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内製化のやり方#中小企業#体制の作り方

YouTubeの内製化は、機材では決まりません。「誰が話すか」で決まります

支援先6社の体制を公開1人/2人/3人/専任ありの実例2026年8月時点

著者:酒井大輔(ITコーディネータ) | 更新日:2026年8月 | 読了目安:約16分

この記事の要点「動画を自社で作ろう」と決めたあと、多くの会社が最初に調べるのは機材です。ですが止まるのは、たいてい機材の前です。カメラの前に立つ人が決まらない。この記事では、支援先6社が実際にどんな体制で回していたかを、1人・2人・3人・専任ありの実例で公開します。うまくいかなかった話も、本人の言葉のまま載せています。
📌 30秒まとめ内製化は①誰が話すか→②目的の数字→③最小の機材→④型を作る→⑤回して直すの順で決めます。機材から入ると止まります。
  • 体制は1人でも回ります:支援先には1人・2人・3人・専任1人の4パターンがあります
  • 生成AIで軽くなるのは4工程:企画出し/台本/文字起こし/概要欄。撮影と編集は変わりません
  • 編集は1本4〜5分:慣れるまで5〜6本。社員がカメラに慣れるのは3〜5回の出演
酒井大輔 ITコーディネータ ユーチューブビジネスサポート代表

この記事の著者

酒井 大輔(Sakai Daisuke)|ユーチューブビジネスサポート 代表

ITコーディネータ。2008年より企業のYouTube活用を支援し100チャンネル以上の実績。制作・運用してきた動画は5,000本以上(支援先を含む)、自社の公式チャンネルだけで2,000本以上。著書『ビジネスYouTubeで売れ!』『経営戦略は動画が最強!』。代表プロフィール

【結論】内製化は機材では決まりません

📌 このセクションの要点内製化の記事はたいてい「カメラは何を買うか」から始まります。ですが100社を見てきて、止まる場所は機材ではありませんでした。止まるのは、その手前です。

図:内製化が止まる4つの場所と、その対処

止まる場所 対処 ① カメラの前に立つ人が決まらない いちばん多い。企画をいくら作っても撮影に進めない 先に「誰が話すか」だけ決める 社長1人でも成立する。6社の実例は第3章 ② 目的が数字になっていない 再生数を目標にすると、伸びない月にやめる 問い合わせ・応募・受注額で置く 登録137人でも成果が出た会社がある ③ 機材から入ってしまう 買い揃えている間に熱が冷める スマホ+マイク+三脚で始める 入社を決めた動画は「携帯かタブレット」で撮影 ④ 編集に凝ってしまう 1本に時間がかかり、本数が出ない 切る・つなぐ・テロップの3つだけ 編集1本4〜5分。ノー編集で成果が出た会社も
作成:ユーチューブビジネスサポート(100チャンネル以上の支援現場での整理)
この記事の順番①誰が話すか → ②目的の数字 → ③最小の機材 → ④型を作る → ⑤回して直す。この順で決めれば止まりません。逆から入ると、たいてい機材を買ったところで終わります。
ビジネス動画の質は画質や編集ではなく情報の質で決まる
動画の「質」は画質や編集ではなく、情報の質で決まります

動画制作の内製化とは(外注との違い)

📌 このセクションの要点内製化とは、企画・撮影・編集・投稿・運用を社内で完結させる体制のことです。「インハウス」「自社制作」とも呼ばれます。

内製(インハウス)

自社の社員が企画から投稿まで行う。ノウハウと動画が社内資産として残り、本数を増やしても費用が累積しません。

外注

企画・撮影・編集の一部または全部を外部に委託。品質は安定しますが、更新のたびに費用が発生します。

まだ決めていない方へこの記事は「内製でいく」と決めた方向けです。外注と迷っている段階なら、先に 動画制作は外注か内製か|2026年AIで変わった判断軸 をお読みください。費用の比較と、自社はどちらかを判断する7つの質問があります。

誰が出演するかを決める|支援先6社の体制

📌 このセクションの要点内製化の記事で、ここを書いているものはほとんどありません。ですが実務でいちばん詰まるのがここです。支援先6社が、実際に何人でどう回していたかを公開します。1人でも回ります。

