LLMOとは|AIに選ばれる仕組みと、自社で測った10の数字
- 中身の多くはSEOと同じ Googleは公式ガイドで、生成AI検索でもSEOのやり方は有効だと書いています。AI専用の特別な書き方はありません。
- 3つの層で考える AIに読まれる土台(技術)、引用される中身(一次情報と構造)、AIにどう答えられているかの確認、の3つです。
- AIによって答えが違う 当社が同じ質問をしたところ、ChatGPTは当社を1番目に挙げ、Geminiは5番目、Claudeは挙げませんでした(2026年7月25日)。
- 差がつくのは自社の数字 当社は自社サイトで測った数字を記事にしています。この記事では、そのうち10の数字を表にまとめました。
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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名 | Large Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化) |
| 読み方 | エルエルエムオー |
| 意味 | 生成AIの答えに、自社の情報が正しく使われるようにすること |
| ほぼ同じ意味の言葉 | GEO(生成エンジン最適化)・AEO(アンサーエンジン最適化)=呼び方の違い |
| 相手にするAI | ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexity、Google検索の「AIによる概要」など |
LLMOとは(大規模言語モデル最適化)
LLMOとは何?LLMO対策では何をするの?
LLMO(エルエルエムオー)とは、Large Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化)の略です。ChatGPT・Gemini・Claudeなどの生成AIが答えを作るとき、自社の情報を正しく使ってもらうための取り組みを指します。LLMO対策の中身の多くはSEO(検索エンジン最適化)の延長です。違うのは、「AIにどう答えられているか」まで自分で確かめるところです。
生成AIは、質問を受けると、学習済みの知識や、その場で検索したページを読んで、答えの文章を作ります。そのとき材料として選ばれるのは、AIが読めて、中身がはっきりしていて、ほかに無い情報を持っているページです。LLMOは、自社のページをその「選ばれる材料」にしていくことです。
図1:生成AIが答えを作るまでの流れと、LLMOが関わる所(当社で作図)
GEO(生成エンジン最適化)やAEO(アンサーエンジン最適化)という言葉も見かけますが、やることはほぼ同じで、呼び方が違うだけです。5つの言葉の細かな違いと、GEO対策を進める6つの順番は「GEO対策のやり方|AEO・SEO・LLMOとの違いと、6つの順番」にまとめています。
SEOとLLMOの関係|土台は同じ
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| 比べること | SEO | LLMO |
|---|---|---|
| 評価する相手 | 検索エンジン | 生成AI(ChatGPT・Gemini・Claudeなど) |
| 結果の出方 | 検索結果のリンクの順位 | AIの答えの中で、名前や内容が使われる |
| 確かめ方 | サーチコンソールの順位とクリック | AIに質問して、答えと引用元を見る |
Googleは2026年5月15日に、生成AI検索向けの公式ガイドを公開しました。そこでは、生成AI検索でもSEOは有効であること、AI専用の特別なファイルや書き方は要らないことが書かれています。重く見られているのは、実際に体験した人にしか書けない独自の一次情報です(Google検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」)。
つまり、LLMOのために一からやり直す必要はありません。SEOで整えてきた見出しや構造の上に、自社にしか書けない数字や事例を足していく、という順番になります。
なぜ今、中小企業に関係があるのか
サイバーエージェントのGEOラボの調査では、検索の手段として生成AIを使った人の割合(生成AIでの検索利用率)は52.3%でした。検索エンジンは86.9%です(2026年8月期・全国15〜69歳・n=9,278・サイバーエージェント 2026年9月4日)。検索エンジンがなくなるわけではありませんが、お客様の半分は、生成AIにも聞いて調べています。
当社のサイトでも、変化は数字に出ています。Googleのサーチコンソールには「生成AI機能」というレポートがあり、Google検索の生成AIの機能の中で当社のページが表示された回数が分かります。2026年5月18日〜9月18日の124日間で、167,269回でした(画面の表示は16.7万・2026年9月21日取得)。見方は「サーチコンソールの生成AI機能の見方」に書いています。

