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Claudeの壁打ちのやり方|外注のように使うと、AIも外注になる

当社の運用で起きた実例3件2026年9月の記録AI経営実践会(9/17)で話した内容

著者:酒井大輔(ITコーディネータ) | 公開日:2026年10月5日 | 読了目安:約10分

この記事の要点Claudeを壁打ち相手にするコツは、指示をやめて相談することです。「これ作って」と頼めば、AIは頼まれた分だけ返す外注先のように動きます。目的と迷いを話し、「違うと思ったら言って」と伝えておくと、頼んでいない提案や、こちらの前提の誤りまで返ってきます。この記事では、当社の記録(2026年9月8日〜26日にAIから返ってきた照会18件)と、今日から使える相談の型3つ、そのまま使える相談文5つをまとめました。
📌 30秒まとめClaudeの壁打ちとは、答えを出させるのではなく、目的と迷いを話して、質問や案や反論を返してもらいながら考えを整理する使い方です。AIへの接し方を「指示」から「相談」に変えると、返ってくるものが変わります。
  • 外注扱いだと、頼んだ範囲で止まる。作業と形だけを渡すと、AIもその範囲の成果物だけを返します。
  • 相談にすると、前提まで返ってくる。当社の記録では、2026年9月8日〜26日にAIから返ってきた照会18件のうち16件で、指示を出す側が指示や前提を変えました。
  • 型は3つ。目的と迷いを話して「どうしたらいい?」で終える/声で話す/「違うと思ったら言って」と先に伝える。
酒井大輔 ITコーディネータ ユーチューブビジネスサポート代表

この記事の著者

酒井 大輔(Sakai Daisuke)|中小企業の集客・採用をYouTubeとClaudeで解決するコンサルタント/ITコーディネータ

2008年からYouTubeで中小企業100社超の集客・採用を支援。いまはClaudeでSEO・LLMO対策と記事づくりを社内に残す伴走をしています。ITコーディネータ、著書2冊。ユーチューブビジネスサポート代表。

東京都中小企業振興公社 登録専門家(No.1738)・ITC中部 理事・ITCA公式研修講師

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外注のように使うと、AIも外注になる

📌 このセクションの要点「これ作って」「できた、よかった」という接し方は、外注先への発注と同じです。AIもそれに合わせて、頼まれた以上のことをしなくなります。

2026年9月17日のAI経営実践会(第2回)で、参加された経営者の方に僕が話したのは、AIへの接し方のことでした。要旨はこうです。

AIに「これ作って」と頼み、出てきたものを受け取って終わる。これは外注先への発注と同じ形です。そういう接し方をしていると、AIも外注の作業員のように、指示された以上のことをしなくなります。だから外注として扱うのではなく、「もう1人の自分」や家族に話すように接してほしい。細かい指示を打ち込むのではなく、声で「どうしたらいいと思う?」と相談して、一緒に考えてほしい。そうすると、AIの側から、たとえば集計を足してはどうかといった、頼んでいない提案が出てくるようになります。

同じ会の前半では、道具を手に入れても、使う側の感覚が変わらなければ効果は出ない、という話もしました。AIも同じで、道具を足しただけでは接し方は変わりません。

「何に使えばいいか分からない」は、外注の発想から出てくる

商工中金「中小企業の生成AIの利用にかかる調査(2026年1月調査)」(有効回答3,892社・2026年3月31日発表)では、「具体的な活用場面が不明」が35.6%で、全体の1位でした。同じ調査の自由記載には、こういう声も載っています。

「各自に任せた運用にしたところ、活用をしているのはほんの一部。多くのメンバーが『何に使えるのか』のイメージがつかない状況。」(同調査 スライド13・自由記載)

「何に使えるか」を先に決めてから頼む、という順番は、外注先に仕事を切り出すときの考え方です。壁打ちなら順番が逆になります。いま困っていることを話せば、何に使えるかはAIと一緒に探せます。使い道が見つからないこと自体を、最初の相談にしてかまいません。

出典:商工中金「中小企業の生成AIの利用にかかる調査(2026年1月調査)」/調査期間2025年12月19日〜2026年1月16日・有効回答3,892社・スライド9(全体・1位)・スライド13(自由記載)。

