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Claude × WordPress連携 #Claude #WordPress #AI連携 #MCP #WordPress MCP

ClaudeとWordPressを連携する方法
「ログインできない」「ツールがない」を初心者向けに解決

設定ファイル不要のルートあり 3つの方法をやさしい順に つまずき所を実体験で解説

著者:酒井大輔(ITコーディネータ) | 公開日:2026年6月21日 | 読了目安:約12分

📝 この記事の要約(30秒でOK) ClaudeとWordPressは、大きく3つの方法でつなげます。つまずく最大の原因は「WordPress.com と WordPress.org の取り違え」。まず自分のサイトがどちらかを見分け、やさしい順に試すのが近道です。
  • WordPress.comの人 → ① 公式コネクタ(クリックだけ・約5分)
  • 独自ドメイン(.org)の人・初心者 → ② ブラウザ連携(設定ファイル不要・おすすめ
  • 自動化を極めたい人 → ③ プラグイン+設定ファイル(上級)
そして連携できたら、AIは「時短」で終わらせず「売上アップ」に使うのが本質です(最後の章で解説します)。

⏳ なぜ“今”これに取り組むのか

検索の主役はAIに移りつつあります。AIに「見つけてもらう・評価される」ためのLLMOが重要になり、その正体はこれまで手薄だった“構造化まで含めたSEO”です。ワードプレスにベタ打ちした記事や、構造化しにくいサービス上の記事はAIに選ばれにくく、HTMLで構造化して自ドメインに出すのが効きます。今が、その見直しの分かれ目。そしてその構造化のほとんどはClaudeで作れます——タグ整合・見出し階層・可視FAQとschemaの一致など“検証できる指標”で破綻が少ないからです。

「ClaudeにWordPressの記事を書いてもらって、そのまま投稿までしてほしい」——そう思って始めたのに、「ログインできない」「ツールがありません」で行き詰まる。専門用語をできるだけ使わず、とにかくClaudeと自分のサイトをつなぎたいだけの方が迷わずゴールにたどり着けるよう、やさしい順に解説します。

なお本記事は、コンサルとして他社を支援するだけでなく、私自身が2021年から自社サイトでブログを1,000本以上(2026年6月時点で公開1,170本)投稿し、SEOやAI時代の対策を自分の手で実践してきた“現場の実データ”にもとづいています。他社のデータを見て語るのではなく、自分のサイトで結果を出してきた一次情報が、この記事の信頼性の土台です。

1,170
自社ブログ公開数
(2026年6月時点)
2021〜
自社サイトで運用・
SEO/AI対策を実践
100社+
動画×Web集客の
支援実績(2008〜)

※ 公開記事数はWordPress管理画面の実数(公開済み1,170本)。他社のデータではなく、運営者本人が自社サイトで積み上げた一次データです。

WordPress管理画面の投稿一覧。公開済み記事が1,170本あることを示す実データ
▲ 実際のWordPress管理画面。公開済み記事は1,170本(他社ではなく、運営者本人の自社サイトの実データ)。

💬 筆者の失敗談(たぶん、あなたも同じ)

「ClaudeでWordPressを操作したい」と検索すると、上のほうに出てくるのは「WordPress.com」の情報ばかり。違いが分からないまま「これでできるんだ」と思い込み、WordPress.com側で延々と設定してかなりの時間をムダにしました。でも私のサイトは独自ドメイン(=WordPress.org型)。この“取り違え”が、最初で最大のつまずきです。だからこの記事は、まず「あなたはどっち?」の判定から始めます。

酒井大輔 YouTubeコンサルタント ITコーディネータ ユーチューブビジネスサポート代表

この記事の著者

酒井 大輔(Sakai Daisuke)|ユーチューブビジネスサポート 代表

ITコーディネータ。2008年より企業の動画・YouTubeビジネス活用を支援し、100社以上の実績。自社サイト(WordPress)でも2021年からブログを1,000本以上(2026年6月時点で公開1,170本)運用し、SEO・AI対策を自ら実践(他社支援だけでなく、自分の実データで検証)。本記事は、ClaudeとWordPressの連携で実際につまずいた経験をもとにまとめています。専門はWebマーケティング・動画経営戦略・SEO。公益財団法人 東京都中小企業振興公社 専門家(No.1738)

著書:「経営戦略は動画が最強!」(2026年1月) / 「ビジネスYouTubeで売れ!」(2021年6月)

まず最初に:あなたのサイトは「どっち」?1分セルフ診断

📌 結論つまずく最大の原因はサイトの種類の取り違え。独自ドメインの自社サイトは、ほぼ「WordPress.org(インストール型)」で、ログインは https://自分のサイト/wp-admin/ から。次の3点を確認すれば1分で判定できます。

連携の話に入る前に、絶対に最初に確認してほしいのが「あなたのWordPressが2タイプのどちらか」。ここを取り違えると、この後の設定がまるごと噛み合わなくなります。

🔍 1分セルフ診断:次のどれかに当てはまる?