※ 横スクロールできます

会社何人で出演撮影・編集頻度・本数
中小企業診断士1人本人本人(Filmora)1年半で66本/1回15〜17本まとめ撮り
バイクガレージ1人オーナー本人・ノー編集1ヶ月で100本
沖縄マンゴー農家1人本人本人素のまま・1分以内へ切替
旅館(秋保温泉)2人社員スマホ/タブレット・編集なし支配人が主導、広報が現場
建材商社3人(家族)社長次男が撮影編集/長男が最終チェック月2〜3本/1本2時間
運送会社専任1人+出演者社長・社員元トラック運転手が専任
(勤務の7〜8割
2日に1回

出典:当社が支援した企業での実施内容。各社の対談記事・事例ページに本人の発言として掲載しています(士業運送旅館農業建材商社)。

1人でやるなら|中小企業診断士の例

出演も撮影も編集も、すべて本人です。自宅の居間に大型テレビを置き、そこにPowerPointを映して固定のセットにしています。照明は家の照明とZoom用のリングライト、それに太陽光だけ。

最初の6本だけ当社が撮影し、7本目から本人に移行しました。その時のことを、ご本人がこう話しています。

「酒井さんに撮ってもらった6本と、自分で撮って編集した7本目以降ではクオリティも相当下がって友達にも指摘されました
—— 中小企業診断士・原田先生

それでも、開始から約3ヶ月・30本の時点で動画制作を受注しています。さらに、ChatGPTの解説動画を見た商工会議所からセミナーの依頼が入り、社長100名ほどの前で登壇されました。

ここが大事ですクオリティは、正直に言えば下がります。それでも成果は出ます。見込み客が見ているのは映像の美しさではなく、「この人は何を知っているのか」だからです。

編集をやりたくないなら|バイクガレージの例

「僕の場合は編集はやりたくなかったので、ノー編集で
「そんなに難しくなくて、実際1ヶ月ぐらいで100本撮っていました
—— バイクガレージ名古屋・オーナー

機材は手持ちの古いハンディカム。台本なしのぶっつけ本番で、「まず自分 → ガレージをぐるっと → また自分」の順に1人で撮っています。緊張して顔が強ばった1本目も、そのまま公開しました。いま問い合わせの25%がYouTube経由です。

社員に出てもらうなら|運送会社の例

社員は普通、カメラの前に出たがりません。この会社がやったのは、無理に映さず、近くで撮って慣らすという方法でした。

3〜5

出演すると
抵抗が消える

2日に1回

投稿頻度
(台本なし)

37万回

「社長にトラックを
運転させてみる」の再生

「台本を作る時間は必要ないですが、編集はカットしたり色々と手を加えますから結構時間がかかっていますね」
—— 運送会社・古瀬社長

研修で教えているのは、技術ではありません

旅館では1年半で5回の研修を行いましたが、内容は撮影や編集の技術ではありませんでした。「遠慮せず発信していい」と思えるようにすることです。動画が止まる原因は、たいてい技術ではなく気持ちの側にあります。

企業YouTube運用の撮影で台本やカンペは必要ない理由
台本を丸暗記する必要はありません。手元に置く「話す順番のメモ」で十分です

出演者を決めるときの基準

※ 横スクロールできます

誰が出るか向いている場面注意点
社長会社の考え方・商品の思い・採用いちばん強い。ただし時間が取れるか
現場の社員作業の説明・職場の雰囲気・採用最初は嫌がる。3〜5回で慣れる
専門職(士業・技術者)専門解説・信頼の構築1人で完結できる
複数人の対談話が続かない人でも成立する編集の手間が増える
顔を出さない推奨しません。「この人から買いたい」が生まれません

