採用ページ、中小企業は何を書く|条件だけでは選ばれません
「欲しい人が来ない」。お客さんから、こううかがうことがあります😌 2008年から100社以上の企業のYouTubeを支援してきた僕がお伝えしているのは、中小企業の採用ページは会社の自己紹介だということです‼️ 給与・休日・仕事内容だけだと、他の会社と同じような情報になってしまいます。今回は、自社の採用ページを「この情報で、自分なら入社するか」の1問で見直す方法と、足すもの、そして「来てほしい人」を書く理由をお話しします🤗
▶ クリックすると、この場で動画が再生されます(約9分)。前半は就活生が志望業界を決める時期の話、後半が採用ページの話です。
📌 30秒で要点
- 採用ページは会社の自己紹介です。給与・休日・仕事内容だけだと、他の会社と同じような情報になります。
- 見直しは「この情報で、自分なら入社するか」の1問で行います。「入れない」なら、自分が入れると思える情報まで足します。
- 足すのは7項目。働いている人の顔と名前、1日の流れ、入社した人が決めた理由など、どれも社内にすでにある材料です。
- 「来てほしい人」を1文で書きます。書いていなければ、合う人は自分のことだと気づけません。
- 書いたら、同じ情報を動画にも出します。採用ページと動画の両方に、同じ情報を載せるのが基本です。
※Claudeは、Anthropic社が提供する生成AIで、同社の商標です。当社は、同社の公認・提携先ではありません。当社の作業はClaude(Cowork)で行っています(2026年10月時点)。
結論、採用ページは「自分なら入社するか」の1問で点検する
結論、中小企業の採用ページは「この情報で、自分なら入社するか」の1問で見直します。答えが「入れない」なら、自分が「入れる」と思える情報まで足します。新しく作るのではなく、社内にある材料を書き足します。
採用ページの直し方というと、デザインや項目の一覧から考えがちです。僕がお伝えしているのは、もっと手前にある、たった1つの問いです👇
やり方は、これだけです😌
- 自社の採用ページを、求職者のつもりで上から読む
- 「この情報で、自分なら入社するか」に答える
- 「入れない」なら、自分が「入れる」と思える情報まで足す
実際にあったこと|聞いてみると、だいたい「入れない」と返ってくる
結論、僕がお客さんやセミナーで「この採用ページの情報で入社しますか」と聞くと、だいたいの方が「入れない」と答えます。当社が見た愛知の中小企業20社でも、働く人を顔つきで紹介していた会社は6社でした。
先にお伝えしておくと、これは僕がお客さんやセミナーで聞いてきた経験の話で、調査の数字ではありません。ただ、僕が聞いた範囲では、だいたいの方がそう答えます。
一緒に出ているサポーターのなべっちは、この話に「かなり機会損失があるかもしれないですね」と返してくれました。僕はもう一歩手前だと思っています。自分で「入れません」と答えるページは、応募が少ないという以前に、選ばれる土台に乗っていない、というのが僕の考えです。
当社が見た愛知の中小企業20社では
2026年8月27日に、愛知の中小企業20社(金属加工・内装工事・印刷)のサイトを見ました。採用ページがあったのは18社です。そのうち、給与を実額で書いていた会社は9社、働く人を顔つきで紹介していた会社は6社でした。
条件を数字で書いている会社はありました。けれど、そこで誰が働いているのかが見える会社は、18社のうち6社でした。20社を見た範囲の話で、全国の傾向を示すものではありません。
なぜ条件だけでは選ばれないのか|他と同じ情報は、比べられるだけ
結論、給与・休日・仕事内容は応募の前に確かめる条件で、それだけでは入社を決める理由になりにくいからです。他と同じような情報だけが並ぶと、条件で比べられます。情報は会社の自己紹介、というのが僕の考えです。
採用ページを開くと、「給料は〇〇~」「休みは〇〇日」「こんな仕事をしています」。このくらいの基本的な情報だけ、ということがあります。もちろん、これは必要です。ただ、これだけだと、他の会社と同じような情報になります。
僕は、採用を「自己紹介×マッチング」だと考えています。会社がまず自己紹介をして、合う人と出会う。条件が良ければ採れる、という話ではありません。この考え方は、『【事例付】YouTube採用・求人とは?中小企業が動画でコストを削減する方法!』の記事でくわしくお話ししています。

条件だけの採用ページ
- 給与・休日・勤務地
- 仕事内容が数行
- 応募フォーム
自己紹介のある採用ページ
- 条件(左と同じ)
- 働いている人の顔と名前
- 1日の仕事の流れ
- 入社した人が決めた理由
- 来てほしい人
条件の数字は、書いてください
誤解のないように言うと、条件を書かなくていい、という話ではありません😌 当社が2026年8月に、生成AIへ「この地域で働くならどこ?」と聞いた実測では、年間休日・賞与・月給レンジといった数字を、AIが会社を挙げる理由に引用していました。