  • エックスサーバー・さくら・ロリポップ・ConoHaなど、レンタルサーバーを自分で契約した記憶がある
  • ログインが 「https://自分のサイト名/wp-admin/」 のようなアドレス
  • サイトURLが 独自ドメイン(例:ytbs.jp) で「○○.wordpress.com」ではない
  • 「All in One SEO」などのプラグインを自由にインストールできる
✅ 1つでも当てはまったらあなたのサイトは 「WordPress.org(インストール型)」。中小企業の自社サイトや独自ドメインのブログはほぼこれ。連携は本記事のルート②(簡単)かルート③(上級)を使います。

逆に「無料で○○.wordpress.com で始めた」「レンタルサーバーは契約していない」方は「WordPress.com型」の可能性が高く、もっと簡単(クリックだけ)につながります(ルート①)。

「WordPress.com」と「WordPress.org」の違い(できること比較)

📌 結論WordPressには「.org(自分でサーバーに入れる方式)」と「.com(運営会社におまかせの方式)」がある。独自ドメインの企業サイトは前者が大半。ログイン先が違うため、.comにログインしようとして失敗するのが「ログインできない」の最多原因です。

WordPressという名前のものが世の中に2つある(ように見える)のが混乱の元。正確にはソフトは1種類で、使い方が2通りあるだけです。「家」にたとえると分かりやすくなります。

.org(インストール型)=「土地を借りて家を建てる」/.com(サービス型)=「マンションの一室を借りる」

WordPress.org(インストール型) 土地を借りて家を建てる 独自ドメインの企業サイトはほぼこちら WordPress.com(サービス型) マンションの一室を借りる 手軽だが自由度に制限
▲ 独自ドメインの自社サイトは、ほぼ左の「.org(インストール型)」です。

レンタルサーバー(土地)を自分で契約し、そこにWordPress(家)を入れて運用するのが.org型。自由度が高く、好きなプラグイン導入・収益化ができます。一方.com型はAutomattic社がサーバー管理まで代行。手軽ですが、無料・下位プランでは独自ドメインやプラグインに制限があります。

※ 横スクロールできます

項目.org(インストール型).com(サービス型)
たとえると土地を借りて家を建てるマンションの一室を借りる
サーバー自分でレンタル契約Automattic社が用意
ログイン先https://自分のサイト/wp-admin/wordpress.com のアカウント
独自ドメイン標準で利用可有料プランが必要
向いている人自由度・収益化を重視とにかく手軽に始めたい

「できること」で比べると分かりやすい

たとえ話だけだとピンと来ないので、「何ができて、何ができないか」で並べます。自社サイトを自由に運用・収益化したいなら、ほぼ.org型が必要だと分かります。

※ 横スクロールできます

できること.org(インストール型).com(サービス型)
独自ドメインで運用有料プランのみ
プラグインを自由に導入上位プランで一部
広告・アフィリで収益化制限あり
テーマ・コード編集制限あり
MCPプラグインで自動化(③)×(公式コネクタ)
サーバー管理の手間自分で不要・おまかせ

「ログインできない」の正体

独自ドメインの自社サイト(=.org型)なのに、検索で出た「wordpress.com」のログイン画面に入力してしまう——これが最多の原因。.org型に wordpress.com のアカウントは存在しません。「メールアドレスまたはユーザー名が見つかりません」と出たら、wordpress.comに来てしまっている可能性大。正しくは https://自分のサイト/wp-admin/ からログインです。

※ 横スクロールできます

出たエラー意味直し方
メールアドレスまたはユーザー名が見つかりませんアカウント自体が無い(.comに来てしまっている)正しくは https://自分のサイト/wp-admin/ からログイン
パスワードが正しくありませんアカウントはある=パスワードの問題「パスワードをお忘れですか?」から再設定

Claudeとつなぐ「3つのルート」(やさしい順)

📌 結論連携には大きく3つ。①WordPress.com公式コネクタ(クリックのみ)②ブラウザ連携(Claude in Chrome/Cowork・あなたのChromeをそのまま操作)③プラグイン+Claude Desktop+設定ファイル(MCP方式・上級)。多くの人は①か②で十分。③は自動化を極めたい人向けです。

