YouTube採用のデメリット|実際に大変だった6つと、支援先の乗り越え方

「YouTubeで採用をやってみたいけど、大変そうで…」——採用のご相談で、本当によく聞く言葉です😌 その感覚は、半分当たっています。ただ、100社を超える支援の中で実際に大変だったのは、撮影や編集ではなく「社内」の側でした‼️ 今回は、YouTubeで採用につなげた支援先2社(運送会社と旅館)が実際に困ったこと6つと、どう乗り越えたかを、対談で聞いた言葉のままお伝えします🤗 最後に、僕がいちばん大変だと思っていることもお話しします☝️

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📌 30秒で要点

  • YouTube採用のデメリットは、動画の出来より「社内の手間と気持ち」で起きます。機材や編集ソフトでは解決しません。
  • 実際に大変だったのは6つ。①会社ぐるみの覚悟 ②社員が出たがらない ③本業が忙しい ④「発信していいのか」という気持ち ⑤担当者への負担 ⑥雰囲気だけで来た人の退社。
  • 乗り越えた2社の共通点は、凝った編集に力を入れなかったこと。仕事と職場の中身を、そのまま出し続けました。
  • 「広告費0円」でも、担当者の人件費はかかっています。担当を決めるときは、本業の何を減らすかも決めてください。
  • いちばん大変なのは「何のためにやるのか」をチームで共有し続けること。ここが崩れると、他の5つが一度に重くなります。
酒井大輔 ユーチューブビジネスサポート代表

酒井 大輔(Sakai Daisuke)|中小企業の集客・採用をYouTubeとClaudeで解決するコンサルタント/ITコーディネータ

2008年からYouTubeで中小企業100社超の集客・採用を支援。いまはClaudeでSEO・LLMO対策と記事づくりを社内に残す伴走をしています。ITコーディネータ、著書2冊。ユーチューブビジネスサポート代表。
東京都中小企業振興公社 登録専門家(No.1738)・ITC中部 理事・ITCA公式研修講師
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YouTube採用のデメリットは「動画」ではなく「社内」で起きる

結論、YouTube採用のデメリットは、撮影や編集の難しさより、社内の手間と気持ちの問題で起きます。支援先2社で実際に起きたのは、覚悟・出演・忙しさ・気持ち・担当者の負担・雰囲気だけの応募の6つでした。

YouTube採用のデメリットとしてよく挙がるのは、「手間がかかる」「効果が出るまで時間がかかる」「炎上が心配」といったものです。どれも間違いではありません😌

ただ、2008年から企業のYouTubeを支援してきて、実際に現場で困ったことは、もう少し具体的でした👇

表1:YouTube採用で実際に大変だったこと6つと乗り越え方(支援先2社・2026年9月時点)
大変だったこと起きた会社乗り越え方
① 会社ぐるみで始める覚悟が要る運送業・LifeBank社長自身が出演し、社内で撮り続けた
② 社員が出たがらない運送業・LifeBank無理に映さず、近くで撮って慣れてもらう
③ 本業が忙しい時期にも時間を割く旅館・蘭亭凝った編集に力を入れない
④ 「発信していいのか」という気持ちの壁旅館・蘭亭遠慮せず、ありのまま出していいと思えるようにした
⑤ 担当者1人に負担が寄る運送業・LifeBank兼務から始め、動画に集中できる形へ移した
⑥ 雰囲気だけで来た人が辞めることがある運送業・LifeBank仕事の中身も一緒に見せる
どれも、動画を作る技術の話ではありません。社内で誰が、どれだけの時間を使い、どんな気持ちで続けるかの話です‼️

この6つは、どこから来た話か

結論、この記事の6つは、YouTubeで採用につなげた運送会社LifeBank(愛知)と旅館の秋保温泉「蘭亭」(仙台)への対談・取材から来ています。成果の数字は、何を分母にした数字かを先に示します。

数字や発言は、何を分母にした話なのかが分からないと、自社に当てはめられません。先に、お話を聞いた2社を紹介します🤗

表2:お話を聞いた支援先2社と、成果の定義(2026年9月時点)
会社業種・地域成果何の数字か
LifeBank株式会社運送業・愛知年およそ20名を採用/求人媒体への広告費0円2018年・2019年の各年の採用人数。広告費0円は求人媒体に払う費用のみで、撮影・編集を担当する社員の人件費はかかっています。YouTube開始は2018年春前
秋保温泉「蘭亭」旅館・仙台YouTubeを見た方が入社入社したご本人の証言。YouTube開始は2021年2月
出典両社への対談取材、書籍『経営戦略は動画が最強!』。いずれも1社の実績で、同じ成果を保証するものではありません。