実際に、Google検索の「AIによる概要」で、当社の記事が引用元に選ばれたこともあります。下は、その画面です。どの記事が選ばれるかは日によって入れ替わるので、1回の結果として見てください。

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LLMOは3つの層でできている
図2:LLMOの3つの層(当社の整理)
3つの層のそれぞれで、当社は自社サイトを測りました。どの層に何があるかを、詳しい記事と一緒に表にします。
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| 層 | 中身 | 当社で確かめたこと | 詳しい記事 |
|---|---|---|---|
| ① 読まれる土台 | AIがページを見つけ、取得し、理解できる状態 | 技術の15項目で公開661ページを採点=○8・△4・×2・保留1(2026年9月10日時点) | テクニカルLLMO対策の15項目 |
| ② 引用される中身 | 自社にしかない数字・事例。結論を先に書き、表と見出しで整理する | ネットに出している記事でも、AIに読まれていないものがあった(2026年7月25日) | 生成AIの学習データはどこから? |
| ③ 確かめる | AIに質問して、答えと引用元を見る。直したら同じ質問で見直す | AI3社に自社サイトを採点させると、同じ質問で点数が最大66点違った(2026年7〜9月) | ホームページ診断は、まず無料で3つのAIに |
土台の層には、AIのクローラー(ページを集めに来るプログラム)を受け入れるかどうかの設定も入ります。当社が使っているさくらのレンタルサーバでは、管理画面でAIの種類ごとに制限を選べます。当社は、AIデータスクレイパーだけを制限しています。

クローラーを拒否するかどうかの考え方は「AIクローラーを拒否する前に」、引用される記事の書き方は「AIに引用される記事の書き方」にあります。
同じ質問でも、AIによって答えは変わる
2026年7月25日、当社はChatGPT・Gemini・Claudeに、同じ3つの質問をしました。結果は次のとおりです。
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| 質問 | ChatGPT | Gemini | Claude |
|---|---|---|---|
| 当社について教えて | ◯ 正確 | ◯ 正確 | ◯ 正確 |
| 社名を出さずに、地域の動画マーケティング支援会社を探す | ◯ 1番目に登場(地図の情報から) | △ 5番目に登場 | ✕ 登場せず(8社の中に入らない) |
| 当社の設立年月は | ✕ 2008年 | ◯ 2017年6月 | ◎ 2017年6月(間違えやすい理由も指摘) |



設立年を間違えたChatGPTの画面が下です。当社のサイトには「2008年から」という言葉が10回出てくる一方、法人の設立年の「2017年」は1回しか出てきませんでした(2026年7月時点)。2008年はYouTube活用の支援を始めた年です。AIは、多く書いてある方を設立年だと受け取ったと考えられます。

間違えられたときの直し方の順番は「AIが自社の情報を間違える|直し方の順番」に、AIが何を読んでいるかの実測は「生成AIの学習データはどこから?」に書いています。
当社が自社サイトで測った10の数字
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| # | 測ったこと | 結果 | 時点 | 元の記事 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Google検索の生成AI機能で表示された回数 | 124日で167,269回 | 2026年5月18日〜9月18日 | 生成AI機能の見方 |
| 2 | 技術の15項目で、公開ページを採点 | 661ページ=○8・△4・×2・保留1 | 2026年9月10日 | テクニカルLLMO |
| 3 | 画像の説明文(alt)を全数で数えた | 672ページ・4,564枚 | 2026年9月4日 | alt属性の書き方 |
| 4 | 301転送済みなのに公開のまま残っていた記事を、下書きに戻した本数 | 594本(保留0件・失敗0件) | 2026年8月13日 | 古い記事の削除 |
| 5 | 社名を出さずに探したときの、AI3社の答え | ChatGPT 1番目/Gemini 5番目/Claude 登場せず | 2026年7月25日 | 学習データはどこから |
| 6 | サイト内の「2008年から」と「2017年」の回数 | 10回対1回(AIの設立年の取り違えの原因) | 2026年7月 | AIが自社の情報を間違える |
| 7 | AI経由の訪問(GA4)のいちばん多かった月 | ChatGPT経由 最大24回/Perplexity経由 最大17回 | 2025年〜 | AI検索対策は意味ないのか |
| 8 | 主要企業のrobots.txt(AIクローラーの設定) | 70社を調べた | 2026年9月3日 | AIクローラーを拒否する前に |
| 9 | 動画を載せたページのインデックス | 169ページを実測 | 2026年9月 | 動画がインデックスされない原因 |
| 10 | AI3社に同じ質問でサイトを採点させた | 点数は最大66点の差 | 2026年7〜9月 | ホームページ診断 |

