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古い記事はAIにも読まれる|どれを下げるかの基準と、594本を1日で下書きに戻した記録

選択肢は3つではなく5つ594本すべて失敗ゼロ2026年8月13日の記録

著者:酒井大輔(ITコーディネータ) | 公開日:2026年8月14日 | 最終更新:2026年8月22日 | 読了目安:約14分

この記事の要点古い記事は、削除しないでください。選択肢は「消す・直す・検索に出さない」の3つだと思われがちですが、実際は5つあります。この記事では、どの記事をどの選択肢に当てはめるかの基準と、当社が594本を1日で下書きに戻した実際の記録を、起きた事故もふくめて公開します。
📌 30秒まとめ古い記事の片付けでいちばん多い失敗は、基準を決めずに削除してしまうことです。戻せなくなります。
  • 選択肢は5つ。書き直す/別ページへ引っ越す(301)/検索に出さない(noindex)/下書きに戻す/削除する。削除だけが元に戻せません
  • 下げる基準は4分類。「今も読まれている」「内容が古い」「重複して食い合っている」「役目を終えている」で分け、それぞれ当てる選択肢が違います
  • 当社の実測:301転送済みなのに公開のまま残っていた594本を、2026年8月13日に下書きへ。保留0件・失敗0件(※順位の8.18→7.47は7月に整理した分の結果=前後31日・全体の集計で、この594本の効果はまだ入っていません)
酒井大輔 ITコーディネータ 生成AI・LLMO実践 ユーチューブビジネスサポート代表

この記事の著者

酒井 大輔(Sakai Daisuke)|ユーチューブビジネスサポート 代表・ITコーディネータ

ITコーディネータ中部 理事/ITCA(ITコーディネータ協会)研修講師。動画・Webマーケティング支援で100社以上の実績。2021年から自社ブログを継続運用し、累計1,170本超を制作。いま公開しているのは650本です(2026年8月22日実測)。片付ける側もAIと一緒にやっている、現役の運用者として書いています。代表プロフィールの詳細

酒井大輔の著書『ビジネスYouTubeで売れ!』の書影 酒井大輔の著書『経営戦略は動画が最強!集客・採用・売上の課題解決!YouTube運用の教科書』の書影

著書2冊『ビジネスYouTubeで売れ!』/『経営戦略は動画が最強!集客・採用・売上の課題解決!YouTube運用の教科書』(セルバ出版)。いずれもYouTubeをビジネスに使うための本です。著書の詳細はこちら

結論:古い記事は削除しないでください(選択肢は5つ)

📌 結論古い記事の扱いは、たいてい「削除・書き直し・検索に出さない(noindex)」の3つで語られます。実際には5つあり、そのうち「下書きに戻す」はあまり語られていません。そして削除だけが、元に戻せません。

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表1:古い記事の扱い方 5つの選択肢(当社の運用基準)
選択肢元に戻せる評価読者の行き先検索にこういうときに使う
① 書き直す戻せる引き継げるそのページ見えるいまも検索から人が来ている。内容が古いだけ
② 別のページへ引っ越す(301転送)戻せる引っ越し先へ移る引っ越し先引っ越し先が見える似た内容の記事が複数ある。1本にまとめたい
③ 検索に出さない(noindex)戻せる中立そのページ見えるページは残したいが、検索には出したくない
④ 下書きに戻す戻せる引っ越し先が引き継ぐ引っ越し先見えないすでに②を済ませていて、転送元が公開のまま残っている
⑤ 削除する戻せない消える行き止まり見えない内容に問題があり、残すこと自体が困る

⚠ ④は「引っ越しがまだ」のページには使えません

下書きに戻すのは、畑でいう「間引き」のような整理です。抜いた苗を捨てるのではなく、残す株に日と養分を回すために場所を空ける――そういう作業だと考えてください。ただし、下書きに戻すとそのURLは行き止まりになります。使えるのは②の引っ越し(301転送)を先に済ませてある場合だけです。当社は594本すべてで、下書きにした「あと」にもう一度開いて確認しました。行き止まりになったものは1本もありません。

ここでいう「引っ越し(301転送)」も「検索に出さない(noindex)」も、Googleが公式に用意している仕組みです。用語の定義は公式ドキュメントで確認できます。

参考:Google 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」「noindex を使用してコンテンツをインデックスから除外する」。

どの記事を下げるか──4つの分類と、当てはめる選択肢

📌 このセクションの要点「整理したほうがいい」と分かっても、どれを下げるかの基準がなければ手は動きません。当社は次の4つに分類して、それぞれ当てる選択肢を決めています。迷ったら「戻せるほう」を選んでください。
  • いま読まれているなら、下げない。書き直すだけ
  • 重複して食い合っているなら、1本にまとめて引っ越す
  • 引っ越しが済んでいて公開のままなら、下書きに戻す(今回の594本がこれ)

