採用の口コミ対策|就活生は企業名で何を調べるか499人の調査
「うちの会社の名前で検索すると、何が出てくると思いますか?」——採用のご相談で、僕がよくお聞きする質問です😌 お客さんからも「やっぱり応募してくる人は口コミを見ているので、企業側も口コミを気にしないとマズイですよね」と言われます。今回は、就活生が企業を深く調べるときに何を使い、企業名と一緒にどんな言葉で検索しているのかを、2024年に就活経験者499人に聞いた調査で見ていきます🤗 そのうえで、口コミは消せないのだから、先に「社員の声」を自社で出しておくという考え方と、そのために最低限そろえたい採用動画をお話しします☝️
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📌 30秒で要点
- 就活生の約半数は、1つの会社を深く調べるときに口コミサイトを使っています(就活口コミサイト46.3%・2024年・499人の調査)。
- 企業名と一緒に「口コミ」「ブラック」「退職理由」「しんどい」「実際どう」などで検索されています。知りたいのは、会社の中の実態です。
- 入社後に「イメージと違った(マイナスギャップ)」と感じた人は63.1%(499人中)。ギャップを埋めるのに欲しかった情報の1位は社員・元社員の口コミ、2位は社員インタビュー記事でした。
- 口コミも、企業名での検索も、会社には止められません。だから、検索されたときに自社が伝えたいことが出てくるように、社員の声を自社で先に出しておくのが口コミ対策の本筋だと僕は考えています。
- 最低限そろえたい採用動画は5つ。①事業紹介 ②仕事の内容 ③1日の流れ ④社員インタビュー ⑤人事制度・福利厚生です。
結論、就活生の約半数は口コミサイトで会社を調べています
結論、就活生が1つの会社を深く調べるときに使ったものは、就活サイト(約5割)に次いで就活口コミサイトが46.3%でした。検索エンジンは34.1%、採用サイトは27.7%です(ナイルのマーケティング相談室調べ・2024年4〜5月・就活経験者499人)。
今回使うのは、ナイルのマーケティング相談室さんが2024年に行った調査です。2023年・2024年に就職活動をした全国の男女499人に、会社をどう調べたかを聞いています。
https://www.seohacks.net/column/24011/
就活サイトで会社を探し始めるのは、今も変わりません。企業選び・企業探しに使ったものは、就活サイトが58.5%、就活関連情報のWebサイトが50.5%、SNSが41.3%でした。
注目してほしいのは、「この会社、どうなんだろう」と1社を深く調べる段階です👇
| 使ったもの | 割合 |
|---|---|
| 就活サイト | 49.3% |
| 就活口コミサイト | 46.3% |
| 検索エンジン | 34.1% |
| 採用サイト | 27.7% |
| コーポレートサイト | 25.1% |
| サービスサイト | 19.4% |
| YouTube | 15.0% |
| X | 14.4% |
| note | 8.4% |
※就活サイトの割合は、調査ページのグラフでは49.3%、本文では49.2%と書かれています。表はグラフの値です。
企業名と一緒に検索されている20の言葉
結論、検索エンジンで会社を調べた就活生170人が実際に使った言葉には「口コミ」「求人」「年収」に加え、「裏」「ブラック」「退職理由」「しんどい」「実際どう」が並びます。知りたいのは会社の中の実態です。
この調査では、会社を調べるのに検索エンジンを使った170人に、実際に検索した言葉も聞いています。原典に載っている20の言葉を、そのままの順番で並べます👇
| 1〜5 | 6〜10 | 11〜15 | 16〜20 |
|---|---|---|---|
| ◯◯(企業名)口コミ | ◯◯(企業名)評価 | ◯◯(企業名)グループ企業 | ◯◯(企業名)入社 |
| ◯◯(企業名)求人 | ◯◯(企業名)採用 | ◯◯(企業名)退職理由 | ◯◯(企業名)福利厚生 |
| ◯◯(企業名)HP | ◯◯(企業名)裏 | ◯◯(企業名)勤務地住所 | ◯◯(企業名)しんどい |
| ◯◯(企業名)年収 | ◯◯(企業名)収益 | ◯◯(企業名)休み | ◯◯(企業名)実際どう |
| ONECAREER ◯◯(企業名) | ◯◯(企業名)ブラック | ◯◯(企業名)メリット | ◯◯(企業名)社員クチコミ |
「口コミ」「求人」「HP」「採用」あたりは、どの会社さんも一度は自分で検索しているかと思います。ポイントは、マイナスのイメージがある言葉です☝️
「裏」「ブラック」「退職理由」「しんどい」。僕が見てきた範囲では、こうした言葉で調べると、会社が何も出していないぶん、辞めた方の書き込みが上に出てきます。僕のお客さんの所でも「こういう言葉で検索すると出てくるんです」とおっしゃる方がいました。
入社後に「イメージと違った」と感じた人は63.1%