サイトのタイプが分かったら、いよいよ連携です。ここでも「よく似た複数の方法」があり混乱の元になります。下の早見表で、やさしい順に整理します。

やさしい ←                   → 高機能 ルート① WordPress.com 公式コネクタ かんたん・約5分 .com(サービス型)の人 ルート②(おすすめ) ブラウザ連携 Claude in Chrome / Cowork ふつう・設定ファイル不要 .org/.com どちらも・初心者向け ルート③ プラグイン+MCP Claude Desktop+設定ファイル 上級・約30分 自動化を極めたい人
▲ まずは①か②から。③(設定ファイル方式)は上級者向けです。

※ 横スクロールできます

ルート① WordPress.com公式② ブラウザ連携(おすすめ)③ プラグイン+MCP
対象サイト.com(サービス型).org / .com どちらも.org(独自ドメイン)
つなぎ方コネクタを選んで認証Chrome拡張を入れてログインし、指示するだけプラグイン+設定ファイル編集
設定ファイル不要不要必要(JSON編集)
難易度かんたんふつう上級
向いている人.comで手軽に運用まず試したい初心者・独自ドメイン自動化を極めたい人

これが最大のつまずきポイント

「.com」と「.org」は名前がそっくりなため、独自ドメイン運用なのに①のWordPress.comで設定しようとして失敗するケースが続出(筆者もこれで時間をムダにしました)。独自ドメインの人は、まず②のブラウザ連携がいちばん簡単で、設定ファイルを触らずに使えます。

ルート①:WordPress.com(サービス型)の方

WordPress.comの方は①の公式コネクタが圧倒的に簡単です。Claudeの「コネクタ」設定から WordPress.com を選び、画面の案内に従って認証するだけ。詳しくは WordPress.com公式の案内(Edit your site with Claude) を参照してください。

WordPress.com公式サポートページ「Edit your site with Claude」。.com型サイトとClaudeを接続する公式の案内
▲ WordPress.com(サービス型)の方は、公式コネクタでクリック接続できます(①ルート)。

結局、どの方法がおすすめ?

📌 結論迷ったら次の3択でOK。WordPress.comの人は①公式コネクタ独自ドメイン(.org)の初心者は②ブラウザ連携コピペすら無くして全自動にしたい上級者は③MCP(設定ファイル方式)です。大半の人は①か②で十分です。

WordPress.comの人

→ ① 公式コネクタ。クリックだけ・約5分。

独自ドメインの初心者

→ ② ブラウザ連携。設定ファイル不要で一番ラク。

自動化を極めたい上級者

→ ③ MCP(設定ファイル)。コピペすら不要に。

⚠️ 超重要:どの「Claude」で使う?(デスクトップ版 vs ブラウザ版)

設定ファイル方式(③)は「Claude Desktopアプリ」専用です

パソコンにインストールするClaude Desktopアプリを“開いて”、その中のチャットで使ってください。ブラウザ版(claude.ai をタブで開いた状態)では、設定ファイル方式のツールは出てきません(ブラウザ版は技術的に対応していないため)。「アプリをダウンロードしただけ」「ブラウザのまま使っている」と、ツールが出ない・『デスクトップ版を使ってください』と促される——これが正体です。

  • ① WordPress.com公式コネクタ:ブラウザ版・アプリ版どちらでもOK。
  • ② ブラウザ連携(Claude in Chrome / Cowork):Chrome拡張+対応アプリで使う。
  • ③ 設定ファイル方式(MCP):必ず Claude Desktopアプリ で。

【いちばん簡単】ルート②:ブラウザ連携でつなぐ

📌 結論独自ドメイン(.org)でも、設定ファイルを触らずにつなげる方法がある。Chrome拡張「Claude in Chrome」を入れ、いつものブラウザでWordPress管理画面にログインしておけば、Claudeがその画面を直接操作して下書き・投稿・確認ができる。初心者にはこれが最短ルートです。

「設定ファイルは難しそう…」という方は、まずこのブラウザ連携から。仕組みはシンプルで、Claudeに“あなたのChromeを操作する権限”を渡すだけ。あなたがログイン済みの管理画面を、Claudeがそのまま操作します(実はこの記事の管理画面スクショも、この仕組みで撮影しました)。

🧭 ざっくり手順(3ステップ)

① Chromeに「Claude in Chrome」拡張を入れて連携 → ② Chromeで自分のWordPress(/wp-admin/)にログインしておく → ③ Claudeに「私のWordPressの下書きを作って」「最新の投稿を一覧にして」などと指示。画面を見ながらClaudeが操作します。

使うときの注意

強力なので、最初は「読み取り」や「下書き作成」から。公開・削除など取り返しのつかない操作は、必ず内容を人の目で確認してから。なお、ログイン情報をClaudeに教える必要はありません(ログイン済みの状態を使うだけ)。

✍️ 筆者の使い方(おすすめの分担)