まず4つに分けます

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表2:4つの分類と、当てはめる選択肢(当社の判断基準)
#分類見分け方(何を見るか)当てる選択肢理由
1いまも読まれている検索からのクリックが続いている。順位がついている① 書き直す下げると流入を捨てることになります。古いのは中身であって、ページではありません
2重複して食い合っている同じ検索意図の記事が複数ある。どれも中途半端な順位で止まっている② 引っ越す(301)1本にまとめると評価が集まります。消すのではなく、寄せます
3残したいが検索には出したくないお知らせ・終了した案内・社内向けなど。URLを知っている人には見せたい③ noindexページは生かしたまま、検索の対象からだけ外せます
4役目を終えているすでに②の引っ越しを済ませたのに、転送元が公開のまま残っている④ 下書きに戻す今回の594本がこれです。読者は自動で引っ越し先へ行くので誰も困りませんが、機械は「もう無い売り場」を見に行き続けます

図1:4つの分類と5つの選択肢の対応

4つの分類と5つの選択肢の対応マトリクス。削除はどの分類にも当てはまらない 縦=記事の状態/横=当てる選択肢 ①書き直す ②301 ③noindex ④下書き ⑤削除 1 いま読まれている 2 重複して食い合う 3 残したいが出さない 4 役目を終えている 原則 使わない ▶ 削除は「内容に問題があり、残すこと自体が困る」ときだけ。元に戻せないからです。
▲ 迷ったら、戻せるほうを選んでください。あとから変えられます。

いちばん多い相談は「分類2」です

当社がAIを使って本気で作った新記事63本のうち、答え合わせで成果と言えたのは11本だけでした(判定が出た39本中。約28%)。残りの52本をどうするかで手が止まる方が多いのですが、当たらなかった記事は「失敗」ではなく「分類2の候補」です。似た記事どうしをまとめれば、評価は寄ります。

出典:当社サイトのSearch Console実測(2026年7月27日までで判定確定。◎3/○8/△25/✕3/未判定24)。

あなたのサイトを10分で確かめる方法

📌 このセクションの要点ログイン不要、ツールも不要です。Googleに渡している「住所一覧」を開いて、無作為に30本ひらいて、行き先が変わったものを数えるだけ。当社はこの方法で、片付け前33.0%・片付け後0.0%を確認しました。

図2:10分でできる自己診断の3ステップ

10分でできる自己診断の3ステップ 1 住所一覧を開く 自社のURL+ /sitemap.xml ※ログイン不要 2 30本ひらく かたよらないように 30本を選んで開く 3 数える 開いた瞬間に行き先が 別ページへ変わった数 30本中10本=約33% ▶ 当社の実測:片付け前 33.0% → 片付け後 0.0%(2026年8月13日)
▲ 数本以上あるなら、片付ける価値があります。1本も無ければ、そのままで問題ありません。

ブラウザのアドレス欄に、自社サイトのURLの後ろに /sitemap.xml と足して開いてみてください。表示されない場合は /wp-sitemap.xml/sitemap_index.xml も試してください。一覧が出たら、記事の一覧(post-sitemap.xml など)を選びます。

参考:Google 検索セントラル「サイトマップについて」。

実録:594本を1日で下書きに戻した

📌 このセクションの要点2026年8月13日、301転送済みなのに公開のまま残っていた594本を、1日で下書きに戻しました。かかったのは約14時間。ただし1日の3分の2は「調べる」と「決める」で、記事を触り始めたのは夕方18時からです。
594本
公開 → 下書きに戻した
(2026年8月13日)
5回
14時間のうち
人が手を動かした回数
0件
保留も失敗も
594本すべて通過

図3:14時間の内訳と、人が手を動かした5回

14時間の内訳と、人が手を動かした5回 7:55 ────────────────────────────────────── 21:53 調べる(AI) 決める(AI) 実行(AI) 検収(AI) 7:55〜10:08 13:14〜17:38 18:00〜20:47 21時台〜 ● 人が手を動かした5回 判断の上書き4件(朝)/判断の上書き5件(夕方)/ファイルを2つ置く 事故のとき「止める・再開する」/最後にボタン2回 ▶ 594本を1本ずつ開いて確認したのは人間ではありません。自分の目で見たのは、事故の前後の1〜2本だけです。
▲ 実行に使ったのは約2時間45分。残りは「調べる」と「決める」でした。