結論、入社後に調べた企業イメージとのマイナスギャップを感じた人は63.1%(n=499)。ギャップを感じた315人が欲しかった情報は、1位が社員・元社員の口コミ45.1%、2位が社員インタビュー記事39.0%でした。
同じ調査で、入社したあとに「調べていたイメージと違った」と感じたかも聞いています。
| 回答 | 割合 |
|---|---|
| はい | 63.1% |
| いいえ | 26.3% |
| 就職しなかった | 9.6% |
| その他 | 1.0% |
6割以上です。「会社は良いことしか言わないので、やっぱり現実は違った」ということもあると思います。僕は普段から「悪い所も見せておかないと、入社しても離職率が高くなる」とお伝えしています。
では、そのギャップを埋めるために何が欲しかったのか。ギャップを感じた315人への質問です👇
| 欲しかった情報 | 割合 |
|---|---|
| 社員/元社員の口コミ | 45.1% |
| 社員インタビュー記事 | 39.0% |
| 中途採用向けコンテンツ | 29.5% |
| IR情報 | 27.6% |
ちなみに、入社前の企業研究で「役に立った情報」(n=499)も、1位が社員/元社員の口コミ40.7%、2位が社員インタビュー記事36.7%でした。入社前も入社後も、求められているのは「中で働く人の声」です。
※表3は就活経験者499人全体、表4はそのうちギャップを感じた315人への質問です。分母が違うので、2つの割合を掛け合わせたり比べたりはしていません。
口コミは止められない。先に「社員の声」を自社で出す
結論、口コミも企業名での検索も、会社には止められません。だから採用の口コミ対策は、口コミに反論することより、ギャップを埋める2位の「社員インタビュー」のような社員の声を自社で先に出し、検索されたときに伝えたいことが見つかる状態にすることだと考えます。
表4の1位は「口コミ」、2位は「社員インタビュー記事」でした。ここで考えてほしいのは、1位の口コミは会社がコントロールできないということです。口コミは第三者の声なので信用されやすい一方、その人の主観も入ります。見る側も、それは分かったうえで見ていると思います。
だから僕は、会社としてコントロールできる所を上手に使うことがポイントだと思っています😌 2位の社員インタビューは、会社が自分で出せます。欲しかった情報に口コミが挙がるなら、会社が公式に「社員の声」を出すのもアリだと思います。
口コミだけを気にする
- 悪い書き込みを見て落ち込む
- 反論や削除ばかり考える
- 検索したとき、出てくるのは他人の声だけ
社員の声を自社で出す
- 仕事や1日の流れを、社員が自分の言葉で話す
- 良い所も、大変な所も見せる
- 検索したとき、会社が伝えたいことも一緒に出てくる
「しんどい」と書かれても、「しんどいけど」を伝えればいい
書かれている内容が事実なら、それは会社が改善していくしかありません。でも、そうでないのに悪い情報だけがあると、読む人はそれに引っ張られてしまいます🤔
たとえば「しんどい」と書かれていても、「しんどいけど収入が良い」「しんどいけど人間関係が良い」という、「しんどいけど良いことがある」ページや動画があれば、判断材料としてプラスになります。ネガティブもポジティブも伝えたうえで、「こんな良い所があるから、一緒に働きませんか」と伝えることが大事だと思っています。
口コミサイトやGoogleマップの口コミへの返信の考え方は、今やるべきWebマーケは動画・マップ・SEOの3つ【1-5】で書いています。また、生成AIで会社を調べる就活生の話は企業の知名度は就活で重要?採用動画が認知をつくるに、求職者がどの媒体の情報を信用するかは求職者は企業情報を何で信用する?採用に効くメディア戦略にまとめています。
企業名で調べた人に見せたい採用動画5つ
結論、企業名で調べた人に最低限見せたい採用動画は、①事業紹介・企業説明 ②仕事の内容紹介 ③1日の流れ ④社員インタビュー ⑤人事制度・福利厚生の5つです。公式ホームページと同じ大切な情報を、動画でもYouTubeで出しておきます。
社員の声を出す方法は、文章の記事でもかまいません。僕が動画をお勧めしているのは、顔と声で話すほうが、中の雰囲気がそのまま伝わるからです。YouTubeだからといって、面白いことをしたり踊ったりする必要はありません。公式ホームページと同じように大切な情報を動画にして、どちらにも同じ情報を載せる。これが「公式動画ホームページ」の考え方です。
その中身として、僕が最低限必要だと思っている5つがこちらです👇
- 事業紹介・企業説明:何をしている会社か。「収益」「グループ企業」で調べる人への答えになります
- 仕事の内容紹介:入社したら何をするのか。社員が自分の言葉で話します
- 1日の流れ:出社から退社まで。「しんどい」「休み」「実際どう」への答えになります
- 社員インタビュー:ギャップを埋めたい人が2番目に欲しかった情報です
- 人事制度・福利厚生:「福利厚生」「年収」「休み」で調べる人への答えになります
今日やること3つ
結論、今日やることは3つです。自社名と「口コミ」「ブラック」「しんどい」などで検索する、出てきた内容と答えていない問いを書き出す、答えていない問いに1本の動画で答える。まずは社員の声を1本出すところからです。