当社は顔出しでの撮影を推奨しています。詳しくは書籍『経営戦略は動画が最強!』6-7で解説しています(目次はこちら)。

内製化の5ステップ

📌 このセクションの要点全体で6か月を目安にしています。最初の2か月で型を作り、残りで回しながら社内に定着させます。

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ステップやること期間の目安つまずきポイント
1. 誰が話すかを決める出演者を指名する。兼任で構いません1週間ここが決まらないと先に進めません
2. 目的を数字にする問い合わせ◯件、応募◯人。再生数は目標にしない1週間再生数を目標にすると続きません
3. 最小の機材を揃えるスマホ+ピンマイク+三脚1週間買い揃えている間に熱が冷めます
4. 型をつくる同じ構成で5〜10本撮り切る1〜2か月1本ずつ完璧を目指すと止まります
5. 回しながら直すタイトル・概要欄を見直す。反応が出た型を増やす3か月〜投稿して終わりにしがちです

当社が支援先で実施している立ち上げ手順です。

ステップ4「型をつくる」には、2つのやり方があります

まとめ撮り型

1回の撮影で15〜17本をまとめて撮り、まとめて編集して公開予約する。あとは1〜2週間に1本ずつ公開されます(中小企業診断士の例)。

数で押す型

企画を紙に書き出して、1ヶ月で100本撮る。編集はしない。とにかく本数を先に作ってしまう(バイクガレージの例)。

どちらでも構いません共通しているのは「1本ずつ完璧に仕上げようとしていない」ことです。まとめて撮るか、割り切って撮るか。どちらかにすると続きます。
ビジネス動画制作の5ステップ|企画・台本・撮影・編集・投稿
企画から投稿まで、5つのステップに分けて進めます

生成AIで、企画・台本・文字起こし・概要欄をつくる

📌 このセクションの要点内製の負担は、撮影より「撮る前」と「出したあと」に集中します。ここが2026年、生成AIで大きく軽くなりました。ただし撮影と編集そのものは変わっていません。

図:6工程のうち、生成AIで軽くなるのは4つ

動画制作の6工程 生成AIで軽くなるか ① 企画出し(何を撮るか) ◎ 大きく軽くなる ② 台本(話す順番) ◎ 大きく軽くなる ③ 顔出しの撮影 ✕ 変わらない(人がやる) ④ 編集(何を残すか) ✕ 変わらない(人がやる) ⑤ 文字起こし ◎ ほぼ自動になる ⑥ 概要欄・タイトルの設定 ◎ 候補を出せる → 軽くなるのは撮る前と出したあと撮ることと切ることは変わりません。
作成:ユーチューブビジネスサポート(2026年8月時点の実務にもとづく整理)

4工程で、AIに何を渡し、人が最後に何をするか

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工程AIに渡すものAIが出すもの人が最後にやること
① 企画出し自社サイトのFAQ・商品説明・過去の問い合わせ動画のネタ一覧自社の商売に合うものを選ぶ
② 台本選んだネタと、伝えたい相手話す順番のメモ自分の言葉に直す
③ 文字起こし撮影した動画の音声全文テキスト誤変換(社名・商品名)を直す
④ 概要欄・タイトル文字起こしと、狙う検索語タイトル案・概要欄の下書き事実に間違いがないか確かめる
正直に書いておきます「AIで動画制作が速くなる」とは書きません。当社は「AIで撮影や編集そのものが速くなった」という実測データを持っていません。軽くなったのは撮る前と出したあとの作業です。ここを取り違えて「AIで全部つくれる」と考えると、誰にも刺さらない動画が量産されます。

AIが実際にやったこと|支援先の実測

動画150本の情報点検で、19か所の誤りを発見

建材商社では、過去に投稿した動画150本の説明文をAIで点検し、19か所の誤りを見つけて修正しました。「無料サンプル」と書いてあるものが、実際は660円になっていた——といった内容です。

設定を直しただけで、問い合わせが月3件→20件

製造業では動画の本数を増やす前に、既存動画のタイトルと概要欄を見込み客が検索する言葉に合わせました。それだけで問い合わせが月3件から20件になっています。

担当された方は、最初の1か月はこう言っていました。「正直、めんどくさい」。それが3か月目には「もう、うちの担当者です」に変わっています。AIも、慣れるまでは進みません。▶ その全記録