どちらも、動画はお客様ご自身が社内で作っています。僕がしたのは、何のために、誰に向けて、何を出すかを一緒に決めて、続け方をお伝えしたところまでです😌

デメリット① 会社ぐるみで始める覚悟が要る

結論、YouTube採用は人事担当者1人の片手間では回りません。社長が出て、社員が撮って、会社の中身を出し続ける覚悟を、会社として持てるかどうかが最初の関門です。

LifeBankの古瀬社長が始めた理由は、はっきりしていました👇

「求人にめちゃくちゃ苦労していて」
「お金かけて来てくれるのならお金かけるけど、それでもなかなか来ない」LifeBank株式会社 古瀬社長(対談より)

対談に同席した映像制作会社の社長は、こう話していました。

「会社ぐるみでやるのは大変。覚悟を決めてここまでやり切れることが珍しい」対談に同席した映像制作会社の社長
社長が出て、社員が撮って、会社の中身を出し続ける。その覚悟を会社として持てるかどうかが、最初の関門です☝️

デメリット② 社員が出たがらない

結論、出たくない社員は無理に映さず、近くで撮るところから慣れてもらいます。支援先の運送会社では、3〜5回ほど出演すると抵抗がなくなることが多かったそうです。

「社長は出てもいいけど、社員が嫌がるんです」——採用のご相談で、いちばん多い悩みの1つです😓

LifeBankでも、古瀬社長ご自身が当初は顔出しに抵抗があったそうです。それでも、ホームビデオのような感覚でアップしていくうちに、社員の方も慣れていきました。

  • 出たくない社員は、無理に映さない
  • 近くで撮るところから、少しずつ慣れてもらう
  • 3〜5回ほど出演すると、抵抗がなくなることが多い

デメリット③ 本業が忙しい時期にも時間を割くことになる

結論、本業が忙しい会社ほど動画の時間は後回しになり、これは避けられません。採用で成果が出た2社は、凝った編集や再生回数に力を入れず、「何を伝えるか」に時間を使っていました。

秋保温泉「蘭亭」は、電話が鳴りっぱなしの時期もあるほど忙しい、人気の旅館です。その中で、スタッフの皆さんに2日間の研修を受けていただきました。

研修のあと、「こんなに忙しい時に動画の研修をやるのか、という声はなかったですか?」と聞くと、聖子さんはこう答えてくれました👇

「最初はやっぱりありました。目の前のお客様がやっぱり大事ですし」秋保温泉「蘭亭」聖子さん(研修後のインタビューより)

本業が忙しい会社ほど、動画に割く時間は後回しになります。これは避けられないデメリットです😥

時間が足りなくなる使い方

  • 1本ごとに編集で作り込む
  • 再生回数を追いかける
  • 見栄えが整うまで出さない

成果が出た2社の使い方

  • 凝った編集に力を入れない
  • 再生回数より、仕事と職場の中身
  • 時間は「何を伝えるか」に使う
使える時間が少ない会社ほど、仕上げの見栄えを割り切ると続けやすくなります‼️

デメリット④ 「発信していいのか」という気持ちの壁

結論、スタッフの手が止まる理由は技術ではなく、「会社の名前で思っていることを話していいのか」という気持ちです。会社として「遠慮せず、ありのまま発信していい」と伝えることが、いちばん効きました。

蘭亭の研修で、いちばん山場になったのは撮影の技術ではありませんでした。聖子さんは、研修をこう振り返っています。

「もっと自由に自分のやりたい事、思っている事を、遠慮しないで発信して良いんだって思いました」
「皆メンタルがちょっと大変でしたね」秋保温泉「蘭亭」聖子さん(研修後のインタビューより)

「会社の名前で、自分が思っていることを話していいのか」「変なことを言ったら迷惑をかけるのではないか」。スタッフの方がこう感じて手が止まるのは、ごく自然なことです😌

ここは、機材を買い替えても、編集ソフトを覚えても解決しません。「遠慮せず、ありのまま発信していい」と会社として伝え、本人がそう思えるようになることが、いちばん効きました‼️

ちなみに聖子さんご自身が、蘭亭のYouTubeを見て「ここで働きたい」と入社された方です。いまでは取材で名指しされるほど、ご自身でアピールできるようになったと話されていました🤗