私は「構成・本文・SEOの“下書き”まではClaudeに任せ、本文HTMLをWordPressに貼るのは自分でやる」という分担にしています。本文のHTMLまでClaudeに自動で入れさせると、処理に時間がかかり、トークン(利用量)の消費も大きくなるからです。いろいろ試した結果、いまの私には「作るのはAI、貼るのは人」がいちばん速くて確実でした。連携で“全部を自動化する”ことが目的ではなく、速くラクに成果へ近づく分担を選ぶのがコツです。

📊 筆者の実測:1記事の下書き作業時間

この分担にしてから、私の1記事あたりの下書き作業は従来 約15分 → 約5分(約66%削減)になりました。以前は設定や構成を1つずつ確認しながら進めて15分ほどかかっていましたが、Claudeに下書きを任せ、自分は確認とHTMLの貼り付け(貼り付け自体は約1分)だけを行う形にしたところ、確認込みでも約5分で終わります。

「コピペすら無くして全自動にしたい」「複数サイトをまとめて動かしたい」段階になったら、次の③(設定ファイル方式)へ。ここからは少し上級者向けです。

「WordPress MCP」って結局なに?やさしく解説

📌 結論MCP(Model Context Protocol)は、AIと外部サービスを安全につなぐ共通ルール。WordPress MCPプラグインを使うと、Claudeが自社サイトに直接アクセスし、記事の作成・投稿・分析ができる。2025年12月のWordPress 6.9で土台のAbilities APIが標準搭載された。

WordPress MCP(Claude WordPress MCP)とは、ClaudeなどのAIアシスタントとWordPressサイトを安全につなぎ、記事の取得・作成・更新・投稿を行えるようにする仕組み(Model Context Protocol=MCPの実装)です。(参考:Model Context Protocol 公式

🟢 超ざっくり言うと:「MCP」は“Claudeにサイトの合鍵を渡す仕組み”のこと。名前は難しいですが、やることは『合鍵(トークン)を作って、設定ファイルに貼る』だけです。

MCPは「AIに渡す合鍵」

たとえるなら「AIに、特定の部屋だけ開けられる合鍵を渡す」イメージ。この合鍵があると、ClaudeはあなたのWordPressに直接アクセスして、記事を読む・下書きを作る・投稿する、ができます。「Claudeで作る→コピー→WordPressに貼り付け」を人間が橋渡ししていた作業を、Claudeが自分でやってくれます。

Claude AIアシスタント WordPress あなたのサイト MCP=合鍵 記事の読み取り・下書き作成・投稿・分析をClaudeが直接おこなう
▲ MCPは「特定の部屋だけ開けられる合鍵」。これでClaudeがサイトを操作できます。

💡 知っておくと安心:いまは“過渡期”です

このジャンルは進化が速く、2025〜2026年は移行期。WordPress 6.9「Gene」でAbilities APIが標準搭載され、従来の「WordPress MCP」プラグインは新しい「MCP Adapter」へ引き継がれつつあります。設定の細部(特にURLの書き方)が記事により異なるので、「自分が入れたプラグインの公式案内に合わせる」のが失敗しないコツです。

📖 ひとことで分かる用語集

MCP(エムシーピー)
AIと外部サービスを安全につなぐ“共通ルール”。Claude用の万能コネクタのイメージ。
JWTトークン
Claudeがあなたのサイトに入るための“合鍵の文字列”。パスワードと同じくらい大事。
Node.js/npx
連携の裏方で動く無料ソフト。入っていないと「spawn npx ENOENT」エラーが出る。
Claude Desktop
パソコンに入れるアプリ版のClaude。設定ファイル方式(③)はこれ専用。
Claude in Chrome
Chromeの拡張機能。Claudeがあなたのブラウザを操作できるようにする(ルート②の主役)。

【上級・自動化を極めたい人へ】ルート③:プラグイン+Claude Desktopで連携

📌 結論独自ドメインの.orgサイトとClaudeを設定ファイル方式でつなぐ手順は6ステップ。Claude Desktopの準備→Node.js→プラグイン有効化→トークン発行→設定ファイル編集→再起動。プログラミング知識は不要で、サンプルの3か所を書き換えるだけです。

🔰 ここからは上級者向けです(飛ばしてもOK)

①(WordPress.com公式)や②(ブラウザ連携)で目的が足りている方は、このセクションは飛ばして大丈夫。ここでは「設定ファイルを編集して、コピペすら無くす本格自動化」をしたい方向けに③を解説します。