最小構成の機材と編集ソフト

📌 このセクションの要点ここから始めてください。画質より音です。優先順位はマイクが先で、カメラは手持ちのスマホで構いません。

※ 横スクロールできます

品目必要度内容代わりになるもの
スマートフォン必須すでにお持ちのもので構いません手持ちのビデオカメラでも可
ピンマイク必須有線で十分。画質より音が重要—(ここは省かないでください)
三脚・スマホスタンド必須手ブレを止める机に立てかける等でも当面可
照明あると良い顔を明るくする窓際の太陽光/Zoom用リングライト
背景工夫で足りる会社らしさが伝わる場所大型テレビにスライドを映す(診断士の例)

当社が支援先に最初に案内している構成です。中小企業診断士の例では、自宅の居間に大型テレビを置いてPowerPointを映し、照明は家の照明とZoom用リングライト、それに太陽光だけで撮影しています。

実例旅館の採用動画を見て入社を決めた社員の方は、その動画についてこう話しています。
「たぶん携帯かタブレットとか、簡易的な物で撮ってるんだろうな」
それでも、入社の決め手になりました。

編集ソフト

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ソフト費用向いている人
CapCut無料スマホだけで完結させたい
DaVinci Resolve無料版ありPCで本格的にやりたい
Filmora有料操作が分かりやすいものが良い(診断士が使用)
Adobe Premiere Pro有料(サブスク)すでに社内にある場合

最初は無料のもので始めてください。ソフトを変えても成果は変わりません。

企業YouTube撮影のカメラ・マイク・三脚など機材の選び方
機材の選び方。優先順位はマイクが先です

撮影の実務(画角・服装・音・場所)

📌 このセクションの要点凝る必要はありません。最低限これだけ守れば、伝わる動画になります。

① 音を最優先にする

画質が多少悪くても見られますが、音が聞き取れない動画は最後まで見てもらえません。ピンマイクを付けて、エアコンや機械の音が入らない場所を選びます。

② 顔が明るく映るようにする

窓を背にすると顔が暗くなります。窓に向かって立つだけで大きく変わります。診断士の例では、天気によって明るさが変わるのが最初の悩みでした。

③ 服装で印象は変わる

同じ話でも、服装で受け取られ方が変わります。作業着なら現場の信頼、スーツなら専門性。相手が誰かで決めてください。

④ 台本は丸暗記しない

暗記した文章を読むと、その瞬間に伝わらなくなります。手元に話す順番のメモを置くだけにしてください。運送会社は台本なしで2日に1回投稿しています。

企業の動画撮影は服装だけで印象が全く違う
服装だけで、伝わり方は大きく変わります

撮影場所は、決めてしまうと楽になります

毎回どこで撮るか考えていると、それだけで止まります。「ここで撮る」と1か所決めてしまうのがコツです。診断士は自宅の居間、バイクガレージは店舗、旅館は館内。同じ場所で撮り続けることで、準備の時間がゼロに近づきます。

企業の動画撮影で最低限おさえるべき3つのポイント
撮影で最低限おさえる3つのポイント

編集の実務(1本4〜5分で終わらせる)

📌 このセクションの要点編集は切る・つなぐ・テロップの3つで足ります。慣れれば1本4〜5分です。ノー編集で成果を出している会社もあります。

4〜5

慣れたあとの
1本あたりの編集時間

5〜6

編集に慣れるまでの
本数

0

ノー編集でも
成果は出る

中小企業診断士の実測(前後を切る+テロップ+BGMのみ/Filmora使用)。ノー編集の例はバイクガレージ名古屋。

「だけど編集だとかそういうのは考えずに、ホームビデオみたいな感じでもいいので、とりあえずアップしてみると良いかもしれないです」
—— 運送会社・古瀬社長

やること・やらないこと

やること

  • 前後の余分なところを切る
  • 言い間違いをカットする
  • 要点にテロップを入れる(フォントと色は2種類まで)
  • BGMは商用利用可のものを小さく

やらないこと

  • 効果音やアニメーションを凝る
  • 全編にテロップを入れる
  • 1本に何時間もかける
  • 完璧になるまで公開しない
動画編集は優先順位を考えて5分以内など最低限に
編集は優先順位を決めて、最低限で終わらせます

投稿後の設定で、成果が変わります

📌 このセクションの要点ここを後回しにする会社がとても多いのですが、成果がいちばん動くのはここです。しかも生成AIで下書きが出せる部分です。

3→20

月間の問い合わせ数
(約6.5倍)