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表3:当日の記録(2026年8月13日・抜粋)
時刻担当やったこと/結果
7:55〜10:08AIどこからもリンクされていないページを1本ずつ開いて確認 → 221ページを特定
10:08仕分け案に目を通し、4件だけ判断を上書き(3件は対象外・1件は引っ越しへ)
13:14〜15:48AIどこから直すか、何をやってはいけないかを指示書にする
17:38対応表に目を通し、5件だけ判断を上書き
18時ごろ事故1本だけ試したら、URLが変わってしまった → AIが検知。約2分で復旧し、作業を全部止めた
〜18:55AI誰にも見えないテストページで確認してから再開 → 1回目:201ページを下書きに
〜19:36AI古い記事40本の中身を読み、引っ越し先に足りない情報がないか確認 → 足す価値があったのは2件だけ
〜20:47AI2回目:残り393ページ合計594ページ完了
21時台〜AI報告書にまとめ、1件ずつ検収して台帳に記録(報告書9本+検収8件)

出典:当社サイトでの作業記録(2026年8月13日の実測)。

この日は、ほかに2つ直しています

古い記事の片付けと同じ日に、機械から見て壊れていた箇所をあと2つ直しました。どれも人間の目には見えない問題です。

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表4:同じ日に直した、もう2つの問題(当社サイトの実測)
問題対象人間から見ると直したあと
動画があると機械に伝わっていない149ページ動画はちゃんと再生できる。何の問題もない検索の動画枠で平均4.67位・クリック308回
サイト内のどこからもリンクされていない48ページ検索から来た人は普通に読める185クリック稼いでいた孤立ページにも、ようやく道がついた

※ 対象の洗い出しでは221ページを1本ずつ確認し、別途293件分のURLの重複も整理しています。技術面の詳細は 壊れていたところを、AIと直した全記録 へ。

この日、私が下した判断は合計9件(4件+5件)と、事故のときの「止める・再開する」だけです。逆に言えば、その9件を人が見なかったら、間違ったまま594本が進んでいました。

そしてこの日、本文・タイトル・URLは1文字も変えていません。やったのは「公開 → 下書き」の切り替えだけです。

壊さないための3条件と、実際に起きた事故

📌 このセクションの要点元に戻せること・1本ずつ確かめること・元に戻す仕組みには触らせないこと。この3つを守ったので、594本で失敗ゼロでした。それでも事故は起きています。隠さず書きます。

実際に起きた失敗:URLが2分間だけ壊れました

夕方18時ごろ。作業の途中で、ある記事に分類を1つ追加しました。するとその記事のURLが変わってしまいました。当社のサイトは「番号が小さい分類をURLに使う」設定になっていて、追加した分類のほうが番号が小さかったためです。

気づいて元に戻すまで、約2分。すぐに作業を全部止めました。

あとで確認したところ、追加する予定だった10種類の分類は、10種類とも危険な番号でした。つまりまとめて実行していたら、65本のURLが同時に変わっていたことになります。

これはAIの精度の問題ではありません。1本目で試したかどうかの問題でした。

当社の事故は1本目で見つかったから2分で済みました。まとめて実行していたら、65本ぶんの復旧作業になっていたはずです。一括の前に、必ず1本で試してください。

元に戻す仕組みだけは、AIに触らせませんでした

引っ越し届(301転送)の設定だけは、AIに渡していません。避難ハシゴだけは、作業する人に持たせない――これがこの日の設計の中心でした。

図4:この日の体制と、AIに渡さなかったもの

この日の体制と、AIに渡さなかったもの 人間(1人) 承認の返事と、最終判断 管理役のAI(1) 指示書をつくる・検収する 実行AI 1 実行AI 2 実行AI 3 実行AI 4 実行AI 5 実行AI 6 ⚠ 引っ越し届(301転送)の設定だけは、AIに触らせない
▲ 実行はAIに渡し、元に戻す仕組みは人が握る。これが失敗ゼロの理由です。

おまけ:AIのほうが、指示書より慎重でした

作業対象の一覧に、実はすでに引っ越し元になっていた記事が1本混ざっていました。AIは確認の2つ目でそれを見つけて手を止め、人間に判断を求めてきました。また、古い記事40本と引っ越し先27本の中身を全部読ませて「足りない情報はないか」を確かめたところ、足す価値があったのは2件だけ。引っ越し先のほうが情報量が5〜10倍あったからです。「AIに任せると暴走しそうで怖い」とよく言われますが、危ないのは、どちらかが確かめずに進んだときです。

1本ずつ確かめた5項目(594本すべて通過)