1 Claude Desktop を用意 2 Node.js を入れる 3 プラグイン を有効化 4 トークン を発行 5 設定ファイル を編集 6 再起動して 動作確認
▲ 連携は全部で6ステップ。プログラミング知識は不要です。

1Claude Desktop(デスクトップアプリ)を用意する

この連携は、ブラウザ版ではなくアプリ版「Claude Desktop」を使います。公式ダウンロードページからWindows版またはMac版を入手してインストール。いつものアカウントでログインすればOK。すでにアプリを使っている場合はこのステップは飛ばせます。

Claude公式ダウンロードページ。Windows版・Mac版のダウンロードボタンが表示されている
▲ 公式ダウンロードページの「Download for Windows」などからアプリ版を入手(赤枠)。

2Node.js(ノードジェイエス)をインストールする

連携の裏側では「npx」が動きます。これはNode.jsという無料ソフトに含まれます。入っていないと spawn npx ENOENT エラーで進めません。Node.js公式サイトから「LTS」(推奨版)を入れてパソコンを再起動。確認は、Windowsなら「コマンドプロンプト」で npx -v と入力し数字が出ればOK。

Node.js公式サイトのトップページ。LTS版のダウンロードボタンが表示されている
▲ Node.js公式の緑の「入手」ボタンから、推奨の「LTS版」を(赤枠)。

3WordPressにMCPプラグインを導入し、有効化する

WordPress管理画面で、お使いのMCPプラグイン(WordPress MCP または MCP Adapter)をインストールして有効化。次に 「設定」→「MCP」 を開き、MCPを有効にするトグルをオンに。初期状態ではオフのことが多く、これが後で「ツールがありません」となる代表的な原因です。

WordPress管理画面のMCP設定。Enable MCP functionality トグルをオンにする
▲ 設定 → MCP の「Enable MCP functionality」を必ずオンに(赤枠)。

4認証トークンを発行する

同じ設定画面の「Authentication Tokens」タブを開き、有効期限を選んで「Generate New Token」をクリック。長い文字列のトークンが表示されます。

MCPの認証トークン発行画面。有効期限を選び Generate New Token を押す
▲ 「Authentication Tokens」で有効期限を選び「Generate New Token」をクリック(赤枠)。

トークンは一度しか表示されません

発行されたトークンはその場でコピーして保管を。画面を閉じると二度と同じものは表示されず、再発行が必要です。また数時間で期限切れになる仕様のため、後の手順で時間が空いたら発行し直すのが確実です。

プラグインによっては「アプリケーションパスワード」を使います。その場合は管理画面の「ユーザー → プロフィール → アプリケーションパスワード」で発行し、トークンの代わりに使います(通常のログインパスワードとは別物)。入れたプラグインの案内に合わせてください。

5設定ファイル(claude_desktop_config.json)を編集する

Claude Desktopの「設定」→「開発者」→「構成を編集(Edit Config)」を開くと、claude_desktop_config.json が開きます(Windowsは %APPDATA%\Claude\ 内)。次の内容を書き込みます(すでに他の設定がある場合は mcpServers に追記)。

{
  "mcpServers": {
    "wordpress-mcp-server": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@automattic/mcp-wordpress-remote@latest"],
      "env": {
        "WP_API_URL": "https://あなたのサイト/",
        "JWT_TOKEN": "発行したトークンをここに貼る",
        "LOG_FILE": "C:\\Users\\ユーザー名\\Desktop\\wp-mcp.log"
      }
    }
  }
}
claude_desktop_config.json をエディタで開いた画面。WP_API_URL・JWT_TOKEN・LOG_FILE の3か所を書き換える
▲ 実際の編集画面。赤枠の3か所(URL・トークン・ログ)だけ書き換えればOK。

書き換えるのは次の3か所です。WP_API_URL=あなたのサイトのトップURL(末尾にスラッシュ)。JWT_TOKEN=ステップ4で発行したトークン。LOG_FILE=問題時に原因を確認するログの出力先(任意)。

💡 URLの書き方はプラグインで違う

従来の「WordPress MCP」はトップURLでOK。新しい「MCP Adapter」はフルパス(https://あなたのサイト/wp-json/mcp/mcp-adapter-default-server)を指定します。取り違えると「ツールがありません」になるので、入れたプラグインに合わせてください。

6Claude Desktopを再起動して動作確認

ファイルを保存したら、Claude Desktopを完全に終了してから開き直します(Windowsはタスクトレイのアイコンを右クリック→「終了」が確実)。再起動後、新しいチャットで 「私のサイトの情報を教えて」「最新の投稿を5件取得して」と入力。サイトのデータが返ってくれば連携成功です。

つまずきポイントと、その直し方

📌 結論よくある失敗はいくつかのパターンに集約されます。.comとの取り違え、デスクトップ版/ブラウザ版、Node.js未導入、有効化トグルのオフ、JSONの書き間違い、トークン期限切れ、サイトのWAF。上から順に確認すれば、ほとんど自力で解決できます。

