人や画像目的の人に引っ張られて判断できなくなるため |
| 数字の書き方 | 「いつからいつまで」と「どの範囲か」を必ず併記する | 条件の違う数字を、見た目が近いからといって1つにまとめない。これは当社が実際に間違えて、直したところです |
| やめる基準 | 時間が減っていないとき | 量を増やすのではなく、渡す仕事を1つに絞り直します。多くは渡し方の問題だからです |
| 誰が決めるか | 人 | AIは判定材料を出すところまで。続ける/やめるは、責任を持つ人が決める |
4-2任せる前に決めておくこと|権限と、渡さない情報
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| 対象 | 扱い | 理由 |
|---|---|---|
| 下書きの作成・調べもの・数え上げ | 渡す | 間違っても戻せる |
| 公開されている情報の集計・整理 | 渡す | 同上 |
| 削除・公開・送信 | 渡さない | 戻せないから。最後の実行は人がやります |
| パスワード・鍵・決済 | 渡さない | 事故が起きたときの影響が大きすぎるため |
| お客様の実名・未公開の実績 | 渡さない | 掲載可否は人が判断する。推測で社名を書かせない |
▶ 何を入力してはいけないかは、こちらで詳しく書いています:生成AIに入力してはいけない情報|1,000本超の記事を運用してわかったこと
4-3明日から、2つの役で始めてください
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| 日 | やること | ここでつまずきやすい |
|---|---|---|
| 1日目 | 渡す仕事を1つだけ決める(例:会議のメモを議事録の形にする) | いくつも渡すと、どれが効いたか分からなくなります |
| 2日目 | いまその仕事に何分かかっているかを測る | ここを測らないと、あとで続ける/やめるが決められません |
| 3日目 | チャットを2つ立てる。片方に「作る」、もう片方に「検査する」と渡す | 同じチャットに両方やらせないでください。自分の書いたものは正しく見えます |
| 4日目 | 「やってはいけないこと」を3行だけ渡す(削除しない/送信しない/推測で書かない) | 禁止事項が無いと、良かれと思って余計なことをします |
| 5日目 | 検査する役に「この前提、本当ですか」と聞かせる | ここで作業そのものが要らなくなることがあります |
| 28日目 | 時間が減ったかどうかだけを見て、続ける/やめるを決める | 1週間では判断しないでください |
「うちは、どの仕事から渡せばいいのか」を一緒に決めたい方へ
業種や社内の体制によって、最初に渡すべき仕事は変わります。生成AI活用のコンサルティングでは、渡す仕事の選び方から、検査する役の作り方までご一緒します。無理に導入をおすすめすることはありません。
生成AI活用コンサルの内容と費用を見るよくある質問(FAQ)
Q1つのAIに全部やらせるのと、何が違うのですか+
止まるかどうかが違います。同じチャットに作らせて点検させると、ほぼ「問題ありません」で返ってきます。作る役と検査する役を別にすると、AIの側から「それは違う」と返ってきます。当社が検査する役に数行を渡した初日に、自分では見つけられなかった破綻が11件出ました。
Q「あなたは優秀な◯◯です」と役割を与えるのは、意味がないのですか+
文体をそろえる効果はありますが、正しさは上がりません。効果がほとんど変わらなかったという検証も公開されています。むしろ専門家を名乗らせると、自信のある口調で間違ったことを言うようになります。肩書きではなく、工程を分けてください。
Qチャットを8つも立てないといけませんか+
要りません。「作る役」と「検査する役」の2つで十分です。当社が8つなのは、記事を毎日のように動かしているからです。効いているのは数ではなく、作る側と検査する側を分けたことです。費用はこちらの記事にまとめています。
Q検査する役には、何を貼ればいいですか+
本文の1-4に、当社が実際に渡している文をそのまま載せています。とくに大事なのは「本文を先頭から最後まで実際に全部読んでください(要約で判断しない)」と「該当なしで構いません。推測で埋めないでください」の2行です。この2行を足す前は、ざっと見て「問題ありません」と返ってきていました。
Q情報漏えいが心配です。何を渡さなければいいですか+
「戻せない操作」と「人に判断が要るもの」を渡さない、の2つだけで線引きできます。削除・公開・送信・パスワード・決済、そしてお客様の実名や未公開の実績です。詳しくは生成AIに入力してはいけない情報に書いています。
Q社内に詳しい人がいません。誰が担当すればいいですか+
当社の場合、コードを書ける人は関わっていません。人がやっているのは裁定・貼り付け・設定の開閉・掲載可否の判断の4つだけです。その仕事の中身を分かっている人が担当してください。技術の知識より、できあがったものが正しいか判断できることのほうが重要です。
Qどれくらいで効果が出ますか+
作業時間は初月から減ります。ただし問い合わせや売上が動くのは、そのあとです。当社も最初の約1か月は、ほとんど成果が出ていません。判定は28日で、まず「時間が減ったか」だけを見てください。
QAIが間違えたとき、責任は誰が取るのですか+
人です。だから当社は、公開・送信・削除といった戻せない操作を渡していません。最後の実行は必ず人がやります。責任の所在を変えないために、権限のほうを絞るという考え方です。
Q最初に渡す仕事が決められません+
「毎週やっていて、間違えても戻せる仕事」から選んでください。議事録、報告書の下書き、一覧の整理などです。迷う場合は60分の無料診断で、いまの仕事のうちどれが渡せるかを一緒に切り分けます。
この記事のまとめ
- 肩書きを名乗らせても、AIは賢くなりません。変わるのは、誰が検査するかを変えたときです
- 効いたのは「作った本人に検査させない」の一点。調べた30本のうち、これを主張として書いている記事は0本でした
- 別のチャットに検査させた初日に、自分では見つけられなかった破綻が11件出ました
- 当社は8つに分けていますが、ふつうは2つで足ります(作る役・検査する役)。追加の費用はかかりません
- 判定は28日。まず「時間が減ったか」だけを見てください。クリック率では判定しません
- 権限の線引きは「戻せるかどうか」だけ。削除・公開・送信・決済は渡しません
「うちは、どの仕事から渡せるのか」を一緒に決めます
渡す仕事の選び方から、検査する役の作り方まで。
自社でやれそうな場合は、そうお伝えします。
※ 60分の無料診断では、AI検索と自然検索での自社の見え方を実データで確認します。
※ ITコーディネータ・酒井大輔が対応します。




