数はまだ小さいものの、2024年後半はほぼ0だったAI経由の訪問が、2025年から出てきました。当社の支援先(社名は伏せます)でも、ChatGPT経由の訪問が2026年5月に月104回まで増えた会社があります。これは支援先の数字で、上の表の当社の数字とは別のものです。
数える作業は、Claude(Cowork)で行いました。どれも大きな会社の調査ではなく、1社のサイトで測った結果です。だからこそ、同じやり方で、ご自分のサイトでも確かめられます。
最初から全部はやらなくていい
表5の10の数字は、当社が2026年の夏から秋にかけて、記事ごとに少しずつ測ってきたものです。最初から同じことをする必要はありません。小さい会社がまずやる所と後回しにしてよい所の線引きは「中小企業のAI検索対策はどこまで必要?」に、自社でやるか頼むかの分かれ目は「GEO対策は外注か自社か」にまとめています。
知りたいことから記事を選ぶ(29本の地図)
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Claudeを使ってLLMO対策のページを作り、確かめる手順は「ClaudeでLLMO対策」に、社員向けの研修は「SEO・LLMO対策研修【ITCA公式】」にあります。
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Claudeで売上をつくる経営伴走コンサルティングでは、自社の数字や事例をClaudeに渡す手順から、AIに読まれる土台の点検、AIの答えの見比べ方まで、社内に残る形で一緒に整えます。社員向けのClaude研修・セミナーの講師もお受けしています。
※ ITコーディネータ・酒井大輔が対応します。
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よくある質問(FAQ)
QLLMOとは何の略ですか。読み方は?+
QLLMOとGEO・AEOは違うものですか。+
QLLMOのためにSEOをやめてもいいですか。+
QAI専用の書き方や、特別なタグはありますか。+
Qllms.txtは置いた方がいいですか。+
まとめ
- LLMO(大規模言語モデル最適化)とは、生成AIが答えを作るとき、自社の情報を正しく使ってもらうための取り組みです。中身の多くはSEOと同じで、Googleも生成AI検索でSEOは有効だとしています。
- LLMOは、読まれる土台・引用される中身・答えの確認の3つの層で考えると整理できます。同じ質問でもAIによって答えは変わるので、見比べることが出発点です。
- 差がつくのは、自社にしかない数字です。当社は自社サイトで測った結果を記事にしています。まずはご自分の会社の名前で、AIに何と答えられるかを見てみてください。
※出典:Google検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」(2026年5月15日公開)/サイバーエージェント GEOラボ「生成AIサービスの検索利用率」2026年8月期(2026年9月4日公表)/Ahrefs「13.7万のサイト分析:llms.txtファイルの97%は読まれていない」(2026年6月18日公開・データ2026年5月)/検索数はGoogle広告のキーワードプランナー(2026年10月31日取得)。当社の数字は、表5の各記事に取得日と条件を載せています。図1・図2と表は、当社で作ったものです。
※Claudeは、Anthropic社が提供する生成AIで、同社の商標です。ChatGPTはOpenAI社、GeminiはGoogle社、PerplexityはPerplexity AI社の商標です。当社は、各社の公認・提携先ではありません。当社の作業はClaude(2026年9月にCoworkの機能が統合)で行っています(2026年11月時点)。




