- 自社名で検索する:表2の言葉(口コミ・ブラック・退職理由・しんどい・実際どう)と組み合わせて、何が出てくるかを見る
- 書き出す:出てきた内容と、会社として答えていない問いをメモする
- 1本の動画で答える:答えていない問いに、社員が自分の言葉で話す動画を1本。良い所も大変な所も入れる
口コミがある会社ほど、「中の人の声」を出したときの差が大きいと僕は思っています。まずは1本からで大丈夫です🤗
ビジネスYouTubeで成功する4つの要素
結論、ビジネスYouTubeで成功するには①動画②ウェブ③マーケティング④プレゼンテーションの4つが必要です。口コミ対策の動画も、検索で見つけてもらい(②)、伝えたいことを伝わる形で話す(④)ことで効きます。
僕はいつも、『ビジネスYouTubeで成功する4つの要素』というお話しをしています🤗 企業名で検索されたときに社員の声を届けるのは、この中の②ウェブと④プレゼンテーションの話です。

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「自社名で検索すると気になる口コミが出てくる」「採用動画で何から伝えればいいか分からない」という企業様へ。Zoomでヒアリングし、社内で続けられる進め方をご提示する無料診断です。
「社員の声を出したいけれど、何から撮ればいいか分からない」
という方にお勧めです。ヒアリングをさせて頂き、社内で続けられる形と、結果に繋がる方向性をご提示いたします。売り込みはいたしません。
コンサルティングプラン
チャンネル作成から内製化まで、目的に合わせた2つのプランをご用意。はじめての方は「チャンネル作成プラン」、社内で運用を続けられる形にしたい方は「自社運用プラン」がおすすめです。
よくある質問(FAQ)
採用の口コミ対策について、よくいただく質問に1問1答でお答えします。悪い口コミの影響、口コミへの返信、文章と動画、ネガティブな情報の出し方、調査の新しさ、最初に作る動画をまとめました。
悪い口コミがあると、採用で不利になりますか?
見られてはいます。2024年の調査では、1社を深く調べるときに就活口コミサイトを使った人が46.3%でした。書かれている内容が事実なら改善し、そうでないなら、社員の声を自社で出して、検索されたときに伝えたいことも見つかる状態にしてください。
口コミは、消したり止めたりできますか?
企業名での検索を止めることはできません。だからこそ、口コミを消すことより、社員の声や1日の流れを自社で出しておき、企業名で調べた人が会社の伝えたいことにもたどり着けるようにすることをお勧めしています。
社員の声は、文章の記事と動画のどちらで出せばいいですか?
どちらでもかまいません。ギャップを埋めるのに欲しかった情報の2位は社員インタビュー記事でした。僕が動画をお勧めしているのは、顔と声で話すほうが職場の雰囲気がそのまま伝わるからです。公式ホームページと動画の両方に同じ情報を載せてください。
ネガティブなことまで出して、応募が減りませんか?
悪い所を見せないと、入社後のギャップで離職につながりやすくなります。「しんどいけど収入が良い」「しんどいけど人間関係が良い」のように、大変な所と良い所を両方伝えたうえで「一緒に働きませんか」と伝えるのが大事だと考えています。
調査は2024年のものですが、今も参考になりますか?
この記事の数字は、2024年4〜5月に2023・24年の就活経験者499人に聞いた調査です。年によって割合は動きますが、企業名で口コミを調べる行動を前提に準備しておくことは今も有効だと考えています。生成AIで会社を調べる就活生の話は別の記事で書いています。
最初に作る採用動画は、どれがいいですか?
最低限そろえたいのは、事業紹介・仕事の内容・1日の流れ・社員インタビュー・人事制度と福利厚生の5つです。どこから作るかは、自社名で検索して、答えていない問いがいちばん多いものから始めてください。
コンサルティング実績・会社情報
2008年より企業のYouTube活用を支援し、中小企業100社超の集客・採用をコンサルティング。運送業で年間20人採用、建材商社で、YouTube活用により立ち上げ期の関連部門売上が前年比40倍、宿泊施設で年間15件以上の取材など、企業の課題を動画で解決してきました。
ユーチューブビジネスサポートのコンサルティング実績
- 運送業(年間20人採用)
- 建材商社(YouTube活用で売上40倍)
- 製造業(問い合わせ6.5倍)
- 宿泊施設(年間15件以上のマスコミ取材)
- その他の事例:成功企業事例・お客様の声
運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)
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- 代表プロフィール:酒井大輔について
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