※ 横スクロールできます

症状・エラー原因直し方
spawn npx ENOENTNode.jsが入っていない/認識されないNode.js(LTS版)を入れてパソコン再起動。Mac/nvm環境はnpxのフルパス指定
コネクタにツールがないMCPの有効化トグルがオフ設定画面で「Enable MCP」をオンにして保存
同上URLやトークンの指定ミスURLがプラグインに合っているか/トークンが JWT_TOKEN に入っているか確認
接続できない・404パーマリンク設定が「基本」「設定→パーマリンク」を「投稿名」などに変えて保存(下図)
.comでうまくいかない独自ドメイン(.org)なのにWordPress.comで設定している自分のサイトは /wp-admin/ からログイン。独自ドメインは②③を使う
「デスクトップ版を使って」ブラウザ版で設定ファイル方式を使おうとしているClaude Desktopアプリを開いてそのチャットで使う(③はアプリ専用)
設定が全部効かないJSONの書き間違い(末尾カンマ・全角・区切り1個)パスの区切りは「¥」を2個続ける、末尾カンマ・全角スペース禁止。JSONチェッカーで検証
再起動しても変わらないアプリを完全終了していないタスクトレイのアイコンを右クリック→「終了」してから開き直す
急に動かなくなったトークンの有効期限切れトークンを再発行して貼り直す(数時間で切れる仕様)
接続が弾かれる(403等)サイトのセキュリティ/WAFがブロックセキュリティ系プラグインやサーバーのWAF設定を確認(必要なら一時的に緩める)
spawn npx ENOENT(Windowsで再起動しても出る)WindowsでnpxのパスをClaudeが見つけられない"command"npxでなくcmdにし、"args"の先頭に/cnpxを足す(例:"command":"cmd", "args":["/c","npx", ...]
Could not attach to MCP server/Server disconnected設定ファイルの記述ミス/Node.js未導入JSONの構文(カンマ・括弧)とNode.jsの導入を確認し、Claude Desktopを完全に再起動
401(Unauthorized・認証に失敗)トークンが空・誤り・期限切れ/古い設定の混在トークンを再発行してJWT_TOKENに正しく貼る。複数サイト・古い記述の混在も401の原因になる
rest_no_route/REST APIが見つからないパーマリンクが「基本」/URLの書き方違いパーマリンクを「投稿名」に変更。プラグインに合わせたURL(トップURL or フルパス)を指定
WordPressのパーマリンク設定画面。投稿名を選択する
▲ 「接続できない・404」の対処:設定 → パーマリンクで「投稿名」を選び(赤枠)、変更を保存。

連携できたら何ができる?

📌 結論連携が済むと、Claudeに話しかけるだけで記事の下書き作成・サイト分析・既存記事のリライト・カテゴリ整理ができる。コピペの手間がなくなり、中小企業のオウンドメディア運用やブログ更新の負担を大きく減らせます。まずは読み取りや下書きから安全に試すのが推奨です。

連携すると、Claudeは「ツール」と呼ばれる操作(記事の検索・取得・追加・更新、カテゴリ/タグ管理など)が使えるようになります。設定画面の「Tools」タブで、どんな操作ができるか一覧で確認できます。read(読み取り)・create(作成)・update(更新)と種類が分かれており、最初は read(読み取り)から有効にするのが安全です。

WordPress MCPのToolsタブ。記事の検索・取得・追加・更新などのツールがread/create/updateの種類別に並ぶ
▲ 「Tools」タブで、Claudeが使える操作を確認・オンオフできます(赤枠=read/create/updateの種類)。

記事の下書き作成

「○○というテーマでSEOを意識した下書きを作って」

サイトの分析

「公開済みの記事を一覧にして、内容が重複していそうなものを教えて」

既存記事のリライト

「この記事の見出し構成を、もっと読まれやすく改善して」

カテゴリ・タグの整理

「現在のカテゴリ一覧を見せて」

安全に使うために

最初は「読み取り」や「下書き作成」から。いきなり公開・削除を任せず、本番反映の前に必ず人の目で確認を。トークンの有効期限は短めに、削除系の機能は安易に有効化しないのが安全です。

💡 補足:作った記事をWordPressに載せるには

Claudeに記事のHTMLを作ってもらったら、WordPressの投稿編集画面で「カスタムHTML」ブロックを追加して貼り付けます(左上の「+」からブロックを追加)。この記事自体も、その方法で公開できる形式です。

WordPressの投稿編集画面(ブロックエディタ)。左上の+からカスタムHTMLブロックを追加して貼り付ける
▲ 投稿編集画面。左上の「+」(赤枠)から「カスタムHTML」ブロックを追加して貼り付けます。