数字は書く。そのうえで、自己紹介を足す。順番はこれです。AIに会社がどう紹介されるかは、『採用とAI検索|「この地域で働くならどこ?」にAIが答えた会社の共通点』の記事にまとめています。
採用ページに足すもの|会社の自己紹介になる7項目
結論、足すのは働いている人の顔と名前、1日の流れ、入社した人が決めた理由、面接でよく聞かれる質問、仕事への考え、大変なこと、来てほしい人の7つです。どれも社内にすでにある材料です。
「自己紹介を足す」と言われても、何を書けばいいのか迷いますよね🤔 当社のほかの記事でお伝えしてきたことを、採用ページ用に1つの表にまとめました。新しく作るものはありません。社内にあるものを、採用ページへ移します。
| 足すもの | 書き方の例 | 材料のある場所 |
|---|---|---|
| 働いている人の顔と名前 | 「配送を担当している〇〇です。入社4年目です」 | 社員さんご本人。写真はスマホで十分です |
| 1日の仕事の流れ | 「8時に出社。午前は〇〇、15時に戻って片付け」 | 日報やシフト表 |
| 入社した人が決めた理由 | 「見学のときに社長と話せたのが決め手でした」 | 入社した社員さんに聞く |
| 面接で毎回聞かれる質問と答え | 「未経験でも大丈夫ですか」→「最初の1か月は先輩が横につきます」 | 面接のメモ |
| 社長・社員がなぜこの仕事をしているか | 社長の言葉で3〜4行 | 朝礼で話していること |
| 大変なこと・合わない人 | 「夏の現場は暑いです。体を動かすのが苦手な方には向きません」 | 現場の声 |
| 来てほしい人(1文) | 「未経験でも、体を動かす仕事が好きな方」 | 次の章でお話しします |
良いことだけを並べる必要はありません。大変なことも書いたほうが、かえって信じてもらえます。
「来てほしい人」を1文で書く|書いていないから来ない
結論、採用ページには「こういう人に来てほしい」を1文で書きます。絞ると応募が減ると心配されますが、書いていなければ、合う人は自分のことだと気づけません。支援先2社も、まず来てほしい人を決めていました。
「欲しい人が来ない」とうかがったとき、採用ページを見ると、どんな人に来てほしいのかが書かれていないことがあります。
絞るのが怖い気持ちは分かります。でも、いま上手くいっていないなら、変えてみてください。
支援先の2社は、まず「来てほしい人」を決めていました
これは採用動画の話ですが、僕がコンサルティングを担当した2社は、どちらも最初に誰に来てほしいかを決めていました。
| 会社 | 来てほしい人 |
|---|---|
| LifeBank株式会社(運送業・愛知) | 未経験でもトラックに興味がある人 |
| 秋保温泉「蘭亭」(旅館・仙台) | 職場の雰囲気を大事にする人 |
蘭亭様は、採用基準に「SNSに協力できる方」も加えられました。来てほしい人が決まっていないと、採用ページに何を書くかも決まりません。
書いたら、同じ情報を動画にも出す
結論、採用ページに書いた自己紹介は、同じ内容を動画でも出します。文字と写真だけでは、人柄や職場の空気は伝わりにくいからです。採用ページと動画の両方に、同じ情報を載せるのが基本です。
僕がいつもお伝えしているのは、動画経営のマーケティングは、公式ホームページの動画化だということです。面白いことをするのではありません。採用ページに載せている大切な情報を動画にして、どちらにも同じ情報を載せます。
表1の7項目は、そのまま動画のネタになります。「1日の仕事の流れ」で1本、「入社を決めた理由」は社員さんとの対談で1本、という具合です。作り方はこの記事では書きませんので、下の記事をご覧ください。
いつまでに直すか|新卒採用なら、志望を固める時期の前に
結論、新卒採用なら、学生が志望業界や職種を決める時期の前に採用ページを直しておきます。ワンキャリアの2025年卒の調査では、決めた時期のピークは6月と10月でした。中途採用は時期を待たず、今日から直せます。
株式会社ワンキャリアが2025年卒の大学生に行った調査(調査期間2024年2月17日〜25日・有効回答数428)では、志望業界と志望職種を決めた時期は、2023年6月(11.6%/11.4%)と2023年10月(20.4%/21.0%)がピークでした(ワンキャリア調べ)。同社は、どちらも夏・冬のインターン実施前のタイミングだと読んでいます。
上の動画は、この調査を見ながら2024年10月に話したものです。そのとき、僕はこう言いました👇
この調査は2025年卒の大学生428人に聞いたもので、年によって、また中途採用では事情が違います。目安として見てください。
出典:株式会社ワンキャリア「【25卒】就職活動に関するアンケート」(2024年5月10日公表)=【2025年卒 選考直前調査】企業を選ぶ上での最大の決め手は「企業説明会」(PR TIMES)。2026年10月6日に確認。