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表1:AIへの「指示(外注扱い)」と「相談(壁打ち)」の違い(当社の運用からの整理)
比べるところ指示(外注扱い)相談(壁打ち)
渡すものやってほしい作業と、仕上がりの形目的・迷っていること・いまの前提
返ってくるもの頼んだ形の成果物成果物+頼んでいない提案・前提への疑問
AIが止まる所頼んだ範囲の端目的に届くかどうか
人が最後にすること出来を点検する出てきた案から選んで、決める

出典:当社の運用(2026年9月時点)。実践会の内容はAI経営実践会(2026年9月17日・第2回)での酒井の発言の要旨です。

当社の実例|相談の形にしたら、AIが前提の誤りや重なりを返してきた

📌 このセクションの要点当社では、指示を出す側のClaude(管理役)の前提の誤りを、作業する側のClaude(実行役)が返してきたことが何度もあります。3件とも、目的が渡っていて、「違うと思ったら言っていい」と伝えてあったことが共通していました(決まりとして文字にしたのは2026年9月25日です)。

当社は、このサイトの記事づくりを「管理役のClaude1つ+実行役のClaude数本」で回しています。役割の分け方はClaudeを8つの役割に分けた記録に書きました。ここで紹介したいのは分け方ではなく、実行役への渡し方です。

2026年9月25日、僕は当社の決まりに1行を足しました。管理役の決定は絶対ではなく、質が下がると判断したら、実行役は僕と管理役にそう伝える、という1行です。それまでも実行役には、おかしいと思ったら言っていいと伝えていて、それを文字にした形です。この決まりの前後で返ってきた例を3件、日付と何が起きたかだけ書きます(3件目は決まりを文字にする前の例です)。

1. この記事の主語が、逆だと言われた(2026年9月26日)

この記事は、最初は「AI 外注 使い方 違い」という検索語を主に狙う予定でした。管理役がその語で指示を書き、実行役に渡しました。実行役は書き始める前に検索結果の1ページ目を読み、上位の記事はすべてAIに任せるか外注に出すかを比べる内容で、この記事の言いたいこととは意図が逆だ、と返してきました。代わりに出してきたのが「Claude 壁打ち」です。管理役はそれを受けて主語を変え、あなたが今読んでいる記事になりました。

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表2:この記事の主語を決めるときに、実行役が読んだ検索結果(Google・日本・1ページ目・2026年9月26日)
検索語上位の記事の中身この記事と合うか
AI 外注 使い方 違い9本すべて「AIに任せるか、外注に出すか」「内製か外注か」の比較合わない(意図が逆)
ai 壁打ち やり方AIを考えの整理や相談の相手にする方法・プロンプト例合う
claude 壁打ちClaudeを新規事業・設計・経営判断の相談相手にした体験合う(主語に採用)
もう一人の自分を作る ai自分の知識や文体を覚えさせた「分身」を作る方法別の記事の話(覚えさせる)

出典:当社の競合調査の記録(2026年9月26日・Chromeで検索結果の実画面を確認)。他社の記事名は載せていません。

2. 統計の出典の取り違えを、原典で返された(2026年9月26日)

既存記事を直す指示の中で、管理役はある統計の数字の出典を、別の調査だと書いていました。実行役は原典を開き、数字はたまたま同じでも別の調査の別の設問であり、指示どおり書き換えると誤りになる、と返しました。管理役は、指示の前提が違っていたと認めて直しました。

3. このまま書くと、既存記事と重なると返された(2026年9月13日)

新しい記事の指示に対して、実行役は本文を1文字も書く前に、このまま書くとすでに公開している記事の下位互換になる、と返してきました。重なる箇所を並べたうえで、時期をずらして記事を分ける案と、軸を絞る案の2つを出し、どちらを推すかも書いてありました。

記録で数えると|照会18件のうち16件で、指示が変わった

3件だけだと、たまたまかもしれません。そこで、実行役が指示をそのまま進めずに管理役へ返した記録(照会)を数えました。当社では照会を1件ずつファイルに残しているので、あとから数えられます。

18件
実行役から返ってきた照会
(2026年9月8日〜26日)
16件
管理役が指示・前提を変えた
(全面14件+一部2件)
0件
退けた記録
(結論を追えないもの2件)