デメリット⑤ 担当者1人に負担が寄る

結論、撮影・編集・アップの作業は特定の1人に集まりがちで、本業と兼ねたままだと止まりやすくなります。担当者を決めるときは、本業のどの仕事を減らすかまで一緒に決めます。

YouTubeを始めると、撮影・編集・アップの作業が、特定の1人に集まりがちです。本業と兼ねたままだと、忙しい週から止まっていきます😓

LifeBankでは、撮影と編集を社員の方が担当しています。古瀬社長によると、最初はトラックの運転手をしながら動画も作ってくれていて、いまはYouTubeを集中的に作る形になったそうです。

見落としやすいのは、「広告費0円」でも人件費はかかっているということです。担当者の時間は、会社が出しているコストです☝️

だからこそ、担当者を決めるときは「本業のどの仕事を減らすか」まで一緒に決めておく必要があります。

デメリット⑥ 雰囲気だけで来た人が辞めることがある

結論、会社の雰囲気が伝わると、雰囲気だけに惹かれて応募する人も来ます。支援先の運送会社では、そうした方の退社はあっても、全体の離職率はかなり下がりました。楽しい面と一緒に仕事の中身も見せることが対策です。

YouTubeで会社の雰囲気が伝わると、その雰囲気に惹かれて応募してくる人が増えます。良いことですが、裏返しの面もあります。古瀬社長は、正直にこう話してくれました👇

「どうしてもYouTubeをやっていると、特にうちの会社は楽しそうな雰囲気というか、頭がおかしい動画もあったりするので、そういう動画を見て軽はずみで来られた方は退社されることが多いですが、それでもかなり離職率は減りました」LifeBank株式会社 古瀬社長(対談より)

一方で、YouTubeを見て来た方の多くは、給料や休みの条件ではなく「ライフバンクに勤めたい」という気持ちで来てくれる、とも話されていました😌

雰囲気の良さだけを見せると、雰囲気だけで来る人も集まります。楽しい面と一緒に、仕事の中身もきちんと見せる。LifeBankの採用も、仕事の中身を見せることから始まっています‼️

いちばん大変なのは「目的をチームで共有すること」

結論、YouTube採用でいちばん大変なのは、「何のためにやるのか」をチーム全員で共有し続けることです。動画好きの担当者が編集に凝って本数が出なくなるのも、目的の共有が崩れたときに起きます。

ここまでの6つを並べたうえで、僕がいちばん大変だと思っていることをお伝えします。

「何のためにYouTubeをやるのか」を、チーム全員で共有し続けることです‼️

コンサルの最初に必ずお話しするのが、戦略を決めることと、その目的をチームで共有することです。ここが浸透するかどうかが、成功のいちばんの鍵だと思っています😌

「動画が好きな人」ほど遠回りになりやすい

よくあるのは、「動画が好きな人」や「動画の経験がある人」が担当になり、編集に凝り始めるパターンです。1本に時間がかかって本数が出ず、見てもらえる土台ができないまま、「YouTubeは効かない」となってしまいます😵

なので僕は、動画にそれほど思い入れのない人をチームに入れてくださいとお願いしています。

「来年5人採用」なら、どんな5人かまで逆算する

たとえば「来年、YouTubeで5人採用する」という目的なら、誰でもいいから5人ではないはずです🤔 会社に合いそうな人、ネットに強い人が1人いるといい——といった「来てほしい人」があります。そこから逆算して、何を出すかを決めていきます。

目的が共有できていないチーム

  • 編集の見栄えに時間を使う
  • 本数が出ない
  • 「効かない」でやめてしまう

目的が共有できているチーム

  • 来てほしい人から逆算して出す
  • 見栄えより中身を優先する
  • 本数がたまり、見てもらえる

始める前に、社内で決めておく3つ

結論、始める前に「誰に来てほしいか」「誰が担当し、本業の何を減らすか」「出たくない社員をどう扱うか」の3つを決めておくと、6つのデメリットの多くは軽くなります。成果が見えるまでは3〜6か月を目安に見込みます。

6つのデメリットは、始めてから気づくと重くなります。始める前に、次の3つだけ社内で決めておいてください🤗

  1. 誰に来てほしいか……人数だけでなく、どんな人に来てほしいかまで言葉にする(⑥・いちばん大変なこと)
  2. 誰が担当し、本業の何を減らすか……担当者と、その人の本業のうち減らす仕事を決める(③・⑤)
  3. 出たくない社員をどう扱うか……無理に映さない、近くから撮る、と先に約束しておく(②・④)