いちばん伝えたいこと:AIは「時短」より「売上アップ」に使おう

📌 結論ClaudeとWordPressをつなぐと作業が速くなります。でも本当にもったいないのはそこで止まること。生成AIの本質は「生産性(時短)」ではなく「売上アップ」——一次情報を載せた記事で集客・問い合わせを増やす“経営の打ち手”として使うことです。

生成AIの話題は「議事録が速くなった」「資料作りが楽になった」という時短の文脈ばかり。でも経営者が本当に知りたいのは「で、売上は上がるの?」のはず。じつは会社の売上を動かした事例はまだ驚くほど少なく、多くが「効率化」で止まり「売上」まで踏み込めていません。

よくある使い方(時短)

議事録・要約・メール作成・たたき台づくり。社内が速くなる。ただしこれ自体は売上を生みません

本記事のおすすめ(売上)

一次情報(事例・数値・体験)を載せた記事を継続的に作り、検索とAIの両方から見込み客を集める。問い合わせ・採用・売上という「経営の数字」を動かす。

💡 AI最大の価値は「お客様目線」を自動で助けてくれること

検索もAIも、評価の起点は「人(お客様)の役に立つか」。ところが“お客様目線で書く”ことこそ、多くの企業が一番つまずくハードルでした。専門知識があるほど、つい「自分が言いたいこと」を書いてしまう。そこをClaudeが「読み手に分かりやすいか」「知りたい順番か」へ自動で整えてくれます。一次情報を持つ企業ほど、加速度的に差をつけられます。

この記事の“柱”:人に役立つ → Googleが評価 → AIが引用

むずかしく見える「SEO・AEO・GEO」も、本質はたった1本の線でつながっています。「人(お客様)の役に立つ」記事を作れば、Googleが評価して検索で上位に出て(SEO)、その先でAIが回答に引用してくれる(AEO・GEO)。起点はいつも「人の役に立つこと」。だからClaudeで“お客様目線の良い記事”を作ることが、そのまま検索にもAIにも強い、という構図です。

① 人に役立つ
体験・事例・数値などの一次情報を届ける
② Googleが評価(SEO)
検索で上位に表示される
③ AIが引用(AEO・GEO)
AIの回答に選ばれ、指名検索につながる

起点はいつも「人の役に立つこと」。AI対策も、その延長線上にあります。

Googleも公言:「独自の一次情報」が最重要

2026年5月、Googleは公式ガイドで「誰でも書ける一般論より、体験した人にしか書けない独自の一次情報」が最も重要だと明言。AI専用の小手先テクニックは不要とされました。事例・数値・体験という一次情報を持つ中小企業にこそ、大きなチャンスがあります。

役割分担:AIは「効率化」、人は「一次情報と判断」

生成AIに丸投げして量産した記事は、似た内容が増えて埋もれます。作業の効率化はAI、戦略と一次情報は人——この線引きが、長く評価される記事づくりの前提。本記事でHTMLの貼り付けを手作業にしているのも、同じ「AIと人の分担」の発想です。

そもそもAIに選ばれるのは「一次情報×お客様目線」の王道で、その対策(LLMO)の優先度はBtoBで上昇しています。その考え方・具体手順を解説したのが姉妹記事A、実際にこの方法で自社サイトを運用した全記録(公開1,170本・検索表示341万回・自然検索74.7%)がBです。

AI × 売上 — 伴走コンサル

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本記事のようにClaude×WordPressで“お客様目線の記事”を作り、AIに引用され売上につなげる——その一連を、御社で回せるよう一緒に設計・内製化する伴走コンサルです。自社サイト1,170本・検索表示341万回の実運用ノウハウで支援します。まずはプラン内容と、入口となる60分の無料診断をご覧ください。

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よくある質問(FAQ)