今日やること3つ
結論、まず自社の採用ページを開いて「この情報で、自分なら入社するか」に答えてください。次に、来てほしい人を1文で書きます。最後に、社員さん1人に入社を決めた理由を聞いて、1段落足します。
- 自社の採用ページを開いて、「この情報で、自分なら入社するか」に声に出して答える
- 「来てほしい人」を1文で書いて、採用ページの上に置く
- 社員さん1人に「入社を決めた理由」を聞いて、1段落足す
ビジネスYouTubeで成功する4つの要素
結論、ビジネスYouTubeで成功するには①動画②ウェブ③マーケティング④プレゼンテーションの4つが必要です。採用ページの自己紹介は、③と④の土台になります。
僕はいつも、『ビジネスYouTubeで成功する4つの要素』というお話しをしています🤗

集客・採用とAI対策の60分オンライン無料診断
「採用ページはあるのに応募が来ない」「何を足せばいいのか、自分では分からない」という企業様へ。Zoomでヒアリングし、採用ページと動画で何を伝えるかの方向性をご提示する無料診断です。
「何を足せばいいのか、自分では分からない」
という方にお勧めです。ヒアリングをさせて頂き、採用ページと動画で何を伝えるかの方向性をご提示いたします。無理な営業は行いません。
コンサルティングプラン
YouTubeの運用を社内で続けられる形にするプランを2つご用意しています。はじめての方は「YouTubeチャンネル作成プラン」、集客や採用を自社のチームで続けたい方は「YouTube内製化プラン」です。
よくある質問(FAQ)
中小企業の採用ページについて、よくいただく質問に1問1答でお答えします。何を書くか、応募が来ない理由、来てほしい人の書き方、動画やAIとの関係についてまとめました。
中小企業の採用ページには、何を書けばいいですか?
給与・休日・仕事内容などの条件に加えて、会社の自己紹介を書きます。働いている人の顔と名前、1日の仕事の流れ、入社した人が決めた理由、来てほしい人などです。「この情報で、自分なら入社するか」で見直してください。
給与や休日を書いているのに、応募が来ないのはなぜですか?
条件は応募の前に確かめるもので、それだけでは入社を決める理由になりにくい、と僕は考えています。他の会社と同じような情報だけだと、条件で比べられます。誰が働いているか、どんな人に来てほしいかを足してください。
「来てほしい人」を書くと、応募が減りませんか?
絞ると確率が減ると心配されますが、絞っていなくても上手くいっていないなら、書いてみることをお勧めします。書いていなければ、合う人は自分のことだと気づけません。
求める人物像は、どう書けばいいですか?
まず1文で書きます。たとえば「未経験でも、体を動かす仕事が好きな方」です。支援先2社の例は、「採用動画の成功事例2社|求人応募が増えた会社がやったこと」の記事でご紹介しています。
採用ページの内容は、動画にもしたほうがいいですか?
はい。採用ページに載せている大切な情報を動画にして、どちらにも同じ情報を載せるのが基本です。動画の組み立ては、「採用動画の構成|最初の3秒で決まる作り方と4つの順番」の記事でまとめています。
採用ページは、生成AIにも読まれますか?
当社の2026年8月の実測では、AIが参照していた情報源に企業の採用サイトが含まれていて、年間休日・賞与・月給レンジといった数字が、会社を挙げる理由に引用されていました。くわしくは「採用とAI検索|「この地域で働くならどこ?」にAIが答えた会社の共通点」の記事にまとめています。
採用ページとYouTubeは、どうつなげばいいですか?
チャンネルの「リンク」欄に採用ページを登録し、概要欄には「採用ページは下のリンクから」と案内を書きます。くわしくは「採用・求人YouTubeのチャンネル概要欄|書く内容とテンプレート」の記事にまとめています。
コンサルティング実績・会社情報
2008年より企業のYouTube活用を支援し、中小企業100社以上の集客・採用をコンサルティング。運送業で年間20人採用、建材商社で、YouTube活用により立ち上げ期の関連部門売上が前年比40倍、宿泊施設で年間15件以上の取材など、企業の課題を動画で解決してきました。
ユーチューブビジネスサポートのコンサルティング実績
- 運送業(年間20人採用)
- 建材商社(YouTube活用で売上40倍)
- 製造業(問い合わせ月3件→20件)
- 宿泊施設(年間15件以上のマスコミ取材)
- その他の事例:成功企業事例・お客様の声
運営:ユーチューブビジネスサポート(代表 酒井大輔)
- 東京都中小企業振興公社 登録専門家:プロフィール
- 代表プロフィール:酒井大輔について
- 公式サイト:https://ytbs.jp



