0

追加で作った動画
(既存の設定変更のみ)

大手

工場から
直接受注も獲得

事例出典:公益財団法人 東京都中小企業振興公社が運営する販路開拓事例サイト「デジポート」掲載事例(株式会社エムティーシー)https://digiport.tokyo/cases/case228/

  • タイトル:見込み客が検索する言葉を前方に。30文字以内で分かりやすく
  • 説明欄:動画の内容と、次にどこを見てほしいか。定型文にしてタイトルだけ変える運用でも構いません
  • チャプター(タイムスタンプ):長い動画では必須。見たいところから見てもらえます
  • 撮影場所の設定:Googleビジネスプロフィールと紐づけると、地域で見つけてもらいやすくなります
  • サムネイル:文字数も色数も少なめに。凝るほど読まれなくなります

内製化の失敗パターン5つ

📌 このセクションの要点内製化の記事はたいてい「クオリティが下がる」「担当者の負担が増える」とデメリットを挙げます。それは事実です。実際に起きたことを、そのまま書きます。

※ 横スクロールできます

症状実際に起きたこと対処
① 途中で止まる「ぶっちゃけ半年くらいお休みしてた」(診断士)まとめ撮り+公開予約にする。撮る日を決めてしまう
② 飽きる「YouTubeも2ヶ月ぐらいで、もういいんじゃないかってなった」(農家)反応が返る場(LIVE・コメント)を持つ。1人で抱えない
③ クオリティが下がる「自分で撮った7本目以降はクオリティも相当下がって友達にも指摘された」(診断士)それでも成果は出る。3ヶ月30本で受注している
④ 担当者の負担が増える「編集はカットしたり色々と手を加えますから結構時間がかかる」(運送)編集を減らす。専任を置くか、ノー編集に切り替える
⑤ 本数が出ない1本撮るのに2時間かかっていた(建材商社)撮影場所と構成を固定する。同じ型で撮る

すべて支援先の実際の発言・実績です。各社とも、この状態を経たうえで成果を出しています。

共通していること止まった会社も、飽きた会社も、やめずに戻ってきています。そして共通して、途中で「作り込むこと」をやめています。農家の方は元々映像の仕事をされていて最初は作り込んでいましたが、「素のまま・1分以内」に切り替えてから伸びました。
クオリティーよりも数だよ、そして続ける事だよ
—— 酒井大輔(当時のアドバイス)

社内ルールと、属人化の防止

📌 このセクションの要点担当者が代わったときに止まらないよう、先に決めておくと楽になることがあります。

運用のルール

  • ファイル名の付け方(日付+内容)
  • テロップのフォントと色(2種類まで)
  • オープニングとエンディングの型
  • 素材の保存場所

見落としやすい点

  • チャンネルの管理権限を個人アカウントに紐づけない
  • 社員が映る動画の同意(退職後の扱いも
  • BGMは商用利用可のものを使う
  • 他社の商品や店舗が映り込んでいないか
とくに権限は要注意です担当者の個人Googleアカウントでチャンネルを作ってしまうと、その方が退職したときに動画すべてにアクセスできなくなります。会社のアカウントで作り、管理者を複数にしておいてください。

効果測定|何を見るか

📌 このセクションの要点再生数と登録者数は目標にしないでください。測るものを間違えると、続ける理由を見失います。

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優先指標見方
主指標問い合わせ数/応募数/受注額経営の数字。ここが動かなければ意味がありません
補助指標視聴維持率どこで離脱したか。話の順番を直す材料になります
補助指標クリック率(CTR)タイトルとサムネイルが合っているか
補助指標検索での表示回数そもそも見つけてもらえているか
目標にしない再生数・チャンネル登録者数増えても経営が動くとは限りません
建材商社は登録者137人・総再生5万回未満で成果を出しています。再生数を目標に置いていたら、この会社は途中でやめていたはずです。

費用|内製の初期投資と、外注1本の比較

📌 このセクションの要点内製の初期投資と、外注1本の費用を並べます。数字は他社(動画制作会社・ツール会社)が公開しているものを引用しています。当社の主張ではなく、業界で共有されている相場です。