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表3:実行役が返してきた照会18件の中身(当社の記録・2026年9月8日〜26日)
返してきたこと件数例
指示の前提・事実の誤り5数字に出典がない/指示どうしが食い違っている/前提にした「共通の文」が実物と違う
品質・重なり5既存記事の下位互換になる/他の担当と作業が重なる/この決め方だと質が下がる
判断の材料が足りない5社長に事実を確かめないと書けない/担当が決まっていない
事故の予防3指示どおりに消すと、同じページの2本目以降の動画が再生できなくなる

数え方:当社の作業フォルダにある照会ファイル(ファイル名が「照会_」で始まるもの。送り手は当社の実行役チャット=保守・記事改修・新記事など)のうち2026年9月8日〜26日の18本を1本ずつ読み、種類を1つに分け、管理役側の記録で結論を照合(2026年9月28日集計)。「退けた0件」は退けた記録が見つからなかったという意味です。9月5日以前の分は、役割で複数使い分けた実録で扱っているため数えていません。

この数字は、当社の2026年9月の運用記録です。Claudeを使う人全体に当てはまる統計ではありません。同じ渡し方をすれば同じ割合になる、という意味でもありません。

照会の中身は、半分以上が「指示が間違っている」ではありませんでした。「このままだと質が下がる」「決めるための材料が足りない」も同じくらいあります。外注先なら黙って進めるところで、手を止めて相談を返してきた、ということです。

図1:外注型と壁打ち型で、仕事の流れはこう変わる

外注型(指示)

  • 人が作業と形を指示する
  • AIが指示どおりに作る
  • 人が出来を点検する
  • 前提が違っていても、そのまま進む

壁打ち型(相談)

  • 人が目的と迷いを話す
  • AIが作る前に前提を確かめる
  • 違えば、理由と代わりの案を返す
  • 人が選んで決める
当社の運用(2026年9月時点)をもとに整理

役割を分けたあと、何日も回して何が壊れたかは、役割で複数使い分けた実録に記録しています。この記事で伝えたいのは、もっと手前のことです。3件とも、実行役には「何のためにやるのか」が渡っていて、「違うと思ったら言っていい」と伝えてありました。この2つは、Claudeを1つしか使っていない会社でも、今日から同じように渡せます。

同じ頼み方でも、渡した前提で返事が変わる

当社では、同じ設定のClaudeに同じ依頼をして、会社の決め事を渡すかどうかだけを変えた実験もしました。決め事を持たせた側は理由をつけて作業を止め、持たない側は案を5つ出しました(条件の詳細は社員が勝手に生成AIを使う|経営者が決めるのは3択だけ)。

Claudeの回答画面。会社の決め事を持たせた状態で記事のタイトル変更を頼んだところ、測定期間中であることなどを理由に「いま変えないほうがいいです」と止めている。Claude Opus 5・推論の強さは高・2026年9月4日・1回の結果
図2:決め事を持たせたClaude=頼まれた作業を止め、理由を返した(2026年9月4日・1回の結果)
Claudeの回答画面。会社の決め事を持たない状態で同じ依頼をしたところ、記事を読み込んだうえでタイトル案をAからEまで5つ出している。測定期間中であることには触れていない。Claude Opus 5・推論の強さは高・2026年9月4日・1回の結果
図3:決め事を持たないClaude=案の質は高いが、止める理由を知らない(同じ日・同じ設定)

なぜ、相談にすると提案が返ってくるのか

📌 このセクションの要点AIの仕組みの話ではなく、当社で使ってきた見立てです。目的が分かると、AIは指示の外側まで考える材料を持ちます。

ここはAIの内部の仕組みを説明するものではありません。当社で使ってきて、こうだろうと考えていることです。

1つ目は、目的が分かると、指示の外側も考えられることです。「表を作って」だけでは、AIにとっての正解は「表ができること」です。「来月の会議で、社員に数字を自分ごとにしてほしい」と伝えると、表の外にある「どの数字を見せるか」まで考える材料が渡ります。

2つ目は、「どうしたらいい?」で終わる問いには、答えが1つに決まっていないことです。決まった形を頼むと、AIはその形に合わせます。答えが開いている問いには、案をいくつか並べて返してきます。