📌 このセクションの要点594本を「まとめて」処理すれば数分で終わります。当社はそれをせず、1本ずつ次の5つを確かめました。肝は5つ目です。
  • いま本当に「公開」になっているか(管理画面の表示ではなく、実際のURLで)
  • そのURLは、ちゃんと引っ越し先に飛ぶか
  • 引っ越し先はきちんと表示されるか。自分自身に戻っていないか
  • ここまで全部通ったものだけ、下書きに変更する
  • 下書きにした「あと」で、もう一度ひらいて、引っ越し届が生きているか確かめる

結果は594本すべて通過、保留0件・失敗0件でした。5つ目が無ければ、「完了しました」というAIの報告を信じたまま、実際には転送が効いていない記事を見逃していたはずです。

同じ手順で、自社サイトを見てもらえます

この記事の基準とチェック項目は、そのままお使いいただけます。「自社のどれが分類2なのか判断がつかない」というときは、実際のサイトを一緒に見ながら仕分けることもできます(押し売りはありません)。

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結果:数字はこう動いた

📌 このセクションの要点片付けを始める前の31日間と、始めたあとの31日間を比べました。平均掲載順位は8.18位から7.47位へ。ただし表示回数は35.2%増えたのに、クリックは12.9%しか増えていません。

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表5:片付け前後の比較(当社サイトの実測/前後とも31日・全体)
指標前(5/11〜6/10)後(7/11〜8/10)
平均掲載順位8.18位7.47位0.71 上昇
クリック数3,3113,738+12.9%
表示回数253,902343,280+35.2%
住所一覧の「空き家」率33.0%0.0%

出典:当社サイトのGoogle Search Console実測(2026年8月13日取得)。対象は全体(国の絞り込みなし)、前後とも31日間です。同じ期間に他の施策も動いているため、「片付けたから順位が上がった」と断定はできません。時系列の記録としてお読みください。

図5:Googleが「見に来たのに載せなかった」ページ数の推移

クロール済み・インデックス未登録のページ数の推移(当社サイト) 1,0341,1521,1561,070964946 5/156/137/17/117/258/7 ここから片付けを開始 作るだけで、片付けていなかった時期 ▶ 1,156本 → 946本。210本減りました。
▲ 「見に来たのに載せなかった」ページ(クロール済み・インデックス未登録)の推移。増え続けていたものが、片付けを始めてから減りました。

表示回数は、成果ではありません

表示は35.2%増えました。ですがクリックは12.9%しか増えていません。見られた回数が3割増えても、来てくれた人は1割しか増えていないということです。当社も以前、表示が増え続けているのに問い合わせが1件も増えていない状態を、長く見過ごしていました。報告書で「表示が伸びた」と書きたくなるのは、ここです。

当社サイトのGoogle Search Console検索パフォーマンス。2026年5月16日から8月14日までの3か月で合計クリック1.08万回、合計表示93万回、平均CTR1.2%、平均掲載順位7.8
▲ 片付けの前後をまたぐ3か月の実画面(2026年5月16日〜8月14日)。表示は大きいのに、CTRは1.2%。ここが次の課題です。

※ ここまでの数字は「7月に片付けた分」の結果です。今回の594本の効果は、まだ入っていません。9月上旬にもう一度Search Consoleを見て、この記事に追記します。

なぜ「いま」やるのか──AIも読んでいるから

📌 このセクションの要点古いページを放っておいても、読者は困りません。困るのは機械のほうです。そしていま、その機械にAIが加わりました。

AIは、参照したページの中身をそのまま根拠に使います。「このページは5年前の情報だから割り引いて読もう」と、前後を見て補正してくれるわけではありません。5年前で止まっているページも、引っ越したあとの抜け殻のようなページも、参照されればそのまま根拠になります。

日本企業の生成AI利用は、まだ立ち上がったばかりです。総務省の調査では、何らかの業務で生成AIを利用している割合は日本で55.2%。米国90.6%・ドイツ90.3%・中国95.8%と比べると差があります。つまり「AIに読まれる前提でサイトを整える」動きも、これから本格化します。いま片付けておく意味は、ここにあります。

出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」第Ⅰ部第1章第2節(2)企業におけるAI利用の現状(図表Ⅰ-1-2-14)。調査は総務省(2025)「国内外における最新の情報通信技術の研究開発及びデジタル活用の動向に関する調査研究」。※日本 n=442、「自社のAI活用方針を知っている」と回答した人が母数で、2023年度調査とは手法が異なり単純比較はできません。

増やすべきか迷っているなら

📌 このセクションの要点この記事は「整理すると決めた人」向けです。まだ「そもそも増やすべきか、減らすべきか」で迷っているなら、先に読むべき記事があります。2本セットでどうぞ。