※ 横スクロールできます

区分内容費用
内製初期投資(機材+研修)約15万〜80万円(以後は本数を増やしても増えない)
外注商品紹介 1本10万〜50万円
外注セミナー 1本20万〜50万円
外注採用 1本50万〜150万円
外注ブランディング 1本100万〜500万円
共通編集ソフト買い切り3万〜8万円/月額 数千円〜30万円

出典:株式会社LIG「動画制作の内製化完全ガイド」および Video BRAIN「社内で動画を内製化するメリット・デメリット」に記載の相場。いずれも動画制作・ツール提供を行う企業が公開している数字です。

ここが分かれ目です内製は最初に15〜80万円かかり、そのあとは本数を増やしても増えません。外注は1本ごとに発生し続けます。年に1〜2本なら外注のほうが安く、継続するなら内製のほうが安い——これは業界の誰が計算しても同じ結論になります。▶ 判断の詳細はこちら

実例|内製でここまでできた6社

📌 このセクションの要点いずれもお客様が自社で運用を続けている会社です。高品質な映像を外注した会社は、1社もありません。

※ 横スクロールできます

業種体制成果
中小企業診断士1人(出演・撮影・編集すべて本人)開始3ヶ月・30本で受注/商工会議所からセミナー依頼
バイクガレージ1人・ノー編集問い合わせの25%がYouTube経由/新規拠点をほぼ満室で開業
運送会社専任1人+社長・社員が出演2018・2019年に各20人採用/採用費 月70万円 → 広告費0円
旅館(秋保温泉)2人・スマホ/タブレット・編集なしYouTubeを見た方が入社/年間15社以上のメディア取材
沖縄マンゴー農家1人・素のまま1分以内1年で売上3.5倍・予約完売
建材商社3人(家族)登録137人・総再生5万回未満で成果/2026年はAIでEC月商が最高額に

当社が支援した企業での実績です。詳しくは YouTube活用事例集、建材商社の6年間の記録は こちら にまとめています。

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よくある質問(FAQ)