3つ目は、「違ったら言って」が無いと、AIは頼まれた形に合わせやすいことです。当社の3件も、この一言を伝えてあった中で返ってきました。

Claudeの壁打ちのやり方|相談の型3つ

📌 このセクションの要点
  • ① 目的と迷いを話し、「どうしたらいい?」で終える
  • ② 打ち込まずに、声で話す
  • ③ 「違うと思ったら理由をつけて言って」と最初に伝える

① 目的と迷いを話し、「どうしたらいい?」で終える

作業の名前から入らずに、何のためにやりたいのか、どこで迷っているのかを先に話します。最後は「どうしたらいいと思う?」で終えます。答えを決めて頼むのではなく、答えを一緒に探す形にするのがコツです。

② 打ち込まずに、声で話す

僕自身、Claudeにはマイクで話しかけて相談しています。実践会でも、細かく打ち込むより声で相談してほしいと勧めました。声で話すと、打ち込むときには省いてしまう「なぜそう思うのか」「何が気になっているのか」が、自然に入ります。それがそのまま、AIにとって考える材料になります。

Claudeには、話した言葉を文字にして入力する機能と、声で会話する機能があります。使える端末と使い方は、Anthropicの公式ヘルプ「Use voice mode」(英語・2026年10月5日確認・内容は当社訳)で確認できます。

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表4:打ち込む相談と、声で話す相談の違い(当社の使い方からの整理)
比べるところ打ち込む声で話す
入りやすいもの結論・やってほしいこと理由・気になっていること・迷い
省かれやすいもの「なぜ」と前提正確な数字・固有名詞(あとで確かめる)
向いている場面決まった作業を頼むまだ答えが決まっていない相談

③ 「違うと思ったら理由をつけて言って」と最初に伝える

当社の決まりにした1行を、1つのチャット向けにしたものです。相談の最初に1回伝えておくだけで、前提がずれているときに、そのまま進まずに返してくるようになります。

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表5:指示の文を相談の文に書き換えた例(業種を問わない一般例)
場面指示(外注扱い)相談(壁打ち)
社員の動き方社員が自発的に動くための施策を出して社員にもっと自分から動いてほしい。いまは僕が全部決めていて、指示待ちが多い。どこから変えたらいいと思う?違うと思ったら言って
問い合わせ対応問い合わせへの返信メールのひな形を作って問い合わせへの返信が担当ごとにばらばらで、返事が遅いと言われたこともある。お客様に安心してもらうには、何から揃えたらいい?
記事づくりこのテーマで記事を書いてこの記事を読んだ社長に何をしてほしいか、まだ決めきれていない。狙う言葉と伝えたいことを話すから、ずれていたら書く前に言って

そのまま使える相談文5つ(プロンプト例)

3つの型を、そのまま貼って使える文にしました。〔 〕の中だけ、自分の言葉に替えてください。声で話すときも、この順番で話せば同じです。当社が実際に送っている文そのものではなく、型を一般の場面に合わせた例です。

相談文1|基本の壁打ち相談です。〔いま困っていること〕について考えを整理したい。目的は〔どうなっていたいか〕。迷っているのは〔AかBか/何から手をつけるか〕。まず、僕の話で足りない前提があれば質問して。そのうえで、どうしたらいいと思うか聞かせて。違うと思ったら理由をつけて言って。
相談文2|前提を疑ってもらう〔決めようとしていること〕を進めるつもりでいる。この考えの前提で、間違っていそうな所や、まだ確かめていない所を3つまで挙げて。賛成しなくていい。
相談文3|頼んでいない提案をもらう〔作ってほしいもの〕を作る前に聞きたい。目的は〔目的〕。この目的なら、僕が頼んでいないけれど足したほうがいいものはある? 逆に、やらなくていいものは?
相談文4|決める前に整理する〔A案〕と〔B案〕で迷っている。決め手にしたいのは〔大事にしたいこと〕。それぞれの良い点と困る点を並べて、決めるのにまだ足りない情報があれば教えて。決めるのは僕がやる。
相談文5|最後にまとめるここまでの相談を、決まったこと・まだ決まっていないこと・次にやることの3つに分けて短くまとめて。僕の言ったことと食い違っている所があれば、それも書いて。