そのうえで、成果が見えるまでの期間は3〜6か月を目安に見込んでおくと、途中で「効かない」と判断して止めてしまうことを防げます☝️

ビジネスYouTubeで成功する4つの要素

結論、ビジネスYouTubeで成功するには①動画②ウェブ③マーケティング④プレゼンテーションの4つが必要です。人が動くのは③と④で、①の撮影・編集ばかり上げても採用にはつながりません。

ということで僕はいつも、『ビジネスYouTubeで成功する4つの要素』というお話しをしています🤗

1動画撮影・編集
2ウェブアルゴリズム
3マーケティングファン作り
4プレゼンテーション伝え方
ビジネスYouTubeで成功する4つの要素(動画・ウェブ・マーケティング・プレゼンテーション)を示すスライド
YouTube運用4つの要素。①動画 ②ウェブ ③マーケティング ④プレゼンテーション
人が動くのは③マーケティングと④プレゼンテーションです。①の撮影や編集のクオリティばかり上げても、③④が無い限り「一緒に働こう」とは思ってもらえません。チームでこの4つのバランスを取って運用していただくといいと思います😌

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「YouTubeで採用をしたいけれど、社内で続けられるか不安」
「今のチャンネルの運用が正しいのか、セカンドオピニオンがほしい」

という方にお勧めです。ヒアリングをさせて頂き、社内で続けられる形と、結果に繋がる方向性をご提示いたします。売り込みはいたしません。

コンサルティングプラン

チャンネル作成から内製化まで、目的に合わせた2つのプランをご用意。はじめての方は「チャンネル作成プラン」、社内で運用を続けられる形にしたい方は「自社運用プラン」がおすすめです。

YouTubeチャンネル作成プラン(PLAN01)

220,000円 / 月額 × 3ヶ月(チャンネル作成+動画6本作成)

はじめてYouTubeチャンネルを作る企業様、作ったけれどホーム画面の設定方法が分からない・設定ができていない企業様におすすめです。

動画マーケティング自社運用プラン(PLAN02)

330,000円 / 月額 × 6ヶ月(6ヶ月後に社内で内製化)

担当者の決め方・社員の出演・続け方まで含めて、社内で運用を続けられる形を一緒に作ります。内製化まで6ヶ月でサポートします。

よくある質問(FAQ)

YouTube採用のデメリットについて、よくいただく質問に1問1答でお答えします。応募までの期間、社員の出演、担当者の人数、編集の外注、入社後の退社についてまとめました。

YouTube採用は、応募が来るまで何か月かかりますか?

継続して投稿した場合の目安は3〜6か月です。業種・地域・本数で変わるため、1社の実績で期間を保証するものではありません。まずは本数をためることを優先してください。

社員が出演を嫌がったら、どうすればいいですか?

無理に映さず、近くで撮るところから慣れてもらいます。支援先の運送会社では、3〜5回ほど出演すると抵抗がなくなることが多かったそうです。

担当者は何人必要ですか?

1人でも始められますが、本業と兼ねたままだと止まりやすくなります。支援先の運送会社は、運転手と兼務で始め、いまは動画に集中できる形にしています。

採用動画の編集は、外注したほうがいいですか?

採用で成果が出た支援先2社は、どちらも凝った編集に力を入れていません。求職者が知りたいのは仕事と職場の中身なので、まず社内で撮って出すことを優先してください。

YouTubeを見て入社した人が辞めたら、失敗ですか?

失敗とは限りません。支援先の運送会社では、雰囲気だけで来た方の退社はあっても、全体の離職率はかなり下がったと話されています。仕事の中身も一緒に見せることが対策です。

YouTube採用で、いちばん大変なことは何ですか?

「何のためにやるのか」をチーム全員で共有し続けることです。ここが崩れると、編集に凝って本数が出ない、担当者だけが疲れる、といった他の大変さが一度に重くなります。

コンサルティング実績・会社情報

2008年より企業のYouTube活用を支援し、中小企業100社超の集客・採用をコンサルティング。運送業で年間20人採用、建材商社で、YouTube活用により売上40倍、宿泊施設で年間15件以上の取材など、企業の課題を動画で解決してきました。

ユーチューブビジネスサポートのコンサルティング実績

  • 運送業(年間20人採用)
  • 建材商社(YouTube活用で売上40倍)
  • 製造業(問い合わせ6.5倍)
  • 宿泊施設(年間15件以上のマスコミ取材)
  • その他の事例:成功企業事例・お客様の声

運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)