FAQ費用・ルートの選び方・対応端末・セキュリティなど、ClaudeとWordPressの連携でよく寄せられる疑問をまとめました。
QClaudeとWordPressの連携は無料でできますか?
Claude Desktop、Node.js、WordPress MCPプラグインはいずれも無料で使えます。Claudeの利用プラン自体は、無料・有料いずれのアカウントでも連携の仕組みは利用できます(利用量に応じた制限は各プランに準じます)。
Q結局、どのルートを選べばいいですか?
WordPress.com(サービス型)なら①の公式コネクタが一番簡単です。独自ドメイン(.org)なら、まず②のブラウザ連携(Claude in Chrome)が手軽。コピペすら無くす本格自動化や複数サイト運用をしたくなったら③の設定ファイル方式へ、という順がおすすめです。
Q自分のサイトが .com か .org か分かりません。
「レンタルサーバーを自分で契約した」「ログインが https://自分のサイト/wp-admin/」「独自ドメインで○○.wordpress.comではない」——どれかに当てはまれば、ほぼ「.org(インストール型)」です。中小企業の自社サイトはほぼこちらです。
Qデスクトップ版アプリは必須ですか?ブラウザのClaudeではダメ?
③の設定ファイル方式は Claude Desktopアプリ専用です(ブラウザ版では技術的に動きません)。アプリをダウンロードしただけ・ブラウザのタブで使っていると「デスクトップ版を使って」と促されたり、ツールが出ないことがあります。①の公式コネクタはブラウザ版でも使えます。
Qプログラミングの知識は必要ですか?
ルート①②は不要です。③でも設定ファイルの編集はありますが、本記事のサンプルをコピーして3か所を書き換えるだけ。専門知識がなくても手順どおり進めれば連携できます。
Qスマホだけでも連携できますか?
③の設定ファイル方式は、ファイル編集の都合上パソコン(Claude Desktop)が前提です。連携の設定自体はパソコンで行ってください。
Qセキュリティは大丈夫ですか?
トークンはパスワードと同じ重要情報です。他人に見せない、有効期限を短くする、不要になったら無効化する、を徹底すれば安全に運用できます。万一トークンを外部に出してしまったら、念のため再発行しましょう。
QWordPress MCP(MCPサーバー)とは何ですか?
WordPress MCPは、AIアシスタント(Claudeなど)とWordPressを安全につなぐための仕組みで、MCP(Model Context Protocol)という共通規格をWordPress側に実装したものです。これを入れて有効化すると、Claudeが記事の取得・作成・更新・投稿などを直接行えるようになります。「MCPサーバー」は、その窓口として動くプログラムを指します。
QWordPress REST APIとの違いは何ですか?
REST APIはWordPressが標準で備える「データの出入口」で、本来は開発者がプログラムから操作するための仕組みです。一方MCPは、その操作をAIが安全に使えるよう橋渡しする「AI用の窓口」。MCPは内部的にREST APIなどを利用しますが、利用者は難しいAPIの知識なしに、Claudeへの自然な言葉の指示だけで操作できます。
QClaude CodeやCursorでも使えますか?
使えます。WordPress MCPはClaude Desktop専用ではなく、Claude CodeやCursorなどMCP対応クライアントからも同じWordPress MCPサーバーに接続できます。設定ファイルの書き方が各クライアントで少し異なるだけで、考え方(トークンを発行して接続する)は同じです。
QGeminiでも同じ設定で使えますか?
同じ設定では使えません。本記事の③(設定ファイル方式)はMCP対応クライアント(Claude Desktopなど)向けです。GeminiなどはMCPの対応状況や接続方法が異なるため、各サービスの公式案内に従ってください。なお②のブラウザ連携の考え方(ログイン済み画面をAIが操作する)は、他のAIツールでも応用できます。

まとめ・この記事の結論

📌 結論つまずく最大の原因は「.com と .org の取り違え」。まず自分のサイトを見分け、やさしいルートから試すのが近道です。仕組みさえ分かれば、AIがサイト運用を強力にサポートしてくれます。
  • つまずく最大の原因は「.com と .org の取り違え」。検索すると.comの情報ばかり出るので要注意。まず自分のサイトがどちらかを見分ける。
  • 独自ドメインの自社サイトはほぼ.org型。ログインは https://自分のサイト/wp-admin/ から。
  • Claude連携は3ルート。①WordPress.com公式(.comの人)②ブラウザ連携(初心者に最短)③プラグイン+MCP(上級・全自動)。やさしい順に試す。
  • ③の設定ファイル方式はClaude Desktopアプリ専用。ブラウザ版では動かない(「デスクトップ版を使って」の正体)。
  • うまくいかないときは、.com勘違い・デスクトップ版・JSONの書き間違い・完全再起動・トークン期限・WAFを確認。

最初は専門用語の壁に戸惑うかもしれませんが、「正しい仕組みを知っているかどうか」が成果を大きく分けます。動画戦略やWebマーケティングと同じです。この記事が、その第一歩のお役に立てば幸いです。

この記事を書いた私がやっていること

私(酒井大輔)は、中小企業の「動画経営」——YouTube・動画を集客・採用・売上につなげる仕組みづくりを支援しています。2008年から100社以上をサポートし、建材商社で売上40倍、運送業で年間20人採用といった成果が生まれました。大切にしているのは「自社で運用できるようにする(内製化)」こと。AIやWebマーケティングも組み合わせ、広告に頼りすぎない集客・採用を一緒に作っています。この記事のようにAIで“お客様目線の良い記事”を作り、成果につなげる——その実践と支援が私の仕事です。コンサルティングの内容・費用はこちら

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