相談に何を入れると返事が変わるか(入れるのは目指す姿だけ、という話)は、生成AIへの経営相談の使い方に書きました。

相談にしても、外注扱いに戻ってしまう場面

📌 このセクションの要点相談の形にしても、人の側の使い方で外注扱いに戻ることがあります。当社で気をつけている3つです。

出てきた答えを、そのまま使う

AIの提案は材料です。最後に選んで決めるのは人です。当社でも、実行役が返してきた案をそのまま採るのではなく、僕か管理役が理由を読んでから決めています。受け取って終わりにすると、形は相談でも中身は外注に戻ります。

1つのチャットで、長く相談し続ける

相談が乗ってくると、1つのチャットがどんどん長くなります。長く続けず、区切りでチャットを替えてください。替えどきはClaudeのチャットは長くしない、替えるときに最初に聞くことはチャット引き継ぎの7つの質問にまとめています。

社外に出せない情報を、そのまま話す

声で相談すると、つい社員の名前やお客様の情報まで話してしまいます。会社で使う前に決めておく設定は、初心者向けClaudeの始め方に書きました。自社のことをどこまで覚えさせるかは、Claudeに自社データを学習させる前にが参考になります。

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表6:外注扱いに戻っているサインと、戻し方(当社で気をつけていること)
サイン何が起きているか戻し方
返事をそのまま貼っている決めているのがAIになっている案を2つ以上出させ、選んだ理由を自分の言葉で1行書く
反論が一度も来ない「違ったら言って」が渡っていない相談の最初に1回伝え直す
前に話したことを取り違えるチャットが長くなりすぎている要点を残してチャットを替える
社名や人名をそのまま話している社外に出せない情報が入っている会社の設定と、渡す範囲を先に決める

今日やること3つ

1迷いを1つ、声で話す

いま抱えている迷いを1つ選び、Claudeに声で話してみてください。最後は「どうしたらいいと思う?」で終えます。

2「違ったら言って」を足す

相談の最初に、「違うと思ったら理由をつけて言って」と1回伝えます。

3頼んでいない提案に印を付ける

返ってきた答えのうち、頼んでいない提案に印を付けます。それが、外注から壁打ちに変わった印です。

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よくある質問(FAQ)

FAQClaudeを壁打ち相手にするときに、よく聞かれることをまとめました。
QClaudeの壁打ちとは何ですか?+
Claudeを相談相手にして、考えを話しながら一緒に整理していく使い方です。作業を頼むのではなく、目的と迷いを話して、案や疑問を返してもらいます。
Q指示と相談は、何が違いますか?+
指示は作業と形を渡し、頼んだ形の成果物が返ってきます。相談は目的と迷いを渡し、成果物に加えて、頼んでいない提案や前提への疑問が返ってきます。
Q相談の形にすると、AIは本当に反論してきますか?+
当社の記録では、2026年9月8日〜26日にAIから返ってきた照会18件のうち16件で、指示を出す側が指示や前提を変えました。目的を渡し、「違うと思ったら言って」と伝えておくことが前提です。
Q壁打ちは、声とテキストのどちらがいいですか?+
当社は声をおすすめしています。声で話すと、打ち込むときに省きがちな「なぜそう思うのか」が自然に入り、AIにとって考える材料になるからです。酒井自身もマイクで相談しています。
QAIの提案をそのまま使ってもいいですか?+
おすすめしません。提案は材料で、選んで決めるのは人です。受け取って終わりにすると、形は相談でも中身は外注に戻ります。
Q相談が長くなってきたらどうすればいいですか?+
チャットを替えてください。替えるときに新しいチャットへ最初に聞くことは、「チャット引き継ぎの7つの質問」の記事にまとめています。
QChatGPTでも同じ使い方ができますか?+
接し方の話なので、考え方は同じです。当社はClaudeで運用しているため、この記事の実例はすべてClaudeでのものです。

まとめ

  • 「これ作って」と頼んで受け取るだけの接し方は外注と同じで、AIも頼まれた範囲で止まります。
  • 目的と迷いを話し、「違うと思ったら言って」と伝えると、提案や前提の誤りまで返ってきます。当社の記録では、照会18件のうち16件で指示を出す側が指示や前提を変えました。
  • 壁打ちの型は3つ。「どうしたらいい?」で終える/声で話す/違ったら言ってと先に伝える。
  • 答えをそのまま使わない・チャットを長くしない・社外に出せない情報を話さない、の3つで外注扱いに戻るのを防ぎます。