FAQ内製化を始める方から、よくいただく質問をまとめました。
Q内製化は、何人いればできますか?
1人でもできます。当社の支援先には、中小企業診断士(出演・撮影・編集すべて本人)、バイクガレージ(1人・ノー編集)、沖縄のマンゴー農家(1人)という1人体制の例があります。ほかに旅館の2人体制、建材商社の3人(家族)、運送会社の専任1人+出演者という形もあります。人数より、誰が話すかを決めることが先です。
Q誰が出演すればいいですか?
社長がいちばん強いですが、現場の社員でも専門職でも成立します。当社は顔出しでの撮影を推奨しています。顔を出さない動画では「この人から買いたい」「この会社で働きたい」が生まれにくいためです。社員が嫌がる場合は、無理に映さず近くで撮って慣らしてください。運送会社では3〜5回の出演で抵抗が消えています。
Q社員がカメラの前に出たがりません。どうすればいいですか?
無理に映さないでください。運送会社では、出たがらない社員を近くで撮ることから始め、3〜5回の出演で抵抗が消えました。旅館では研修を1年半で5回行いましたが、内容は撮影や編集の技術ではなく「遠慮せず発信していい」と思えるようにすることでした。技術より、気持ちの側が壁になります。
Q機材はいくらかかりますか?
スマートフォン(お手持ちのもの)+ピンマイク+三脚の3点から始められます。画質より音が重要なので、優先順位はマイクが先です。照明は窓際の太陽光で代用できます。なお動画制作会社が公開している相場では、内製の初期投資(機材+研修)は約15万〜80万円とされています。
Q編集にはどのくらい時間がかかりますか?
慣れれば1本4〜5分です。中小企業診断士の例では、前後を切る+テロップ+BGMのみで、慣れるまでは5〜6本かかりました。バイクガレージのようにノー編集で成果を出している会社もあります。凝った編集は続かないので、切る・つなぐ・テロップの3つに絞ってください。
Qクオリティが下がるのが心配です。
実際に下がります。中小企業診断士の方は「酒井さんに撮ってもらった6本と、自分で撮って編集した7本目以降ではクオリティも相当下がって友達にも指摘されました」と話しています。それでも開始3ヶ月・30本で受注につながりました。見込み客が見ているのは映像の美しさではなく、その人が何を知っているかです。
Q生成AIを使えば、動画制作は全部自動でできますか?
できません。生成AIで軽くなるのは企画出し・台本・文字起こし・概要欄やタイトルの4工程です。顔出しの撮影と編集は人がやる工程で、ここは変わっていません。当社は「AIで撮影や編集そのものが速くなった」という実測データを持っていません。AIは撮る前と出したあとの作業を軽くする道具だと考えてください。
QAIが書いた台本をそのまま読んでも大丈夫ですか?
おすすめしません。AIの文章をそのまま読むと、どこかで見た内容になり、その会社である理由が消えます。台本は丸暗記するものではなく、話す順番のメモとして手元に置くものです。最後は自分の言葉に直してから撮影してください。
Q何本くらい投稿すれば成果が出ますか?
業種によります。中小企業診断士は30本で受注、建材商社は約1年半で効果を実感しました。運送業や旅館では60〜100本で安定的に応募・問い合わせが入る状態になっています。ただし本数より先に、届けたい相手が検索する言葉に合っているかを見てください。設定を直しただけで問い合わせが月3件から20件になった製造業の例もあります。
Q途中で止まってしまいそうです。
実際、止まります。中小企業診断士の方は「ぶっちゃけ半年くらいお休みしてた」と話し、沖縄の農家の方は「2ヶ月ぐらいで、もういいんじゃないかってなった」と話しています。それでも両者とも戻ってきて成果を出しました。対策は、まとめ撮りと公開予約で「撮る日」を固定すること、そして反応が返る場を持つことです。
Q内製化には何ヶ月かかりますか?
6ヶ月が目安です。最初の2ヶ月でチャンネル設計と撮影・投稿の型をつくり、残りで運用を回しながら社内に定着させます。生成AIで企画と台本の準備が軽くなったため、以前より立ち上げは速くなっています。ただし出演者が決まらないと止まるので、そこを最初に固めてください。
Q撮影場所はどこがいいですか?
1か所に決めてしまうのがコツです。毎回どこで撮るか考えていると、それだけで止まります。中小企業診断士は自宅の居間に大型テレビを置いてスライドを映し、バイクガレージは店舗、旅館は館内で撮っています。同じ場所で撮り続けると、準備の時間がほぼゼロになります。
QBGMや、社員が映ることの権利面は大丈夫ですか?
先に決めておいてください。BGMは商用利用可のものを使います。社員が映る動画は同意を取り、退職後の扱いも決めておくと後で困りません。あわせて、チャンネルの管理権限を担当者の個人Googleアカウントに紐づけないでください。その方が退職すると動画すべてにアクセスできなくなります。
Q効果は何で測ればいいですか?
主指標は問い合わせ数・応募数・受注額です。視聴維持率やクリック率は改善のための補助指標として見ます。再生数とチャンネル登録者数は目標にしないでください。建材商社は登録者137人・総再生5万回未満で成果を出しています。測るものを間違えると、続ける理由を見失います。

まとめ

  • 内製化は機材では決まりません。止まるのは「カメラの前に立つ人が決まらない」ところです
  • 体制は1人でも回ります。支援先には1人・2人・3人・専任1人の4パターンがあります
  • 順番は①誰が話すか→②目的の数字→③最小の機材→④型を作る→⑤回して直す
  • 生成AIで軽くなるのは企画出し・台本・文字起こし・概要欄の4工程。撮影と編集は変わりません
  • 編集は1本4〜5分、慣れるまで5〜6本。ノー編集で成果を出した会社もあります
  • クオリティは正直に言えば下がります。それでも3ヶ月30本で受注した例があります
60分・無料

「うちは誰が出て、誰が撮るのが現実的か」を一緒に決めます

体制の作り方は、業種と人数で変わります。現状をうかがったうえで、何から始めるべきかをお伝えします。生成AIをどう組み込むかも含めて具体的にお話しします。売り込みはしません。

※ ITコーディネータ・酒井大輔が対応します。

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