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表6:2本の役割分担
読む順番記事扱っていること
1本目企業ブログの記事数は何本必要か増やすべきかの判断。競合の量産にどう向き合うか、自社は何本あればいいのか
2本目(この記事)古い記事はAIにも読まれるどの記事を、どういう基準で下げるか。作業の実行記録と、下げたあとに何が起きたか

図6:判断(1本目)と、実行(この記事)

判断(1本目)と実行(この記事)の役割分担 先に読む記事 増やすべきか、の判断 うちは何本あればいいのか いま読んでいる記事 選び方と、実行の記録 どの記事を、どう下げるのか 判断 → 実行
▲ 迷っているなら1本目から。決めているなら、この記事の基準表(表2)から始めてください。

よくある質問(FAQ)

FAQ古い記事の片付けについて、よくいただく質問をまとめました。
Q古い記事は、削除したほうがいいですか?
削除はおすすめしません。元に戻せないからです。選択肢は5つあり、書き直す・引っ越す(301)・検索に出さない(noindex)・下書きに戻す、の4つはいずれも元に戻せます。削除は、内容に問題があって残すこと自体が困る場合だけにしてください。
Qどの記事を下げるか、基準はありますか?
4つに分けてください。いまも読まれているなら書き直す。重複して食い合っているなら1本にまとめて引っ越す。残したいが検索に出したくないならnoindex。すでに引っ越し済みで公開のまま残っているなら下書きに戻す、です。迷ったら戻せるほうを選んでください。
Q自社に古い記事が溜まっているか、どう調べますか?
自社サイトのURLの後ろに /sitemap.xml と足して開くだけです。記事の一覧から無作為に30本ひらいて、開いた瞬間に行き先が別ページへ変わるものを数えてください。数本以上あるなら片付ける価値があります。1本も無ければ、そのままで問題ありません。
Q「下書きに戻す」と、読者から見えなくなりませんか?
すでに引っ越し(301転送)を済ませてあれば、読者は自動的に引っ越し先へ案内されるので困りません。逆に、引っ越しがまだのページを下書きに戻すと行き止まりになります。順番を守ってください。
Q記事を下げると、アクセスも減りませんか?
当社の場合は逆でした。片付け前後の31日比較で、平均掲載順位は8.18位から7.47位へ、表示回数は35.2%増えています。ただし同じ期間に他の施策も動いているため、片付けだけが理由とは断定できません。
QAIに任せると、暴走しませんか?
元に戻せる作業だけを渡し、1本ずつ確認させ、引っ越し届(301転送)の設定には触らせない。この3つを守れば大丈夫です。当社は594本で保留0件・失敗0件でした。実際、AIのほうが先に異常を見つけて手を止めた場面もあります。
Qまとめて処理してはいけませんか?
必ず1本で試してから進めてください。当社は作業中にURLが変わる事故を起こしましたが、1本目で見つかったので約2分で復旧できました。あとで確認したところ、まとめて実行していたら65本のURLが同時に変わっていたと分かりました。
Q「クロール済み – インデックス未登録」とは何ですか?
Googleが見に来たけれど、検索結果には載せなかったページのことです。Search Consoleで確認できます。当社では片付けを始めてから1,156本が946本まで、210本減りました。

まとめ・古い記事は、消さずに片付ける

📌 結論片付けの失敗はほとんど、基準を決めずに削除してしまうことから起きます。戻せる選択肢を先に使ってください。
  • 選択肢は5つ。削除だけが元に戻せません。まず①〜④を検討してください。
  • 下げる基準は4分類。いま読まれている/重複している/残したいが出さない/役目を終えている。
  • 10分で自己診断できます。sitemapから無作為に30本ひらいて、行き先が変わった数を数えるだけ。
  • 当社は594本を1日で下書きに戻しました(2026年8月13日/保留0件・失敗0件)。
  • 壊さない3条件:元に戻せる作業だけ渡す/1本ずつ確かめる/元に戻す仕組みには触らせない。
  • 一括の前に、必ず1本で試す。まとめて実行していたら、65本のURLが同時に変わっていました。
  • 表示は成果ではありません。表示+35.2%に対し、クリックは+12.9%でした。
まずは30本ひらくところから

自社サイトに、役目を終えたページはありますか

この記事の基準とチェック項目は、そのままお使いいただけます。判断がつかないところだけ、一緒に見ることもできます。押し売りはありません。

※ ITコーディネータ・酒井大輔が対応します。

▶ 執筆者「YouTubeコンサルタント 酒井大輔」の詳しいプロフィールを見る